DaVinci Resolve 15 Fusion の Text+で作ろう!(6)タイトルグラフィック

トランスフォームタブ

トランスフォームタブでは、「Transform」パラメータで影響を受けるテキストの部分を決定し、ライン、単語、文字レベルで動きを設定できます。

モディファイアの「Follower」と組み合わせ上手く使うと、1文字づつ動くモーションタイトルが作成できます。

 

トランスフォームタブ

 

モディファイアについては後ほど紹介します。

 

前のページはこちら。

DaVinci Resolve 15 Fusion の Text+で作ろう!(5)タイトルグラフィック

今回はチュートリアル形式なので1番から見ることをお勧めします。

 

シェーディングタブ

シェーディングタブには、テキストのシェーディングやテクスチャなどを調整するコントロールがあり、「アウトライン」「ボーダー」「シャドー」などを追加できます。

 

シェーディングタブ では、1つのText+ノードに対して8つの要素を適用できます。

「Shading Element」「1」はデフォルトで常に有効に設定され、白く塗りつぶされています。「Select Element」 で他の要素を選択し、「Enable」チェックボックスをオンにすると、その要素が有効になります。

 

「Shading Element」の「1」

 

2番~4番にはプリセットで「赤いアウトライン」「黒のシャドー」「青いボーダー」が用意され、それらを編集できます。

 

プリセット状態
プリセット状態

 

重なりの並び順は「プライオリティ」「Zデプス」で決定し、それぞれのポジションパラメータを調整して前面や背後に配置します。

各エレメントを有効にすると、アピアランスなどの各プロパティが表示されます。

アピアランスでは4つのタイプのうち1つを選択し、文字の装飾を追加します。

塗りつぶし(Text Fill)アウトライン(Text Outline)ボーダー(Boder Fill

ボーダーアウトライン(Border Outline)があり、調整できるパラメータはそれぞれ異なります。

 

アピアランス

 

このエレメントに対して、「ソフトネス」、「ポジション」、「ローテーション」、「シアー」、「サイズ」を使い、ぼかしや変形を適用します。

 

実際にいくつかの機能を触ってみましょう。

エレメントの1番の「Enable」をクリックして一度テキストを非表示にした後、「Select Element」 で5番を選択し、「Enable」をクリックします。

1番と同じように、白い塗りつぶし状態で表示されます。

「Opacity」は透明度です。エレメントの全体的な透明度を制御します。エレメントごとに透明度があるので、別の要素を残したままフェードするという使い方もできます。

タイプが「Solid」の場合はカラーピッカーで色を選択するか、UIを使用して色を決定できます。RGBとアルファは別々に設定できます。

 

「Select Element」 で5番を選択

 

テキストのフォアグラウンドにグラデーションを適用する

グラデーションを適用する場合は、タイプを「Gradient」に変更します。

「Shading Gradient」でグラデーションの範囲と色を設置できます。

 

では、グラデーションを作成してみましょう。

「Shading Gradient」のバーの上にカーソルを置くとに変わります。クリックした点の色がホールドされ、そのまま離すか、横にスライドすると下に三角形が現れます。

下に出てくる数字は0から1の間のポイントのある位置です。

三角形を他の場所にコピーしたい場合は、Command (Ctrl)キーを押しながらポイントを選択し、目的の位置でリリースします。

ポイントを消したい場合は、三角形をマウスでホールドし上に持ち上げるとポイントが消えます。「Delete」を押すとノードが消えるので注意してください。

 

グラデーションを適用する

 

「Mapping Level」は文字に対して、どのレベルでマッピングするかを決めます。

「Mapping Level」をCharacterにすると一文字づつに適用され、「Text」にするとテキスト全体の幅がマッピングの対象となります。アングルやサイズを変更し、レイアウトします。

ちなみに、「Shading Gradient」のタイトル部分を右クリックして表示される「From Image」を選択すると、モディファイアに「From Image」が追加されイメージから抽出したグラデーションを使用できます。

 

「From Image」でMediainの色を抽出
「From Image」でMediainの色を抽出

 

テキストのフォアグラウンドにイメージを適用する

タイプをグラデーションから「Image」に変更しましょう。

プロパティの「Image」タイプでは、画像として存在するノードやファイルブラウザで指定した画像、スタンプなどをテキストのフォアグラウンド+アルファとして適用できます。

ノードからイメージを適用してみます。

ノードエディタの空白部分を一度クリックし、どのノードも選択されていない状態で、ツールバーの左から2番目の「Fractal Noise」をクリックします。

 

「Fractal Noise」

 

次に「Template」ノードをクリックし、シェーディングタブのエレメントの5番を選択し、プロパティの「Type」ドロップダウンで「Image」を選び、「Image Source」「Tool」を選びます。

「Color Image」が空欄になっていますが、そこにノードエディタの「Fractal Noise」ノードをドロップするか、「Color Image」のタイトル部分を右クリックして「Connect To」>「Fractal Noise 1」>「Output」を選択すると、フラクタルノイズがカラーイメージとして接続されます。

 

フラクタルノイズをカラーイメージとして接続

 

編集ページに戻ってみましょう。あれ?何か透けています…。

 

これは「Fractal Noise」ノードの黒の部分(0)のアルファも黒(0)のためです。

Fusionに戻り、「Fractal Noise」をビュアーで見てみましょう。

ノードエディタから、「Fractal Noise」ノードをビュアーにドラッグアンドドロップします。すると、ビュアーにグレーの格子が表示されているのがわかります。この部分が透明な状態です。

ビュアーの上部右側にある「カラーアイコン」をクリックしてみましょう。

カラーアイコンをクリックするたびにRGBアルファの表示を切り替えます。

 

「カラーアイコン」をクリック

 

チェッカーの表示をオフにしてみましょう。

ビュアーの右上の「オプション」から「Checker Underray」のチェックを外すと、チェッカーの表示が消えます。

この状態でRGBとアルファを見比べると、同じ状態なのがわかります。

アルファの黒い部分が透けている状態です。

ノードエディタで「Fractal Noise」ノードを選択しましょう。

ノードを選択すると、インスペクタに「Fractal Noise」ノードの状態が表示されます。

「Color」タブを見ると「Fractal Noise」は2つのカラーを使用しています。

カラー1ではフォアグラウンドが0であるとともに、アルファも0です。スライダーを使ってアルファを「1」に変更しましょう。

 

スライダーを使ってアルファを「1」に変更

 

この状態で、編集ページに行くと透けずに表示されているのがわかります。

Fusionでは、ノードが接続されるとフォアグラウンドだけではなく、アルファも次のノードに伝達されます。そのため、ノードのアルファの状態を理解する事がオペレーションの早道です。

 

イメージの他のタイプを選択する

このままの状態で塗りつぶしからアウトラインなど他のアピアランスに切り替えてみましょう。

他のアピアランスでも同じように「Image」を使うことができます。

また、「Image」タイプの「Tool」ソースでは、「Fractal Noise」のような内部で生成されたイメージだけではなく、メディアプールからノードエディタにドロップしたメディアも使えます。

イメージソースを「Tool」から「Clip」に変更すると、ファイルブラウザで選択した画像を使用できます。「Brush」を使用すると、主にペイントやパーティクルで使用されるプリセットで用意されたブラシイメージを利用できます。

 

イメージの他のタイプを選択する

 

アウトライン

アピアランスのアウトラインは、塗りつぶしとは別の設定があります。

ラインスタイルをドットにしたり、「Tickness」で太さを変更し、「Outside Only」では中抜き文字を作成できます。

「Join Style」で角をシャープにするかスムースにするかを選択します。

 

ボーダーフィル

「Label」は初期設定では「Character」で一文字づつ囲まれますが、「Text」に変更することで文字全体を囲むことができます。

「Extend Horizontal」「Extend Vertical」で上下左右を拡張し、「Round」で角丸にできます。

 

 

次に進みます。

DaVinci Resolve 15 Fusion の Text+で作ろう!(7)タイトルグラフィック(未公開)

 

Blackmagic Design | DaVinci Resolve 15

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。

DaVinci Resolve 15 Fusion の Text+で作ろう!(5)タイトルグラフィック

レイアウトタブ

次にText+の「レイアウト」タブを見てみましょう。レイアウトタブはインスペクタの「テキスト」タブの隣にあります。

前のページはこちら。

DaVinci Resolve 15 Fusion の Text+で作ろう!(4)タイトルグラフィック

今回はチュートリアル形式なので1番から見ることをお勧めします。

 

レイアウトを使ったアニメーション

「レイアウト」タブのドロップダウンでレイアウトタイプを選択します。通常は「Point」ですが、「Circle」で円形にテキストを配置したり、「Path」でパス上を動かす事ができます。

「Circle」「Path」の2つのパターンでアニメーションを作成してみます。

 

Circleのアニメーション

「Circle」を選択すると、自動的に円形に配置されます。Widthを0.4にセットしてみましょう。画面からはみ出すようならサイズを調整してみてください。

「Fit Charactors」は文字の合わせ方のパラメータです。円形を選択している場合のみ表示されます。文字が円周に沿ってどのように配置されるかを選択するために使用されます。

「Rortation」で回転します。「Rortation Oder」は軸の順序でXYZの3軸を使い3D的に回転できます。

 

Circleのアニメーション

 

Z軸にアニメーションをつけて回転してみましょう。

タイムラインの最初のフレームで0のままZ軸にキーフレームを打ちます。最後のフレームに移動し、数値ボックスに360*2と打ち込みます。

これでz軸を元に2回転します。

数値ボックスには計算式を打ち込めます。例えば-360/2+5だと、数値は-175.0になります。

 

Pathのアニメーション

パスアニメーションを作成してみましょう。

バージョン「3」をクリックして、「Circle」のアニメーションはそのままに、新しくパスのアニメーションを作成します。Z軸の回転のアニメーションは「リセット」しておきましょう。

モーションパスは応用範囲が広く、テキストだけでなく様々な用途で使用できます。Fusionのパスの基本的な仕組みをマスターすれば操作はそれほど難しくありません。

注:パスの作成は「編集ページ」ではできません。「Fusionページ」に移動して作業する必要があります。

 

それでは、Fusionページに行きましょう。

 

UIのリセット

Fusionページで一度UIをリセットしてみます。作業環境を変えたくない方はレイアウトを保存するか、この項目を飛ばしてください。

DaVinci Resolveのレイアウトは、どのページも共通でリセットすると、すべてのページがリセットされます。

メニューの「ワークスペース」>「UIレイアウトをリセット」を選択するとUIがリセットされます。

 

ノードをビュアーに表示する

UIレイアウトをリセットしたら、まずFusionのビュアーをシングルビュアーに変更しましょう。

ビュアーの右上にシングルビュアーとデュアルビュアーの切り替えボタンがあります。

 

シングルビュアーとデュアルビュアーの切り替えボタン

 

ビュアーにノードを表示するには、「Template」ノードをドラッグしてビュアーにドロップします。

ノードの左側に白いドットが現れます。このドットをクリックしてもビュアーに表示できます。左側がビュアー「1」で、右側がビュアー「2」です。

 

ノードの左側に白いドット

 

ノードを選択し、キーボードの「1」「2」を使い表示を変更することもできます。

 

パスを作成する

まず、レイアウトタブの一番下に表示されている「Right-click here for shape animation」の部分を右クリックして「Remove TemplatePath」を選択します。(これはパスアニメーションを作る時のおまじないだと思ってください。)

 

「Right-click here for shape animation」の部分を右クリックして「Remove TemplatePath」を選択

 

次にTemplateノードを選択したまま、画面中央にあるツールバーから「Polygon」ツールを選択します。

 

「Polygon」ツール

 

「Template」ノードに「Polygon」ノードが接続され、ビュアーの上部にシェイプを描画するツールが並びます。

描画ツールを右クリックし、「Button Style」から「Icons and Text Labels」を選択すると、ボタン名とアイコンが両方表示されます。

 

 

初期状態では、「クリック」「キー」「ハンドル」がハイライトしており、画面内をクリックするとすぐにシェイプを作成できます。

3点ほどポイントを作成して、ツールを「モディファイ」に変更しましょう。

 

ポイントを作成

 

これは開かれたパスで、パスを閉じるには「Closed」をクリックします。再度クリックすると再び開きます。

描画ツールにカーソルを合わせ、しばらく置くとツールチップが表示され、ショートカットキーのコンビネーションを見ることができます。

キーやハンドルをを操作するには、ポイントを囲むようにマウスでドラッグします。

シェイプの位置と形状が決まったら、「Template」ノードを選択し、レイアウトタブの一番下の「Right-click here for shape animation」の部分を再度右クリックして「Connect to」 >「Polygon1」>「Polyline」を選択します。

 

「Connect to」 >「Polygon1」>「Polyline」

 

この状態ではまだビュアーにポリラインしか表示されていません。

「Template」ノードと「Polygon」ノードをつなぐ線を切り離します。

一度接続されたポリラインはTemplateノード(Text+ノード)の内部に保存されます。

 

「Template」ノードと「Polygon」ノードをつなぐ線を切り離します。

 

そのため、ポリラインを作成するために使用したPolygonノードは削除しても良いですし、再利用のためそのまま置いておいても構いません。

 

パスに沿ったアニメーションを作成する

Templateノードのレイアウトタブにある「Position on Path」のダイヤルを動かすと、パス上の軌跡に沿ってタイトルを動かすことができます。

 

「Position on Path」のダイヤル

 

ダイヤルはスライダーと異なり、範囲がありません。

キーフレームを設定し、タイトルをモーションします。

 

また、作成したパス自体もアニメーションすることができます。

パスにアニメーションが無い場合は、「Right-click here for shape animation」の部分を右クリックし「Animate」を選択します。

次にパスを変更したいフレームに移動し、ビュアーでキーやハンドルを動かすとキーフレームが設定されます。

パスはツールによる操作だけでなく、ビュアーを右クリックして表示される「Template:Path」からも多くの操作が行えます。

 

「Template:Path」

 

例えば、シェイプをインポートしたりエクスポートすることもできます。

 

Fusionのコンポジションを保存する

これまではText+ツールのバージョンとして保存してきましたが、今度はFusionのコンポジション自体のバージョンを保存してみましょう。

Fusionページの上部に「Clips」があり、クリックすると下部にクリップが表示されます。現在選択しているクリップがハイライトされ、右クリックで「New Composition」を選ぶと現在の作業状態が保存され、新しいバージョンになります。

 

Fusionのコンポジションを保存する

 

また、「ファイル」>「Export Fusion Composition」でコンポジションを書き出して保存できます。書き出したコンポジションはFusion9でも使用できます。

 

 

 

次はシェーディングで装飾します。

DaVinci Resolve 15 Fusion の Text+で作ろう!(6)タイトルグラフィック

 

