DaVinci Resolve 15 基本操作ガイド (1) イントロダクション

DaVinci Resolve 15 基本操作ガイド

イントロダクション

DaVinci Resolveをインストールして起動すると、まず機能の多さに驚く事でしょう。DaVinci Resolve 15ではFusionが加わり巨大なアプリケーションになりました。

このガイドは、初めてDaVinci Resolveを操作する方とプロフェッショナルな方のための入門ガイドです。

この章では、全体のオーバービューを説明しています。

基本操作ガイドの2章から、実際にBlackmagic Rawの素材をダウンロードして操作し、一連の流れでDaVinci Resolve全体の流れをつかむことができます。

基本操作ガイド 1 イントロダクション

基本操作ガイド 2 はじめてのDaVinci Resolve

基本操作ガイド 3 Blackmagic RAWファイルの操作

基本操作ガイド 4 クリップの編集

基本操作ガイド 5 クリップの色補正

基本操作ガイド 6 オーディオのミックス

基本操作ガイド 7 VFXと合成の追加

基本操作ガイド 8 レンダリングとエクスポート

DaVinci Resolveは1つのページが1つのアプリケーションとして機能するほどのボリュームがあります!全てをマスターすることは難しいので、自分の好きな(得意な)分野からはじめてみることをお勧めします。

マニュアルはアプリケーションの使い方を教えてくれます。ですが、「こういう場合はどうするのか」という事は教えてくれません。例えば、撮影後の素材をどういう風に整理すれば効率的か、編集でシーンを効果的に見せる繋ぎ方はどうするか、エフェクトで自然に見せるにはどうするか、どういうオーディオミックスが自然に聴こえて効果的か…などです。

これらはノウハウとして自分の中に蓄積していくしかありません。最短の方法は、様々なものを見てインスピレーションを受けて真似てみる事です。そして、自分なりのやり方を見つけてください。高度なアプリケーションは楽器と同じようなもので、使い続けて慣れる必要があります。

幸いDaVinci Resolveはカラーグレーディングのためのコントロールサーフェスやオーディオミキサーなどのハードウェアを使用できるように設計されています。これらのハードウェアは作業効率を上げるだけではなく、アーティスティックな作品の制作にも必要です。

 

カラーグレーディングのためのコントロールサーフェス

 

映像制作は多くの人の手を経て完成します。1つのソフトウェアで全ての事ができても、必ずしも一人で全てを行う必要はありません。

まずは流れを知り、どういうパートがどういう仕事をするのかを理解しましょう。撮影時にどういう音が必要か、合成するにはどういうパーツが必要か、メタデータは何が必要かなどです。

DaVinci Resolveは全ての流れを把握するのに最適で、デジタルシネマのための統合的な環境が揃っています。

編集、Fusion、カラーページはそれぞれを補完する機能があります。

エディタにとって編集ページの機能だけでは足りないかもしれません。必要な合成ツールはFusionにあり、色に関してはカラーページでコントロールできます。

コンポジターやエフェクトアーティストにとって編集ページはショットを管理するツールになり、ほとんどの場合に最終工程になるグレーディングの作業とカラーマネージメントも統合して扱えます。

カラリストにとってコンフォームの問題は編集ページで解決し、マスクの作成やトラキング、修正作業などはFusionをサブセットとして使用できます。

 

さあ、DaVinci Resolveをはじめましょう。

 

 

アプリケーションのダウンロードとインストール

無料のDaVinci Resolveはここからダウンロードできます。必要な項目を登録してダウンロードします。

Blackmagic Design | サポートセンター

 

必要な項目を登録してダウンロードします

 

有料のDaVinci Resolve Studioはこちらから購入できます。単純にAmazonへのリンクなので、価格などが気になる方はBlackmagicのホームページのオンラインストアからも直接購入できます。

 

 

Blackmagic Design | ストア DaVinci Resolve Studio

 

無料版と有料版(Stidio)AppStore版の違い

無料版と有料版の大きな違いは、UHD以上の解像度の出力、60fps以上のタイムラインフレームレート、HDRツール、リモートコラボレーションツール、複数のGPUの使用、インターレース解除、カメラトラッカー、主要なResolveFX、Sony XAVC レンダリング、ステレオスコピック3Dツール、時間的ノイズリダクション、VRツールセットなどです。

