CrystalDiskMarkの使い方|SSD・HDDの速度測定方法とスコアの見方

CrystalDiskMarkとは?SSDやHDDの速度を測定できるソフト 2026

「SSDに交換したけれど本当に速くなったか確認したい」「外付けHDDのデータ転送が遅いが規格通りの速度が出ているか確かめたい」「DaVinci Resolveのキャッシュドライブとして使っているSSDの速度が十分か把握したい」——ストレージの実際の速度を数値で確認したい場面は多くあります。

CrystalDiskMarkは、SSD・HDD・USBメモリ・SDカードなどの読み書き速度を簡単に測定できる無料ソフトです。スコアの見方を理解することで、ストレージが十分な性能を発揮しているかを確認できます。

この記事では、CrystalDiskMarkの基本的な使い方から、各測定項目の意味、スコアの目安、低い時の原因まで実務的な観点で解説します。

  1. CrystalDiskMarkとは?SSDやHDDの速度を測定できるソフト
    1. ストレージの読み込み速度・書き込み速度を測定できる
    2. SSD・HDD・USBメモリ・SDカードなどに対応する
    3. OS起動やファイルコピーの快適さを確認する目安になる
    4. ストレージ交換前後の性能比較にも役立つ
  2. CrystalDiskMarkで測定できること
    1. 読み込み速度を測定する
    2. 書き込み速度を測定する
    3. シーケンシャルアクセスの速度を確認する
    4. ランダムアクセスの速度を確認する
    5. 内蔵ストレージと外付けストレージの性能差を比較する
  3. CrystalDiskMarkのダウンロードと準備
    1. 公式サイトからCrystalDiskMarkをダウンロードする
    2. インストーラー版またはZIP版を選ぶ
    3. インストールして起動する
    4. 測定前に不要なアプリを閉じる
    5. ノートPCでは電源に接続して測定する
  4. CrystalDiskMarkの基本的な使い方
    1. 測定したいドライブを選択する
    2. 測定回数を確認する
    3. 測定データサイズを確認する
    4. 表示単位がMB/sになっているか確認する
    5. 「All」ボタンをクリックして測定を開始する
    6. 測定が完了するまで他の作業を控える
  5. CrystalDiskMarkの画面項目の見方
    1. 「Read」は読み込み速度を表す
    2. 「Write」は書き込み速度を表す
    3. 「5」は測定回数を表す
    4. 「1GiB」は測定データサイズを表す
    5. 「XX%」はドライブの使用率を表す
    6. 「MB/s」は1秒あたりの転送速度を表す
  6. CrystalDiskMarkのスコアの見方
    1. 数値が大きいほど転送速度が速い
    2. Readが高いほど読み込みが速い
    3. Writeが高いほど書き込みが速い
    4. ファイルコピーではシーケンシャル速度が目安になる
    5. OSやアプリの起動ではランダム速度も重要になる
  7. シーケンシャルとランダムの違い
    1. シーケンシャルは連続した大きなデータの読み書き
      1. 大容量ファイルのコピーや動画データの移動に関係する
    2. ランダムは不規則に配置された小さなデータの読み書き
      1. OS起動・アプリ起動・日常操作の快適さに関係する
    3. どちらか一方だけでストレージ性能を判断しない
  8. CrystalDiskMarkの計測項目の意味
    1. SEQはシーケンシャルアクセスを表す
    2. RNDはランダムアクセスを表す
    3. 1Mや4Kはブロックサイズを表す
    4. Qはキューの数を表す
    5. Tはスレッド数を表す
    6. 「RND4K Q32T16」の読み方を理解する
  9. CrystalDiskMarkのスコア目安
    1. HDDはSSDより低速になりやすい
    2. SATA SSDはシーケンシャル約500MB/s前後が目安
    3. NVMe SSDはSATA SSDより高速なモデルが多い
    4. USBメモリやSDカードは製品差が大きい
    5. 公称値と実測値には差が出る場合がある
  10. M.2 NVMe SSDを測定する方法
    1. 測定対象のNVMe SSDを選択する
    2. 設定メニューからNVMe SSD向けの設定を確認する
    3. 発熱による速度低下に注意する
    4. 測定中は高負荷作業を避ける
    5. 複数回測定して平均的な速度を見る
  11. 外付けHDD・USBメモリ・SDカードを測定する方法
    1. 測定したい外部ストレージを接続する
    2. CrystalDiskMarkで対象ドライブを選択する
    3. USBポートやカードリーダーの規格を確認する
    4. 外付けケースやケーブルによる速度低下に注意する
    5. 測定後は安全な取り外しを行う
  12. CrystalDiskMarkのスコアが低い時の原因
    1. 測定対象ドライブを間違えている
    2. ストレージの空き容量が少ない
    3. バックグラウンドで更新やコピーが動いている
    4. USBポートやケーブルの規格が低い
    5. SSDの温度上昇で速度が低下している
    6. ドライバーやファームウェアが古い
  13. CrystalDiskMarkを使う時の注意点
    1. 測定中はストレージに負荷がかかる
    2. 頻繁に大容量テストを繰り返さない
    3. 重要な作業中やコピー中に測定しない
    4. 測定結果は環境によって変動する
    5. 1回の結果だけで判断せず複数回確認する
  14. CrystalDiskMarkとCrystalDiskInfoの違い
    1. CrystalDiskMarkはストレージ速度を測るソフト
    2. CrystalDiskInfoは健康状態やS.M.A.R.T.情報を見るソフト
    3. 速度確認にはCrystalDiskMarkを使う
    4. 故障予兆や残り寿命確認にはCrystalDiskInfoを使う
    5. 両方を使うと性能と状態を確認しやすい
  15. CrystalDiskMarkに関するよくある質問
    1. CrystalDiskMarkは無料で使える?
    2. Allボタンを押すだけで測定できる?
    3. ReadとWriteはどちらを重視すべき?
    4. SSDのスコアが公称値より低いのはなぜ?
    5. 測定回数やデータサイズは変更したほうがよい?
    6. CrystalDiskMarkでSSDの寿命はわかる?
  16. CrystalDiskMarkはストレージ速度を手軽に確認できる便利な測定ツール
    1. SSDやHDDの読み書き速度を数値で確認できる
    2. Read・Write、SEQ・RNDの意味を理解して見ることが大切
    3. スコアはストレージ規格や接続環境によって変わる
    4. 速度測定はCrystalDiskMark、健康状態確認はCrystalDiskInfoを使い分ける

