DaVinci Resolve 15 基本操作ガイド (6) オーディオのミックス

DaVinci Resolve 15 基本操作ガイド

DaVinci Resolve 15 基本操作ガイド オーディオのミックス

この章では、フェアライトページについて解説します。イントロダクションでは全体のオーバービューを説明しています。

基本操作ガイドの2章から、実際にBlackmagic Rawの素材をダウンロードして一連でDaVinci Resolve全体の流れをつかむことができます。

さらに詳しく知りたい方はこちら。

 

基本操作ガイド 1 イントロダクション

基本操作ガイド 2 はじめてのDaVinci Resolve

基本操作ガイド 3 Blackmagic RAWファイルの操作

基本操作ガイド 4 クリップの編集

基本操作ガイド 5 クリップの色補正

基本操作ガイド 6 オーディオのミックス

基本操作ガイド 7 VFXと合成の追加

基本操作ガイド 8 レンダリングとエクスポート

 

 

編集ページでのオーディオのミキシング

プロジェクトを編集して色を修正したら、オーディオをミックスできます。

基本的なオーディオの編集はエディットページでも十分な機能があります。

高度なオーディオツールが必要な場合はFairlight ページで完全なオーディオポストプロダクション環境が提供されています。

 

オーディオトラックを追加する

編集ページで効果音や音楽を含む基本的なサウンド編集をミックスするには、オーディオトラックを追加します。

オーディオの要素をダイアログ、サウンドエフェクト、音楽などの個々のトラックに分けるときに役立ちます。

 

編集ページでオーディオトラックを追加する:

オーディオトラックのヘッダーを右クリックし「トラックを追加」から「モノ」「ステレオ」「5.1」などのオプションを選択します。

トラックリストの最下部にトラック追加されます。

「トラックを追加…」を選択すると、新しいトラックや複数のトラックの配置位置を選択できます。

 

編集ページのオーディオトラック

 

 

Tips:トラックのタイプの変更は、トラックヘッダーを右クリックし、「トラックの種類を変更」から、ステレオ、モノ、5.1などの必要なオーディオトラックのタイプを選択します。

 

 

タイムラインのオーディオレベルの調整

タイムラインのオーディオクリップはボリュームオーバーレイがあり、レベルを上下にドラッグするだけでクリップのレベルを設定できます。

このレベルは、インスペクタの音量パラメータに連動しています。

 

クリップオーバーレイ
オーバーレイをドラッグしてレベルを調整

 

Fairlightページ

Fairlghtページでは、プロジェクト全体のオーディオを調整します。

プロジェクトのオーディオトラックをノーマライズして、レベルを調整し、スムーズで調和の取れたミックスを作成します。

 

フェアライトページ

 

オーディオタイムライン

トラックヘッダー

各トラックの左側に「トラック番号」「トラック名」「トラックカラー」「オーディオ チャンネル」「フェーダー値」「オーディオ メーター」を表示するヘッダーエリアがあります。

トラックヘッダーにはトラックのロックと、ソロとミュートが含まれます。

これらはトラックを整理するのに役立ち、個々のトラックを1つずつプレビューできます。

 

トラック

フェアライトページの各トラックは、レーンに分割されオーディオの個々のチャンネルが表示されます。

編集ページでは個々のチャンネルは隠され、タイムライン上では1つのクリップだけを表示します。

膨大な数のトラックを管理することなくマルチチャンネルソースを簡単に編集できます。

 

オーディオトラックのレーン
5.1のトラックは6レーン、ステレオクリップは2レーンあります。

 

バスとは何ですか?

バスとは、複数のオーディオトラックをタイムラインからルーティングするためのチャンネルです。

単一のチャンネルストリップで制御する1つの信号にミックスされます。

 

メインバス

通常「メインバス」はプログラムの主な出力です。

新しいプロジェクトはすべて、デフォルトですべてのトラックがルーティングされ、1つの「メインバス」になります。

「メインバス」は、タイムラインのすべてのトラックを1つの信号にまとめ、個々のトラックのレベルを調整した後、ミックス全体のレベルを調整できます。

 

サブバス

「サブバス」は、ダイアログ、音楽、エフェクトなどカテゴリ別に複数のトラックを組み合わせ、1つのオーディオ信号として混合します。

たとえば、5つのダイアログトラックがあるとき、5つの出力を「サブミックスバス」にルーティングして、ダイアログのレベルを1つのセットに混合できます。

サブミックスは別々にレンダリングするか、レンダリングのためにメインバスに送信できます。

 