これらの機能を使用するかで有料版の購入を検討してみてください。

他のアプリケーションと異なる点は、買い切りのアプリケーションでバージョンアップも無償な点です。DaVinci ResolveがBlackmagicの製品になってからバージョンアップで追加の料金が発生した事はありません。

AppStore版はMetalとOpenCLでのみ動作し、外部コントローラをサポートしません。また、外部スクリプトやサードパーティーのOpenFXやVSTは動作しません。

現在一般的に販売されているDaVinci Reaolve Studio 15はアクティベーションキー形式です。ドングル版が希望の場合は直接販売店にお尋ねください。

DaVinci Resolve 15のシステム要件は以下の通りです。

macOSのシステム最小要件

  • macOS 10.12.6 Sierra
  • 推奨システムメモリ 16 GB(Fusionを使用する場合32 GB以上を推奨)
  • デスクトップビデオバージョン10.4.1以降
  • CUDA ドライバー バージョン 8.0.63
  • NVIDIA ドライバー バージョン GPUの要求による
  • RED Rocket-X ドライバー 2.1.34.0 ファームウェア 1.4.22.18以降
  • RED Rocket ドライバー 2.1.23.0 and ファームウェア 1.1.18.0以降

Windowsのシステム最小要件

  • Windows 10 クリエーターズ アップデート
  • 推奨システムメモリ 16 GB(Fusionを使用する場合32 GB以上を推奨)
  • デスクトップビデオバージョン10.4.1以降
  • CUDA ドライバー バージョン 8.0.63
  • NVIDIA/AMD/Intel ドライバー バージョン GPUの要求による
  • RED Rocket-X ドライバー 2.1.34.0 ファームウェア 1.4.22.18以降
  • RED Rocket ドライバー 2.1.23.0 and ファームウェア 1.1.18.0以降

Linuxのシステム最小要件

  • CentOS 6.8
  • 推奨システムメモリ 32 GB 以上
  • デスクトップビデオバージョン10.4.1以降
  • NVIDIA/AMD ドライバー バージョン GPUの要求による
  • RED Rocket-X ドライバー 2.1.34.0 ファームウェア 1.4.22.18以降
  • RED Rocket ドライバー 2.1.23.0 and ファームウェア 1.1.18.0以降

 

注:これらは最小要件です。例えばBlackmagicのeGPUを使用する場合は、Mac 10.13.6 High Sierra以上が必要で、Blackmagicが提供しているLinux版のOSのインストールイメージはCentOS 7.3です。

 

操作について

キーボードショートカット

DaVinci ResolveはmacOS、Windows、Linuxで動作するマルチプラットフォームのアプリケーションです。

システムによってキーボードのキーが異なります。macOSのCommandキーはWindowsとLinuxのCtrlキーOptionキーAltキーに相当します。マニュアルや解説ではどちらか一方のキーコマンドで書かれている場合があります。

 

Tips:macOSのControlキーはショートカットに割り当てられていませんが、ユーザーが割り当て可能です。

 

右クリックについて

ユーザーインターフェースを簡略化するために、多くのメニューが右クリックで表示されるメニューからアクセスするように設計されています。操作する項目がメニューにない場合は、まず該当するウインドウを右クリックしてみてください。きっと必要な項目が見つかります。

 

右クリックで表示されるメニューからアクセス
例えば、ビンを右クリックした場合とメディアプールの空き部分では表示内容が異なります。

 

右クリックする場所によって表示されるメニューが異なることがあるので注意してください。

 

3ボタンマウスの使用

スクロールホイールが中ボタンになっていたり、キー割り当てが可能な複数のボタンを持つマウスがあります。

マウスの中ボタンを使用すると、ポイントの削除や項目のコピー、画面のパンなどの操作を行うことができ、作業を効率化できます。(いくつかの操作はキーコンビネーションを使用します)

 

 

ホイール機能を使うと、画面をズームする場合などに便利です。

 

インターフェース

これはコンセプトの話ですが…

他の多くのアプリケーションはウインドウやツールがフローティングで自分の自由な場所に置けるようになっています。DaVinci Resolveは全画面で操作することが前提です。必要な画面をタブやボタンで表示/非表示にします。フローティングで動かせるメニューはそれほど多くありません。

