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DaVinci Resolve 19.1.1 アップデート

DaVinci Resolve 19

2024年12月03日: DaVinci Resolve Studio 19.1.1 およびFusion Studio 19.1.1 のアップデートが提供されました。このリリースは、Blackmagicdesignのサポートウェブサイトから無償で利用できます。

新機能解説の記事はこちら

無償版の機能

無料版のインストーラーでは、DaVinci Resolve ソフトウェア本体に加え、リモート モニタリング用の追加のソフトウェアやハードウェア コントロール パネルを設定するためのユーティリティも追加できるほか、Blackmagic RAW Player と Blackmagic Proxy Generatorがインストールされます。

DaVinci Resolve 19 の無料版には、DaVinci Resolve 19 Studio と同じ高品質な処理がすべて含まれており、無制限の解像度のメディア ファイルを処理できます。ただし、プロジェクトのマスタリングと出力は Ultra HD 解像度以下に制限され、Windows と Linux では 1 つのGPU 処理 のみをサポートします。

複数の GPU のサポート、4K 出力、モーション ブラー効果、時間的および空間的なノイズ低減、複数の AI ベース ツール、HDR ツール、カメラ トラッカー、音声分離、サラウンド サウンドとイマーシブ オーディオ、複数の Resolve FX、3D 立体視ツール、リモート レンダリングなどの機能が必要な場合にはStudio 版にアップグレードする必要があります。

DaVinci Resolve19の新機能 まとめ

インストールに関する注意事項、システム要件などは、下記のDaVinci Resolve19の新機能のまとめ一覧をご覧ください。

インストール方法

MacOS に DaVinci Resolve ソフトウェアをインストールする

DaVinci Resolve インストーラー アイコンをダブルクリックし、画面の指示に従います。システムから DaVinci Resolve を削除するには、Resolve のアンインストール アイコンをダブルクリックします。

Windows に DaVinci Resolve ソフトウェアをインストールする

DaVinci Resolve インストーラー アイコンをダブルクリックし、画面の指示に従います。システムから DaVinci Resolve を削除するには、コントロール パネルの [プログラムと機能] に移動し、[DaVinci Resolve] を選択して [アンインストール] をクリックし、画面の指示に従います。

Linux システムにDaVinci Resolve ソフトウェアをインストールする

DaVinci Resolve インストーラーをダブルクリックし、画面の指示に従います。システムから DaVinci Resolve を削除するには、インストーラーを実行した後、アンインストール オプションを選択します。

DaVinci Resolve 19.1.1では、以前の18.6.6 のプロジェクト ライブラリにアクセスできますが、このバージョンで作成または開いた個々のプロジェクトは、18.6.6 ではアクセスできなくなります。プロジェクトを開く前に、プロジェクト ライブラリの完全バックアップと個々のプロジェクトのバックアップを取ることをお勧めします。

DaVinci Resolve Studio 19.1.1 の新機能

次の機能が追加または更新されました。

エディットページ

  • 編集インデックスでトラック コントロールを表示する問題を解決
  • クリップを再生ヘッドの位置やイン点、アウト点にペーストするオプション
  • 一部のクリップでトランジションのプレビュー時にクラッシュする問題を解決
  • 編集ポイントでマルチカメラのアングルが切り替わる問題を解決
  • 速度変更でマルチカメラのアングルが切り替わる問題を解決
  • 黒以外の背景で不透明度やフェードのプレビューに対応
  • Final Cut Pro v1.13 XML をインポート、エクスポートする機能
  • 複数行の字幕の改行が間違っている問題を解決

Fusion ページ

  • ソフトウェアで SphereMap をレンダリングする際の問題を修正
  • リニア B スプラインの外側のポリゴンのレンダリングに関する問題を修正
  • マクロでのディスク キャッシュからの読み込みに関する問題を修正

カラー ページ

  • 一部の空間写真のタイムラインサムネイル表示に対処
  • マジックマスクを使用したクリップの ColorSlice ハイライト プレビューに対処
  • コラボレーションでグレードがローカル バージョンにリセットされる問題に対処
  • DCTL を切り替えるときにツールチップが誤っている問題に対処
  • クリップのオーダーに新しいカラーサムネイル インデックス タグを追加

Fairlight ページ

  • 再生中にオートメーション トリムをドロップアウトする際の問題を解決
  • AAFでのフル クリップ フェードの解釈に関する問題を解決
  • Fairlight 外部オーディオ プロセスのラウンドトリップの問題を解決
  • メイン プラグイン UI でダイアログ レベラーのゲイン制御範囲に対処
  • FairlightFX リバーブ、ノイズ低減のオートメーションの問題を解決
  • オーディオ インターフェイスの同期ソースを内部に設定する際の問題を解決
  • デスクトップ ビデオ デバイスでのオーディオ アクセラレータの問題を解決

