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Autodesk Flame Family 2015 Extension 3の新機能

先日Extension 2の新機能をアップしましたが、早くも Extension 3がリリースされています。この機能拡張リリースではHP Z840がサポートに追加され、SDIインタフェースとREDとARRIRAWコーデックのサポートがアップデートされます。

新しいハードウェア構成

・エクステンションではHP Z840ワークステーションがサポートされ、DKU9.5.1が必要です。
・NVIDIAのSDIドーターボードを取り除き、AJAビデオIOカードでリアルタイムデリベラブル(RTD)でのSDIプレビューが可能になります。
注:HP Z840はNVIDIAのSDIドーターボードをサポートせず、プレビューとRTDのためにAJAビデオカードを使用する必要があります。AJAとNVIDIAのSDIカードの両方を搭載したシステムではRTDとプレビューでNVIDIA SDIカードを使用することは可能です。

サポートフォーマットの更新

ARRIRAW SDKの4.6のサポート
・SUP10ファームウェアにアップデートされたALEXAで生成された素材をFlame ファミリ製品にインポートすることができます。
・ALEXAカメラによる 4×3のコンテンツををサポートします 。
・オリエンテーションメタデータのサポート:カメラの画像の向きを定義することができるようになりました。このメタデータはFlameとLustreで読み取ることができます。カメラがメタデータをセットできる場合、デフォルトは[Camera]ですが、ユーザーは[Flip]、[Flop]もしくは[Flip-Flop]に変更することができます。Lustreでは、セレクターを使用し設定をコピーすることができます。([Transcode]セクションの[Orientation])
・新しいADA-5 debayeringモード(ADA-5 SW)がサポートされ、ディベイヤリングモードのデフォルトになります。この新しいアルゴリズムでは、画質の向上や、より詳細で鮮明な画像、、赤と青のチャンネルのノイズの減少、より少ないエイリアシングが提供されます。VFX作業におけるグリーンやブルースクリーンのキーイングに特に有効です。
RED SDK5.1のサポート
・新しい Dragon Enhanced Black オプションがディベイヤリングメニューにあります。このオプションは[Full] もしくは [Half Premium]ディベイヤーモードの場合に使用でき、低照度の素材の赤のノイズを除去します。Lustreでは、セレクターを使用し設定をコピーすることができます。

Flame、Flare および Flame Assistの機能改善

プレビュー用の新しいSDIタイミング:
2K DCI (1.5G)
Single Link 2K DCI 4:2:2(1.5G)
Dual Link 2K DCI (4:4:4) (1.5G)
Dual Link 2K DCI (Stereo 3D 4:2:2)
HD (3G)
HFR (50p, 59.94p and 60P) (Single Link 4:2:2)
2K DCI (3G)
HFR (50p, 59.94p and 60P) (Single Link 4:2:2)
HFR (50p, 59.94p and 60P) (Dual Link 4:4:4)
ステレオ3Dは10-bit、フォーマットは4:2:2のみです。
(NVidia SDIのステレオ3Dアウトプットは8-bitに制限されます。)
Kona 4のHDMIアウトプットが10-bitになりました。

AJA SDIでのリアルタイムデリベラブル(RTD)

AJA Konaカードを使用し、RTD可能になりました。この構成ではSDIエンベデッドオーディオを使用することもできます。(機能制限があります。)
・RTDはHD解像度までサポートされます。
・プレビューのためにAJA Konaカードを使用する場合、DVIとSDI出力の間にわずかな遅延があります。グラフィックカードの出力をAJAカードが読み取るので、これは正常な動作です。
・ステレオ3Dシーケンスで作業する場合、プルダウン挿入を行うことはできません。

Lustreの機能改善

Lustreで使うFlameプロジェクトのプロジェクトマネジメント
Lustre 2015 Extension 3のレガシーなプロジェクトを開く際に、LustreでSDIラスタで使用するビデオデバイスを再定義する必要があります。
1. Lustre Premiumをスタート
2.プロジェクトを編集
3.エンジニアリングメニューのGFX SDIラスタの選択を解除します。
4. ビデオデバイスのラスタを決定します。
LustreとFlameの相互運用
・シーケンスグレーディングで作業する(ソース グレーディング シーケンス インポート オプションが無効になっている)場合、FlameからLustreにマットコンテナを持つシーケンスをインポートすることができ、[Comp]エフェクトが無効な場合はマットにアクセスできます。
・Lustreにシーケンスをインポートする前にタイムラインエフェクトの[Comp]が有効になっている場合は、マットコンテナは使用できません。
注:これらのセグメントは、Lustreには表示されないので、マットとしてGap FXを使用しないでください。Lustreにシーケンスをインポートする前にGap FXをコミットすることをお勧めします。