どちらが良いという訳ではありませんが、メニューが動かないということは、動かしたいモノが常にそこにあるという事です。

サーフェスコントローラも同じで、位置を感覚で覚えます。メニューを探す必要がなく、思った場所を動かせます。「楽器と同じ」と言うのはそういう理由です。

 

インターフェースの変更

パネルのサイズを変更するには、ポインタを境界線に置くとサイズを変更可能なアイコンに変化し、ドラッグするとサイズが変更されます。

 

ポインタを境界線に置くとサイズを変更可能なアイコンに変化

 

インターフェースの変更はほとんど「ワークスペース」メニューから操作できます。

 

ワークスペース

 

OSのメニューを消して「フルスクリーンモード」に変更したり、モニターが2台ある場合は「デュアルスクリーンモード」に変更できます。

よく使うレイアウトをカスタム画面として「レイアウトプリセット」に保存して読み込む事ができ、「UIレイアウトのリセット」を選択するとデフォルトのレイアウトに戻せます。

フローティングタイムコードウインドウを各ページの「ワークスペース」>「タイムコードウィンドウ」から表示できます。サイズを自由に変更でき、ビューアまたはタイムラインのタイムコードを表示します。

 

オーバービュー

まずは全体のオーバービューです。

プロジェクトマネージャー

DaVinci Resolveを起動すると、最初に表示されるのがプロジェクトマネージャです。全てのプロジェクトを管理する画面で、プロジェクトのインポートやエクスポート、バックアップなどができます。プロジェクトマネージャーのサイドバーで、使用するデータベースを選択して管理できます。

新しいプロジェクトを作成するには、「名称未設定のプロジェクト」をダブルクリックするか、「新規プロジェクト」ボタンをクリックします。既にあるプロジェクトを開くには、表示されているアイコンをダブルクリックします。

 

プロジェクトマネージャー

 

アプリケーションを起動している間にプロジェクトマネージャーを開くには、ページの右下のホームアイコンをクリックします。

 

環境設定

プロジェクトを作成したら、「環境設定」で全体的な環境を設定します。「環境設定」はシステムパネルとユーザーパネルに分かれています。

 

環境設定

 

システムパネル

システムパネルは主にハードウェアの設定です。

注:特定のシステム設定を変更するとアプリケーションの再起動が必要です。

  • コンフィギュレーション
    メモリーの割り当てやGPUの設定と詳細が表示されます。
     
  • メディアストレージ
    システムで使用するスクラッチディスクを決定します。指定したディスクのリストの一番上がスクラッチディスクです。スクラッチディスクには、ギャラリーのスチル(色調整のデータを含む静止画)やキャッシュファイルが保存されます。なるべく高速なディスクを選択してください。
     
    「接続されているローカル/ネットワークストレージロケーションを自動的に表示する」オプションがオンの場合は、マシンに接続されている全てのストレージがメディアページで表示されます。
     
  • ビデオ&オーディオI / O
    ビデオとオーディオのハードウェアの設定です。複数のビデオインターフェースがある場合、ライブグレード用のResolve Liveの入出力を同時に指定できます。オーディオのスピーカーセットもここで設定します。
     
  • オーディオプラグイン
    VSTプラグインの位置を指定し、読み込まれているオーディオプラグインのリストが表示されます。起動時に問題があり無効なプラグインはチェックが外れています。
     
  • コントロールパネル
    カラーグレーディングパネルとオーディオコンソールの接続設定です。純正のアドバンスドパネルやミニパネル、マイクロパネル、サードパーティ製のパネルなどを選択できます。
     
  • General
    アプリケーションが異常終了し、問題があった場合に自動的にレポートを送る設定です。開発側にレポートを送り、バグ改善のために寄与する場合に使用します。
     
  • アドバンスド
    古いファイルシステムのSANに対応するためのパラメータなどを入力するウインドウです。

 