全般的な改善

  • シャッター角度メタデータをタグとして利用できます
  • メディア プールにSRTX 字幕をインポートする際の問題に対処
  • 古い NVIDIA グラフィック カードで H.265 エンコードの問題に対処
  • macOS 15.1 でH.265 マルチパス レンダリングの問題に対処
  • ファイルやディスクをターゲットとして選択するXDCAM エンコード オプション
  • MP4でWindows 10 メディア プレーヤーと互換性を保つためのレンダリング オプション。
  • マウス スクロールでOpenFX スライダーの誤った変更に対処
  • 全般的なパフォーマンスと安定性の向上

DaVinci Resolve Studioの最小システム要件

Mac OS

  • MacOS 13 Ventura 以降
  • 8 GB のシステム メモリ(Fusion を使用する場合は 16 GB)
  • モニタリングには、Blackmagic Design Desktop Video 12.9 以降が必要
  • Apple Silicon ベースのコンピューターまたは Metal をサポートする GPU

Windows

  • Windows 10 Creators Update
  • 16 GB のシステム メモリ(Fusion を使用する場合は 32 GB)
  • モニタリングには、Blackmagic Design Desktop Video 12.9 以降が必要
  • 少なくとも 4 GB の VRAM を備えた統合 GPU またはディスクリート GPU
  • OpenCL 1.2 または CUDA 12 をサポートする GPU
  • GPU メーカーの AMD/Intel 公式ドライバー
  • NVIDIA Studio ドライバー 550.58 以降

Windows for Arm

  • Windows 11 for ARM
  • Qualcomm Snapdragon X Elite シリーズ プロセッサ
  • 推奨: 16 GB のシステム メモリ(4K または Fusion を使用する場合は 32 GB)

Linux

  • Rocky Linux 8.6
  • 32 GB のシステム メモリ
  • モニタリングには、Blackmagic Design Desktop Video 12.9 以降が必要
  • 少なくとも 4 GB の VRAM を備えたディスクリート GPU
  • OpenCL 1.2 または CUDA 12 をサポートする GPU
  • GPU メーカーの AMD 公式ドライバー
  • NVIDIA Studio ドライバー 550.40.07 以降

注意点:

公式サイトのアップデートの情報に書いていない注意点です。

Mac OS ではNVIDIAグラフィックカードはサポートされません。これはAppleの仕様上の問題です。WindowsではIntelの内臓グラフィックでも動くとありますが、サポートされているのは最新のものです。OSや他のコンポーネントが動作しても、古いCPUの内臓グラフィックでは起動しない場合があります。 ARM版のWindowsでは、外部モニタリング用の機器のドライバーがまだ提供されていません。Linux版ではCentOSはもはやサポートされなくなりました。Ubuntuなど他のディストリビューションもサポート外です。安定してインストールして動作させてい場合は、Rocky Linuxをご利用ください。

Fusion Studio 19.1.1 の新機能

Fusion Studio 19.1.1では、以下の機能が追加または更新されました。

  • 一部の編集済みコントロールを含むツールの保存に関する問題を解決
  • リニア B スプラインで外側のポリゴンのレンダリングに関する問題を解決
  • マクロでのディスク キャッシュからの読み込みに関する問題を解決
  • 変換ツールでのディスク キャッシュの使用に関する問題を解決
  • エフェクト使用時のホバー プレビューに関する問題を解決
  • ディスク キャッシュ後のOpenEXR ファイルの保存に関する問題を解決
  • SphereMap のソフトウェアレンダリングに関する問題を解決
  • Hueカーブ上のポイント削減に関する問題を解決
  • 時間コントロールの計算とオフセットに関する問題を解決
  • 全般的なパフォーマンスと安定性の向上

Fusion Studioの最小システム要件

Fusion StudioはFusionの機能だけをスタンドアロンで動作させるアプリケーションです。DaVinci Resolve固有の機能にとらわれないため。最小システム要件はDaVinci Resolveよりも若干下がります。

ちなみに公式サイトでは、起動に「Fusion Studioライセンスドングルが必要」とありますが、DaVinci Resolve Studioのライセンスキー及び、ドングルには「Fusion Studioライセンスドングルの機能」が含まれており、DaVinci Resolve Studioとは別にFusion Studioを起動することができます。

  • macOS 13.0 Ventura
  • Windows 10
  • Linux CentOS 7.3
  • 16 GB のシステム メモリ(パフォーマンス向上には 32 GB 以上)
  • Metal、OpenCL 1.2、または CUDA 12 をサポートする、少なくとも 4 GB の VRAM を備えた GPU
  • GPU メーカーが推奨する最新のグラフィック ドライバー

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