Excelで文字列を結合する主な方法
1. アンパサンド(&)演算子を使う
最も簡単に文字列を結合できる方法です。
=A1 & B1
A1の内容とB1の内容をつなげて表示します。
スペースや文字を間に入れる場合:
=A1 & " " & B1
例:A1が「山田」、B1が「太郎」 → 「山田 太郎」
2. CONCATENATE関数・旧関数
古くからある結合専用関数ですが、現在は後述のCONCAT関数やTEXTJOIN関数が推奨されています。
=CONCATENATE(A1, " ", B1)
3. CONCAT関数・推奨
複数のセルや範囲をまとめて結合できます。
=CONCAT(A1:A3)
A1からA3までの内容を連続して結合します。
4. TEXTJOIN関数・最強の結合関数
区切り文字を指定してまとめて結合でき、空白セルを無視することも可能です。
=TEXTJOIN(区切り文字, 空白セルを無視, 範囲1, 範囲2, …)
=TEXTJOIN(" ", TRUE, A1:A3)
A1~A3の内容をスペース区切りで結合し、空白はスキップします。
これらの関数や演算子の詳細はMicrosoft公式ページで確認できます。
文字列結合の活用例
- 住所データの作成:都道府県・市区町村・番地を結合して1つの住所欄に
- 氏名作成:姓と名を結合して名簿や印刷用データに
- 商品コード作成:カテゴリー記号と番号を組み合わせて一意のコードを作成
- メール本文作成:複数のセルから自動で文章を生成
各方法の使い分けや活用シーンについてはできるネットの結合テクニック解説も参考になります。
注意点
- 結合後は数式になるため、値だけを残す場合はコピー → 値貼り付けを行う
- 区切り文字やスペースの入れ忘れに注意
- 古いExcelではTEXTJOIN関数が使えない場合がある
まとめ
Excel 文字列 結合は、&演算子や関数・CONCAT、TEXTJOINを使えば簡単に実行できます。特にTEXTJOINは区切り文字や空白セル無視機能があり、大量データの結合に最適です。作業内容やExcelのバージョンに応じて、最適な方法を選びましょう。