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Autodesk Smoke 2012 For Mac OS X Ex1でのProRes入出力

Smoke for Mac 2012 Subscription Advantage PackではApple ProResの出力が出来るようになりました。入力に関しては2012以前のバージョンでも対応していましたが、出力に関しては今回が初です。 今までは作業後再びFinalCutで読み込む場合等、別のファイル形式で書き出す必要がありました。(静止画連番やDVCPro HDなど)そのためオリジナルファイルと若干の色味の変化や、FCPに読み込み後再びレンダリングが必要になる等、諸々の問題が発生していました。 今回のアップデートでこれらの問題が解決しています。

書き出しでサポートするProResコーデックは

  • ProRes 4444 12bit
  • ProRes 422(HQ) 10bit
  • ProRes 422 10bit
  • ProRes 422 (LT) 10bit
  • ProRes 422 (Proxy) 10bit

になります。

Smokeの内部処理はRGBです。テープを介する場合アウトプットのボード(KONA3,3G)がYUV変換の処理を行っています。ファイルベースでのやり取りの場合、ボードを介さないためYUV変換が行われません。そのためカラースペースの変化が顕著に現れます。色味的に一番オリジナルに近いのはDVCPro HDでの書き出しでしたが、FCPのシーケンスに戻した場合レンダリングが必要になります。特に色味で問題になるのがYUV>RGB>YUV変換時のヘッドルームの問題です。

今回はProResでの書き出しで、色味の変化について検証してみます。

検証ではWink-2の小林さんに協力していただきました。

ProRes422(HQ)をインポートで持ち込み、Actionでコンポジット後再びProRes422(HQ)でエクスポートした場合の変化です。結果として色の変化は起きていないように見えます。波形を重ねた結果、多少の変化が見受けられますが見た目に解るような変化は出ていません。また、エクスポート時の設定はほとんど弄れません。
オリジナル画像
オリジナル画像


オリジナル画像の波形
オリジナル画像の波形
オリジナル画像のRGBパレード
オリジナル画像のRGBパレード
Actionモジュールでテロップを乗せた画像
Actionモジュールでテロップを乗せた画像
加工後の波形
加工後の波形
加工後のRGBパレード
加工後のRGBパレード
波形の差分
波形の差分
RGBパレードの差分
RGBパレードの差分

ProRes4444での書き出しについて

ProResの4444はY’CBCRもしくはRGBAいずれかに対応していますが、Smokeでの書き出しはRGBAのみになります。(設定で変更することはできません。)アルファチャンネルがクリップに付くかという検証を行ってみます。
FrontとMatteを同時に選択してExport Mediaへ
FrontとMatteを同時に選択してExport Mediaへ
ファイルタイプをQuickTimeにしてCodecの選択を行うと
ファイルタイプをQuickTimeにしてCodecの選択を行うと
RGBA uncompressedとProRes4444とPNGのみが選べる状態になります。
ProRes4444で書き出します
ProRes4444で書き出します
再度インポートするとアルファを認識しており、FrontとMatteで取り込めます。
再度インポートするとアルファを認識しており、FrontとMatteで取り込めます。
After Effectsでも問題無くアルファ付きムービーとして扱えてます。
After Effectsでも問題無くアルファ付きムービーとして扱えてます。

RGBのクロマクリップに関して

FCPからProRes4444で書き出し、Smokeで読み込みActionで文字を合成してExportしてみます。 ベースバンドからのキャプチャーとテープ出力は試せて無いので、ファイルベースの話になりますが、結果クロマはクロップされていません。Smokeからの書き出しはRGBAに強制的になるので、FCP7のシーケンスに適合せずレンダリングバーが緑の状態になります。
SmokeからProRes4444でExportしたものです。
上の画像はSmokeからProRes4444でExportしたものです。

結果

以前のバージョンよりもファイルベースでの親和性が格段に向上しています。さらにインポートではH264やAVCHDにも対応し.mtsや.m2tsなどのファイルもインポートできるようになっています。Smoke for Mac OS XではFCP7のXMLをSmokeのタイムラインに再現可能です。FCPXを使用する場合、DaVinci Resolve 8.1を使うことでFCPX > FCP7にラウンドトリップすることができるようになり、間接的にFCPXのXMLを再現することが可能になります。(エフェクトレベルは元々のfcpxmlが対応していないためできませんが…)これで、ポストプロダクションの最終段だけでなく中間でもSmokeが有効活用できるようになりました。

参考:
yamaqさんのDaVinci Resolve8.1とFCP XのRound-Trip(追記)
Apple ProResホワイトペーパー – 2009年7月 (英語PDF)
ポストプロダクション:Wink-2

1 Comment

  1. s5hwan

    Hello, I am Korean. I found this post from twitter by searching “smokeformac”

    As I can’t read Japanese, I used portal website to understand your post. that was very interesting. Thanks for the information.

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