【無料】で使える動画編集ソフト DaVinci Resolve インストール ガイド
無料の動画編集ソフトをお探しですか?
そんな時は無料のDaVinci Resolveがオススメです!
DaVinci Resolve(ダヴィンチ リゾルブ)はWindows、Mac、Linuxで使えるマルチプラットフォームのアプリケーション。プロの現場でも多く使われています。
業務用の編集ソフトにはApple Final Cut Pro X、Adobe Premiere Pro、AVID MediaComposer、Grass Valley Ediusなどがありますが、DaVinci Resolveもその一つ。
一般的に「カラーグレーディング専用ソフト」という認識があると思いますが、それはもう4-5年前のお話。
Fairlightが搭載されてオーディオが強化、Fusionが統合されてエフェクトや合成機能も充実しています。
DaVinci Resolve 16では新しい「カット」ページが追加。初心者でも素早く簡単に「編集」できる機能が付きました。
カットページの解説はこちら!
無料と言っても試用版ではなく、ウォーターマークも無く本格的な機能が使えます。
もちろん有料版と比べると機能の制限はありますが、有料版の多くの機能はプロ仕様。
無料でもUHD 60pまでの書き出しができるので、一般的な動画を編集用途に困る事はありません。
無料版で試してみて気に入ったら有料版に移行できます。有料版も買い切りなので月額費用も必要なし!
アプリケーションのダウンロード
まずはダウンロードしましょう。
DaVinci Resolve 16はまだベータ版。毎年のパターンだとアップデートが月に1〜2回程度のペースであり、夏の終わり頃に正式にリリース。
ベータ版の間にも機能がどんどん追加されるので、気がつくと別のソフトのようになっています。
ダウンロードの最新版はこちらから。
DaVinci Resolve16 からはアップデートのチェックをアプリケーションからできるようになり、Webで探す必要がなくなりました。
「Studio」が付いていない方が無料版です。
登録に必要な事項を入力してダウンロード。
動作に必要なシステム要件
OSは以下の通り。
- macOS 10.13.6 High Sierra以上
- Windows 10 Creators Update以上
- Linux CentOS 7.3以上
システムメモリ16GB以上(Fusionでは32GB以上)
macOSでは通常システムのグラフィックを使用します。NVIDIAを使う場合は特定のシステムに限定されます。
WindowsではNVIDIA/AMD/IntelのGPUが利用可能。NVIDIAではクリエイターレディドライバの適用がオススメ!
HDではビデオメモリが 最低4GB、UHDでは8GB以上のグラフィックカードの使用をオススメします。
無償版では一部のMacを除きシングルGPUの使用のみに限定。intelのCPU統合型のGPUだけでも動く点もポイントです。
無料版と有料版の違いはこちら。
DaVinci Resolveのインストール
ダウンロードしたインストーラをダブルクリックしてインストール。
インストール時にアプリケーションを選択するチェックボックスがあります。通常はそのままでOK。
「DaVinci Resolve」はアプリケーション本体で必ずインストールします。
「PostgreSQL」はインストールをオススメ。ディスクデータベースとPostgreSQLの両方を選べ、昔に比べ「PostgreSQL」の扱いも簡単になっています。。
ライセンスに同意したら、NEXTをクリック。
インストール場所もそのままでOK 。
追加のドライバがインストールされ終了です。
DaVinci Resolveの起動
インストールが完了すると、デスクトップにアイコンが作成されるので、それをダブルクリック。
最初にウェルカムスクリーンが表示されるので、右下の「日本語」を選択。
日本語環境は起動後にも変更できます。
DaVinci Resolveメニュー>Preferences(環境設定)>UserタブのUI Settings(UI設定)を選択。
Language(言語)で「日本語」を選択します。
クイックセットアップで設定
初回の起動では「クイックセットアップ」で初期状態を簡単に設定できます。
クイックチェック
「システムのクイックチェック」はアプリケーションを使用できるかどうかを簡単にチェック。