ミキサー

タイムラインの各オーディオトラックは、ミキサーの個々のチャンネルストリップに対応します。

デフォルトでは「M1」というラベルの「メインバス」のストリップが1つあります。

右側に各チャンネルストリップが表示され、追加した「メイン」「サブミックスバス」ごとにコントロールセットが表示されます。

グラフィカルコントロールで、トラックチャンネルを出力チャンネルに割り当てたり、EQやダイナミクスの調整、レベルの設定、オートメーションの録音、ステレオやサラウンド音声のパン、ミュートやソロの設定ができます。

 

オーディオミキサー

 

 

イコライザーでオーディオを強化

プロジェクトのオーディオレベルを調整した後、さらに洗練する必要があります。

ダイアログ、音楽、サウンドエフェクトが同じ周波数で競合しているため、オーディオが激しく不明瞭になることがあります。

各トラックが占めるオーディオスペクトラムの部分を指定するのにEQを使用できます。

また、イコライザーで、低音、ハム、風の騒音、ヒスノイズを含む特定の周波数のレベルを分離して減らしたり、サウンドの全体的な質を向上して聴きやすくできます。

クリップレベル、トラックレベルとそれぞれ別にEQフィルタがあります。

クリップには4バンドのイコライザがあり、トラックミキサーには6バンドのパラメトリックイコライザがあります。

さまざまな周波数範囲のブーストや減衰にグラフィカルや数値コントロールなどを使いEQカーブを設定できます。

 

4バンドのイコライザー
クリップに適用できる4バンドのイコライザー

 

外側のバンドでハイシェルフ、ローシェルフ、ハイパス、ローパスフィルターを使いバンドフィルターを調整できます。

パスフィルタは、特定の周波数の上下のすべての周波数に影響します。これらの周波数は、信号から完全に除去されます。

例えば、ハイパスフィルタは、低周波数をカットしながら高周波数が通過することを可能にし、カットオフは周波数外の周波数が徐々に下向きの傾斜カーブでカットされます。

シェルフフィルタはそれほどアグレッシブではなく、信号のトップエンドまたはローエンドの全体を調整するときに便利です。

シェルフフィルターはハイシェルフやローシェルフかに応じて、ターゲット周波数と周波数の上下を均等にブーストやカットします。

中間のバンドコントロールで、さまざまなイコライズ調整を行い、ローシェルフ、ベル、ノッチ、およびハイシェルフのフィルタリングオプションで切り替えます。

 

  • ベル(Bell)
    ベルフィルターは、ベルカーブの特定の中心点の周りの周波数をブーストやカットします。名前が示すように、カーブの形はベルの形状です。
     
  • ノッチ(Notch)
    ノッチフィルターを使用すると、非常に狭い範囲の周波数を特定できます。たとえば、50〜60Hzでメインハムを除去します。
     
  • ロー シェルフ(Lo-Shelf)
    ロー シェルフフィルタは、ローエンドでターゲット周波数をブーストやカットし、その下のすべての周波数をカットします。
     
  • ハイ シェルフ(Hi-Shelf)
    ハイ シェルフフィルタは、ハイエンドでターゲット周波数をブーストやカットし、その上のすべての周波数をカットします。

 

個々のクリップにEQを追加する:

  1. EQフィルタを追加するクリップをタイムラインで選択します。
     
  2. インスペクタをクリックし「クリップイコライザ」の有効化ボタンをクリックします。

トラックにEQを追加する:

  1. ミキサー内のトラックのEQセクションをダブルクリックして、トラックのイコライザーを開きます。
     
  2. 調整したいバンドのドロップダウンメニューからバンドフィルタタイプを選択します。

 

すべてのトラックに適用できる6バンドパラメトリックイコライザー
すべてのトラックに適用できる6バンドパラメトリックイコライザー

 

EQをクリップやトラックに追加すると、各バンドのEQを調整できます。コントロールは選択したバンドフィルタータイプによって異なる場合があります。

 

バンドフィルターのEQを調整するには:

  1. 調整するバンドのドロップダウンメニューからバンドフィルタータイプを選択します。
     
  2. 「周波数」の値を調整して、EQ調整の中心周波数を選択します。
     
  3. 「ゲイン」の値を調整して、そのバンドが制御する周波数をブーストまたは減衰させます。
     
  4. 「Q ファクター」の値で、影響を受ける周波数の幅を調整します。

リセットボタンで、EQウィンドウのすべてのコントロールをデフォルトにリセットできます。

フェアライトには、各オーディオトラックの品質を向上させるための多くのコントロールがあります。

トラックを追加したり、バスを整理したり、ディレイやリバーブなどのエフェクトを追加して、オーディオミックスを完成できます。

 

さらに詳しく知りたい方はこちら。

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