Blackmagic Design | DaVinci Resolve 15

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。

DaVinci Resolve 15 Fusion の Text+で作ろう!(4)タイトルグラフィック

テキストを入力する

Text+に文字を入力しましょう。

前のページはこちら。

DaVinci Resolve 15 Fusion の Text+で作ろう!(3)タイトルグラフィック

今回はチュートリアル形式なので1番から見ることをお勧めします。

 

編集ページのタイムラインで「Text+」クリップを選択し、インスペクタから「Styled Text」に文字を入力します。ボックスを選択して直接入力しても、コピーペーストでも構いません。

例えば…

DaVinci Resolve 15
Fusion 新機能

と入力します。

 

インスペクタから「Styled Text」に文字を入力
インスペクタから「Styled Text」に文字を入力

 

Text+では日本語も入力できますが、日本語を表示するにはドロップダウンから日本語フォントを選択する必要があります。

Fusionページでは、フォントを一度選択した後、上下キーでフォントの選択を操作できますが、編集ページではできません。

 

 

カラー

フォントの下のカラーにある白いボックスをクリックすると、OSのカラーピッカーが出現します。そこから色を選択するか、スポイトアイコンをクリックしたままFusionのビュアー内を選択すると、色を抽出できます。(スポイトはFusionページでのみ使用できます)

「スポイトツール」を選択しCommand (Ctrl)を押したまま画面内を囲むと平均値をピックできます。

 

「スポイトツール」

 

サイズの調整とスライダーコントロール

入力したテキストが少し長いため、画面からはみ出しているかもしれません。サイズを調整して、画面内に収めてみましょう。

「サイズ」のところに横にスライドできるバーがあります。数値を変更すると、バーの下にドットが現れます。このドットはデフォルト値に戻すボタンです。

 

サイズの調整とスライダーコントロール

 

数値ボックスは、シングルクリックすると数値をキーボードで入力できます。また、ボックス内をマウスで左右にドラッグすると数値を上下できます。

Ctrlキーを押しながら操作するとゆっくり、Shiftを押しながら操作すると早く操作できます。

 

Text+のタブ

Text+の上部には6つのタブがあり、アイコンで表示されています。

 

Text+のタブ

 

「テキスト」タブはテキストの入力と整形、「レイアウト」タブは配列、「トランスフォーム」タブは全体の座標、「シェーディング」タブは色と装飾の設定をします。

「イメージ」タブは解像度やカラースペースの設定、「セッティング」タブではモーションブラーの設定やコメントの入力などが行えます。この2つは他のノードでも表示される場合がありますが、ノードによって表示される内容は異なります。

 

テキストタブでは、以下の調整が行えます。

  • トラッキング:
    テキスト全体の文字間隔を調整します。
     
  • ラインスペーシング:
    行間の調整です。
     
  • HアンカーとVアンカー:
    上付き、下付き、右寄せ、左寄せの設定ができます。
     
  • ディレクション:
    文字の並びを右から左に変えたり、上下に変えたりします。「Top Down」にすると縦書きになります。
     
  • 打ち消し線とアンダーライン:
    全体の文字に打ち消し線とアンダーラインが入ります。
     
  • ライトオン:
    テキストに1文字ずつ書いていくような「ライトオン」エフェクトを簡単に素早く適用できます。
     

 

ライト オンでアニメーション!

ライト オンを使ってアニメーションを作成してみましょう。

ライト オンは他のスライダーバーと違い、コントロールポイントが2つあります。これは「範囲コントロール」です。

タイムラインの最初のフレームに移動し、ライト オンのEndのポイントに「0.1」と入力します。

 

ENDのポイントに0.1

 

ライト オンは文字全体を0から1の範囲に割り当てているため、「0.1」だと全体の一割程度が表示されていることになります。

2つのコントロールポイントの間をドラッグし左右に動かすと、その範囲の文字が現れて見えます。

これをアニメーション化してみましょう。

バーの隣の「アニメート」ボタンをクリックするか、ライト オンの名前の部分を右クリックし、「Animate Write On Group」を選択します。

 

「Animate Write On Group」

 

タイムラインの最後のフレームに移動し、「範囲コントロール」を右にスライドします。

これでアニメーションが完成しました。

 

一度アニメーションが設定されると、別のフレームでパラメータを動かしたときに自動的にキーフレームが作成されます。

赤く変わったキーフレームボタンの隣に表示される< >をクリックすると前後のキーフレームに移動します。

 

注:Fusionタブのパラメータは、編集ページのタイムライン上で今までのようにキーフレームやスプラインを操作できません。Fusionページのキーフレームエディタやスプラインエディタで調整します。

 

Fusionページでタイミングの調整をする

次にFusionページに移動し、キーフレームを操作してタイミングを調整してみましょう。

Fusionページのノードエディタで、「Template」「MediaOut1」が接続されているのがわかります。

まず、「キーフレームエディタ」を開きます。キーフレームエディタを開くには、上部の「キーフレーム」ボタンをクリックします。

 

「キーフレーム」ボタン

 

ワークエリアには「ノードエディタ」「キーフレームエディタ」の両方が表示されます。セパレーターをドラッグするとウインドウのサイズが変更できます。

キーフレームエディタで「Template」の開閉ボタンをクリックして開くと、「Start」「End」のキーフレームが表示されます。

0フレーム目の「Start」「End」にある白い線をShiftを押しながら両方選択し、マウスで10フレーム目にドラッグして移動します。

同様に最後のフレームにある白い線も10フレーム前に移動しましょう。

 

キーフレームエディタ

 

キーフレームの間が狭くなったので、以前に比べて動きが早くなります。

 

キーフレームエディタに関して詳しくはこちらをご覧ください。

次にスプラインエディタを開きます。

 

スプラインエディタで調整する

Fusionページの上部にある「ノード」のボタンを押してノードエディタを閉じたのち、「スプライン」ボタンをクリックし「スプラインエディタ」を開きます。

Templateのラベルをクリックして開き、「Start」「End」がアクティブな状態なのを確認し、コントロールポイントをすべてドラッグして囲み、右クリックで「Linear」を選択します。これでスプラインがリニアの状態になりました。

もう一度右クリックして「Gradient Extrapolation」を選ぶと、キーフレームの前後がリニアの状態で延長されます。

 

スプラインエディタで調整

 

スプラインエディタに関して詳しくはこちらをご覧ください。

編集ページに戻り、再生してみましょう。

うまく再生できない場合はキャッシュを有効にしてみてください。それでも再生できない場合は「デリバーページ」でムービーとして書き出して再生します。

 

バージョンの保存

次はText+の「レイアウト」を詳しく見ていきますが、今の状態をバージョンとして保存しましょう。

インスペクタツールのタイトルのカラーの隣に「バージョン」ボタンがあります。

 

バージョンの保存

 

このボタンを押すと1-6までの数字が表示され、それぞれの情報を別のバージョンとして保持します。

この「バージョン」ボタンはFusionのノードツールごとに存在し、ツール自体をリセットすると、このバージョン情報も消えます。

 

バージョンボタンを押して、「2」を選択してみましょう。現在と同じパラメータ状態が2番目にコピーされます。

先程のライトオンのアニメーション情報を一旦リセットします。ライトオンのキーフレームボタンの隣にある「リセット」ボタンをクリックします。

他のデータはそのままで、ライトオンだけがリセットされました。

 

 

次はサークルとパスのアニメーションです。

DaVinci Resolve 15 Fusion の Text+で作ろう!(5)タイトルグラフィック

 

Blackmagic Design | DaVinci Resolve 15

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。

DaVinci Resolve 15 Fusion の Text+で作ろう!(3)タイトルグラフィック

Text+をタイムラインに追加しよう!

前置きが長くなりましたが…Text+です。

前のページはこちら。

DaVinci Resolve 15 Fusion の Text+で作ろう!(2)タイトルグラフィック

今回はチュートリアル形式なので1番から見ることをお勧めします。

 

エフェクトライブラリのText+

編集ページの左上にある「エフェクトライブラリ」のタブをクリックすると、今まで「メディアプール」だった場所が「エフェクトライブラリ」に切り変わり、エフェクトの一覧が表示されます。

 

「エフェクトライブラリ」

 

「ツールボックス」にはビデオとオーディオの「トランジション」「タイトル」「ジェネレーター」などがカテゴリ別にあります。

一番左側のボタンを押すと「エフェクトライブラリ」がフルハイト表示されます。

 

「タイトル」、「Fusion Titles」、「Subtitles」があり、「タイトル」の中の「Text+」以外は以前のモジュールで、編集ページでのみ使用可能です。

「Fusion Titles」は、Fusionのグラフィックタイトルテンプレートで、マクロ化されたコンポジションのプリセットです。

「Subtitles」は字幕とクローズドキャプションです。

 

字幕とクローズドキャプションに関して詳しくはこちら

 

Text+をタイムラインに追加する

「Text+」タイトルをタイムラインに追加してみましょう。

「Text+」をドラッグして、V1のビデオに重なるようにV2トラックに置くと、レコードビュアーに「Title」の文字が追加されます。

 

Text+タイトルをタイムラインに追加

 

タイムラインに置いた瞬間、タイムラインのバーが赤くなり、しばらくすると青くなります。これは、自動的にキャッシュが作られるためです。

キャッシュが作成された後は、タイムラインをリアルタイムに再生できます。(環境によります…)

 

レンダーキャッシュなし
レンダーキャッシュなし
レンダーキャッシュあり
レンダーキャッシュあり

 

キャッシュの設定は、メニューの「再生」>「レンダーキャッシュ」にあり、キャッシュの削除は「レンダーキャッシュの削除」からできます。

 

レンダーキャッシュの削除

 

プロジェクト全体のレンダーキャッシュの設定は、「プロジェクト設定」「マスター設定」にあります。

注意:現在のバージョンではキャッシュが上手く動作せず、以前のキャッシュが残ったり、キャッシュがうまく生成できないことがあります。その場合は、キャッシュをオフにして、キャッシュを削除してください。

 

Text+をトリムする

タイトルやジェネレーターを新規で追加した時のデフォルトの継続時間は5秒です。

メニューのDaVinci Resolve>「環境設定」>「ユーザー」タブの「編集」>「一般設定」で新規追加時の継続時間を変更できます。

 

ジェネレーターのデフォルトの継続時間

 

バックグラウンドが3秒で、タイトルレイヤーが5秒なので、バックグラウンドに合わせるためにタイトルをトリムしてカットしてみましょう。

トリムやカットの方法はいくつかありますので、自分のやりやすい方法を見つけてください。

例えば、V1のアウト点に再生ヘッドを合わせ、レーザー編集モードツールでカットして(Command(Ctrl)+B )後半を削除するとか、V2のテキストのアウト点をドラッグしてトリムするなどの方法があります。

ここでは、V2のアウト点のエッジを選択し緑色にして、V1のアウト点に再生ヘッドを合わせ、ショートカットE(編集を拡張)を押してみましょう。

 

ショートカットE(編集を拡張

 

すぐにエッジが揃います。

 

ギャップの削除

編集で削除やトリムを繰り返すと、余分な空白(ギャップ)が生まれる事がしばしばあります。DaVinci Resolve 15 ではタイムラインのギャップを一度に削除する機能がつきました。「編集」>「Delete Gaps」でギャップを削除できます。

 

Delete Gaps

 

タイムラインが長くなるほどギャップを見つけるのは難しくなります。

 

インスペクタで調整する

「Text+」の調整はインスペクタで行います。インスペクタが表示されていない場合は、右上の「インスペクタ」ボタンをクリックしましょう。

「インスペクタ」も右上のボタンでフルハイトにできます。「インスペクタ」は特に設定項目が多いため、フルハイトで使用することが多くなります。

編集ページのタイムラインの「Text+」クリップを選択すると、自動的にインスペクタが表示されます。

 

「インスペクタ」

 

「インスペクタコントロール」の詳しい内容はこちらをご覧ください。

 

このままの状態でFusionページに切り替えてみると…

「Template」「MediaOut1」が接続されています。

 

「Template」と「MediaOut1」

 

Temlateの上にしばらくカーソル置くとツールチップが表示されます。Template(Text+,Tet+)と書かれていることから、これがText+モジュールということがわかります。

実際にFusionページの「Text+」と編集ページの「Text+」タイトルでは初期の文字の大きさ以外に差がありません。

編集ページ調整した項目は、Fusionページでも反映されます。

 

サブクリップの作成

Fusionページ内で「Text+」のデータを編集できますが、編集ページのように下のトラックと重ねて見ることができません。

メディアプールから素材をノードエディタにドラッグして追加できます。しかし、この方法ではFusion内でタイミングを再指定する必要があります。これは非常に面倒な作業です。

 

メディアプールから素材をノードエディタにドラッグ

 

V1にあるクリップからイン点とアウト点の間だけを抜き出した「サブクリップ」を作成することができます。

編集ページに戻り、V1以外のタイムラインのトラックの表示を一時的に消し、V1クリップのみを表示します。

 

V1以外のタイムラインのトラックを非表示
V1以外のタイムラインのトラックを非表示

 

レコードビュアーを選択し、Fキー(マッチフレーム)を押すとソースビュアーに元の素材が表示されるので、ソースビュアーの画面内をドラッグし、メディアプールのビンにドロップします。

 

レコードビュアーを選択し、Fキー(マッチフレーム)を押す
レコードビュアーを選択し、Fキー(マッチフレーム)を押す

 

すると、イン点の前とアウト点の後が切り取られた、使用している長さの「サブクリップ」が作成されます。

サブクリップをFusionページのノードエディタにドロップすると、抜き出されたクリップが表示されます。

 

サブクリップをFusionページのノードエディタにドロップ
サブクリップをFusionページのノードエディタにドロップ

 

サブクリップのヘッドとテイルを元に戻すには、メディアプールのサブクリップを右クリックし、「Edit Subclip」を選択します。

 

Edit Subclip
Edit Subclip

 

編集ページでトラックの非表示ボタンをクリックしてタイムラインの表示を元に戻し、V2のText+クリップを再度表示しましょう。

 

次は実際にアニメーションしてみましょう。

DaVinci Resolve 15 Fusion の Text+で作ろう!(4)タイトルグラフィック

 

Blackmagic Design | DaVinci Resolve 15

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。

DaVinci Resolve 15 Fusion の Text+で作ろう!(2)タイトルグラフィック

編集ページで編集しよう!

