この記事では、エクセル 同じ名前 カウントの方法を関数や機能を使ってわかりやすく解説します。
基本・COUNTIF関数で同じ名前をカウント
COUNTIF関数の書式は以下の通りです。
=COUNTIF(範囲, 条件)
- 範囲:名前が入力されているセル範囲
- 条件:数えたい名前(直接入力またはセル参照)
例:
=COUNTIF(A2:A20, "山田太郎")
A2〜A20の中で「山田太郎」が入力されているセルの数を返します。
セル参照を使って柔軟にカウント
=COUNTIF(A2:A20, C2)
C2に名前を入力すれば、その名前が範囲内で何回登場するかをカウントできます。条件を変えるときに式を修正する必要がないので便利です。
COUNTIF関数の詳しい使い方はキヤノン公式の解説ページでも確認できます。
重複リストと出現回数をまとめて確認する方法
ピボットテーブルを使う
- 名前の入った列を選択
- 「挿入」→「ピボットテーブル」
- 行ラベルに名前フィールド、値に名前フィールドを設定(集計方法は「データの個数」)
これで同じ名前ごとの出現回数が一覧表示されます。
UNIQUE関数とCOUNTIF関数の組み合わせ(Excel 365/2021以降)
=LET(名前リスト, UNIQUE(A2:A20), HSTACK(名前リスト, COUNTIF(A2:A20, 名前リスト)))
- UNIQUEで重複しない名前一覧を作成
- COUNTIFでそれぞれの出現回数をカウント
- HSTACKで一覧表示
この方法を含めた複数の手法はExcelで同じ名前を数える方法の詳細解説でも紹介されています。
応用・条件付き書式で同じ名前を強調
- 範囲を選択
- 「条件付き書式」→「新しいルール」→「数式を使用」
- 数式:
=COUNTIF($A$2:$A$20, A2) > 1
- 書式を設定すると、重複している名前が色付きで表示されます
まとめ
エクセル 同じ名前 カウントは、COUNTIF関数やピボットテーブル、UNIQUE関数を活用すれば簡単に行えます。用途やExcelのバージョンに応じて方法を使い分ければ、名簿管理や売上分析などの効率が大幅に向上します。