CrystalDiskMarkとは?SSDやHDDの速度を測定できるソフト

CrystalDiskMarkとは?SSDやHDDの速度を測定できるソフト

ストレージの読み込み速度・書き込み速度を測定できる

CrystalDiskMark(クリスタルディスクマーク)は、PCに接続されたストレージデバイスの読み込み速度(Read)と書き込み速度(Write)を測定できる無料のベンチマークソフトです。日本人開発者が作成した国産ソフトウェアで、日本語に対応しています。

SSD・HDD・USBメモリ・SDカードなどに対応する

内蔵のSSD・HDD・M.2 NVMe SSD・SATA SSDはもちろん、外付けHDD・SSD・USBメモリ・SDカードなど、Windowsがドライブとして認識するストレージデバイスであれば測定できます。

OS起動やファイルコピーの快適さを確認する目安になる

CrystalDiskMarkのスコアはWindowsの起動速度・アプリの読み込み速度・ファイルのコピー時間の目安になります。DaVinci Resolveのプロジェクト読み込み速度や、大容量映像素材の転送時間の予測にも活用できます。

ストレージ交換前後の性能比較にも役立つ

HDDからSSDへの換装・SATA SSDからNVMe SSDへのアップグレード前後にCrystalDiskMarkを実行することで、性能向上を数値で確認できます。投資の効果を客観的に把握できる点が実用的です。

CrystalDiskMarkで測定できること

CrystalDiskMarkで測定できること

読み込み速度を測定する

ストレージからデータをPCのメモリに読み込む速度(Read)を測定します。高いほどファイルの読み込み・OS起動・アプリの立ち上げが速くなります。

書き込み速度を測定する

PCのメモリからストレージにデータを書き込む速度(Write)を測定します。高いほどファイルの保存・DaVinci Resolveのキャッシュ生成・レンダリング出力が速くなります。