それでは、メディアプールに持ち込んだバックグラウンドの素材を編集してみましょう。

前のページはこちら。

DaVinci Resolve 15 Fusion の Text+で作ろう!(1)タイトルグラフィック

今回はチュートリアル形式なので1番から見ることをお勧めします。

 

ページタブで「メディアページ」から「編集ページ」に移動します。

(ページタブを右クリックすると、メニューをアイコンだけにする事ができます。)

左側のメディアプールに先程読み込んだ素材が表示されています。

メディアプール

他のページにもメディアプールはありますが、表示される素材はどのページも共通です。

メディアプールのサムネイル上をホバースクラブすると、簡単に動画を確認でき、ホバースクラブ中にイン点やアウト点を打つことも出来ます。

サムネイル表示とリスト表示の切り替えは、上部のボタンをクリックします。「フィルムストリップを表示」にするとリスト表示でもスクラブして確認できます。

フィルムストリップを有効

素材をダブルクリックし、ソースビュアーに読み込みます。

ソースビュアーの上部にあるタイトルをドロップダウンすると、以前読み込んだ素材を再度表示できます。

前読み込んだ素材を再度表示

 

再生の操作

ビュアーの再生操作です。

ビュアーを選択して「スペースキー」を押すと再生し、再び押すと停止します。また、一般的な編集ソフトウェアで使われるキーボードの「JKL」を使用して逆再生、停止、再生を操作できます。

「K」を押しながら「J」を押すと1フレームずつ戻り、「K」を押しながら「L」を押すと1フレームずつ進みます。左右の「矢印キー」でも1フレーム毎に前後できます。

「J」「L」を連打すると倍速で早戻しや早送りできます。

ソースビュアーのトランスポートコントロールで再生し、イン点(Iキー)アウト点(Oキー)を決定します。

イン点(Iキー)とアウト点(Oキー)

DaVinci Resolve 15ではメニューが整理されたため、目的のコマンドとショートカットキーが探しやすくなっています。

 

イン点とアウト点を決定する

編集の基本は、イン点とアウト点を打って編集…イン点とアウト点を打って編集…です。

 

それはさておき…

イン点を決めて「3秒」の長さで素材をカットしましょう。

イン点とアウト点を打って編集

まず、素材を再生し、「I」キーを押してイン点を設定します。再生を停止して、「Shift+I」キーでイン点に移動します。

ソースビュアーの右上のタイムコード表示部分をクリックし、+300と入力するか、+3.と入力します。

のタイムコード表示部分をクリック

タイムコード表示部に入力された数字が表示されます。

エンターを押して、「O」キーでアウト点を設定します。

イン点、アウト点を消去するには、「Option (Alt)+I」(イン点の消去)、もしくは「Option (Alt)+O」(アウト点の消去)を入力します。

同時に消去する場合は、「Option (Alt)+X」キーです。

 

タイムラインに編集する

タイムラインにソースクリップを編集するには、いくつかの方法があります。

 

  • タイムラインにドラッグ&ドロップする。
     
  • レコードビュアーにドラッグする。
     
  • ツールバーのツールを使用する。
     
  • ショートカットキーを使用する。

 

「挿入」「上書き」「置き換え」などのモードがありますが、タイムライン上に初めてクリップを挿入する場合は、どのモードでも同じ動作です。

「挿入」、「上書き」、「置き換え」

すでにタイムラインにクリップがある場合は、モードにより動作が変わります。

 

レコードビュアーにドラッグして挿入してみましょう。

レコードビュアーの右側にドラッグすると、「編集オーバーレイ」が表示されます。(フィットトゥフィルや末尾に追加などはここから利用すると便利です。)

編集オーバーレイ

レコードビュアーにドロップすると、タイムラインにイン点やアウト点が指定されていない限り、再生ヘッドの位置にクリップが追加されます。

 

タイムラインに編集した素材を確認する

タイムラインに編集した素材を確認してみましょう。

DaVinci Resilve 15で追加された「イン点とアウト点間をマーカーに変えるコマンド」を使用してみます。

タイムラインに追加したクリップ上に再生ヘッドを合わせ、「X」キー(クリップをマーク)を押します。編集したセグメント間にイン点とアウト点が設定されます。

タイムラインルーラーを右クリックし、「Convert In and Out to Duration Maker」(イン/アウトをデュレーション付きマーカーに変換)を選択します。

「Convert In and Out to Duration Maker」(

イン点とアウト点がマーカーに変換されレコードビュアーに「マーカーオーバーレイ」が表示されます。

「マーカーオーバーレイ」

おや?1フレーム多いですか?

クリップの継続時間を変更してトリムしてみましょう。

タイムラインのクリップを右クリックして、「Change Clip Duration」(Command(Ctrl)+D)を選択すると継続時間を変更するポップアップが表示されます。

「Change Clip Duration」

 

デュレーションがちょうど3秒(3:00)になっていれば、オッケーです。

継続時間を変更するポップアップ

 

これでタイトルを追加する準備が整いました。

 

次に進みます。

DaVinci Resolve 15 Fusion の Text+で作ろう!(3)タイトルグラフィック

 

Blackmagic Design | DaVinci Resolve 15

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。

DaVinci Resolve 15 Fusion の Text+で作ろう!(1)タイトルグラフィック

さて、今回は「DaVinci Resolve 15 のText+を使って何か作ってみよう!」という事で、Resolveを使った簡単な編集からText+の使い方を解説します!

順を追って説明するので、DaVinci Resolve 15の編集や基本的なFusionの使い方がわかるはず…。

きっとAfter Effectsのような…以下略。

今回はチュートリアル形式なのでここから見ることをお勧めします。

 

Text+ツールを使ってタイトルグラフィックを作ろう!

DaVinci Resolve 15で新しく追加された「Text+」ツールは、編集ページで使えるだけでなく、そのままFusionの「Text+」モジュールとして動作します。そのため、編集ページとFusionページでタイトルやモーショングラフィックスの作成が可能になります。

DaVinci Resolve 15のStudio版と無償版のFusionの機能の違いは、高解像度のアウトプットや一部の高機能なエフェクト、VRツールなどで、基本的な操作は変わりなく使用できます。

 

アプリケーションのインストール

何はともあれ、まずはアプリケーションのインストール!

すでにインストールしている方は飛ばしてください。

DaVinci Resolve 15ダウンロード

DaVinci Resolve 15のベータ版は以下からダウンロードできます。

DaVinci Resolve 15 ベータ版

インストールに関してはこちらをご覧ください。

注意:現在、DaVinci Resolve 15はベータ版です。バグや不具合などがある場合があります。

 

バックグラウンド素材のインポート

それでは、タイトルのバックグラウンドとなる素材をDaVinci Resolveにインポートしましょう。

読み込む素材は、DaVinci Resolveが対応しているフォーマットならなんでも。「Pixabayなどでダウンロードした素材や撮影済みのものでも構いません。

DaVinci Resolve 15対応コーデックリスト(PDF)

Pixabay

PixabayはCC0のロイヤリティフリーのフォト、動画ダウンロードサイトです。

今回は「Natron」「Shadertoy」モジュールを使って書き出したバックグラウンドを使ってみます。

ちなみに「Natron」はクロスプラットフォームのOpenFX対応のオープンソースコンポジットツールです。

Natron

Natron UI

「Shadertoy」はブラウザ上にGLSLでフラグメントシェーダーを書いたり、コードを見る事ができるサイトですが…これらの説明は割愛します。

Shadertoy

素材を用意したら、DaVinci Resolve 15を起動し、画面の一番下のページタブからメディアページを開き、ファイルをメディアプールに移しましょう!

メディアプールに移す前に…

 

なぜメディアプールにファイルを移すの?

多くの編集ソフトウェアでは、ファイルのインポート時にファイルを管理するためにリスト化します。

その際に編集しやすいように最適化されたメディアに変換したり、ネイティブのまま扱ったりとソフトウェアにより動作は異なります。

DaVinci Resolveではファイルのメディアを直接扱う訳ではなく、データベースにリンクの情報を登録して、それを扱います。

「最適化メディア」「キャッシュ」を意図的に作らない限りはメディアは生成されず、そのためグラフィックパワーが要求されます。

必要なときに後から最適化メディアを作成したり、キャッシュのオンオフも自由にできるため、グラフィックパワーが十分でない場合にも柔軟に対応できます。

一方、素材の場所が変わったり、ディスクからアクセスできなくなるとクリップの表示はオフラインに変わります。

素材の場所が移動してもディスクの再接続や、素材の再リンクで素早くオンラインの状態に変わります。

 

外付けのディスクが表示されない!

メディアページでディスクや特定のフォルダを表示するには、「メディアストレージロケーション」にその場所が登録されていなければなりません。

外付けディスクなどがメディアページで表示されない場合には、メニューから「DaVinci Resolve」>「環境設定」>「システム設定」タブで「メディアストレージ」を選択します。

メディアストレージロケーション

「接続されているローカル/ネットワークストレージロケーションを自動的に表示する」にチェックを入れ「保存」すると、メディアページのメディアストレージに全てのディスクが表示されます。

特定のフォルダを指定する場合は、「追加」でフォルダを指定します。

一番上に表示されているフォルダは、通常はユーザーフォルダになっていますが、スクラッチディスクとしても使用されるため、高速なディスクを選択するかキャッシュを別フォルダに設定した方が高速に動作します。

 

まずはプロジェクトのフレームレートを設定しよう!

最初にメディアプールに素材を登録するときに、現在設定されているタイムラインのフレームレートとビデオフォーマットが異なる場合、それを合わせるかどうかを尋ねるダイアログが表示されます。

イムラインのフレームレートとビデオフォーマットが異なる場合

「変更」をクリックすると、持ち込んだ素材にタイムラインの解像度とフレームレートを合わせます。通常はこれで問題ありません。目的のフォーマットと違う場合は、あらかじめ設定して「変更しません」をクリックします。

フレームレートが混在する場合や、目的のフレームレートと素材のフレームレートが違う場合は、プロジェクトのフレームレートを手動で選択する必要があります。

解像度はいつでも変更できますが、タイムラインのフレームレートは素材読み込み後に変更できません。とても面倒なので…確認しましょう。

素材を持ち込む前にプロジェクトを設定するには、

「ファイル」>「プロジェクト設定」>「タイムラインフォーマット」「タイムラインフレームレート」を設定します。

タイムラインフレームレート

準備ができたら、メディアページでメディアプールに素材をドラッグ&ドロップします。この時にMasterの下にフォルダごとドロップすると、フォルダ名のビンが作成されます。

メディアページでメディアプールに素材をドラッグ&ドロップ

 

ライブセーブの設定をしよう!

現在ベータ版のため、作業途中で動作しなくなる事が多々あります。そのため、ライブセーブをオンにしておくと、セーブをそれほど気にする必要なく作業を続ける事ができます!

ライブセーブは、「環境設定」>「Project Save and Load」にあります。

ライブセーブ

今回はここまで。

 

次のページはこちら。

DaVinci Resolve 15 Fusion の Text+で作ろう!(2)タイトルグラフィック

 

Blackmagic Design | DaVinci Resolve 15

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (5) スプラインエディタ

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (5) スプラインエディタ

スプラインエディタ

「スプラインエディタ」では、スプライン(曲線)を使用してキーフレームのタイミングと値を詳細にコントロールできます。スプラインエディタは主に4つの部分で構成され、上部にズームコントロールとフレーミングコントロール、左側にパラメータリスト、中央にグラフエディタ、下部にツールバーがあります。

スプラインエディタ

コントロールの方法はキーフレームエディタと似ていますが、スプラインエディタでは主にスプラインを使用したキーフレーム間のモーションを調整します。

 

DaVinci Resolve 15 Studioパブリックベータの新機能

 

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (1)ノードエディタの概要

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (2)ビュアーとトランスポート制御

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (3)エフェクトライブラリとメディアプール

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (4)キーフレームエディタ

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (5)スプラインエディタ

 

 

スプラインエディタ

 

スプラインエディタコントロールの概要

上部にあるズームとフレーミングのコントロールを使用して、ワークエリアを調整します。

スプラインエディタコントロール

  • 「ズームコントロール」を使用して、エディタの縦と横のサイズを調整できます。
     
  • 「Fit」ボタンですべてのスプラインの幅をスプラインエディタの幅に合わせます。(Command(Ctrl)+ F )
     
  • 「Rect to Zoom」ツールを使用し、スプラインエディタの領域を四角形で囲みズームできます。(Command(Ctrl)+ R )
     
  • 「オプション」メニューはフィルタリングと表示に関する追加のコントロールを表示します。
     

「タイムラインルーラー」では再生ヘッドをスクラブできます。

 

左側の「パラメータリスト」で、どのスプラインがグラフビューに表示されるかを決定します。デフォルトでは、パラメータリストにノードのすべてのパラメータが階層リストで表示されます。

「パラメータリスト」

「パラメータリスト」では名前の横にあるチェックボックスでキーフレームのパラメータカーブを表示/非表示にできます。カラーコントロールを使用してスプラインの色をカスタマイズし、複雑なスプラインを見やすくできます。

 

パネルのほとんどの場所を占める「グラフビュー」には2つの軸があるアニメーションスプラインが表示されます。

「グラフビュー」

水平の軸は時間を表し、垂直の軸はコントロールポイントの値を表します。スプラインエディタの右下にある水平と垂直の「編集ボックス」でコントロールポイントの値を変更できます。

 

スプラインエディタの下部にはコントロールポイントを設定する「ツールバー」があり、補間やルーピング、スプラインの編集ツールを目的に応じて選択できます。

ツールバー

 

スプラインエディタのスケーリングとパン

 

ノードエディタと同じく、一般的なマウス操作でパンとスケーリングができます。

参照:ノードエディタでのマウス操作

 

表示するパラメータの選択

アニメーションの作成やスプラインの編集を開始する前に、スプラインのパラメータを選択する必要があります。

 

アニメーションを設定する

インスペクタのコントロールパネルで、アニメーションするパラメータを右クリックし、コンテキストメニューから「アニメート」を選択します。

「アニメーション」を選択

再度パラメータを右クリックし、コンテキストメニューから「編集」を選択します。

パラメータの「キーフレームボタン」を押すと現在の再生ヘッドの位置にキーフレームが作成されアニメーションが有効になります。

 

すべてのノードのパラメータを表示する

スプラインエディタの右上にあるオプションメニューをクリックし、「すべてのコントロールを表示」 (Expose All Controls)を選択します。このコントロールはオフにすると、元に戻ります。

「すべてのコントロールを表示」 (Expose All Controls)
選択しているノードのスプラインのみ表示する

スプラインエディタのオプションメニューをクリックし、「選択したツールのみを表示」(Show Only Selected)を選択します。

 

スプライン編集の概要

スプラインエディタでは、キーフレームとスプラインの編集やリタイミングを調整できますが、主に以下のツールを使用してアニメーションを編集します。

 

コントロールポイントを選択する方法
  • コントロールポイントをクリックして選択します。
     
  • Command(Ctrl)キーを押しながら複数のコントロールポイントをクリックして選択します。
     
  • 複数のコントロールポイントの周りをドラッグして囲み選択します。

 

