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WindowsでProResの書き出しが可能に! Adobe Premiere Pro CCやAfter Effectsで

Adobe Premiere Pro CC 13.0.2 アップデート

Premiere Pro CC 13.0.2 アップデートでは、WindowsでのApple ProResの書き出し、iOS デバイスで作成されたHEIFファイルの読み込み、WindowsでのCanon Cinema RAW Lightのパフォーマンス向上、ProRes HDR フッテージの読み込みのサポートが追加されています。

このアップデートはすべてのユーザーに推奨され、Premiere Pro 13.0.2で保存されるプロジェクトはPremiere Pro 13.0 と互換性があります。Creative Cloudデスクトップアプリケーションからアップデートを利用できます。

 

Apple ProRes のサポート

ProRes 4444やProRes 422を含む Apple ProResの書き出しプリセットがMac OS および Windows 10 上の Premiere Pro(13.0.2)、After Effects(16.0.1)、Media Encoder (13.0.2)で利用できます。

単に書き出しだけではなく、Media Encoderのプリセットを使用することで、様々な場面でWindowsでもProResを使用できるようになります。

 

Apple ProRes の書き出しプリセット

Apple ProRes の書き出しプリセット

 

エンコードに使用できるビデオコーデック

エンコードに使用できるビデオコーデック

 

 

インジェスト設定でProResの指定が可能に!

WindowsにApple ProResの書き出しプリセットが追加されたことにより、中間コーデックとして ProResを使用できるようになりました。「ファイル」>「プロジェクト設定」>「インジェスト設定」の以下の設定でApple ProResを使用できます。

 

  • トランスコード
  • プロキシを作成
  • プロキシをコピーして作成

 

インジェスト設定でProResの指定が可能

トランスコード

トランスコードでは、ソースの一致(Match Source)「Apple ProRes 422 LT」および「Apple ProRes 422」が使用できます。

 

トランスコード

 

プロキシを作成

プロキシを作成では、「1024×540 Apple ProRes 422 Proxy」「1280×720 Apple ProRes 422 Proxy」、「1536×790 Apple ProRes 422 Proxy」の3つのプリセットが用意されています。

 

プロキシを作成

 

プロキシをコピーして作成

プロキシをコピーして作成では、「Copy & 1024×540 Apple ProRes 422 Proxy」「Copy & 1280×720 Apple ProRes 422 Proxy」、「Copy & 1536×790 Apple ProRes 422 Proxy」が用意され、コピーの保存先とプロキシの保存先を指定できます。

 

プロキシをコピーして作成

インジェストのプリセットは「Adobe Media Encorder CC 2019」で作成できます。

 

新規シーケンスでQuicktime ProResを使用する

新規シーケンスのビデオプレビューにQuickTime ProResを使用できます。

新規シーケンス用のプリセットは用意されていないため、「ファイル」>「新規」>「シーケンス」で編集モードを「カスタム」にしてプレビューファイル形式に「Quicktime」を選択するとProRes形式が選べます。

 

新規シーケンスでQuicktime ProResを使用する

 

プロジェクトマネージャーでのProResの使用

プロジェクトマネージャーを使用し、プロジェクトにある個々のクリップやシーケンスを統合してトランスコードできます。

「ファイル」>「プロジェクトマネージャー」>「統合とトランスコード」でQuicktimeを指定すると、ソースの一致(Match Source)「Apple ProRes 422 LT」および「Apple ProRes 422」が使用できます。

 

プロジェクトマネージャーでのProResの使用

 

レンダリングして置き換え

Premiere Pro は、ほとんどの要素をレンダリングすることなくリアルタイムで再生しようと試みます。そのため、スムースな再生を行う場合にはレンダリングが必要な場面があります。

Premiere Pro CCでは、タイムライン上のクリップをレンダリングして置き換える機能があり、シーケンス上のクリップを右クリックして表示される「レンダリングして置き換え」か、メニューの「クリップ」>「レンダリングして置き換え」から使用できます。選択したソース(シーケンス」「個別のクリップ」「プリセット」)をプリセットを使いレンダリングして置き換えます。

 

レンダリングして置き換え

 

置き換えたクリップはいつでも元のメディアに戻すことができます。

 

サポート形式の拡張

iOSで録画したHEIFファイルをMac OSやWindowsのPremiere ProとMedia Encoderで読み込みできます。この機能は、Mac OS日本語版 10.13 以上もしくはWindows 10 日本語版(バージョン 1809 以上)が必要です。WindowsシステムではHEIF 画像拡張機能と HEVC ビデオ拡張機能の両方をインストールする必要があります。

 

HEIF 画像拡張機能

 

Windows 10 HEIF 画像拡張機能

 

デバイス製造元からの HEVC ビデオ拡張機能

 

デバイス製造元からの HEVC ビデオ拡張機能

注:HEVCで検索すると「HEVC ビデオ拡張機能」が表示されます。

Canon Cinema RAW Light フッテージのデコードが高速化し、マルチコアのWindows 10 PCで再生のパフォーマンスが向上します。

ProRes HDRフッテージをサポートし、ProResコンテナ内のHDR メディアからRec2020およびPQ/HLGカラー情報を正確に読み込むことができます。

 

Adobe Premiere Pro CC の新機能

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