セントラルインストール
セントラルインストールでは、中央のファイルシステム上にアプリケーションをインストールします。クライアントコンピュータは、ローカルにインストールされたかのようにアプリケーションを実行することができます。アップグレードの完全な移行に比べ、プロジェクトごとに行うことができることが利点です。
互換性の問題に対するリスクを最小限に抑えます。また、ユーザーが同じアプリケーションのさまざまなバージョンを切り替え、プロダクションを中断するリスクなくベータ版ソフトウェアプログラムへの参加を可能にします。
概説
ネットワーク接続されたファイルサーバーまたはデータドライブにアプリケーションをインストールします。インストールプロセスでは、サーバー上にアプリケーションファイルを書き込み、カスタムランチャーを作成します。アプリケーションを実行するクライアントマシンから、サーバー上のカスタムランチャーを実行します。
セントラルインストールされているアプリケーションを起動すると、初期セットアップの際にに若干の遅れがありますが、その後アプリケーションはローカルにインストールされたかのように振る舞います。
セントラルインストールの設定
Linuxアプリケーションをインストールする場合は、Linuxマシンを使用し、同様にOS Xアプリケーションの場合はMacを使用します。ターミナルでrootとしてセントラルインストールするアプリケーションを含むパスに移動します。セントラルインストールをホストするマシンはLinuxまたはOS Xのいずれかになります。
実行する場合、
./CENTRAL_INSTALL /<インストールファイルの場所> /<セントラルホストのパス>
ヘルプが必要な場合、
./CENTRAL_INSTALL
<インストールファイルの場所> :現在の作業ディレクトリの場合は省略することができます。アプリケーション(app)ではなくパッケージを使用してください。セントラルインストールのビルドを成功させるためには完全なパッケージを使用します。アプリケーションパッケージは 共有パッケージのコモンインストーラです。
<セントラルホストのパス>:インストール先のディレクトリです。LinuxとOS Xは同じディレクトリにインストールすることはできません。
インストールを完了し、NFSを使用して任意のワークステーションでアクセスする場合はリポジトリ上のSUID有効にしてください。
Lustre
Lustreでセントラルインストールを使用する場合、追加の設定が必要です。Lustreのプロジェクトの場所を特定し、ユーザーおよびその他に関連するフォルダ/ディレクトリなどをLustreのインストールされたディレクトリ内のinit.configを編集し定義します。
• MainProjectHome
• MainUserHome
• GlobalGradeBinHome
• PresetsHome
• TemplatesHome
完了したら、ディレクトリがLustre実行するすべてのシステムに必要なユーザ権限でアクセスしていることを確認してください。詳しくは、Flame User Guide > Flame Premium Grading – Lustre > Configuring System Settingsをご覧ください。
クライアントのシステム要件と起動
互換性のあるシステムから実行すると、関連するソースファイルをインストールする前に、スクリプトが(複数の)アプリケーションを保存しアクセスするホストの場所を指定します。プロセスを合理化するために、Autodesk キックスタートで(システムを)インストールしたほうが良いかもしれません。
LinuxおよびMacの両方で、以下が必要になります:
• Flameを実行するには、完全なターンキーシステムと最新のDKUが必要です。
• システムは以下のいずれかのOSが必要です。:
• CentOS 6.3 もしくは 6.5、 Red Hat 6.5、OSX 10.8.5、10.9.5、10.10.2. RedHat 6.2はXFSの問題のため、DKU無しではサポートされません。
• 現在サポートされているNVIDIAのドライバ。
• アプリケーション起動に有効なライセンス。
OSXベースのシステムの場合は以下のソフトウェアが必要です:
g++ コンパイラ。通常はXcodeに含まれます。
Linuxベースのシステムの場合は、 クリーンなマシン上で最小実行OS(Minimal OS)インストールした場合に加えて次のパッケージ・グループがシステムの準備のために必要です。
• Desktop, X Windows System, desktop platform. Gnome はセントラルインストールでサポートされません。 KDEのみです。
• csh
• gcc
• gcc-c++
• redhat-lsb-core
• nfs-utils
• compat-openldap
• libXp
• libXpm
• openmotif
• openssl098e
• pciutils
• numactl
• lsof
• glibc.i686
• glibc.x86_64
• libgcc.i686
• libgcc.x86_64
• libuuid.i686
• libuuid.x86_64
• libstdc++.i686
• libstdc++.x86_64
• aspell
アプリケーションの起動
ワークステーションにセントラルインストールされたアプリケーションを起動するには、起動ユーティリティを実行します。 例えば:
<インストール場所>/ FlamePremium
<インストール場所>/ LustrePremium
<インストール場所>/Flame
<インストール場所>/Lustre
<インストール場所>/ FlameAssist
<インストール場所>/Flare
複合ユーザー環境でホットキーを有効にする
通常のFlameファミリー以外のユーザーアカウントを使用する環境では、いくつかの追加のカスタマイズがアプリケーションのホットキーを正常に動作させるために必要です。これを行うには、ユーザの個人ディレクトリにアプリケーションのKDEのファイルをコピーします。
KDEファイルをコピーし、.kdeファイルをユーザーの home/.kdeディレクトリにコピーするには、例:
cp -r /centralinstall/2016/usr/discreet/flame_2016/.kde/* /userpath/username/.kde/
起動ユーティリティソースコードの抽出
起動ユーティリティをカスタマイズすることで便利になります。
ラッパーからランチャーのソースコードを抽出し、ファイルに保存するには:
1. ターミナルでアプリケーションのインストールフォルダ/ディレクトリに移動します。
2. ./CENTRAL_INSTALL -e [filename.cpp]
[filename.cpp] はアンラップされたファイルの名前です。
ソースコードは、指定されたファイルを抽出します。システム管理者は、カスタムランチャーを再コンパイルする前に、必要なコードを含めることができます。
HELP: Autodesk Flame Premium 2016 Central Install
コメント