PCの動作が不安定になったり、ウイルス感染やソフトの不具合が疑われるときに役立つのがWindows10 セーフモードです。セーフモードはWindowsを最小限の機能だけで起動する特別なモードで、原因の切り分けや問題解決に有効です。この記事では、Windows10 セーフモードの起動方法・解除方法・活用例をわかりやすく解説します。公式な手順はDell公式ガイドも参考になります。
Windows10 セーフモードとは？
セーフモードとは、Windowsが必要最低限のドライバーやサービスだけを読み込んで起動するモードです。これにより、通常の起動では干渉してしまうアプリや設定を回避し、安全にトラブルシューティングを行えます。
- 不具合の原因切り分けができる
- 不要なドライバーやソフトの影響を受けない
- ウイルス駆除や設定変更が安全に行える
Windows10 セーフモードの起動方法
1. 設定から起動する方法
- スタートメニューから設定を開く
- 更新とセキュリティ→回復を選択
- PCの起動をカスタマイズする欄で「今すぐ再起動」をクリック
- 再起動後、オプション画面で「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」
- 数字キーで4（セーフモード）または5（ネットワーク有効のセーフモード）を選択
2. 電源ボタンから起動する方法（起動できない場合）
- PCを起動し、Windowsロゴが表示されたら電源ボタン長押しで強制終了
- これを3回繰り返すと、自動修復モードが起動
- 「詳細オプション」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」
- 数字キーで「4」または「5」を選択
3. コマンドプロンプトから起動する方法
- 検索バーで「cmd」と入力し、管理者として実行
- 以下のコマンドを入力してEnter
bcdedit /set {default} safeboot minimal - 再起動するとセーフモードで起動
他の起動方法や応用例はパソコン工房の解説記事でも詳しく紹介されています。
Windows10 セーフモードの解除方法
- 設定から「回復」メニューに入り、通常起動を選択
- またはコマンドプロンプトで以下を入力して再起動
bcdedit /deletevalue {default} safeboot
Windows10 セーフモードの活用例
- ウイルスやマルウェアの駆除：通常起動では削除できない悪質プログラムも、セーフモードなら削除しやすくなります。
- ドライバーのアンインストールや更新：特定のハードウェアが原因で起動できない場合、セーフモードから該当ドライバーを削除可能。
- 不要ソフトや設定のリセット：スタートアップやレジストリの調整も安全に行える。
まとめ
Windows10 セーフモードは、PCトラブル解決の強力な味方です。通常の起動ができない場合でも、適切に起動して原因を切り分けることで早期復旧が可能になります。特にウイルス駆除やドライバー問題の解決には効果的なので、いざというときのために起動方法を覚えておくことが重要です。