コントロールポイントとスプラインの編集
  • コントロールポイントを追加するには、スプライン上の任意の場所をクリックします。
     
  • 1つまたは複数の選択したコントロールポイントをドラッグして、スプラインの形状を変更できます。
     
  • Shiftキーを押しながらコントロールポイントをドラッグすると、動きが垂直または水平に制限されます。

 

ベジェ曲線を編集する
  • ベジェハンドルを表示するコントロールポイントを選択し、ベジェハンドルをドラッグします。
     
  • ベジェハンドルをCommand(Ctrl)を押しながらドラッグすると、左右のハンドルの角度が分離します。
     
    ベジェハンドルをCommand(Ctrl)を押しながらドラッグ

 

コントロールポイントを削除する
  • コントロールポイントを選択し、削除またはバックスペースキーを押します。

 

スプラインエディタツールバー

スプラインエディタの一番下にあるツールバーには、「コントロールポイントの補間」ボタン、「スプラインループモード」、および「スプライン編集ツール」があります。

 

コントロールポイントの補間ボタン

左側の5つのボタンでコントロールポイントの補間を調整できます。

コントロールポイントの補間ボタン

  • スムース:
    自動的に調整するベジェ曲線を作成して、スムーズに補間するアニメーションを作成します。(Sキー)
     
  • リニア:
    線形のコントロールポイントを作成します。(Shift+Lキー)
     

    リニア
  • インバート:
    選択したキーフレームの垂直位置を相対的に反転します。
     
  • ステップイン:
    キーフレームの値が固定され、次のキーフレームに達した瞬間にキーフレームの値が切り替わります。(Iキー)
     
    ステップイン
  • ステップアウト:
    キーフレームの値が固定され、キーフレームを過ぎたすぐ後に次のキーフレームの値に切り替わります。(Oキー)
     
    ステップアウト
  • リバース:
    キーフレームが逆方向になるように、選択したキーフレームの水平位置を反転します。(Vキー)

 

スプラインループモードボタン

次の3つのボタンは、スプラインの最後のコントロールポイントの後にループを設定し、キーフレームを打たずに連続するループアニメーションを簡単に作成できます。

選択したコントロールポイントのみループし、2つ以上のコントロールポイントが必要です。

スプラインループモードボタン

  • ループ設定:
    キーフレームが順次同じパターンを繰り返します。
     
    ループ設定
  • ピンポン設定:
    選択したキーフレームの反転セットを繰り返し、スムーズにループします。
     
    ピンポン設定
  • リレーティブ設定:
    選択したキーフレームは同じパターンを繰り返しますが、キーフレームの繰り返しパターンの値は、キーフレームの現在値によって増減されます。そのため、ループごとにキーフレームの値は増加または減少するループになります。
     
    リレーティブ設定

 

スプライン編集ツールボタン

次の5つのボタンは、特殊なスプライン編集ツールです。

スプライン編集ツールボタン

  • すべてを選択:
    スプラインエディタで使用可能なすべてのキーフレームを選択します。
     
  • クリックして追加:
    このツールはクリックで選択し、再度クリックすると選択が解除されます。
     
    キーフレームモードに応じて動作が異なり、スムースまたはリニアのキーフレーム間でこのツールを使用すると、クリックした場所にキーフレームが追加されます。キーフレーム間が「ステップイン」または「ステップアウト」の場合、スプラインセグメントを上下に移動できます。
     
  • タイムストレッチ:
    キーフレームの範囲を選択し「タイムストレッチ」ツールをオンにすると、キーフレームの範囲全体をストレッチしてタイミングを変更できます。キーフレーム間の相対的な関係を失うことなく、全体のタイミングを変更します。
     
    「タイムストレッチ」をオンにすると、キーフレームの周囲にバウンディングボックスが表示されます。タイムストレッチをオフにするにはツールを再度クリックします。
     
  • シェイプボックス:
    調整したいコントロールポイントのグループを囲み「シェイプボックス」をオンにすると、バウンディングボックスが表示されます。(Shift-Bキー)
     
    上/下/左/右のハンドルを使用して伸縮したり、コーナーハンドルを使用し変形できます。ボックス境界上でドラッグすると移動でき、コーナーハンドルをCommand(Ctrl)キーを押しながらドラッグすると菱形にコーナーストレッチできます。
     
  • キーマーカーを表示:
    このコントロールをオンにすると、表示しているパラメーターのキーフレームの場所がタイムラインルーラーに表示されます。このキーマーカーの色はコントロールポイントで指定している色と同じです。

 

スプラインエディタコントロールのオプションメニュー

スプラインエディタの上部右端にあるスプラインエディタコントロールのオプションメニューでは、フィルタを設定して特定のノードを表示したり、選択したツールの表示やツールコントロールの展開と折り畳みなどが設定できます。

スプラインエディタコントロールのオプションメニュー

選択されたツールのみ表示(Show Only Selected Tool)

「選択されたツールのみ表示」を選択すると、ノードエディタで選択しているツールのスプライン以外の他のすべてのスプラインが除外されます。

チェックを外すと元の表示状態に戻ります。

 

スプラインエディタのフィルタリング

フィルタリストには、デフォルトで「Show All」「Show None」があります。これらは変更できず、別のフィルタリング方法が必要な場合、新しいフィルターを作成する必要があります。

 

フィルタの作成

フィルタの作成方法はキーフレームエディタの場合と同じです。

参照:キーフレームエディタ フィルタの作成

フィルタはスプラインエディタとタイムラインに同時に適用されます。

 

コントロールの展開と折り畳み

スプラインエディタコントロールの「オプション」メニューに「全てのコントロールを展開」(Expand All Controls )と「全てのコントロールを折り畳み」(Colapse All Controls)があります。

「全てのコントロールの展開」は表示されている開閉ボタンのある全てのコントロールを一度に開きます。「全てのコントロールの折り畳み」は開いている全てのコントロールを一度に閉じます。

 

すべてのコントロールを表示

「すべてのコントロールを表示」 (Expose All Controls)を選択すると、ノードエディタ内のすべてのツールのパラメータが表示されます。この状態でコントロールの1つをアクティブにすると、アニメーションスプラインが自動的に追加されます。

 

セレクトツール
  • 全てのツールを選択:(Select All Tools)
    表示されているすべてのツールが選択され「アクティブ」になります。
     
  • 全てのツールの選択解除:(Deselect All Tools)
    すべてのスプラインチェックボックスは「無効」に設定されます。
     
  • 1つのツールを選択:(Select One Tool)
    ヘッダー内の1つのスプラインのみがアクティブになり、一度に表示されます。
     
    別のスプラインのチェックボックスをクリックすると、「アクティブ」に設定され、他のスプラインはすべて「無効」になります。

 

ツールステータスチェックボックス

スプラインエディタの左側にあるパラメータリストの名前の隣に、スプラインのステータスを示すチェックボックスがあります。

パラメータ名を選択すると、チェックボックスがアクティブになります。別のパラメータを選択してそれが有効になると、最初のパラメータは無効になります。

ツールステータスチェックボックス

チェックボックスには、「アクティブ」「表示」「無効」の3つのモードがあります。

  • アクティブ:
    チェックボックスをオンにすると、スプラインがグラフに表示されアクティブになります。このスプラインは編集することができます。
     
  • 表示:
    チェックボックスが白いボックスの場合、スプラインはグラフに表示されますが、読み取り専用で編集することはできません。
     
  • 無効:
    チェックボックスが空の場合、スプラインはグラフに表示されず、編集もできません。

パラメータ名が選択されていない場合でも、チェックボックスをクリックしてモードを変更できます。

パラメータの親にあたるツールレベルでチェックボックスの状態を変更すると、そのツールに接続されているすべてのスプラインにモードが設定されます。

 

コンテキストメニュー

左側のパラメータリストで右クリックし表示されるコンテキストメニューとグラフエディタ内のコンテキストメニューでは内容が異なります。いくつかは共通ですが、場所や選択している項目により特定のメニューがあります。

Fusionではメニューやボタンで用意されている機能は僅かです。詳細な機能にアクセスするためには、コンテキストメニューの動作とそこに表示される機能を理解することが重要です。

 

パラメータリストのコンテキストメニュー

パラメータリストのコンテキストメニューでは、スプラインの補間や操作に加え、スプラインの名前や色を変更したり、選択グループを作成できます。

パラメータリストのコンテキストメニューは、親に当たるノード名を右クリックした場合と、パラメータを右クリックした場合で表示内容と動作が変わります。

ノード名のコンテキストメニュー
ノード名のコンテキストメニュー
パラメータのコンテキストメニュー
パラメータのコンテキストメニュー

例えば、ノード名で「カット」を選択すると、ノード自身がカットされ、スプラインエディタやノードエディタから表示が消えます。パラメータを「カット」した場合はスプラインエディタから表示は消えますがノードは削除されず、アニメーションのスプラインがカットされ、他のスプラインのパラメータにペーストできます。

ノード名のコンテキストメニューにはノードエディタで使用できるようなノードの操作に関する項目が含まれ、パラメータのコンテキストメニューには、グラフエディタで使用できる内容が多く含まれます。

選択している項目がメニューで使用できない場合はグレーアウトします。

 

以下はパラメータリストで使用出来るコンテキストメニューです。

 

スプラインの名前を変更

スプラインのデフォルト名は、アニメーションするパラメータの名前です。共同で作業をする場合は名前を変更すると便利です。

スプラインの名前を変更するには、ヘッダのスプライン名を右クリックし、コンテキストメニューから「スプラインの名前の変更(Rename Spline)」(F2キー)を選択します。

スプラインの名前を変更

 

スプラインカラーの変更

スプラインのカラーを見やすく変更できます。

スプラインの色を変更するには、ヘッダーのスプライン名を右クリックし、コンテキストメニューから「色の変更(Change Color)」を選択します。

スプラインカラーの変更

パラメータリストに表示されている色のついた丸印をクリックしても変更できます。

 

選択グループ

ヘッダーにスプラインの現在の選択状態を保存し、必要に応じて再適用できる選択グループを作成することができます。

選択グループ

選択グループを作成するには、次の手順を実行します。

ヘッダーまたはグラフのパラメータを右クリックし、コンテキストメニューから、「現在の選択を保存(Save Current Selection)」を選択します。

ダイアログで選択グループに名前を付けて、「OK」をクリックします。

選択グループを再度適用するには、ヘッダー内の任意のパラメータを右クリックして、「選択のセット(Set Selection)」サブメニューから選択グループの名前を選びます。また、コンテキストメニューオプションでは選択グループの名称変更や削除が可能です。

 

コントロール項目を表示

「コントロール項目を表示(Show Control Items)」オプションは、アニメーション化しているかどうかに関わらず、スプラインヘッダーのツールのすべてのパラメータを表示します。

コントロール項目を表示する

 

グラフエディタ

グラフエディタはアニメーションのあるスプラインを表示し、キーフレームを操作できます。主にツールバーを使用して編集しますが、特殊な補間やループなどの設定はコンテキストメニューから選択します。

 

グラフエディタの操作

キーフレームの移動

キーフレームは、カーソル、キーボード、またはツールバーの時間と値の編集コントロールを使用して移動できます。

 

カーソルでキーフレームを移動するには

選択したキーフレームを新しい位置にドラッグします。複数のポイントが選択されている場合、選択したポイントは同時に移動します。

Option(Alt)キーを押しながらポイントをドラッグすると、ドラッグした最初の軸に動きを制限することができます。

 

キーボードでキーフレームを移動するには

キーフレームを選択し、矢印キーを使用してキーフレームを左右、上下に移動できます。

Shiftキーを押しながら操作するとキーフレームが大きく動き、Ctrlキーを押しながら操作すると小さく動きます。

 

時間と値の編集

スプラインエディタの右下には「時間」「値」の編集ボックスがあります。ボックスに数値を入力し、キーフレームの位置とパラメータ値を移動できます。

3つのモードでキーフレームの時間と値を正確に変更できます。デフォルトでは、キーフレームを設定するフレーム数とパラメータ値が入力でき、ドロップダウンメニューでオフセットやスケールなど他のモードを選択しキーフレームの位置や値を変更できます。

時間と値の編集

 

時間ボックス

「Time」「Time Offset」「Time Scale」モードを使用して、選択したキーフレームの現在の時刻を変更します。

時間ボックス

  • Time
    「Time」に設定している場合、編集ボックスにキーフレームの現在の位置がフレーム番号で表示されます。新しいフレーム番号を入力すると、キーフレームが指定されたフレームに移動します。
     
    キーフレームを選択していない場合や複数のキーフレームを選択している場合は何も入力できません。
     
  • Time オフセット
    「Time Offset」モードを選択すると、選択したキーフレームが相対位置に基づき移動します。正または負の値のオフセットを入力できます。
     
    たとえば、オフセットで-2を入力すると、選択したキーフレームがフレーム10から8に移動します。
     
  • Time スケール
    「Time Scale」モードを選択すると、選択したキーフレームの位置は、再生ヘッドの位置に基づきスケーリングされます。
     
    たとえば、キーフレームがフレーム10で、再生ヘッドがフレーム5にある場合、スケール2を入力すると、再生ヘッドの位置からフレーム15まで、10フレーム先にキーフレームが移動します。

 

値ボックス

値モード、値のオフセット、および値のスケールを使用して、選択したキーフレームのパラメータ値を変更するために使用します。

  • Value
    「Value」に設定している場合、編集ボックスには現在選択されているキーフレームの値が表示されます。編集ボックスに新しい数字を入力すると、キーフレームの値が変更されます。
     
    複数のキーフレームが選択されている場合は、新しい値を入力すると、選択したすべてのキーフレームがその値に設定されます。
     
  • Value オフセット
    「Value Offset」を選択し、編集ボックスに新しい値を入力すると、選択したキーフレームの値が指定した量だけ移動します。
     
    たとえば、値-2を入力すると、値が10から8に変更されます。
     
  • Value スケール
    「Value Scale」を選択し、新しい値を入力すると、選択したキーフレームの値が指定された量だけ拡大または縮小されます。
     
    たとえば、値0.5を入力すると、キーフレームの値が10から5に変更されます。

 

グラフエディタのコンテキストメニュー

グラフエディタのコンテキストメニューには、グラフエディタの表示方法やキーフレームの操作、補間に関する項目などがあります。

コンテキストメニューはいくつかのセクションに分かれており、セクションごとに機能が分類されています。

グラフエディタのコンテキストメニュー

 

グラフエディタの表示と操作 セクション

「スケール」「オプション」「モード」サブメニューがあり、グラフエディタの表示と操作のモードを選択します。

 

スケール サブメニュー

スケール サブメニュー

グラフ内のスプラインをスケールするには、次のいずれかの操作を行います。

  • スケールにフィット(Scale To Fit)
    ビューにスプラインを合わせます。(Command(Ctrl)+F)
     
  • 矩形にスケール(Scale To Rectangle)
    矩形を描画しその範囲を拡大します。(Command(Ctrl)+ R )
     