シーケンシャルアクセスの速度を確認する

連続したデータ領域に対して順番に読み書きする速度です。大容量ファイルのコピーや動画ファイルの転送速度の目安になります。

ランダムアクセスの速度を確認する

ストレージ上の不規則な場所に分散したデータの読み書き速度です。OSの起動・アプリの起動・日常的なファイル操作の快適さに直結します。

内蔵ストレージと外付けストレージの性能差を比較する

内蔵NVMe SSDと外付けSSDのどちらをDaVinci Resolveのキャッシュ先にすべきかを数値で比較できます。接続規格(USB 3.2・Thunderbolt・SATA)による実際の速度差も確認できます。

CrystalDiskMarkのダウンロードと準備

CrystalDiskMarkのダウンロードと準備

CrystalDiskMarkのダウンロード方法と測定前の準備として、以下の手順で進めてください。

公式サイトからCrystalDiskMarkをダウンロードする

検索エンジンで「CrystalDiskMark 公式」を検索し、Crystal Dew World(crystalmark.info)の公式ページからダウンロードします。公式サイト以外からのダウンロードは不審なソフトウェアが同梱されているリスクがあります。必ず公式サイトから入手してください。

インストーラー版またはZIP版を選ぶ

CrystalDiskMarkにはインストーラー版(Installer)とポータブル版(ZIP)の2種類があります。インストーラー版はWindowsの通常のソフトとしてインストールする形式、ZIP版は解凍して実行するだけで使用できる形式です。どちらを選んでも機能に差はありません。

インストールして起動する

インストーラー版の場合はダウンロードしたファイルを実行してインストールします。ZIP版の場合は解凍したフォルダー内の実行ファイル(CrystalDiskMark〇〇.exe)をダブルクリックして起動します。

測定前に不要なアプリを閉じる

バックグラウンドで動作しているアプリがストレージにアクセスしていると、正確な測定結果が得られません。ブラウザ・クラウド同期ソフト・ウイルススキャンなどを一時停止してから測定してください。

ノートPCでは電源に接続して測定する

バッテリー駆動中のノートPCは省電力モードが適用され、SSDの性能が制限されることがあります。正確な測定のために電源アダプタを接続した状態で実行してください。

CrystalDiskMarkの基本的な使い方

CrystalDiskMarkの基本的な使い方

測定したいドライブを選択する

CrystalDiskMark起動後、画面上部の右側にあるドライブ選択のドロップダウンメニューから測定したいドライブを選択します。複数のドライブが接続されている場合は、ドライブ名とドライブレター(C:・D:など)で区別します。

測定回数を確認する

ドライブ選択の左側にある数字(デフォルトは「5」)が測定回数です。同じテストを指定した回数繰り返して平均値を算出します。5回が標準的な設定です。

測定データサイズを確認する

測定回数の左側にある数値(デフォルトは「1GiB」)が測定に使用するデータサイズです。大きいサイズほど実態に近い結果が得られますが、測定時間が長くなります。通常は1GiB(約1.07GB)で問題ありません。

表示単位がMB/sになっているか確認する

画面右側の単位表示が「MB/s」になっているか確認します。「GiB/s」や「GB/s」など他の単位になっている場合はドロップダウンから「MB/s」に変更することで一般的な表示形式になります。

「All」ボタンをクリックして測定を開始する

画面左側の「All」ボタン(または「すべてのテスト」)をクリックします。すべての測定項目が順番に実行されます。測定開始後は自動的に進行します。

測定が完了するまで他の作業を控える

測定中はストレージへのアクセスが集中しています。測定完了まで他のアプリの操作やファイルコピーは控えてください。測定時間は設定とストレージの性能によって数分かかることがあります。

CrystalDiskMarkの画面項目の見方

CrystalDiskMarkの画面の見方と各項目の意味を理解することで、測定結果を正確に解読できます。

「Read」は読み込み速度を表す

各測定行の左側の数値がRead(読み込み速度)です。MB/s単位で表示され、数値が高いほど読み込みが速いことを示します。

「Write」は書き込み速度を表す

各測定行の右側の数値がWrite(書き込み速度)です。読み込み速度と同様にMB/s単位で表示されます。一般的に書き込み速度は読み込み速度より低くなる傾向があります。

「5」は測定回数を表す

画面上部に表示される数字が測定回数の設定値です。デフォルトの5は同じテストを5回繰り返して平均値を算出していることを意味します。

「1GiB」は測定データサイズを表す

測定に使用するデータの容量を示します。GiBはギビバイト(1GiB≒1.07GB)の単位です。より大きいサイズで測定すると、キャッシュの影響を受けにくい実態に近い速度が測定できます。