ユーザーパネル

ユーザーパネルはUIの設定とカスタマイズができます。

  • UI設定
    日本語に表示変更するには、ポップアップメニューから選択します。起動時に開くプロジェクトのオプションとビューアの設定を変更できます。
     
  • プロジェクトの保存とロード
    ライブセーブを有効にすると作業を自動保存します。プロジェクトのバックアップでは自動バックアップする頻度を指定できます。
     
  • 編集
    新しいタイムラインの作成時のデフォルト設定や、エフェクトの持続時間、トリムの動作の設定など、編集ページの詳細をカスタマイズできます。
     
  • カラー
    カラーページの設定をカスタマイズできます。カラーページの機能を制御するオプションがあります。
     
  • Fairlight
    フェアライトページのループジョグの設定です。
     
  • 再生設定
    特定のUIの機能を無効にしたり、品質を最適化してリアルタイムパフォーマンスを向上させるための設定です。
     
  • コントロールパネル
    サーフェスコントロールパネルの設定です。
     
  • キーボードマッピング
    キーボードショートカットを設定するパネルです。アプリケーション全体かページ毎にショートカットキーをカスタマイズできます。
     
  • メタデータ
    メタデータのカスタムセットを作成します。

 

プロジェクト設定

プロジェクトを作成し、環境設定を設定した後は「プロジェクト設定」でプロジェクト全体の設定を行います。

プロジェクト設定は「ファイル」>「プロジェクト設定」(Shitt+9)で開くか、ページの右下の歯車ボタンでもプロジェクト設定が開きます。

 

プロジェクト設定

 

初めてDaVinci Resolveを操作する場合、「プロジェクト設定」をどう設定するかで迷う事が多いと思います。

多くの設定は作業中に変更する事が可能ですが、タイムラインを作成する前に設定が必要な項目があります。

重要なのは、「マスター設定」「タイムラインフォーマット」にある「タイムラインフレームレート」の設定です。これは、タイムライン作成後に変更できません。最終的に出力したいタイムラインのフレームレートと素材のフレームレートが異なる場合は注意してください。

サイドバーには各項目ごとにメニューが並び、カテゴリ別に設定します。「プロジェクト設定」で設定した内容は、プロジェクト全体に影響があります。

 

プリセット

ユーザーが自由にプリセットを作成して保存できます。

 

マスター設定

  • タイムラインフォーマット
    タイムラインの解像度は後から変更可能ですが、クリップの解像度とタイムラインの解像度が異なる場合は、スケーリングされます。
     
    タイムラインフレームレートはタイムライン作成後は変更できません。
     
    再生フレームレートは再生時のフレームレートです。例えばタイムラインのフレームレートが60フレーム/秒の場合、再生フレームレートを30フレーム/秒にすると、ビューアやモニターで半分のスピードでスロー再生されます。
     
  • ビデオモニタリング
    ハードウェアから出力されるビデオモニタリングの設定です。出力ボードが無い場合は特に気にする必要はありません。DaVinci Resolveをグレーディングで使用する場合は、外部出力のビデオモニタリングで色を判断する事を推奨します
     
    ビデオモニタリングとタイムラインの解像度とフレームレートは合わせる必要がありますが、異なる場合でもスケーリングされて表示するため注意してください。
     
  • 最適化メディアとレンダーキャッシュ
    それぞれ使用するメディアの解像度とフォーマットを指定します。選択するフォーマットによりシステムの負荷と品質が変わります。
     
    キャッシュは自動で生成でき、バックグラウンドでキャッシュを作成し始めるまでの時間を設定できます。
     
  • 作業フォルダ
    レンダーキャッシュとギャラリースチルを保存するフォルダを手動で設定します。通常この2つはシステム環境設定で設定したスクラッチディスクに保存されます。
     
    レンダーキャッシュはスクラッチディスクが高速の場合は問題ありませんが、より高速で容量のあるディスクがある場合はそちらを選んだ方がパフォーマンスが上がります。
     
    ギャラリースチルのフォルダはフォルダ名の前にドットが付いた不可視フォルダになっています。ファインダーやエクスプローラでは見えないため注意してください。
     
  • フレーム補間
    タイムラインに異なるフレームレートの素材を配置したり、クリップの速度を変更した場合のフレーム補間の方法を選択できます。デフォルトでは、リタイム処理が「ニアレスト」、動き推定モードが「速度優先(標準)」、動きの範囲が「中」になっています。