緑でなければ、OSやハードウェアをアップデートしましょう。
解像度の選択
次に解像度の選択。後から変更できるのであまり気にする必要はありません。
通常はHDでOK。タイムラインがHDの場合、4K解像度の素材は自動的にリサイズされます。
プロジェクトメディアの場所
次はプロジェクトメディアの場所です。デフォルトではユーザーフォルダの「ビデオ」に設定されています。
システムディスクが速くて容量があれば問題ありませんが、容量の大きなスピードの速いディスクに変える事をオススメします。ビデオはかなりの容量が必要なためシステムを圧迫します。
ここにはアプリケーションで生成されたメディアが保存されます。
プロジェクトマネジャー
アプリケーションを起動すると「プロジェクトマネージャー」が表示されます。
プロジェクトマネジャーはプロジェクトを管理する場所です。
プロジェクトの開始は「名称未設定プロジェクト」をダブルクリック。セーブ時に名前を付けます。
「新規プロジェクト」ボタンも同じ動作ですが、作成時に名前を付けます。
データベースの設定
初心者がデータベースについて深く理解する必要はありませんが、プロジェクトはデータベースで管理される事を覚えておいてください。
他のアプリケーションのような「プロジェクトファイル」がある訳ではありません。
プロジェクトを保存するには単体のプロジェクトを書き出して保存するか、データベースをバックアップします。
この作業はバージョンアップの際にも必要なことがあるので覚えておくと良いですよ!
データベースは2種類あり、デフォルトで使われる「ディスクデータベース」とオプションでインストールする「PostgreSQLデータベース」です。
「PostgreSQLデータベース」はローカル環境でしか使えない制限はありますが、無償版でも使うことができます。
データベースサイドバー
「プロジェクトマネジャー」の左上のアイコンをクリックすると、データベースサイドバーが開きます。
PostgreSQLをインストールしていれば「ローカルデータベース」の他に「PostgreSQLデータベース」を作成できます。
PostgreSQLデータベースの作成
PostgreSQLデータベースを作成してみましょう。
データベースサイドバーで「新規データベース」をクリック。
「作成」タブで「PostgreSQL」を選択。
「名前」にデータベース名を入力します。他のオプションを変更する必要はありません。「作成」をクリックするとデータベースが作成されます。
「ローカルデータベース」を新規作成する時は保存場所を選択する必要があります。
データベースのバックアップと復元
データベースサイドバーでバックアップと復元ができます。
データベースを選択して「バックアップ」ボタンでバックアップ(.resolve.backup)ファイルを作成します。
復元は「復元」ボタンを押してバックアップファイルを指定。
バージョンアップでアップデートが必要な時はデータベースに黄色いマークが付きます。緑色はそのまま使えるデータベースです。
アップデート前にはバックアップを作成する事をオススメします。
アップデートされたデータベースは古いアプリケーションでは開けませんが、アップデート前にバックアップしておくと元のバージョンとして復元できます。
プロジェクトの書き出し
一方、プロジェクト単体を書きだすこともできます。これは主に作業を別の場所で行うときに使います。
「プロジェクトマネジャー」のプロジェクトアイコンを右クリックして「書き出し」(.drp)を選択。
「アーカイブ」(.dra)は素材を含む完全なバックアップです。
復元は「プロジェクトマネジャー」の空き領域を右クリックして「復元」を選択します。
アプリケーションのインターフェース
プロジェクトを起動すると、一番下にタブがあります。このタブで各ページを切り替えます。
左から順に…
- メディア
- カット
- エディット
- Fusion
- カラー
- Fairlight
- デリバー
の順に並びます。
メニューの「ワークスペース」>「ページの表示」(Show Page)で「カット」以外のチェックを外すと他のページを隠すことができます。
カットページで最速編集
カットページを使うと素早く編集できます。映像編集初心者やパパッとビデオを繋ぎたい時はカットページがオススメです。
以下のページでカットページの使い方を解説しています!
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