  • デフォルトのスケール(Default Scale) 
    デフォルトのスケールに戻します。
     
  • ズームイン/アウト
    段階的にズームイン/アウトします。(Num +/-)
     
  • 自動フィット(Auto-fit)
    新しいスプラインを選択または追加したときに自動的にフィットします。
     
  • 自動スクロール(Auto-Scroll)
    ビューをX軸方向に合わせます。
     
  • マニュアル(Manual)
    「自動フィット」「自動スクロール」「マニュアル」は、いずれか1つしか選択できません。自動調整したくない場合は「マニュアル」を選択します。

 

オプション サブメニュー

オプション サブメニュー

グラフ領域にスプラインの表示を収めるためのオプションがあります。

  • フィットタイム(Fit Times)
    「フィットタイム」を有効にしてスプラインを選択すると、すべての表示スプラインが考慮され、グラフは自動的にX軸に合わせスケーリングします。
     
    オプションをオフにすると、新しいスプラインをアクティブにしても水平スケールは変更しません。
     
  • フィットバリュー(Fit Values)
    「フィットバリュー」を有効にしてスプラインを選択すると、すべての表示スプラインが考慮され、グラフは自動的にY軸に合わせスケーリングします。
     
    オプションをオフにすると、新しいスプラインをアクティブにしても垂直スケールは変更しません。
     
  • フォローアクティブ(Follow Active)
    このオプションを使用すると、現在アクティブなツールに接続されているすべてのスプラインが表示され、ツールが選択されるたびに編集可能になります。
     
  • ハンドルの独立(Independent-Handles)
    このオプションを有効にすると、コントロールポイントの左右のハンドルが独立して操作できます。
     
  • 「オートスナップポイント」「オートスナップガイド」はキーフレームエディタと同じです。
     
    参照:キーフレームエディタ オートスナップ
     
  • ガイドグラブを有効にする (Enable Guides Grab)
    このオプションがオンの場合、スプラインが表示されているエリアでガイドをクリックして移動できます。
     
    オフの場合、ガイドエリアを直接クリックした時のみガイドを移動でき、誤ってガイドが移動するのを防ぎます。

 

モード サブメニュー

モード サブメニュー

キーフレームの追加方法と編集時のモードを選択するサブメニューです。このメニューにあるショートカットはスプラインエディタだけではなく、マスクやペイントでも多用するので覚えておくと便利です。

  • クリックして追加:(Click Append)
    クリックした場所に常にコントロールポイントを追加するモードです。コントロールポイントを選択すると移動ができます。(Shift+C)
     
  • 挿入と変更:(Insert and Modify)
    スプラインのセグメント上でクリックすると、コントロールポイントをその場所にインサートします。コントロールポイントを選択すると移動ができます。(Shift+I)
     
  • 変更のみ:(Modify Only)
    コントロールポイントは作成されません。すでにあるコントロールポイントが移動できます。(Shift+M)
     
  • タイムストレッチ:
    キーフレームの範囲を選択し、「タイムストレッチ」を選択すると、キーフレームの周囲にバウンディングボックスが表示され範囲全体をストレッチしてタイミングを変更できます。
     
    ツールバーの機能と連動し、メニューから選択した場合でもツールバーからオフにできます。
     
  • シェイプボックス:
    調整したいコントロールポイントのグループを囲み「シェイプボックス」を選択にすると、バウンディングボックスが表示されます。(Shift-Bキー)
     
    ツールバーの機能と連動し、メニューから選択した場合でもツールバーからオフにできます。

 

キーフレームの編集 セクション

キーフレームのカット、コピー、ペーストやキーフレームの追加、削除、ポイントの削減などのコマンドがメニューから使用できます。

これらのコマンドは通常ショートカットキーを使いますが、その場合選択されたキーフレームもしくは再生ヘッドのある位置が優先されます。一方メニューからアクセスし、これらのコマンドを使用した場合は、グラフ内のカーソルの位置が優先されます。

キーフレームの編集 セクション

  • カット(Cut)
    1つもしくは複数の選択したキーフレームをカットします。(Command(Ctrl)+X)
     
  • 値のコピー(Copy Value)
    単一の値をコピーします。
     
  • ポイントのコピー(Copy Points)
    1つもしくは複数の選択したキーフレームのポイントをコピーします。(Command(Ctrl)+C)
     

    また、Command(Ctrl)キーを押しながら、ポイントをドラッグするとコピーできます。
     
  • ポイント/値のペースト(Copy Value)
    1つもしくは複数のキーフレームのポイントもしくは値ポイントをペーストします。(Command(Ctrl)+V)
     
  • オフセット付きでペースト (Paste With Offset)
    ダイアログが開きオフセット付きでペーストします。
     
  • 削除(Delete)
    1つもしくは複数の選択したキーフレームを削除します。キーフレームのみが削除され、スプラインは削除されません。(Delete)
     
  • キーを設定 (Set Key)
    コンテキストメニューが表示されているときにカーソルの位置にキーフレームが追加されます。
     
    Command(Ctrl)+Kショートカットキーを使うと、現在の再生ヘッドの位置に追加できます。
     
  • キーを等しく設定 (Set Key Equal To)
    このオプションを使用すると、前または次のキーフレームと同じ値で新しいキーフレームを追加します。値を変更せずに線形のスプラインセクションを追加できます。
     
  • ポイントの削減 (Reduce Points)
    スプライン上に多くのコントロールポイントがある場合は、ポイントを減らすことができます。
     
    ポイントの削減 
    スプラインの形状は可能な限り維持され、パスから余分なポイントが削除されます。ダイアログでスライダを低い値にドラッグし、元の形状に近い状態まで値を小さく設定します。値が100の場合はスプラインからポイントは削除されません。

 

スプラインの補間 セクション

選択したコントロールポイントの補間方法を選択します。「ステップイン/アウト」「リバース」を選択するには、少なくとも2つ以上のコントロールポイントが必要です。

  • イーズイン/アウト(Ease In/Out)
    選択したキーフレームのベジェハンドルの長さを調整するには、「スプラインイーズ」ダイアログを使用します。(Tキー)
     
    上部に「イーズイン/アウトコントロール」が表示され、編集ボックスに値を入力するかボックス内を横にドラッグし方向ハンドルの長さを調整します。
     
     イーズイン/アウトコントロール
    「ロック」ボタンをクリックすると両方の方向ハンドルに調整が適用されます。
     
  • フラット(Flat)
    選択したコントロールポイントがリニアやベジェハンドルの左右のハンドルが分離されていても、水平で平坦な状態になります。(Fキー)
     

    フラット
     
  • スムース (Smooth)
    キーフレーム間がベジェ曲線でスムースなカーブを持つセグメントになります。ツールバーの「スムース」ボタンと同じです。(Shift+S)
     
    スムース

     
  • リニア(Linear)
    キーフレーム間が直線で結ばれ、リニアなセグメントになります。ツールバーのリニアボタンと同じです。(Shift+L)
     
    注:DaVinci ResolveのShift+Lキーのキーマップが再生早送りに割り当てられています。Fusionページでこのショートカットを使いたい場合は、キーボードマッピングで検索し項目を削除して設定を保存してください。
     
  • ステップイン(Step In)
    キーフレームの値が固定され、次のキーフレームに達した瞬間にキーフレームの値が切り替わります。(Iキー)
     
  • ステップアウト(Step Out)
    キーフレームの値が固定され、キーフレームを過ぎたすぐ後に次のキーフレームの値に切り替わります。(Oキー)
     
  • リバース(Reverse)
    キーフレームが逆方向になるように、選択したキーフレームの水平位置を反転します。(Vキー)
     
    リバース

     
  • イーズ(Ease)
    イーズイン/アウトのプリセットがあります。
     
    イーズイン/アウトのプリセット

 

ループ  セクション

ループ セクションにあるコマンドで、回数を指定したループや、スプラインの前半に適用するループを作成できます。

 

  • 複製:(Duplicate)
    このコマンドを使用すると、ループの回数を指定するダイアログが表示されます。他のループと異なり実際にキーフレームが作成されるため、編集が可能です。
     
    複製
     
  • ループ設定:(Set Loop)
    ツールバーにあるループと同じ機能です。
     
  • プリループ設定:(Set Preloop)
    ループ設定がスプラインの後半に適用されるのに対し、プリループ設定はスプラインの前半に適用されます。
     
    プリループ設定
     
  • 補外: (gradient extrapolation)
    通常リニアの状態でも、最初と最後のキーフレームの外側はフラットな状態になります。このオプションを選択すると、キーフレームの外側でもスプラインの状態が継続されます。
     
    補外

 

インポートとエクスポート セクション

スプラインシェイプは、ASCIIテキストファイルでインポートおよびエクスポートできます。複雑なスプライン曲線を再利用したり、別のアプリケーションにパスやアニメーションデータを送るために保存できます。

  • スプラインを書き出し:(Export)
    サブメニューで「サンプル」「キーポイント」、または「すべてのポイント」 の3つのオプションの一つを選択し、名前と場所を入力して「保存」をクリックします。
     
    エクスポートされたスプラインには、.spl 拡張子が割り当てられます。
     
  • スプラインをインポート:(Import Spline)
    ASCIIスプラインをインポートできます。コントロールにアニメーションを適用し、コンテキストメニューから「スプラインのインポート」を選び .splファイルを選択して「開く」をクリックします。
     
    新しいスプラインをインポートすると、既存のアニメーションが上書きされます。

 

ポイント選択 セクション

「Select Points」でポイントを選択する範囲を選びます。「All」(Command(Ctrl)+A) はすべてのポイントを選択します。「All Previous」もしくは「All Next」でコンテキストメニューを開いた場所の前後を全て選択できます。

「Lock Point Selection」は選択したポイントをロックします。

 

表示 セクション

スプラインエディタで表示する項目を選択できます。

表示 セクション

キーフレームを表示/非表示(Shift+K)したり、ハンドルを表示/非表示(Shift+H)できます。

 

ガイド

ガイドの操作はキーフレームエディタと同じです。

参照:キーフレームエディタ:ガイド

 

オートスナップ

オートスナップの操作はキーフレームエディタと同じです。

参照:キーフレームエディタ :オートスナップ

 

 

Blackmagic Design | DaVinci Resolve 15

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (4) キーフレームエディタ

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (4) キーフレームエディタ

キーフレームエディタ

 

DaVinci Resolve 15 Studioパブリックベータの新機能

 

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (1)ノードエディタの概要

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (2)ビュアーとトランスポート制御

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (3)エフェクトライブラリとメディアプール

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (4)キーフレームエディタ

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (5)スプラインエディタ

 

 

キーフレームエディタ

キーフレームエディタは、コンポジションのクリップとエフェクトノードをレイヤーとしてタイムラインで表示します。ノードツリーの接続の順序と流れが画像処理の順序を決定するので、レイヤーの順序はほとんど関係ありません。

キーフレームエディタ

キーフレームエディタでは、クリップとエフェクトノードのトリミングや延長、スライド、キーフレームのタイミングの調整ができます。

キーフレームエディタは以前のFusion9の「タイムラインエディタ」と同様の機能です。

 

キーフレームエディタコントロールの概要

ワークエリアの上部にズームとフレーミングのコントロールがあります。

キーフレームエディタコントロール

  • 「ズームコントロール」を使用し、エディタの横のサイズを調整できます。
     
  • 「Fit」ボタンでレイヤーの幅をキーフレームエディタの幅に合わせます。(Command(Ctrl)+ F )
     
  • 「Rect to Zoom」ツールを使用し、キーフレームエディタの領域を四角形で囲みズームできます。(Command(Ctrl)+ R )
     
  • 「並べ替え」ポップアップメニューでレイヤーをソートまたはフィルタリングできます。
     
  • 「オプション」メニューはレイヤーのフィルタリングと表示に関する追加のコントロールを表示します。
     

左側のトラックヘッダーに、レイヤーの名前とレイヤーを管理するコントロールがあり、「ロックボタン」で、レイヤーの変更をロックできます。キーフレームがあるノードには「開閉コントロール」が表示され、それを開くとアニメーションパラメータのキーフレームトラックが表示されます。

レイヤーの名前とレイヤーを管理するコントロール

中央の編集エリアには、コンポジションで使用しているすべてのレイヤーとキーフレームのトラックが表示されます。

左下にある「タイムストレッチ」「スプレッドシート」モードで、キーフレームの操作をコントロールできます。

「タイムストレッチ」と「スプレッドシート」

右下の「Time / Toffset / Tscale」ポップアップメニューと「値」フィールドを使い、選択したキーフレームの位置を、絶対的、相対的、スケールのいずれかの数値的で変更できます。

「Time / Toffset / Tscale」ポップアップメニューと「値」

 

再生ヘッド

再生ヘッドを動かすには、タイムラインルーラーの再生ヘッドをスクラブするか、ワークエリアのレイヤー上でCommand(Ctrl)+Option(Alt)で移動できます。

「タイムラインルーラー」

 

キーフレームエディタのスケーリングとパン

ノードエディタと同じ一般的なマウス操作でパンとスケーリングができます。

参照:ノードエディタでのマウス操作

 

タイミングの調整

 

クリップのタイミングを調整する

コンポジションで使用されるクリップのノードはレイヤーとして表示されます。

レイヤーのイン点またはアウト点を編集するには、クリップの先頭か最後にポインタを置き、「サイズ変更カーソル」でポイントをドラッグします。

クリップのタイミングを調整する

レイヤーを左右にドラッグするとスライドできます。

Fusionに持ち込むクリップは「編集ページ」で編集できますが、ここでは、編集ページに存在しないFusionページ内で追加したクリップのタイミングを調整することができます。

 

エフェクトタイミングの調整

各エフェクトノードは、クリップと同じくレイヤーとして表示されます。

クリップと同様にエフェクトレイヤーのイン点とアウト点のサイズを変更し、レイヤー全体を前後にスライドできます。

エフェクトレイヤーをトリミングしてコンポジションの長さよりも短くすると、エフェクトはレイヤーの開始前のフレームでカットされ、レイヤーの最後のフレームの後でカットされます。

 

キーフレームのタイミングの調整

キーフレームを追加しエフェクトをアニメーションした場合、キーフレームエディタを使用してキーフレームのタイミングを編集できます。

デフォルトでは、ノードのパラメーターに適用されたキーフレームは、レイヤーのトラックに重なり表示されます。

レイヤーのトラックに重なり表示

キーフレームを編集するには、トラックヘッダ内のアニメーションレイヤの名前の左側にある「開閉コントロール」をクリックします。レイヤ内のすべてのキーフレームパラメータのキーフレームトラックが開きます。

「開閉コントロール」をクリック

 

キーフレームの編集方法

キーフレームを編集する簡単な方法です。

キーフレームを調整する方法:

  • 単一のキーフレームはクリックして選択します。
     
  • 複数のキーフレームはドラッグして囲み選択します。
    Command(Ctrl)を押しながら個別にクリックするか、Shiftキーを押しながら連続したキーフレームを選択できます。)
     
  • キーフレームを左右にドラッグすると、位置を変更できます。

キーフレームを選択した状態で右クリックし、コンテキストメニューのコマンドから「キーフレームの補間」「コピー/貼り付け」などを行うことができます。

 

数値を使用してキーフレームの位置を変更するには、次のいずれかの操作を行います。

  • キーフレームを選択し、右下の「時間編集」ボックスに新しいフレーム番号を入力します。
     
    「Time / Toffset / Tscale」ポップアップメニューと「値」
  • キーフレームを選択し、Timeボタンをクリックして「Time Offset」モードに切り替え、フレームオフセットを入力します。
     
  • キーフレームを選択し、Timeボタンをクリックして「T Scale」モードに切り替え、フレームスケールを入力します。

 

キーフレームの複製

選択したキーフレームは、スプライン上に複製することができます。キーフレームを繰り返す必要がある場合や、2つの異なるセグメントで同じキーフレームを使用する必要がある場合に、時間を節約できます。

キーフレームを複製するには、次の手順を実行します。

  1. 複製するキーフレームを選択します。
     
  2.  Command(Ctrl)キーを押しながら、キーフレームを所定の位置にドラッグします。
     

Command(Ctrl)キーを押しながら、キーフレームを所定の位置にドラッグ

ドラッグしてマウスボタンを離すまでキーフレームは複製されません。対象に複製できない場合はアイコンが表示されます。

 

キーフレームのタイムストレッチ

キーフレームトラックでキーフレームの範囲を選択し、「タイムストレッチ」ツールをオンにすると、キーフレームの範囲全体をストレッチしてタイミングを変更することができます。キーフレーム間の相対的な関係を失うことなく、全体のタイミングを変更します。

キーフレームのタイムストレッチ

「タイムストレッチ」をオンにすると、キーフレームの周囲にバウンディングボックスが表示さます。タイムストレッチをオフにしたい場合はツールを再度クリックします。

 

キーフレームのスプレッドシート

「スプレッドシート」をオンにして、キーフレームトラック内のレイヤー名をクリックすると、各キーフレームの時間と値がスプレッドシートのセルとして表示されます。一番上の行がキーフレームの時間を表し、その下にパラメータの数値が並びます。

キーフレームのスプレッドシート

 

スプレッドシートでのキーフレームの編集

たとえば、アニメーションを変更する場合。「キーフレーム」の値を変更すると、パラメータの数値はそのままでキーフレームがタイムラインの新しいフレームに移動します。

スプレッドシートでのキーフレームの編集

一方パラメータの数値を変更すると、キーフレームは動かずインスペクタやスプラインをを開かなくともパラメータが変更できます。

 

「並べ替え」ポップアップメニュー

「並べ替え」ポップアップメニューで、ツールの表示順を変更できます。メニューにあるモードを設定すると、選択したソートに従いキーフレームエディターのレイヤーが並び替えられます。

「並べ替え」ポップアップメニュー

「すべてのツール」に戻すと、左から右、上から下へ流れを走査し、直線的な順序でそれらを表示します。これはデフォルト設定です。

メニューのソート順

  • ヒエラルキー:
    ヒエラルキーはヘッダの先頭に背景要素から始まるツールが並び、下部の前景までツールの接続の流れに従い表示されます。
     
  • リバース:
    リバースはヒエラルキーの逆で、フローの最後のツールからバックグラウンドのソースに向かって逆方向に並びます。
     
  • 名前:
    ツールの先頭からアルファベット順にに並びます。
     
  • スタート:
    ツールの開始点を基準にした並び順が使用されます。
     
  • アニメーション:
    これはソート方法ではありません。アニメーションしているツールのみを表示するフィルターの機能です。これは、一度に複数アニメーションのタイミングを調整するときに便利なモードです。

 

オーダーセレクション

オーダーセレクションを使用して、手動で並べ替えることができます。キーフレームエディタの空き部分を右クリックして、「Tree Item Order Selection」から「Start」を選択し上から下へ表示したい順にツール名をクリックします。

並び順でツール名に数字が表示されます。

オーダーセレクション

同じメニューの「End」で選択を終了すると選択した内容に基づいて並べ替えられます。

 

オプションメニュー

オプションメニューでは、フィルタを選択し特定のノードのみを表示したり、選択したツールの表示、キーフレームのあるツールコントロールの展開や折り畳みなどの設定ができます。

 

フィルタメニュー

フィルタを適用することで、キーフレームエディターの項目を見つけやすくカスタマイズすることができます。フィルターの作成は、キーフレームエディタコントロールの「オプション」メニューから「Create/Edit Filters」を選択します。

フィルタメニュー

デフォルトのフィルター

キーフレームエディタコントロールの「オプション」の上部にフィルタリストがあり、デフォルトで「Show All」「Show None」があります。これらは変更できず、別のフィルタリング方法が必要な場合、新しいフィルターを作成する必要があります。

 

フィルタの作成

「Create/Edit Filters」を選択すると、「Fusion設定」の「タイムライン」の項目が開きます。、「New」ボタンをクリックすると、のデフォルト設定を元に新しいフィルタを名前を付けて作成できます。

フィルタの作成

 

フィルタからのツールの追加と削除

カスタムフィルタに含むことができるすべてのツールリストがあります。ツールカテゴリの隣の開閉ボタンをクリックすると、特定のツールタイプを表示できます。ツールの横にあるチェックボックスを有効にしてフィルターで表示するツールを選択します。

「Set/Reset All」ボタンで全てを選択/非選択できます。「Invert All」は選択項目を反転します。

カスタムフィルタの設定が完了したら、「保存」ボタンをクリックしてフィルタを保存します。

 

フィルタの削除

フィルタの削除するには、「フィルタ」ポップアップメニューでフィルタを選択し、「Delete」ボタンをクリックします。

 

選択したツールの表示と現時点のツールを表示

キーフレームエディタコントロールの「オプション」メニューに「選択したツールの表示」(Show Tools Selected)と「現時点のツールを表示」(Show Tools at Current Time)があります。

「選択したツールの表示」は、ノードエディタで選択されたノードのみを表示し、「現時点のツールを表示」は再生ヘッドの位置にある有効なツールのみが表示されます。

 

ツールコントロールの展開と折り畳み

キーフレームエディタコントロールの「オプション」メニューに「ツールコントロールの展開」(Expand Tool Controls )と「ツールコントロールの折り畳み」(Colapse Tool Controls)があります。

「ツールコントロールの展開」は開閉ボタンのあるツールを一度に開きます。アニメーションのキーフレームを一度に表示するする場合に便利です。「ツールコントロールの折り畳み」は開いているツールコントロールを一度に閉じます。

 

キーフレーム値の表示

パラメータがアニメートされている場合、ツールのセグメントの目盛りがアニメーションのキーフレームの場所を示します。

キーフレームエディタコントロールの「オプション」メニューから「Show Values」を選択すると、ボックスにキーフレームの現在の値が表示され、新しい数値を入力して値を編集できます。

キーフレームエディタの空き部分を右クリックし、「オプション」「Display Point Values」を選択するとキーフレームを線ではなくポイントで表示します。

 

ガイド

ガイドは重要なフレームを特定するのに役立つマーカーです。

ガイドの作成

タイムラインルーラーを右クリックし、「ガイドの追加」を選択します。ガイドは小さな青い三角形で表示され、再生ヘッドのように垂直にラインが伸びます。

ガイドの作成

 

ガイドの操作

ガイドの操作は再生ヘッドと同じように操作でき、ドラッグして位置を変更することができます。

また、ガイドの主な操作はガイド上を右クリックしたコンテキストメニューから行えます。

ガイドの操作

 

ガイドリストを表示する

「ガイドリスト」はコンポジションに含まれるガイドの一覧を表示します(Shift + G)

一覧にあるガイドをクリックするとそのガイドにジャンプし、時間や名前をダブルクリックすると、ガイドの時間変更や名称変更が行えます。ガイドリストの「Add」「Delete」ボタンを使い手動でガイドを作成したり削除できます。

ガイドリストを表示

スプラインエディタとキーフレームエディタの両方に表示されますが、チェックボックスを外すと片方のみに表示できます。

 

UIを使ったガイドの削除

ガイドをキーフレームエディタの外にドラッグし、キーフレームエディタ内のいずれかの場所をクリックするとガイドが削除されます。

 

オートスナップ

キーフレームを正確に配置するためにフィールド、フレームまたはガイドにスナップすることができます。

オートスナップはキーフレームエディタの空き部分を右クリックして表示されるコンテキストメニューの「オプション」からアクセスできます。

オートスナップ

オートスナップには「オートスナップポイント」「オートスナップガイド」の2つのオプションサブメニューがあります。

「オートスナップポイント」はキーフレームやコントロールポイント、セグメントの開始と終了のエッジをドラッグしたときのスナップ動作の制御です。

「オートスナップガイド」はガイドを配置する際のスナップ動作です。

 

「オートスナップポイント」サブメニュー

キーフレームとセグメントエッジに対し、どの精度でスナップするかを選択できます。

  • なし:
    サブフレーム精度でキーフレームとセグメントエッジを自由に配置できます。
     
  • フレーム:
    フレームは、キーフレームとセグメントエッジを強制的に最も近いフレームにスナップします。
     
  • フィールド:
    フィールドは、キーフレームとセグメントエッジを最も近いフィールドにスナップします。(0.5フレーム単位)
     
  • ガイド:
    キーフレームとセグメントのエッジがガイドにスナップします。
     

「オートスナップガイド」サブメニュー

ガイドの作成時と移動するときのスナップの精度を選択できます。

  • なし:
    サブフレーム精度でガイドを配置できます。
     
  • フレーム:
    すべてのガイドが最も近いフレームにスナップします。
     
  • フィールド:
    すべてのガイドが最も近いフィールドにスナップします。

 

ラインサイズ

ラインサイズオプションは、各セグメントの高さを制御します。キーフレームエディタでスプラインを編集したり操作する時にバーの高さを増やすと便利です。

ラインサイズの変更

 

ラインサイズで高さを変更する

キーフレームエディタを右クリックし、「ラインサイズ」もしくは「全てのラインサイズ」サブメニューからサイズを選択します。

「ラインサイズ」は個別に設定ができ、「全てのラインサイズ」は表示されているすべての項目のラインの高さを変更します。デフォルトはミニマムです。

 

 

Blackmagic Design | DaVinci Resolve 15

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (3) エフェクトライブラリとメディアプール

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (3) エフェクトライブラリとメディアプール

エフェクトライブラリとメディアプール

 

DaVinci Resolve 15 Studioパブリックベータの新機能

 

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (1)ノードエディタの概要

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (2)ビュアーとトランスポート制御

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (3)エフェクトライブラリとメディアプール

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (4)キーフレームエディタ

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (5)スプラインエディタ

 

 

エフェクトライブラリ

現在のベータ版ではFusionページのエフェクトライブラリーは使用可能なノードとエフェクトのみを表示するように制限されています。 ResolveFXとサードパーティのOFXは現時点でFusionページで使用することはできませんが、最終的に追加される予定です。

エフェクトライブラリにはFusionページで使用できる全てのツールがカテゴリ別にまとめられており、各ノードをすぐにノードエディタに追加できます。エフェクトライブラリにはツールバーよりも多くのノードがあり、幅広い用途に使用できます。

 

エフェクトライブラリのツール

エフェクトライブラリのカテゴリは、2つのセクションに分かれています。「ツール」セクションには、Fusionページの画像処理の操作に関するすべてのノードが含まれます。

「ツール」に表示されるエフェクトはノードエディタを右クリックして表示されるコンテキストメニューの「Add Tool」からアクセスできる内容と同じです。

 

Toolsセクション

エフェクトライブラリは以前はBinという形で別のウインドウが開きました。

 

エフェクトライブラリのテンプレート

テンプレート部分には、さまざまな追加の合成機能、レンズフレア、背景、ジェネレータ、パーティクルシステム、シェーダ(3Dオブジェクトのテクスチャ用)などのコンテンツのライブラリとコンポジットで使用するその他のリソースが含まれています。

エフェクトライブラリのテンプレート

エフェクトライブラリのリストは、UIツールバーの一番左にあるボタンを使用してフルハイトまたはハーフハイトにすることができます。さらに、エフェクトライブラリの「オプション」メニューで、追加のオプションやコマンドにアクセスできます。

 

インスペクタ

インスペクタは、選択したノードのパラメータを表示して操作する、画面の右側にあるパネルです。ノードエディタでノードを選択すると、そのパラメータと設定がインスペクタに表示されます。

インスペクタ

ツールとモディファイアパネル

インスペクタは2つのパネルに分かれています。

「ツール」パネルには、選択したノードのパラメータが表示されます。

「モディファイアパネル」には、ノードごとに異なるものが表示され、すべてのノードに対し追加したモディファイアまたは調整可能なエクスプレッションのコントロールが表示されます

ノードはさまざまな方法でアニメーション化したり、パラメータに対して機能を追加できます。例えば、ノードのあるパラメータにPerturbを適用すると、ランダムアニメーションが追加され、モディファイアに追加の機能が表示されます。モディファイアパネルではPerturbのランダム性をカスタマイズできます。

モディファイアパネル

ツールやモディファイアパネルの表示内容はノードにより異なります。

 

パラメータヘッダコントロール

インスペクタの各ノードのコントロールの上部に共通のコントロール部分が表示されます。

パラメータヘッダコントロール

共通のインスペクタコントロール

  • セットカラー:
    16色のうち1色をノードに割り当て、ノード独自の色をオーバーライドするポップアップメニューです。(ノードは機能の違いでデフォルトのカラーが設定されています。)
     
  • バージョン:
    バージョンをクリックすると、6つのボタンがある別のツールバーが表示されます。各ボタンには、複数のバージョンのエフェクトを保存するために使用でき、ノードの個別の調整セットを保持できます。バージョンをクリアするには数字を右クリックして「クリア」を選択します。(現在選択しているバージョンはクリアできません)
     
  • ピン:
    インスペクタでは、ノードエディタで選択した複数のノードのすべてのパラメータを同時に表示することができます。さらに、各ノードのパラメータのタイトルバーの「ピン」ボタンを使用すると、そのノードのパラメータをインスペクタに「固定」することができます。ノードの選択が解除されても残るため、調整が必要なノードと他のノードを同時に見ることができます。
     
  • ロック:
    ノードをロックします。
     
  • リセット:
    ノード内のすべてのパラメータをリセットします。
     
  • パラメータタブ:
    多くのノードでは、インスペクタに複数のタブコントロールがあります。各ノードのパラメータのセクションが上部にアイコンとして表示され、タブをクリックすると、そのコントロールのセットが表示されます。

