パソコンのストレージ容量が足りなくなったときに有効な方法のひとつがHDD 増設です。大容量データの保存やバックアップ、ゲームや動画編集など、用途に合わせて手軽に容量を拡張できます。この記事では、HDD 増設のメリット、手順、必要な機材、注意点をわかりやすく解説します。
HDD 増設のメリット
- 容量不足の解消:写真や動画、ゲームデータを大量に保存可能
- 用途ごとに分けられる:OS用・データ用と分けて管理することで効率的
- コストパフォーマンスが高い:SSDに比べて同容量なら安価
内蔵HDDと外付けHDDの違い
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
内蔵HDD | 高速、常時接続、価格が安い | 取り付けに分解作業が必要 |
外付けHDD | 工具不要で簡単、持ち運び可 | 内蔵よりやや遅い、USBポート占有 |
HDD 増設の準備
- 対応インターフェース確認:SATA接続が主流。古いPCではIDEの場合もあり
- HDDサイズの確認:デスクトップは3.5インチ、ノートPCは2.5インチが主流
- 必要な機材:プラスドライバー、SATAケーブル(内蔵の場合)、電源ケーブル(電源ユニットから)
内蔵HDDの増設手順・デスクトップPC
内蔵増設の具体的な手順はPC-MASTER.JPの増設解説でも詳しく紹介されています。
- PCの電源を切り、電源ケーブルを抜く
- ケースを開ける
- HDDベイにHDDを固定
- SATAケーブルと電源ケーブルを接続
- ケースを閉じてPCを起動
- Windowsの「ディスクの管理」で新しいHDDを初期化・フォーマット
外付けHDDの増設手順
USB接続の外付けHDDは、パソコン工房NEXMAGの手順ガイドのように、工具不要でセットアップできます。
- HDDを外付けケースにセット、または完成品を購入
- USBケーブルでPCに接続
- 必要に応じてフォーマットして使用開始
増設後の設定
- パーティション分割:用途に応じて領域を分けて管理
- ドライブレターの変更:任意のアルファベットを割り当てることで整理しやすい
- バックアップ設定:外付けHDDは定期的なバックアップ先にも最適
HDD 増設時の注意点
- 静電気防止対策を行う(手袋やリストストラップ使用)
- PCの保証が切れる可能性があるため事前に確認
- 内蔵増設の場合、電源容量や空きポートをチェック
- HDDは衝撃に弱いので取り扱いに注意
まとめ
HDD 増設は、コストを抑えながらストレージ容量を増やすシンプルな方法です。内蔵HDDは速度と安定性、外付けHDDは取り付けや持ち運びの手軽さが魅力です。用途や環境に合わせて最適な方法を選び、快適なPCライフを実現しましょう。