 

イメージスケーリング

クリップのスケーリングの設定です。

  • イメージスケーリング
    サイズ変更フィルターはデフォルトで「シャープ」です。これはHD解像度以上にスケーリングする場合に最適です。スタジオ版ではデインターレースの処理を設定できます。
     
  • 入力スケーリング
    プロジェクトの解像度と一致しないクリップのスケーリング処理です。デフォルトは「最長辺をマッチ:黒帯を挿入」で、縦横比を維持して最も長い辺をフレームに合わせます。
     
  • 出力スケーリング
    「タイムライン設定と一致」がデフォルトでオンになっています。この場合、タイムラインの解像度を変更すると、自動的にスケーリングが適用されます。手動で出力の解像度を変更する場合はこのチェックを外し、任意のサイズを設定します。

 

カラーマネージメント

カラーマネージメントには様々な設定がありますが、主にカラーサイエンスを変更した場合に有効になります。

  • カラースペース変換
    初期設定ではカラーサイエンスが「DaVinci YRGB」でタイムラインカラースペースが「Rec 709 Gamma 2.4」になっています。これは通常のHDモニターに出力される(HDRではない)標準の色を、外部に接続されたモニターでモニタリングして判断する場合のカラーマネージメントです。
     
  • Dolby Vision™
    HDRで、Dolby Visionモニターに接続した場合のDolby Vision CMUの設定です。
     
  • HDR10+
    HDRで、HDR10+を使用する場合の設定です。
     
  • LUT
    入力や出力、ビデオモニターやビューアにそれぞれLUTを一括で適用する場合に使用します。例えば、タイムラインの出力に影響を与えずにビデオモニターやビュアーだけにLUTを当てたい場合は「ビデオモニターLUT」にLUTを適用します。全ての作業の前に同じLUTを適用したい場合には、「入力LUT」にLUTを適用します。(すべてのプロセスに影響があることに注意してください)
     
  • ブロードキャストセーフ
    輝度と彩度をブロードキャストセーフレベルに制限する設定です。
     
  • ソフトクリップLUTを作成
    ブロードキャストセーフを使用するとハードカットされてクリッピングします。ソフトクリップを使用するとハイライトとシャドーのクリップする部分に緩やかなカーブを持たせることができます。設定したソフトクリップのデータはLUTとして書き出すことができます。
     
  • 分析パターンからLUTを生成
    特殊なテストパターンを解析し、その調整をもとにLUTを抽出します。

 

一般オプション

  • コンフォームオプション
    XMLやAAF、EDLといった外部のアプリケーションの編集データを読み込むときの設定です。
     
  • オーディオメーター
    Fairlightページにあるメーターの設定です。
     
  • カラー
    カラーページでの作業に関するいくつかのオプションの設定です。
     
  • 動的キーフレームのデフォルト特性(ダイナミクス プロファイル)
    カラーページのキーフレーム設定(ダイナミクスと呼ばれます)のトランジションの補間形式の初期設定です。デフォルトでは1(リニア)ですが、開始と終了の値を変更できます。
     
  • バージョン
    カラーページのグレードのバージョン名の設定です。

 

カメラRAW

RAWメディアの処理に関する項目で、カメラ毎に設定できる項目が異なります。「RAWプロファイル」の項目を切り替えると、サポートされているカメラフォーマットの初期設定を変更できます。

 

カメラRAW

 

カラーページのRAW設定にある「プロジェクト設定」はこの設定です。

 

デッキのキャプチャー・再生

  • デッキ設定
    ビデオの入出力ボードがあり、VTRのデッキと接続している場合はDaVinci Resolveで直接キャプチャーと再生(レコーディング)ができます。デッキ設定では入力信号のフォーマットとタイミングを設定します。
     
  • キャプチャー
    キャプチャーするファイルフォーマットや保存に関する設定です。
     
  • 再生
    ビデオの入出力ボードから出力する種類とタイミングを指定します。デッキでレコーディングする際の設定です。

 

字幕

字幕に関する設定で、1行の最大文字数とキャプションの最短時間を指定できます。

 