ビデオI/ Oとプレビュー

もはやNVidiaのSDIドーターボードは、SDIプレビューとリアルタイムデリベラブルで必要なくなりました。AJA Kona 3G/4カードは、すべてのSDI I/Oおよびプレビュー機能に使用することができます。
・プロジェクトマネージメント:エンジニアリングメニューから、ビデオデバイスのSDIラスタをRGB4:4:4 (Dual Link)、3G、12-bitでフィルタリングすることができます。利用可能なラスタのリストはサポートされるラスタを表示すると更新されます。
・[Editing / Capture]と[Playout]メニューが更新されました。
・エンベデッドオーディオがサポートされます。
注:ビデオデバイスSDIの設定はプロジェクト基づいています。一時的に編集メニューでこれらの設定を変更することは可能ですが、アプリケーションを再起動したときなどは、プロジェクトで定義された設定が使用されます。
プレビューにAJA Konaカードを使用する場合、DVIとSDI出力の間にわずかな遅延があります。グラフィックカードの出力をAJAカードが読み取るので、これは正常な動作です。
以下の機能が追加されました。
10ビットステレオ3Dモニタリング(NVidia SDIのステレオ3Dアウトプットは8-bitに制限)
3Gオプション(3Gオプションを無効にすると、SDI信号は1.5Gになります)
新しい1.5Gラスタ:
2K DCI (23.97p, 24p, 25p, 29.97p and 30p)
2K DCI (23.97PsF, 24PsF and 25 PsF)
新しい3Gラスタ:
2K DCI (59p, 59.94p and 60p)
12ビットデュアルリンク4:4:4(フルレンジのみ)
HD 1080 (23.97p, 24p, 25p, 29.97p and 30p)
HD 1080 (23.97PsF, 24PsF and 25 PsF)
HD 1080 (25i, 29.97i, 30i)
2K DCI (23.97p, 24p, 25p, 29.97p and 30p)
2K DCI (23.97PsF, 24PsF and 25 PsF)
10ビットHDMI(AJA Kona 4のみ)出力。コンテンツのビットデプスが8ビットに設定されていない限り、SDIは10ビットで出力されます。
注:RGB 4:4:4, 3G もしくは12-bitが選択されている場合、利用可能なラスタのリストが更新されます。これらは利用可能なラスタのフィルターとして動作します。サポートされないラスタのリストは空の場合があります。例えば、SD映像は3Gが存在しないため、表示されません。したがって、ユーザはいずれかのフィルタを有効にした後に希望するラスタを選択しなければなりません。
機能制限
・GPUモードが必要です。もしGPUが無効な場合、次の機能はSDI出力に表示されません。これは非GPUプラグインには影響しません。
Image/Reposition (画像は本来の解像度で表示されます)
Render/Resize
Dissolve
Legacy F7 mode
GPUが無効になっている場合はAJA SDIでステレオ3Dフローティングウィンドウはは使用できません。
・ステレオ3Dプレビューはデュアルリンクのみ可能です。
(Flame内にあるような単一チャネルのインターレース/サイド·バイ·サイドまたはトップ/ボトム·オプションはありません。)
・ステレオ3DはVTRにプレイアウトできません。
・4KはRTDプレイアウトできません
・リアルタイムデリベラブルでは
VTRへのRTDは1920×1080までサポートされます。
2048以上の幅のあるソースメディアもしくはレンダリングされたものは使用しないでください。

AJAラスタを使用してスクリーングラブ(CTRL-F7)を有効にする。

HD、Film(2Kおよび4K)またはUHDTVラスタが使用できます。
ステレオ3Dモードでスクリーングラブがサポートされます。ステレオ3Dのスクリーングラブでは両方のSDIから選択した片側が表示されます。
スクリーングラブが有効な場合は、エンベデッドオーディオを使用できません。ブレークアウトボックスのAESアウトプットでオーディオモニタリングしなければなりません。
スクリーングラブビューイングモードは、DVIモニターとSDI出力でコンテンツを共有します。 したがって、DVIとSDI出力に対し異なるLUTを使用する場合に、スクリーングラブを有効にすると、自動的にをDVIとSDI出力の両方にSDI LUTを適用し、色管理されたSDIで表示されます。
スクリーングラブモードを無効にすると、DVIはキャリブレーションされたLUTに戻ります。また、デュアルDVI構成ではスクリーングラブの機能は使用できません。


Autodesk Flame Family 2015 Extension 3 What’s New(PDF)
Flame Family 2015 Extension 3 Release Notes(PDF)



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