 

右クリックで表示される項目

インスペクタのノードのタイトル部分を右クリックすると、コンテキストメニューが現れます。これはノードエディタの各ノードを右クリックした場合と同じ内容が表示されますが、ノードエディタ特有のメニューは除かれます。(例えば、ノードの名称変更もインスペクタで行えます)

右クリックで表示される項目

 

メディアプール

メディアプールは、プロジェクトにインポートしたすべてのメディアの保管場所として機能します。メディアプールから必要なクリップをノードエディタにドラッグするだけで、クリップをコンポジションに追加できます。追加するメディアは、コンポジション内に新しいMediaInノードとして表示され、必要に応じてノードツリーに統合できます。

メディアプール

 

ビンリスト

左側の開閉可能なビンリストには、メディアの整理に使用されるすべてのビンとタイムラインのリストが表示されます。

デフォルトでは、メディアプールは「マスター」という単一のビンで構成されていますが、メディアプールの空欄を右クリックして「ビンの追加」を選択し、必要に応じてビンを追加し、タイムラインとクリップを整理できます。

「ビンの追加」

ビンの名前をダブルクリックするか、ビンの名前を右クリックして「ビンの名称変更」を選択し、名前を変更できます。 Binリストは、Fusionページツールバーの左上隅にあるボタンを使用して表示/非表示にできます。

右側のブラウザ領域には、ビンリストに現在選択されているビンの内容が表示されます。追加したクリップ、作成したすべてのタイムライン、およびインポートしたすべてのAAF、XML、またはEDLファイルが表示されます。

メディアプールは「アイコンビュー」または「リストビュー」で表示できます。リストビューでは、メディアページのメタデータエディタで使用可能なメタデータのサブセットの一つでコンテンツをソートできます。リストビューは横に広げると多くの情報にアクセスできます。

リストビュー

メディアプールの機能は他のページと共通です。メディアプールの主な機能は以下とおりです。

 

Fusionページのメディアプールへのメディアのインポート

「メディア」ページでメディアプールにクリップを追加することは一般的ですが、インポートしてすぐに使用したい場合は、違う方法があります。

 

ファインダーからFusionページのメディアプールに1つ以上のクリップをドラッグしてメディアを追加する(macOSのみ):

  1.  Finderで1つまたは複数のクリップを選択します。
     
  2. これらのクリップをメディアプールにドラッグするか、ビンリストのビンにドラッグしすると、プロジェクトのメディアプールに追加されます。

 

Fusionページのメディアプールで「メディアをインポート」コマンドを使用する:

  1. 1 Fusionページが開いている状態で、メディアプール内の任意の場所を右クリックし、「Import Media」を選択します。
     
  2. 2インポートダイアログでインポートする1​​つまたは複数のクリップを選択し、「開く」をクリックします。これらのクリップはプロジェクトのメディアプールに追加されます。

 

メディアプールから1つ以上のクリップをノードエディタのノード間の接続線にドラッグし、接続が青色でハイライトした後にドロップすると、クリップはその間に接続されます。

 

ビン、パワービン、スマートビン

メディアプールには3種類のビンがあり、ビンリストのそれぞれのセクションに表示されます。 ビンリストのパワービンとスマートビンは、Viewメニューのコマンドで表示/非表示ができます。

ビン、パワービン、スマートビン

  • ビン:
    手動で作成するビンです。項目をビンにドラッグ&ドロップすると、ビンに移動します。階層的に構成でき、ビンの中にビンを作ることができます。新しいビンを作成するには、ビンリスト内を右クリックし、コンテキストメニューから「ビンを追加」を選択します。
     
  • パワービン(共有ビン):
    デフォルトでは隠されています。パワービンを表示するには「表示」>「Show Power Bins」を線悪します。
     
    手動で作成するビンですが、このビンは現在のデータベースのすべてのプロジェクトで共有され、共有タイトルジェネレータ、グラフィックムービーと静止画、サウンドエフェクトライブラリファイル、音楽ファイルなど、どのプロジェクトからでもアクセスできます。新しいパワービンを作成するには、ビンリストのパワービン(共有ビン)を表示し、その中で右クリックして「ビンを追加」を選択します。
     
  • スマートビン:
    手続き的に作成するビンで、メタデータにカスタムルールを使用してメディアプールの内容を動的にフィルタリングします。スマートビンを表示するには、「表示」>「Show Smart Bins」を選択します。ユーザーが新しくスマートビンを作成するまで何も表示されません。
     
    新しいスマートビンを作成するには、ビンリストのスマートビンの領域で右クリックして「スマートビンの追加」を選択します。クリップのフィルタリングルールを設定するダイアログが表示され、ルールを設定した後「スマートビンの作成」をクリックします。
     
    スマートビンの作成
     
    ルールはクリップ名だけでなく、メタデータエディタを使用して編集した「シーン」や「ショット」、「コメント」などのほかに「VFXショットのデータ」などからも抽出でき、必要なときに探しているものをすばやく見つけることができます。
     
    VFXショットのデータ
     
    ルールの変更はいつでも可能で、各スマートビンの名前の隣にあるアイコンをダブルクリックするか、右クリックで編集可能です。

 

独立したウインドウでのビンの表示

ビンリストでビンを右クリックして、「別ウィンドウで開く」を選択すると、そのビンの独立したウィンドウに開くことができます。

独立したウィンドウはセカンドディスプレイにドラッグできるので、2台のディスプレイが接続されているときに最も便利です。メインのメディアプールに加えて、必要な数のビンウィンドウを開くことができます。

独立したウインドウでのビンの表示

 

カラータグを使用したビンのフィルタリング

ビンがたくさんあるプロジェクトで作業している場合、カラータグを適用して特定のビンを8色のうちの1つで識別することができます。ビンにタグを付けるには、任意のビンを右クリックし、「カラータグ」サブメニューから必要な色を選択します。

カラータグ

ビンのカラータグは、ビンの名前の後ろに色付きの背景として表示されます。

 

カラータグを使用してビンを識別する

メディアプールビンにカラータグを設定すると、カラータグフィルタポップアップメニューを使用して選択した色のビンのみ表示できます。カラータグフィルタポップアップメニューはビンリストボタンの右にあります。

すべてのビンを表示するには、「カラータグフィルタ」ポップアップから[すべて表示]を選択します。

カラータグフィルター

 

ビンリストのソート

メディアプールのビンリスト(およびスマートビンリスト)は、ビンの名前、作成日、または変更日付によって、昇順または降順のいずれかでソートできます。ビンリスト内を右クリックし、コンテキストメニューの「並べ替え」サブメニューの「ユーザーが並べ替え」から必要なオプションを選択します。

「並べ替え」サブメニュー

ビンリスト内のビンを手作業で任意の順序でドラッグできます。このモードでビンをドラッグすると、オレンジ色の線でドロップされたときのビンの位置を示します。

手作業で任意の順序でドラッグできます

ビンリストの「ユーザーが並べ替え」を使用して手動でビンを並べ替えると、「ユーザーが並べ替え」と他のソート方法(名前、作成日、変更日)を切り替えることができ、手動の「ユーザーが並べ替え」の順序は記憶され、カスタマイズされたビンの構成を失うことなく、他のビンのソートの方法を使用できます。

 

メディアプール内のコンテンツの検索

メディアプールの上部にある「検索」フィールドで名前やメタデータでクリップをすばやく見つけて開くことができます。

 

名前でクリップを検索する:

  1. 検索するビンを選択します。
     
  2. メディアプールの右上隅にある虫眼鏡のボタンをクリックします。
     
  3. 「フィルタ」ポップアップメニューを使用して、検索する情報の特定のフィールド(もしくはすべてのフィールド)を選択します。選択したビンだけが検索されます。
     
  4. 表示される検索フィールドに検索文字列を入力します。検索文字にはクリップを識別するのに十分な文字が必要です。すべてのクリップを再度表示するには、検索フィールドの右にある「キャンセル」ボタンをクリックします。

 

 

Blackmagic Design | DaVinci Resolve 15

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (2) ビュアーとトランスポート制御

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (2) ビュアーとトランスポート制御

Fusionページ ビュアーとトランスポート制御

 

DaVinci Resolve 15 Studioパブリックベータの新機能

 

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (1)ノードエディタの概要

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (2)ビュアーとトランスポート制御

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (3)エフェクトライブラリとメディアプール

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (4)キーフレームエディタ

DaVinci Resolve 15 Fusion の 使い方 (5)スプラインエディタ

 

 

Fusionページのビュアーの表示

Fusionページでは2画面もしくは1画面のビュアーで画像を表示し、コンポジションにあるノードの様々な状態を確認することができます。例えば、ノードを左側のビュアーにロードし最後のコンポジットを右側のビュアーにロードして、調整中のイメージと最終結果を同時に見ることができます。

画面の上中央に画像を表示するビュアー領域があります。デフォルトのレイアウトでは2画面に設定されていて、左側がViewer1、右側がViewer2になります。

 

Fusionページのビュアーの表示

 

最初にFusionページにアクセスすると、MediaIn1ノードとMediaOut1ノードが接続されています。MediaOutノードがViewer2に表示され、Viewer1は何かを割り当てるまで空のままです。ビュアーの表示は2Dノードと3Dノードで表示方法が異なります。

シングルビュアーに切り替える

シングルビュアーに切り替えるには、選択するビュアーの右上端にある「メニュー」の隣の「ビュアーボタン」をクリックします。

 

ビュアーに画像ををロードする

初期の状態ではViewer1には何もロードされていません。ノードディタにノードを追加し、以下の方法でビュアーにロードすることができます。

 

ノードをビュアーにロードするには:

  • ノードにポインタを置き、左下に表示される2つのボタンのいずれかをクリックします。
     
  • ノードを選択し、キーボードの1(左のビュアー)または2(右のビュアー)を押します。
     
  • ノードを右クリックして表示されるコンテキストメニューで「View On」> 「None / LeftView / RightView」を選択します。
     
    「View On」> 「None / LeftView / RightView」
  • ノードをドラッグして、左右いずれかのビュアーにドラッグ&ドロップします。(これはタブレットユーザーに最適です)
     
  • インスペクターのツールのコントロールヘッダーをビュアーにドラッグします。
     
    ツールのコントロールヘッダーをビュアーにドラッグ
  • インスペクターのツールのコントロールヘッダーのコンテキストメニューの「View On」でビュアーを選択します。
     

(キーフレームやスプラインのノード名を右クリックして表示されるコンテキストメニューからでも選択できます)

 

ノードにカーソルのターゲットがあるとき、左下に「ビュアーの割り当て」ボタンが表示されます。これはどのノードがビュアーにロードされているのかを示すだけでなく、ビュアーの表示を変更する機能もあります。

「ビュアーの割り当て」

 

ビュアーのイメージの削除

「チルダ」キーを使用します。これは通常英語のキーボードの1キーの左側にあります。すべてのビューアから画像を削除する場合、ビュアーがアクティブでない状態で「チルダ」キーを押します。

 

ビュアーのナビゲート

ビュアーをナビゲートする方法はいくつかあり、パンやズームなどはマウスとキーのコンビネーションで操作します。これらはノードエディタ、スプラインエディタ、およびキーフレームエディタでも同じように機能します。

 

ビュアーをナビゲートする方法:

  • 中ボタンをクリックしてドラッグするとパンします。
     
  • ShiftキーとCommand (Ctrl)キーを押しながらドラッグするとパンします。
     
  • 中ボタンと左ボタンを同時に押し、ドラッグするとズームします。
     
  • Command(Ctrl)キーを押しながらポインタのホイールを使用するとズームします。
     
  • テンキーの「+」「ー」でズームします。
     
  • 中ボタンを押しながらと左ボタンのクリックでズームイン、中ボタンを押しながら右ボタンをクリックでズームアウトします。
     
  • また、マウスホイールと左右(ボタン機能があれば)はパンニングに使用できます。
     

3Dパースペクティブビューでは以下の操作も加わります。

  • 中ボタン右ボタンを押しながらドラッグすると回転します。
     
  • Shiftキー右ボタンを押しながらドラッグすると回転します。
     
  • Option(Alt)ボタンと中ボタンを押しながらマウス操作で回転します。

3Dパースペクティブビュー

また、以下のキーボードショートカットが便利です。

  • 表示領域にフィットする:
    キーボードショートカットのCommand(Ctrl)+Fで表示領域にフィットします。
     
  • 表示をリセットする:
    Command(Ctrl)+1でデフォルト状態にリセットされます。

 

ビュアーコントロール

タイトルバーにあるボタンとポップアップメニューでビュアーの表示をカスタマイズできます。

ビュアーコントロール

ビュアータイトルバーのコントロール

  • ズームメニュー:
    ビュアー内の画​​像をズームインしたり、ズームアウトできます。 「Fit」を選択するとビュアーの使用可能な領域に全体イメージが自動的に収まります。
     
    ズームメニュー
     
  • 「スプリット ワイプ」ボタンと「A / B バッファー」メニュー:
    ビュアーのA / Bバッファを使用して、メニューからバッファを選択しノードをビュアーにドラッグすると、2つのノードを1つのビュアーにロードできます。
     
    「スプリット ワイプ」ボタンと「A / B バッファー」

    スプリットワイプボタンを押すと(スラッシュを押す)、2つのバッファの分割ワイプが表示されます。
     
    画面上のハンドルの中心点を左右にドラッグするか、分割線をドラッグし回転できます。
     

  • 「サブビュー」タイプ:(3Dビュアーでは使用できません)
    アイコンをクリックすると、選択した「サブビュー」オプションが有効になります。メニューを使用しサブビューを選択できます。
     
    2Dノードを表示している場合、サブパネルを開くことができます。サブパネルは拡大鏡、2Dビュアー、3Dヒストグラムスコープ、カラーインスペクタ、ヒストグラムスコープ、画像情報ツールチップ、メタデータツールチップ、ベクトルスコープ、ウェーブフォームモニターが表示でき、そのうちいくつかはスワップオプション(Shift-V)でビュアーの表示と切り替えることができます。
     
     「サブビュー」タイプ
  • ノード名:
    現在表示されているノードの名前がビュアーのタイトルバーの中央に表示されます。
     
  • RoIコントロール:
    「RoI」とは(Region of Interest)対象領域のことで、全体の領域「DoD」(Domain of Definition)の一部を切り抜きます。アイコンをクリックすると、ビュアーでRoIの制限が有効になり、実際にレンダリングする必要があるビュアーの領域を決定します。
     
    RoIコントロール
    これを有効にすると、画像のレンダリングを小さな領域に制限することができ、高解像度や複雑な作業をしているときのパフォーマンスが大幅に向上します。
     
