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Autodesk Smokeのバックグラウンドプロセス

ここではSmokeのバックグラウンドプロセスがどう動作しているかを解説します。
 
Autodesk Wireとは
Autodeskアドバンスドシステムソフトウェア間で非圧縮ビデオを高速転送するためのネットワークシステムです。スタンダードなネットワークのTCP/IPもしくはInfinibandを使用し転送され、他の端末のStoneファイルシステムからクリップに直接アクセスすることが出来ます。
 
Autodesk WireTapとは
Wireはアドバンスドシステム間だけのネットワークシステムです。WireTapはMacやPCなどのネットワーク接続された端末からStoneファイルシステムへの直接アクセスが可能になるネットワークシステムです。Autodesk Developer NetworkでAPIが提供され、ADN Sparksに参加することでSparksプラグインやAPIを利用したアプリケーションの開発が可能になります。EpisodeはこのWireTapを使用しています。
 
Autodesk Developer Network
 
Autodesk WireTap Gatewayとは
Autodesk WireTap Gatewayでは逆にアドバンスドシステムソフトウェア側からローカルのスタンダードファイルシステムおびネットワーク接続されたMACやPCのファイル階層を読み込むことができます。WireTap Gatewayはクライアント側にインストールされていなければなりません。これらはサーバーとして動作しますが通常設定などはあまり気にする必要がありません。
 
Autodesk Stoneとは
アドバンスドシステムソフトウェア独自のファイル(ストレージ)システムです。以前はStoneを使用したストレージのみ使用可能でしたが、後にスタンダードファイルシステムが使用されるようになり、現在ではスタンダードファイルシステムでの運用が推奨されています。クリップは独自の形でストレージに記録され(通常1フレームずつDPXで記録され)クリップ情報はメタデータで管理されます。現在でもStone+Wireのツールを使用しコマンドでクリップのやファイルシステムの操作も可能です。
 
Autodesk Backburnerとは
AutodeskのCGソフトウェアを使用している方にはお馴染みかもしれません。書き出しをバックグラウンドで行うためのレンダージョブを管理します。Backburnerマネージャーにはhttp://localhost/backburnerでアクセスすることが出来ます。(Webサーバーが起動している必要があります。)初期のユーザーとパスワードはID: Backburner Pass: Backburnerです。
 
Autodesk Burnとは
アドバンスドシステムソフトウェア独自の分散バックグラウンドレンダリングシステムです。Backburnerだけでは複数PC(ノード)を使用したバックグラウンドレンダリングは使用できません。以前はオプションでノードの機器とセットで販売されていましたが、現在はソフトウェアライセンスのみ提供され、サブスクリプションに加入することで無制限のBurnのライセンスを入手することが出来ます。(現在Smoke2013 OSX PR1ではBurnの動作は出来ません。)Infiniband接続が推奨されていますがGbEでの接続も可能です。(無制限とありますが8ノード以上は物理的に難しいようです。)
 
これらはバックグラウンドで動作し、Smoke For Mac OSX 2013ではService Monitorで動作を確認できます。LEDが緑の場合は正常に動作していますが赤の場合は停止しています。
 
 
 
 

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