「XX%」はドライブの使用率を表す

測定時のドライブの使用領域割合が表示されます。空き容量が少ないと本来の速度が出ないことがあります。

「MB/s」は1秒あたりの転送速度を表す

MB/s(メガバイト毎秒)は1秒間に転送できるデータ量を表す単位です。数値が大きいほど転送速度が速いことを示します。

CrystalDiskMarkのスコアの見方

数値が大きいほど転送速度が速い

CrystalDiskMarkの各項目のスコアは、数値が大きいほど速度が速いことを直接示しています。100MB/sより1,000MB/sのほうが10倍速いという単純な比較ができます。

Readが高いほど読み込みが速い

Readスコアが高いほどファイルの読み込み・OS起動・アプリの立ち上げが速くなります。映像制作では大容量の素材ファイルの読み込みやプロジェクトの展開速度に影響します。

Writeが高いほど書き込みが速い

Writeスコアが高いほどファイル保存・レンダリング出力・キャッシュ生成が速くなります。DaVinci Resolveのキャッシュドライブにする場合はWriteスコアが特に重要な指標になります。

ファイルコピーではシーケンシャル速度が目安になる

大容量ファイルのコピー・映像素材の移動・バックアップ処理の速度はシーケンシャルReadとWriteのスコアが直接参考になります。

OSやアプリの起動ではランダム速度も重要になる

OSの起動・アプリケーションの立ち上げ・日常的なファイル操作の速さにはランダムアクセス(RND4K)のスコアが大きく影響します。SSDがHDDより体感で速く感じられる主な理由はランダムアクセス性能の差によるものです。

シーケンシャルとランダムの違い

シーケンシャルは連続した大きなデータの読み書き

大容量ファイルのコピーや動画データの移動に関係する

シーケンシャルアクセスはストレージ上の連続した領域にまとまったデータを順番に読み書きする処理です。4K映像ファイルのコピー・RAW素材の転送・バックアップデータの書き込みなど、大きなファイルを一度に扱う操作の速度に直結します。

ランダムは不規則に配置された小さなデータの読み書き

OS起動・アプリ起動・日常操作の快適さに関係する

ランダムアクセスはストレージ上の不規則な場所に分散した小さなデータを読み書きする処理です。WindowsのOS起動・DaVinci Resolveの起動・プロジェクトファイルの読み込みなど、多数の小さなファイルを扱う日常操作の快適さに関わります。HDDはSSDよりランダムアクセス性能が大幅に低いため、起動や操作のもっさり感として体感されます。

どちらか一方だけでストレージ性能を判断しない

シーケンシャルスコアだけ高くてもランダムスコアが低ければ日常操作は快適にならない場合があります。また逆にランダムスコアが高くても大容量ファイルの転送には時間がかかることがあります。用途に応じて両方のスコアを確認することが重要です。

CrystalDiskMarkの計測項目の意味

SEQはシーケンシャルアクセスを表す

「SEQ」と表示される項目はシーケンシャルアクセス(連続した大きなデータの読み書き)の測定結果です。大容量ファイルの転送速度の目安になります。

RNDはランダムアクセスを表す

「RND」と表示される項目はランダムアクセス(不規則な小さなデータの読み書き)の測定結果です。OS・アプリの起動速度に関わる指標です。

1Mや4Kはブロックサイズを表す

「1M」は1回の読み書き単位が1MB(1メガバイト)、「4K」は4KB(4キロバイト)を意味します。1Mは大きなファイルの転送に近い条件、4Kは小さなファイルが多数存在する条件を模擬しています。

Qはキューの数を表す

「Q」はコマンドキュー(処理の待ち行列)の数を示します。Q32はストレージに対して同時に32個の読み書き命令を送る設定です。数が多いほどSSDの並列処理能力を活かした速度が測定できます。

Tはスレッド数を表す

「T」は並行して処理するスレッドの数を示します。T16は16スレッドを同時に使う設定で、マルチコアCPUの環境での最大性能に近い条件を模擬しています。

「RND4K Q32T16」の読み方を理解する

「RND4K Q32T16」は「4KBブロックサイズ・32キュー・16スレッドでのランダムアクセス測定」を意味します。実際のOSやアプリの動作に近い条件でのランダムアクセス性能を示す重要な指標です。

