AVID Media Composerのライセンスの変更について
Adobeが旧バージョンの足切りを発表しましたが、AVIDも旧アプリケーションの販売及びサポートを停止するアナウンスを既に発表しています。
2019年に実施される Media Composer ライセンスの変更について
2019年5月30日以降に新規ライセンスを購読や購入した場合、2018.9 以降のバージョンしか利用できません。
既存のサブスクリプションも同様に5月30日以降に更新を迎えた時点で2018.9 以降のバージョンに制限されます。
既に永続ライセンスを購入して継続している場合は影響なく、今使っているバージョンを引き続き利用できます。
ただし、クロスグレードなどでライセンスタイプを変更する場合はこの影響を受けます。
要するに…
今までのユーザーは今まで通り。新しいユーザーは過去のアプリではなく新しいMedia Composerを使ってくださいという事ですね。
過去のバージョンでライセンスを増やしたい場合のみ、5/30までに永久ライセンスを購入する必要があります。
ここでライセンスタイプのおさらい。
アプリケーションの違い
AVID Media Composer単品には3つのアプリケーションタイプがあります。
- Media Composer | First
- Media Composer
- Media Composer | Ultimate
現行バージョンではこれらは同一のMedia Composerアプリケーションで起動。初回のアクティベーションのライセンスにより機能が変わります。
アプリケーションの機能比較はこちら
Media Composer | Firstは無料の機能限定版。
Ultimateは基本となるMedia ComposerにオプションのPhraseFind、ScriptSync、Symphony、NewsCutterを追加したバージョンです。
Media Composer|Firstのダウンロードはこちら。
ライセンスタイプの違い
アクティベーションは「Avid Application Manager」もしくは「AVID Link」アプリケーションから行います。
基本的にFirstを除き「永続ライセンス」と「サブスクリプション」の2つのライセンスタイプがあります。
「永続ライセンス」は買切りタイプで1年間のサポートプランが付き。その間のアップデートはサポートされます。
サポートプランを継続すれば常に最新バージョンを利用できますが、サポートプランが終了した時点で最後にアクティベートしたバージョンまでしか利用できません。
「永続ライセンス」はドングルを選択する事もできますが、オンラインでは販売されておらず販売代理店経由で購入する必要があります。入出力のハードウェアオプションも同様です。
ライセンスだけであればAVID Storeから直接購入できます。
「サブスクリプション」は月額および年額支払い型のライセンスプラン。使う分だけ支払う形です。「永続ライセンス」に比べて安く利用できます。
これらのライセンスの管理はAVID マスターアカウントに登録してオンライン上で行います。最新版のアプリケーションもアカウントに関連付いたダウンロードリンクを参照できます。
個人環境で使えるMedia Composerはここまで。エンタープライズ版など企業向けのソリューションは別にありますので、詳しくは販売代理店にお尋ねください。
2019年5月22日~23日に開催されるAfterNABのAVIDのセッションで新しいバージョンの詳しい内容がわかると思います。
2019年の5月末には新しくなったAVID MediaComposerがいよいよ登場です。
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