「エッジって何?Chromeと何が違うの?」「Windowsに最初から入っているブラウザの使い方を知りたい」「コレクションや垂直タブって何が便利なの?」――こうした疑問を持つ方は多いです。
Microsoft Edge(マイクロソフト エッジ)はWindowsに標準搭載されているWebブラウザで、Google ChromeのベースになっているChromiumを採用しています。Chromeと似た操作感を持ちながら、コレクション・垂直タブ・Microsoftサービスとの連携など独自の便利機能が充実しています。
この記事では、Edgeの基本情報・便利機能の使い方・設定変更・Chromeとの違い・トラブル対処法まで、初心者でも迷わず使えるよう解説します。
※本記事はWindows 10/11環境のMicrosoft Edge(Chromiumベース)を基準に解説しています。バージョンアップにより画面表示が変わる場合があります。
エッジとは

Microsoftが提供するWebブラウザ
Microsoft Edge(マイクロソフト エッジ)は、Microsoftが開発・提供するWebブラウザです。Webページの閲覧・検索・ブックマーク管理・ファイルのダウンロードなど、インターネット利用に必要な機能を備えています。Windows 10以降のパソコンに標準搭載されています。
WindowsだけでなくmacOSやiOS、Androidでも利用可能
Edgeはマルチプラットフォーム対応です。Windows・macOS・Linux・iOS(iPhone・iPad)・Androidにインストールして使えます。複数のデバイスで同じブラウザ環境を利用できます。
ChromiumベースでGoogle Chromeに似た操作感を持つ
2020年以降のEdgeはGoogleが開発するオープンソースのブラウザエンジン「Chromium(クロミウム)」をベースに作られています。Google Chromeと同じエンジンを使っているため、操作感・画面構成・拡張機能の互換性など多くの点でChromeに近い使用感があります。
Microsoftアカウントでお気に入りや設定を同期可能
Microsoftアカウントにサインインすることで、お気に入り(ブックマーク)・パスワード・閲覧履歴・拡張機能・設定などを複数デバイス間で自動的に同期できます。
Microsoft Edgeの基本情報

Web閲覧や検索に使うソフト
EdgeはWebページの閲覧・インターネット検索・動画視聴・オンラインショッピングなど、日常的なインターネット利用のすべてに対応するブラウザソフトです。
ブックマークや履歴の管理ができる
よく訪れるサイトをお気に入り(ブックマーク)として保存・整理できます。過去に訪問したページの閲覧履歴も管理・検索できます。
デフォルトの検索エンジンはBingだが変更可能
Edgeのアドレスバーで検索する際、デフォルトではMicrosoftのBing(ビング)が使われます。設定からGoogleやYahoo! JAPANなど他の検索エンジンに変更することも可能です。
複数端末でブラウザ設定を共有できる
Microsoftアカウントにサインインした状態で使うと、別のパソコン・スマートフォン・タブレットでも同じお気に入り・パスワード・設定が使えます。
Microsoft Edgeを最新版に更新・ダウンロードする方法

公式サイトからOSに合うバージョンをダウンロード
Edgeを新規インストールまたは最新版に更新したい場合は、Microsoftの公式サイト(microsoft.com/ja-jp/edge)にアクセスして、使用しているOS(Windows・macOS・Linux・iOS・Android)に対応したバージョンをダウンロードしてください。
「MicrosoftEdgeSetup.exe」を実行してインストール
Windowsの場合、ダウンロードした「MicrosoftEdgeSetup.exe」をダブルクリックして実行します。インストールは数分で自動的に完了します。
初回起動時にアカウント同期や設定を確認
インストール後の初回起動時に、Microsoftアカウントへのサインインと同期設定を確認する画面が表示されます。同期を有効にすると複数デバイスでお気に入りや設定を共有できます。スキップして後から設定することも可能です。
既にEdgeがインストールされている場合のバージョン更新は、Edgeのアドレスバーに edge://settings/help と入力して「Microsoft Edge について」を開くと、自動的に最新バージョンのチェックと更新が行われます。
便利機能の紹介
コレクション機能
Webページをまとめて管理
コレクションはWebページ・画像・テキストをテーマ別に整理・保存できる機能です。通常のブックマークより視覚的で整理しやすく、「旅行計画」「買い物リスト」「仕事の参考資料」など目的別にまとめられます。画面右上の「コレクション」アイコン(または Ctrl + Shift + Y)でパネルを開きます。
サムネイル・コメント追加・ピン留めが可能
保存したページにはサムネイル(ページのプレビュー画像)が表示され、メモ・コメントを追加することもできます。よく使うコレクションはピン留めして素早くアクセスできます。Microsoftのコレクション機能の公式解説でも詳しい使い方が説明されています。
垂直タブバー
タブを縦表示し、複数タブ管理を効率化
通常はブラウザの上部に横並びで表示されるタブを、画面左側に縦並びで表示できる機能です。タブが多くなっても各ページのタイトルが読みやすく、どのタブを開いているか一目で確認できます。画面左上の「タブを縦に表示」アイコンをクリックするか、「設定」→「外観」→「タブバーを表示」から有効にできます。