表示 意味 関連する用途
SEQ1M Q8T1 1MBブロック・8キュー・1スレッドのシーケンシャル 大容量ファイルの転送
SEQ128K Q32T1 128KBブロック・32キュー・1スレッドのシーケンシャル 中程度のファイル転送
RND4K Q32T16 4KBブロック・32キュー・16スレッドのランダム OS・アプリの起動・日常操作
RND4K Q1T1 4KBブロック・1キュー・1スレッドのランダム 単純な小ファイルアクセス

CrystalDiskMarkのスコア目安

CrystalDiskMarkのスコア目安とストレージ規格別の参考値を把握しておくことで、測定結果を適切に評価できます。

HDDはSSDより低速になりやすい

HDDは磁気ディスクが物理的に回転してヘッドが読み書きする仕組みのため、シーケンシャル速度で100〜200MB/s程度、ランダムアクセス(RND4K)では1MB/s未満になることが多くあります。SSDとの速度差はランダムアクセスで特に顕著に現れます。

SATA SSDはシーケンシャル約500MB/s前後が目安

SATA接続のSSDはインターフェースの上限により、シーケンシャルReadが500〜560MB/s前後になることが多くあります。この上限はSATA規格の帯域幅(約600MB/s)によるものです。ランダムアクセスはHDDを大幅に上回る性能を発揮します。

読む  CrystalDiskInfoの残り寿命とは?健康状態とSMART情報の見方を解説

NVMe SSDはSATA SSDより高速なモデルが多い

M.2スロットに装着するNVMe(PCIe接続)SSDはSATA SSDの帯域幅制限を受けず、シーケンシャルReadで3,000〜7,000MB/s以上のモデルが存在します。ただしモデルによって性能差が大きく、エントリーNVMeとハイエンドNVMeでは大きな差があります。

ストレージ種別 SEQ1M Read目安 RND4K Read目安
HDD 100〜200 MB/s 0.5〜1 MB/s
SATA SSD 500〜560 MB/s 30〜60 MB/s
NVMe SSD(エントリー) 1,500〜3,500 MB/s 40〜100 MB/s
NVMe SSD(ハイエンド) 5,000〜7,000+ MB/s 80〜200+ MB/s
※上記はあくまで参考値です。実際のスコアは製品・環境によって大きく異なります。

USBメモリやSDカードは製品差が大きい

USBメモリとSDカードは同じ規格でも製品によって速度差が非常に大きくなります。安価な製品はランダムアクセス速度が特に低い傾向があり、DaVinci Resolveのキャッシュ先として使用するには速度不足になることがほとんどです。

公称値と実測値には差が出る場合がある

メーカーが公表する速度(公称値)はシーケンシャル速度の最大値を示すことが多く、実際の使用条件や測定環境によって異なります。CrystalDiskMarkの実測値が公称値を下回ることは一般的です。

M.2 NVMe SSDを測定する方法

測定対象のNVMe SSDを選択する

CrystalDiskMarkのドライブ選択でNVMe SSDが割り当てられているドライブレターを選択します。Cドライブに割り当てられている場合が多いですが、用途別に複数のNVMe SSDを搭載している場合は対象のドライブを正確に選択してください。

設定メニューからNVMe SSD向けの設定を確認する

CrystalDiskMarkのデフォルト設定(1GiB・5回測定)でNVMe SSDの基本性能を測定できます。より実態に近い測定をしたい場合は測定サイズを2GiBや4GiBに増やすことも検討できますが、測定時間が長くなります。

発熱による速度低下に注意する

NVMe SSDは高速動作中に発熱し、温度が一定以上になると速度を自動的に下げるサーマルスロットリングが発生することがあります。注意: 長時間の高負荷作業直後にCrystalDiskMarkを実行するとSSDが高温状態のため、実力より低いスコアが出ることがあります。適度に冷却してから測定することを推奨します。

