この記事では、エクセル 半角から全角へ変換する方法と、効率的な活用テクニックをわかりやすく解説します。
半角と全角の違い
- 半角・1文字分の幅が半分・例:A, 1, ア
- 全角・1文字分の幅が全体・例:A,1,ア
全角は見た目が揃って読みやすく、公式書類や印刷物では全角が好まれることが多いです。一方、半角はデータベースやシステム入力に向いています。
エクセルで半角から全角に変換する方法
1. Excelの関数を使う・JIS関数
JIS関数は、半角文字を全角文字に変換できます。
=JIS(A1)
A1セルの半角文字を全角に変換できます。カタカナ・英数字・記号も対象です。
2. PHONETIC関数は使えない場合が多い
PHONETIC関数はふりがな抽出用のため、文字変換目的には不向きです。半角全角変換はJIS関数を使うのが基本です。
3. 置換機能を使う
- Ctrl + H(検索と置換)を押す
- 検索する文字列に半角文字を入力
- 置換後の文字列に全角文字を入力
- 「すべて置換」を実行
4. 外部ツールやマクロを利用
大量データを一括変換する場合は、VBAマクロやPower Queryを使うと効率的です。
Sub HankakuToZenkaku() Dim rng As Range For Each rng In Selection rng.Value = StrConv(rng.Value, vbWide) Next rng End Sub
図解付きで詳しい方法はこちらの記事も参考になります。
半角から全角に変換するメリット
- 見た目の統一で資料が整う
- 検索やフィルタの精度が上がる
- 他システムへのデータ連携がスムーズ
まとめ
エクセル 半角から全角への変換は、JIS関数・置換機能・VBAマクロなどで簡単に実行できます。特に名簿や帳票などは文字幅が揃っている方が読みやすく、印象も良くなります。データ入力段階から統一ルールを決め、必要に応じて変換機能を活用しましょう。