タブのピン留め
よく使うページを固定表示可能
頻繁に使うWebページのタブを右クリックして「タブをピン留めする」を選ぶと、タブが小さくなってタブバーの左端に固定表示されます。ブラウザを再起動してもピン留めしたタブは消えません。メールやカレンダーなど毎日使うページの固定に便利です。
ホームページ設定
起動時に表示するページを設定
Edgeを起動したときや新しいタブを開いたときに表示するページを設定できます。「設定」→「スタート、ホーム、および新しいタブ」から、スタートページを「新しいタブページ」「前回のセッションを継続する」「特定のページを開く」のいずれかに設定できます。
検索エンジン変更
アドレスバーの検索結果をGoogleに変更可能
「設定」→「プライバシー、検索、サービス」→「サービス」内の「アドレス バーと検索」→「新しいタブでの検索に使用する検索エンジン」または「検索エンジンの管理」からGoogleに変更できます。変更後はアドレスバーへの入力がGoogleで検索されます。
トラッキング防止
閲覧情報の追跡を制御できる
「設定」→「プライバシー、検索、サービス」の「トラッキング防止」で、「基本」「バランス(推奨)」「厳格」の3段階から追跡制御のレベルを選べます。広告トラッカーやサードパーティのCookieによる追跡を制限してプライバシーを保護できます。
EdgeとGoogle Chromeの比較
どちらもChromiumベースで操作感は似ている
EdgeとChromeはどちらもChromiumエンジンをベースにしているため、基本的な操作方法・設定画面の構成・多くの拡張機能の互換性などが似ています。Chromeユーザーが乗り換えても違和感が少ないです。
EdgeはMicrosoftサービスとの連携に強い
Bing・Microsoft 365・OneDrive・Teamsなど、Microsoftのサービスとの連携機能はEdgeが優れています。Windows環境でMicrosoftのサービスを多く使う方はEdgeの方が便利な場面が多いです。
CPU・メモリ使用率の差はわずか
EdgeとChromeの動作の軽さについては、テスト環境によって結果が異なります。一般的にはほぼ同等か、タスクによりどちらかが優位な結果が出ます。体感できるほどの大きな差はないケースが多いです。
拡張機能や同期環境の違いに注意
Edgeは独自の拡張機能ストアに加え、Google ChromeウェブストアのChrome拡張機能も多くインストールできます。同期機能はEdgeがMicrosoftアカウント、ChromeがGoogleアカウントを使うため、すでに利用しているアカウント環境に合ったブラウザが使いやすいです。
| 比較項目 | Microsoft Edge | Google Chrome |
|---|---|---|
| ベースエンジン | Chromium | Chromium |
| 同期アカウント | Microsoftアカウント | Googleアカウント |
| デフォルト検索 | Bing(変更可) | Google(変更可) |
| 独自機能 | コレクション・垂直タブ | Google サービス連携 |
| Windows連携 | ◎ 優れる | ○ 標準的 |
ドスパラのMicrosoft Edge解説ページでも、EdgeとChromeの比較が詳しく紹介されています。
トラブル対策
Edgeが起動しない場合
パソコン再起動
Edgeが突然起動しなくなった場合、まずパソコンを再起動してから再度Edgeを起動してみてください。一時的なシステムの問題が原因の場合はこれで解消されることが多いです。
設定のリセット
Edgeの設定が原因の場合は、設定のリセットを試みてください。アドレスバーに edge://settings/reset と入力して「設定を既定値にリセット」を実行します。お気に入りやパスワードは通常保持されますが、拡張機能・ホームページ・検索エンジンなどの設定はリセットされます。
最新更新プログラムのインストール
Edgeのバージョンが古い場合に不具合が発生することがあります。アドレスバーに edge://settings/help と入力して「Microsoft Edge について」ページを開き、最新バージョンへの更新を確認してください。
キャッシュクリア
設定→プライバシー→閲覧データをクリア
Webページが正常に表示されない・動作が重い場合はキャッシュ(一時保存データ)を削除することで改善する場合があります。
操作手順:Ctrl + Shift + Delを押す(または「設定」→「プライバシー、検索、サービス」→「閲覧データをクリア」の「クリアするデータを選択してください」)→「キャッシュされた画像とファイル」にチェック→「今すぐクリア」をクリックします。
勝手に起動する場合
既定のブラウザー設定で制御可能
Windowsの起動時にEdgeが自動で開く場合は、「設定」→「プライバシー、検索、サービス」→「システムとパフォーマンス」内の「Windowsにサインインしたときにスタートアップ ブースト モードを使用してMicrosoft Edge の起動を高速化する」をオフにすることで、起動時の自動立ち上がりを抑制できます。
Microsoft Edgeを使うメリット
Windowsとの相性が良い
EdgeはWindowsに標準搭載されており、Windows Hello(生体認証)によるパスワード入力・PDF閲覧・Microsoft 365との連携などWindowsの機能と深く統合されています。
Chromiumベースで使いやすい
ChromiumベースのためChromeの操作感に慣れているユーザーも違和感なく使えます。Chrome拡張機能の多くもEdgeで利用できます。
