PC 電源 計算完全ガイド|必要なW数の目安と選び方

pc 電源 計算 2025

自作PCやパーツのアップグレードを考えるときに重要なのがPC 電源 計算です。
電源ユニットの容量・W数が不足すると、動作が不安定になったり、最悪の場合パーツの故障につながることがあります。
この記事では、必要な電源容量の計算方法、W数の目安、選び方のポイントをわかりやすく解説します。

なぜPC電源の計算が必要なのか?

PCの電源ユニットは、接続されたパーツすべてに電力を供給します。
容量不足だと以下のような問題が発生します。

  • 起動しない/突然落ちる
  • 高負荷時にフリーズ
  • パーツ寿命の短縮
  • 最悪の場合、電源やパーツが故障

逆に、必要以上に大きな容量を選ぶと、価格が高くなり消費電力や効率も低下する場合があります。

PC 電源 計算の基本

PC全体の消費電力は、各パーツのTDP・熱設計電力や消費電力の合計+余裕分で見積もります。

主なパーツと消費電力の目安

パーツ 消費電力の目安
CPU 35〜150W
GPU・グラボ 75〜350W
マザーボード 30〜80W
メモリ・8GB×2 5〜15W
ストレージ・SSD/HDD 5〜15W
冷却ファン 1〜5W/個

容量計算の例

  • CPU・TDP 65W
  • GPU・TDP 200W
  • マザーボード・50W
  • メモリ×2・10W
  • SSD・5W
  • ファン×3・12W

計算:65 + 200 + 50 + 10 + 5 + 12 = 342W
安定動作のため1.5倍程度の余裕を見て、500〜550Wクラスの電源が適切です。

電源ユニット選びのポイント

  • 80 PLUS認証を確認(Bronze、Gold、Platinumなど)
  • 将来の拡張を考慮(グラフィックカードやストレージ増設)
  • 品質と信頼性(安価すぎる製品は注意)
  • ケーブルタイプ(フルモジュラー、セミモジュラー、直付け)

電源容量の計算に役立つツール

  • MSI Power Supply Calculator:CPUやGPUなどパーツ構成を入力すると、自動で必要な電源容量を算出。
  • TangPC 電源容量の考え方ガイド:安全マージンの設定方法や選び方のコツを解説。
  • OuterVision Power Supply Calculator
  • Cooler Master Power Supply Calculator
  • 各BTOメーカーの構成シミュレーター

まとめ

PC 電源 計算は、自作やアップグレードで安定動作させるために欠かせない工程です。
消費電力の合計に余裕を持たせ、品質の高い電源ユニットを選ぶことで、長期的に安心してPCを使えます。
パーツ構成が決まったら、必ず計算して適切な容量を選びましょう。

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