    自動(デフォルト)は、ビュアーの現在のズーム/パンレベルで表示される範囲に設定されます。「Set」を選択すると長方形で範囲が指定でき、「Lock」を設定するとロードしている画像を変えても、その領域を維持します。「Reset」でビュアーのRoIの範囲をリセットします。
     
  • カラーコントロール:
    ビュアーに表示する色またはイメージチャンネルを選択できます。アイコンをクリックすると、カラー(RGB)とアルファ(Alpha)が交互に切り替わります。
     
    メニューは通常、RGB、赤、緑、青、アルファを含む、現在表示されているノードで表示可能なすべてのチャネルが表示されます。特定のメディアやノードでは、Z-depth、Object ID、Material ID、XYZ Normalsなど、追加の補助チャンネルを表示できます。
     
    以下のショートカットでもチャンネルを切り替えることができます。
     

    C – RGBカラーを切り替え 
    R – 赤チャンネルを切り替え
    G – 緑チャンネルを切り替え
    B – 青チャンネルを切り替え
    A – アルファチャンネルを切り替え
    Z – Zバッファーチャンネルを切り替え
     
  • ビュアー LUT:
    アイコンをクリックしLUTの表示のオン/オフを切り替えます。メニューで使用可能なカラースペース変換を選択し適用できます。
     
    ビュアー LUT
    デフォルトでFusionページは、DaVinci Resolve画像処理パイプラインの「カラー」ページの前に表示されるため、ビュアーにはグレーディング前の画像が表示されます。
     
    合成のためにリニアカラースペースに変換されたクリップで作業しているとき、最終的な物に近い表示で合成を調整する必要がある場合があり、カラー調整を画像に適用するのではなく、LUT表示を有効にしてプレビューすることができます。上の5つFusionでコントロールでき、LUTを適用した状態でメニューの下部にある「Edit」でカスタマイズできます。また、その下にはシステムで指定されたLUTディレクトリに含まれる全てのLUTを表示します。
     
  • オプションメニュー:
    このメニューはビューアのオプション表示に関する設定が含まれます。 
     
    オプションメニュー
    チェッカーアンダーレイ:透明領域を示すチェッカーボードのアンダーレイの表示を切り替えます。
     
    コントロールを表示:選択しているノードの画面コントロールの表示を切り替えます。
     
    ピクセルグリッド:拡大したときにイメージのピクセルのサイズを示すピクセルグリッドの表示を切り替えます。

 

2画面のビュアーのサイズを変更する

2画面の場合、中央の分割線をドラッグするとビュアーの大きさが変えられます。

 

タイムルーラーとトランスポートコントロール

ビュアーエリアの下にあるタイムルーラに、現在のクリップまたはコンポジションのフレームの範囲が表示されます。

このデュレーションの長さは、タイムラインで何が選択されているかにより異なります。

クリップ全体を選択している場合、タイムルーラーはそのクリップのすべてのソースフレームを表示し、そのクリップのイン点とアウト点を「レンダーレンジ」として定義します。範囲外のフレームは、タイムラインで未使用のヘッドとテールになります。

フュージョンクリップまたは複合クリップを選択している場合、「ワーキングレンジ」はそのクリップの全てのデュレーションになります。

タイムルーラー
黄色い部分の間がレンダーレンジです。

 

再生ヘッド

タイムルーラの赤い再生ヘッドが現在表示しているフレームです。タイムルーラの任意の場所をクリックすると、再生ヘッドがそのフレームにジャンプし、タイムルーラをドラッグすると、そのクリップまたはコンポジションの再生ヘッドがドラッグされます。

 

カレントタイムフィールド

トランスポートコントロールの右側にある「カレントタイム」フィールドには、再生ヘッドの位置のフレームが表示され、ビュアーに表示されるフレームに対応します。このフィールドに時間値を入力して再生ヘッドを移動することもできます。

移動するフレーム数を入力するときや範囲を指定するときは数値をサブフレーム単位で入力できます。たとえば、範囲を–145.6〜451.75に設定したり、再生ヘッドを115.22に設定することができます。これは、自然なアニメーションのために、フレーム精度ではなくサブフレームを使用することでタイムリマップのノードやスプラインビューのキーフレームの精度を向上します。

 

フレームレンジ

タイムルーラーには2つの異なるフレームレンジがあります。1つはクリップやコンポジション全体のデュレーションで、もう一つはタイムラインに表示されるクリップの継続時間で、プレビューのためにメモリにキャッシュするレンダーレンジです。

 

コンポジションのデュレーション

コンポジションのデュレーションは、現在のコンポジションのトータルの時間です。

 

レンダーレンジ

レンダーレンジは、再生、ディスクキャッシュ、およびプレビューに使用される範囲です。

タイムルーラにある明るい灰色で強調表示された範囲です。レンダーレンジの外のフレームはレンダリングや再生はされませんが、再生ヘッドを移動したり、カレントタイムを設定して画像を確認できます。

トランスポートコントロールの左端の2つのフィールドは、この範囲の最初のフレームと最後のフレームを示します。さまざまな方法でレンダーレンジを変更できます。

次のいずれかを実行して、タイムルーラのレンダーレンジを設定できます。

  • Commandキーを押しながら、タイムルーラ内の範囲をドラッグします。
     
  • タイムルーラ内で右クリックし、コンテキストメニューから「Set Render Range」を選択します。
     
  • 「トランスポート」コントロールの左側にある「イン」「アウト」フィールドに範囲を入力します。
     
    「イン」フィールドと「アウト」フィールド
  • ノードエディタからノードをタイムルーラにドラッグして、そのノードの期間に範囲を設定します。
     
    ノードエディタからノードをタイムルーラにドラッグ
    あるノードをキーフレームで範囲指定してノードエディタからノードをタイムルーラにドラッグするとその範囲が設定されます

 

時刻の表示形式を変更する

デフォルトでは、Fusion ページのすべての時間フィールドとマーカーはフレーム単位でカウントされますが、時間表示をSMPTEタイムコードまたはフィート+フレームに設定することもできます。

 

時刻の表示形式を変更するには:

  1. 「Fusion」> 「Fusion 設定」を選択します。
     
  2. 「Fusion 設定」ダイアログの「デフォルト」パネルを選択し、「タイムコード」オプションを選択します。
     
  3. 「フレームフォーマット」パネルを開きます。タイムコードを使用している場合は、プロジェクトがインターレースされている場合は、フレームレートを選択し、「フィールドあり」チェックボックスをオンにします。
     
    フィートとフレームを使用している場合は、フィルムサイズの値を、プロジェクトで使用されているフォーマットのフィルムフィートのフレーム数と一致するように設定します。
     
  4. 「保存」をクリックします。

 

ズームとスクロールバー

2つのハンドルがあるスクロールバーを使用しタイムルーラの範囲を拡大でき、長いハンドルのクリップを見る場合に便利です。このバーの左右のハンドルをドラッグすると、反対側のハンドルが拡大され、表示される各フレームの幅が拡大されます。スクロールバーを左右にドラッグしてコンポジションをスクロールできます。

ズームとスクロールバー

 

トランスポートコントロール

タイムルーラの下には6つのトランスポートコントロールがあります。

トランスポートコントロール

ナビゲーションのショートカット

標準的なトランスポートコントロールのキーボードショートカットは、Fusionページでも機能しますが、Fusionに固有のものもあります。

キーボードを使用してタイムルーラの再生ヘッドを移動するには、次のいずれかの操作を行います。

  • スペースバー:
    再生のオン/オフを切り替えます。
     
  • JKL:
    基本的なJKL再生がサポートされています.Jは逆再生、Kは停止、Lは再生をサポートしています。
     
  • 左矢印:
    1フレーム後ろに移動します。
     
  • 右矢印:
    1フレーム前へ移動します。
     
  • Shift + 左矢印:
    クリップのソース終了フレームに移動します。
     
  • Shift + 右矢印:
    クリップのソース開始フレームに移動します。
     
  • Command + 左矢印:
    クリップのインポイントにジャンプします。
     
  • Command + 右矢印:
    クリップのアウトポイントにジャンプします。

マウスの中央ボタンを押しながらタイムルーラをドラッグすると、表示範囲をスクロールできます。

 

リアルタイム再生の保証

Fusionページで作成できるエフェクトの多くはプロセッサ負荷の大きな処理をするため、コンポジションをキャッシュしてない限り、プロジェクトのフルフレームレートでリアルタイム再生を保証するものではありません。

 

フレームインクリメントオプション

「再生」ボタンまた「逆再生」はボタンを右クリックしてコンテキストメニューを開くと、フレームの増分値を設定するオプションが開きます。キーボードショートカットを使用して再生ヘッドを移動するときのサブフレームまたはフレーム単位で移動する増分を設定できます。

フレームインクリメントオプション

増分された複数フレームでの再生ヘッドの移動はロトスコープの時に便利です。再生ヘッドの移動をサブフレーム単位で行うと、ロトスコープやインターレースフレームを1フィールドずつ(0.5フレーム)チェックするときに便利です。

「再生」]または「逆再生」ボタンを右クリックして、再生ヘッドを移動するフレームの増分を選択します

 

ループオプション

ループボタンで、再生時にループを有効/無効に切り替えることができます。このボタンを右クリックすると、使用するループ方法を選択できます。

ループオプション

  • 再生ループ:
    再生ヘッドはタイムルーラの最後まで再生され、最初から再び開始されます。
     
  • ピンポンループ:
    再生ヘッドがタイムルーラの最後に到達すると、先頭まで逆再生しピンポン状態でループします。

 

タイムルーラのキーフレーム表示

キーフレームパラメータを使用してアニメートされたノードを選択すると、タイムルーラに小さな白い目盛りのキーフレームマークが表示され、キーフレームエディタまたはスプラインエディタを開かずにキーフレームをナビゲートして編集できます。

タイムルーラのキーフレーム表示

キーフレームマークを表示するタイムルーラー

キーフレーム間でタイムルーラの再生ヘッドを移動するには:

  • Option + 左ブラケット( [ )を押すと、左のキーフレームにジャンプします。
     
  • Option + 右ブラケット( ] )を押すと、右のキーフレームにジャンプします。

 

ビュアーの品質とプロキシオプション

トランスポートコントロールの空きエリアを右クリックすると、品質コントロールをオン/オフできます。処理時間を犠牲にし高品質の再生をするか、一時的に表示品質を低下させるプロキシモードで作業の処理速度を向上させるかを選択できます。最終出力のレンダリングは、これらの設定に関係なく常に最高品質で行われます。

ビュアーの品質とプロキシオプション

  • 高品質:
    コンポジションを構築するときに、作業速度より表示される画像の品質が重要な場合があります。 「高品質」設定では、最終的なレンダー画質で画像を表示することができます。高品質をオフにすると、領域サンプリング、アンチエイリアシング、および補間などの複雑で時間がかかる操作がスキップされ、ビュアーのイメージがより迅速にレンダリングされます。高品質を有効にすると、最終的にに出力されるものと同品質のレンダリングがビュアーに強制されます。
     
  • モーションブラー:
    モーションブラーをオフにすると、モーションブラーが有効なノードに関係なく、モーションブラーが一時的に無効になり、レンダリングがスピードアップします。
     
  • プロキシ:
    コンポジットでの処理を高速化するドラフトモードです。プロキシをオンにすると、ビュアーにレンダリングされるイメージの解像度が低下し、すべてのピクセルを処理するのではなく、Xピクセルごとに1つの処​​理することによりレンダリング時間が短縮されます。 Xの値は、Fusionメニューの「Fusion設定」の「一般パネル」にあるスライダーで調整できます。
     
  • 自動プロキシ:
    コンポジットでの処理を高速化するドラフトモードです。自動プロキシをオンにすると、イメージの解像度が低下します。ビュアーに表示されるパラメータコントロールをドラッグするときに調整され、コントロールを放すと元の解像度に戻ります。これにより、すべてのフレームが完全な品質でレンダリングされるのを待つことなく、プロセッサに負荷のある処理をスムーズに調整できます。自動プロキシの調整は、Fusionメニューの「Fusion設定」「一般」パネルのスライダを調整し設定します。

 

プロキシのアップデートの選択

「Fusion設定」「一般」にプロキシのアップデートに関する3つのオプションがあります。

アップデートの選択

  • すべてをアップデート:
    現在のノードツリーのすべてのノードを強制的にレンダリングします。これは主にノードエディタに表示されているすべてのサムネイルを更新する場合に使用します。
     
  • セレクティブ:(デフォルト)
    現在のイメージに直接関与するノードのみレンダリングされます。
     
  • アップデートなし:
    レンダリングを全体で行われないようにします。これはレンダリングが遅いコンポジションで変更を加える際に便利です。 「アップデートなし」に設定している間、ノードエディタ、キーフレームエディタ、スプラインエディタがハイライト表示され、ツールがアップデートされないことを示します。

 

再生用のFusion RAMキャッシュ

ノードツリーを構築するとき、すべての画像処理の操作がライブで表示され結果がビュアーに表示されます。

各フレームがレンダリングされ再生されると、画像は自動的にRAMキャッシュに保存され、リアルタイムでフレームを再生できます。

再生中の実際のフレームレートは、Fusionページの下部にあるツールチップバーに表示されます。タイムルーラのキャッシュ領域を超えて再生するとキャッシュされていないフレームをレンダリングします。

ノードのキャッシュの優先度はどのノードがどのビューアにロードされているかに基づきます。使用可能なメモリに応じて他のノードもキャッシュされる可能性があります

 

RAMキャッシュのメモリ制限

「システム環境設定」「設定」パネルにある「Fusion Memory Limits」の設定にキャッシュのサイズが達すると、優先度の低いキャッシュフレームは自動的に破棄され、新しいキャッシュのスペースが確保されます。 Fusionページの下部にあるツールチップバーの右端にある使用率インジケータをで、RAMキャッシュの使用量を確認できます。

 

キャッシュされたフレームの表示

キャッシュされているフレームは、タイムルーラーの一番下に緑色の線が表示されます。タイムルーラの緑色のセクションはリアルタイムで再生できます。

 

品質またはプロキシ設定の変更時に一時的にキャッシュを保持する

コンポジションの品質設定またはプロキシオプションを切り替えても、キャッシュはすぐに破棄されません。緑色の線は赤色に変わり、キャッシュが保存されていることを示し、元の画質に戻ったりプロキシモードを無効にしたときに再び使用することができます。ただし、新しい品質またはプロキシ設定でフレームを再生すると、保存されたキャッシュは現在の設定で新しいキャッシュに上書きされます。

例外があり、高品質設定でフレームをキャッシュして高品質をオフにしても、緑色のフレームは赤くなりません。代わりに、高品質設定が無効の場合でも、高品質キャッシュフレームが使用されます。

 

 

Blackmagic Design | DaVinci Resolve 15

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。

撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

ご依頼、ご質問などございましたらお問い合わせフォームまで。