便利な情報整理機能(コレクション・ピン留め・垂直タブ)
コレクションでWebページをテーマ別に整理・垂直タブバーで複数タブを見やすく管理・ピン留めでよく使うページを固定など、情報整理に役立つ独自機能が充実しています。
プライバシー設定が分かりやすい
トラッキング防止の3段階設定・閲覧データの管理・パスワードマネージャーなど、プライバシーとセキュリティに関する設定が一か所にまとまっており管理しやすいです。
複数端末で同期可能
Microsoftアカウントでサインインすることで、パソコン・スマートフォン・タブレット間でお気に入り・パスワード・設定を自動同期できます。
Microsoft Edgeを使うときの注意点
初期検索エンジンはBingの場合がある
Edgeのデフォルト検索エンジンはBingです。Googleで検索したい場合は設定から変更してください。
Cookie削除でログイン状態が消える場合がある
キャッシュやCookieを削除する際に「Cookieと他のサイトデータ」を含めると、各Webサービスのログイン状態がリセットされます。削除後は各サービスへの再ログインが必要になります。
拡張機能を入れすぎると動作が重くなる
拡張機能を多数インストールすると、Edgeの起動速度や動作速度に影響します。使っていない拡張機能は無効化または削除することを推奨します。
トラッキング防止設定が厳しいとサイト表示に影響する
トラッキング防止を「厳格」に設定すると、一部のWebサイトで動画が再生できない・ログインできない・表示が崩れるなどの問題が生じることがあります。問題が発生した場合は「バランス」に戻してください。
古いバージョンは必ず更新して使用する
重要ポイント:古いバージョンのEdgeにはセキュリティ上の脆弱性が含まれている場合があります。定期的に edge://settings/help からバージョン確認と更新を行ってください。
よくある質問
エッジとは何か
Microsoftが開発・提供するWebブラウザです。Windows 10以降のパソコンに標準搭載されており、ChromiumエンジンをベースにしているためGoogle Chromeに近い操作感を持ちます。コレクション・垂直タブ・Microsoftサービスとの連携など独自の便利機能が特徴です。
Edgeは無料で使えるか
はい、無料で使えます。Windowsに標準搭載されており、macOS・iOS・Android版も公式サイトから無料でダウンロード・インストールできます。
Chromeとどちらが良いか
WindowsパソコンでMicrosoft 365やOneDriveをよく使う方はEdge、Googleのサービス(Gmail・Googleドライブなど)を中心に使う方はChromeが使いやすい場面が多いです。両方とも無料で使えるため、実際に試して使いやすい方を選んでください。EdgeとChromeの比較解説も参考にしてください。
検索エンジンをGoogleに変更できるか
はい、変更できます。「設定」→「プライバシー、検索、サービス」→「アドレス バーと検索」→「検索エンジンの管理」からGoogleを選択して既定に設定できます。
コレクションとは何か
WebページのURLをテーマ別に整理・保存できるEdge独自の機能です。通常のブックマークより視覚的で使いやすく、各ページにコメントを追加したりMicrosoftアカウントで同期したりできます。Ctrl + Shift + Yで開けます。
キャッシュ削除方法
Ctrl + Shift + Delを押して閲覧データの消去ダイアログを開きます。「キャッシュされた画像とファイル」を選択して「今すぐクリア」をクリックします。ページの表示が重い場合や正常に表示されない場合の改善策として有効です。
Edgeが起動しない場合の対処
まずパソコンを再起動してから再試行してください。改善しない場合は edge://settings/reset から設定をリセットするか、edge://settings/help からEdgeを最新バージョンに更新してください。
勝手に起動するのを止められるか
はい、止められます。「設定」→「プライバシー、検索、サービス」→「システムとパフォーマンス」で「スタートアップ ブースト モード」をオフにすることで、Windowsの起動時にEdgeが自動起動するのを抑制できます。
まとめ
Microsoft Edgeの公式機能ページでも、最新の機能一覧と使い方が紹介されています。
Microsoft EdgeはChromiumベースで操作性が良い
EdgeはChromiumエンジンを採用しているためGoogle Chromeと似た操作感で使えます。WindowsやmacOS・iOS・Androidに対応しており、Microsoftアカウントで複数デバイス間の同期も行えます。
コレクション・垂直タブ・ピン留めで効率的に情報整理できる
Edge独自のコレクション機能でWebページをテーマ別に整理・垂直タブバーで複数タブを縦に管理・ピン留めでよく使うページを固定することで、情報収集や日常的なブラウジングを大幅に効率化できます。
検索エンジンやホームページの設定変更が可能
デフォルトのBingからGoogleへの検索エンジン変更・起動時のホームページの設定・トラッキング防止レベルの調整など、自分の使い方に合わせた細かいカスタマイズが設定画面から行えます。
トラブル時は設定リセットやキャッシュクリアで改善可能
Edgeが起動しない・動作が重い・ページが正常に表示されないなどのトラブルが発生した場合は、パソコンの再起動・キャッシュクリア・設定のリセット・バージョン更新を順番に試すことで多くの問題を解決できます。