測定中は高負荷作業を避ける

測定中にDaVinci Resolveのレンダリングやファイルコピーが動いているとスコアが低くなります。測定前に高負荷な作業を終了してから実施してください。

複数回測定して平均的な速度を見る

1回の測定結果だけでなく、条件を変えずに数回測定して結果が安定しているかを確認することで、より信頼性の高いスコアを把握できます。

外付けHDD・USBメモリ・SDカードを測定する方法

測定したい外部ストレージを接続する

外付けHDD・SSD・USBメモリ・SDカードをPCに接続し、エクスプローラーでドライブとして認識されていることを確認してから測定を開始します。

CrystalDiskMarkで対象ドライブを選択する

ドライブ選択のドロップダウンから、接続した外部ストレージに割り当てられたドライブレターを選択します。誤って内蔵ドライブを選択しないよう注意してください。

USBポートやカードリーダーの規格を確認する

外部ストレージの速度はデバイス自体の性能だけでなく、接続するUSBポートの規格に制限されます。USB 3.2 Gen 2(10Gbps)対応の外付けSSDをUSB 2.0ポートに接続すると、ポート側の上限速度(60MB/s程度)がボトルネックになります。

外付けケースやケーブルによる速度低下に注意する

SSDを外付けケースに入れて使用している場合、ケース内部のブリッジチップの品質やケーブルの品質が速度に影響します。公称値より大幅に低いスコアが出る場合はケースやケーブルの交換も検討してください。

測定後は安全な取り外しを行う

測定完了後は必ずWindowsの「安全な取り外し」を実行してから外付けストレージを取り外してください。測定直後に強制取り外しをするとデータが破損するリスクがあります。

CrystalDiskMarkのスコアが低い時の原因

CrystalDiskMarkのスコアが低い原因と対処方法として、以下の項目を順番に確認してください。

測定対象ドライブを間違えている

意図したドライブと異なるドライブを測定していると、当然スコアが異なります。ドライブ選択が正しいかを確認してください。

ストレージの空き容量が少ない

SSDは空き容量が少ない状態では書き込み効率が低下し、スコアが下がることがあります。Cドライブの空き容量が10%を下回っている場合は不要なファイルを整理してから再測定することを推奨します。

バックグラウンドで更新やコピーが動いている

Windows Update・クラウド同期・ウイルススキャン・ファイルコピーがバックグラウンドで動作していると、ストレージへのアクセスが競合して正確なスコアが測定できません。

USBポートやケーブルの規格が低い

外付けストレージでスコアが低い場合は、USBポートの規格(USB 2.0・3.0・3.2・Thunderbolt)とケーブルの品質を確認してください。ポート規格がボトルネックになっているケースが多くあります。

SSDの温度上昇で速度が低下している

長時間の高負荷作業後にSSDが高温になると、サーマルスロットリングで速度が自動的に低下します。SSDを冷却してから測定し直してみてください。

ドライバーやファームウェアが古い

NVMeドライバー・チップセットドライバー・SSDのファームウェアが古い状態だと、最大性能が発揮されないことがあります。メーカー公式サイトで最新バージョンを確認してください。

CrystalDiskMarkを使う時の注意点

測定中はストレージに負荷がかかる

CrystalDiskMarkは実際に大量のデータを読み書きしてストレージの速度を測定します。測定中はストレージに対して高い負荷がかかるため、重要な作業と並行して実行することは避けてください。

頻繁に大容量テストを繰り返さない

SSDは書き込み回数に上限があります。日常的に大容量の測定(4GiB・32GiB設定)を繰り返すことはSSDの寿命を消耗させるため推奨しません。通常は月に数回・必要な時のみ測定することを推奨します。

重要な作業中やコピー中に測定しない

DaVinci Resolveのレンダリング中・重要なファイルのコピー中・Windowsのアップデート適用中は測定を行わないでください。ストレージへのアクセスが競合してスコアが不正確になるだけでなく、コピーや処理が遅くなる原因にもなります。

測定結果は環境によって変動する

同じPCで同じSSDを測定しても、測定時の温度・他のアプリの状態・電源設定によってスコアが変動することがあります。測定結果はあくまで参考値として捉えることが重要です。

1回の結果だけで判断せず複数回確認する

1回の測定で偶発的に低い結果が出ることがあります。同じ条件で2〜3回測定して結果が安定していることを確認することで、信頼性の高いスコアを把握できます。

CrystalDiskMarkとCrystalDiskInfoの違い

CrystalDiskMarkはストレージ速度を測るソフト

CrystalDiskMarkはストレージの読み書き速度(パフォーマンス)を測定するベンチマークソフトです。数値が高いほど速いというシンプルな結果を提供します。

CrystalDiskInfoは健康状態やS.M.A.R.T.情報を見るソフト

CrystalDiskInfoは同じ開発者による別ソフトで、ストレージの健康状態(正常・注意・異常)・S.M.A.R.T.情報・残り寿命・温度・電源投入回数などを確認するツールです。速度は測定できません。

速度確認にはCrystalDiskMarkを使う

「SSDが本来の速度で動作しているか」「外付けHDDの転送速度はどのくらいか」という確認にはCrystalDiskMarkを使用します。

故障予兆や残り寿命確認にはCrystalDiskInfoを使う

「SSDの健康状態が気になる」「不良セクタが増えていないか確認したい」という場合はCrystalDiskInfoを使用します。

両方を使うと性能と状態を確認しやすい

CrystalDiskMarkで速度を・CrystalDiskInfoで健康状態を確認することで、ストレージの状態を総合的に把握できます。映像制作環境では定期的に両方を確認する習慣を持つことで、突然のストレージ故障によるデータ消失リスクを下げられます。また、MotionWorks.JPでは映像制作環境のストレージ管理と最適化に関する実務的な情報も発信しています。

CrystalDiskMarkに関するよくある質問

CrystalDiskMarkは無料で使える?

はい、完全に無料で使用できます。Crystal Dew Worldの公式サイトから無料でダウンロードできます。個人利用・業務利用を問わず無料です。

Allボタンを押すだけで測定できる?

はい、基本的にはドライブを選択して「All」ボタンを押すだけで全測定項目が自動的に実行されます。測定回数・データサイズはデフォルト設定のまま使用しても標準的な測定が行えます。

ReadとWriteはどちらを重視すべき?

用途によって異なります。映像素材の読み込みやOS起動速度を重視するならRead・DaVinci Resolveのキャッシュ書き出しやレンダリング出力速度を重視するならWriteが重要な指標になります。一般的にはReadスコアがより日常的な使用感に影響します。

SSDのスコアが公称値より低いのはなぜ?

メーカーの公称値は最適な条件での最大速度を示すことが多く、CrystalDiskMarkの測定はより実際の使用条件に近い設定で行われます。また温度・空き容量・電源設定なども影響します。公称値の80〜90%程度の実測値は一般的な範囲内です。大幅に低い場合は空き容量・ドライバー・発熱の確認を推奨します。

測定回数やデータサイズは変更したほうがよい?

通常の確認目的であればデフォルト設定(5回・1GiB)で十分です。より実態に近い測定をしたい場合はデータサイズを2GiBや4GiBに増やすことで、SSDのキャッシュ効果による高速化が反映されにくくなり実力に近いスコアが得られます。ただし測定時間が長くなり書き込み量も増えます。

CrystalDiskMarkでSSDの寿命はわかる?

わかりません。CrystalDiskMarkは速度測定専用のツールです。SSDの寿命(残り寿命)・健康状態・S.M.A.R.T.情報を確認したい場合は、同じ開発者が提供するCrystalDiskInfoを使用してください。

CrystalDiskMarkはストレージ速度を手軽に確認できる便利な測定ツール

SSDやHDDの読み書き速度を数値で確認できる

CrystalDiskMarkはドライブを選択して「All」ボタンを押すだけで、読み込み・書き込みの速度を数値として確認できます。ストレージが本来の性能を発揮しているかを誰でも簡単に確認できる実用的なツールです。

Read・Write、SEQ・RNDの意味を理解して見ることが大切

スコアの数値を正確に読み取るためには、ReadとWrite・シーケンシャルとランダムの違いを理解することが重要です。用途に合った指標(大容量転送にはSEQ・日常操作にはRND4K)を確認することで実用的な判断ができます。

スコアはストレージ規格や接続環境によって変わる

同じSSDでもUSBポートの規格・ドライバーの状態・温度・空き容量によってスコアが変わります。測定結果は絶対的な値ではなく、同じ環境での比較や目安として活用することが適切です。

速度測定はCrystalDiskMark、健康状態確認はCrystalDiskInfoを使い分ける

CrystalDiskMarkでストレージの速度を・CrystalDiskInfoで健康状態を定期的に確認する習慣を持つことで、映像制作環境のストレージ管理が総合的に行えます。SSDの交換前後・新しいストレージの購入後・パフォーマンスの変化を感じた時の確認ツールとして継続的に活用してください。

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