各ページの切り替え

インターフェイスの一番下にあるボタンで各ページに移動します。基本的に左から右に流れますが、どのページから開始しても問題ありません。(ただし、メディアはメディアページからインポートするか、直接システムからメディアプールにドロップする必要があります。)左からメディア、編集、Fusion、カラー、フェアライト、デリバーページ順に並びます。

 

各ページの切り替え

 

メニューの「ワークスペース」> 「プライマリワークスペース」やショートカットを使用してページの切り替えができます。

ワークスペースのショートカット

  • Shift+2 メディア 
  • Shift+4 編集
  • Shift+5 Fusion
  • Shift+6 カラー
  • Shift+7 Fairlight
  • Shift+8 デリバー

ページバーを右クリックして「アイコンとラベルの表示」から「アイコンのみ表示」に変更するとメニューが最小化します。

 

メニューバーの再編成

Ver15では、ほとんどのメニューが再編成されて使いやすくなっています。以前のノードメニューのコマンドがカラーメニューに移動しFusionメニューが追加されています。

また、コンテキストメニューが統合し無効なコマンドが省略されています。そのため、コンテキストメニューが短くなり、右クリックした場所やアイテムに応じたコマンドのみが表示されるようになりました。

ここからは各ページの説明です。

 

メディアページ

メディアページはメディアをインポートして管理する場所です。ストレージからメディアをメディアプールに登録し、各ページで使用できます。逆に言うと、メディアプールに何も登録されていないと、他のページでは何も表示されません。全ての作業のスタートポイントです。

 

 

メディアプールに登録する前のメディアを確認したり、オンセットやデイリーワークのための素材管理や登録したデータにメタデータを付けるといった場合に使用します。

 

メディアストレージブラウザ

ワークステーションに接続されているボリュームを表示します。システム環境設定で設定したディスクがリスト化され、表示されたメディアやフォルダをメディアプールにドラッグすると、インポートできます。

 

メディアストレージブラウザ

 

フォルダをメディアプールの「ビンリスト」にドラッグすると、フォルダの階層を維持したままインポートできます。

 

クローンツール

メディアストレージで選択したフォルダを別の場所にコピーします。撮影済みのメディアからワーク用のディスクにコピーしたり、保存先を複数選択できるため一度に複数のバックアップを作成する場合に便利です。

 

ビューア

メディアを再生するウインドウです。選択したメディアを再生ヘッドとトランスポートコントロールを使い再生します。再生ヘッドの位置は右上隅のタイムコードフィールドに表示されます。

ビューアを全画面で表示するには、「ワークスペース」>「ビューアモード」>「シネマビューア」(Ctrl/Command+F)を選択します。

 

メディアプール

インポートしたビデオ、オーディオおよび静止画メディアがメディアプールに表示されます。 タイムラインや複合クリップなど自動作成されたメディアも登録されます。

はじめは「マスター」と呼ばれる1つのビンしかありませんが、ユーザーは自由にビン(フォルダ)を追加できます。メディアプールは各ページで共有されます。

 

メタデータエディタ

メタデータエディタを開いた状態でクリップを選択すると、クリップに関連するメタデータが表示されます。複数のクリップを選択した場合は最後に選択したクリップのみメタデータが表示されます。

メタデータにはクリップに付加された編集不可の情報も含みます。メタデータエディタの右上にあるポップアップメニューから必要なメタデータのセットを選択し、メタデータを編集できます。

 

オーディオパネル

オーディオパネルは選択したクリップの音声データを表示します。再生時のレベルを表示するオーディオメーターかオーディオ波形の表示のいずれかを選択できます。波形モードでは、ビデオクリップとオーディオクリップを並べて表示し、手動で同期する場合に使用できます。

 

キャプチャー

フィルムスキャナーやビデオ入出力ボードが接続されている場合、メディアページでキャプチャーできます。

 

編集ページ

編集ページは左側にブラウザ、上にビューア、下にタイムラインがあります。

ビューアはソースとレコードの2画面で一般的なノンリニア編集のスタイルと同じです。他の編集ソフトウェアに触れた事があるのなら、DaVinci Resolveの編集機能はそれほど難しくありません。

 

編集ページ

 

メディアプール

各ページと共通のメディアプールがあります。新規にタイムラインを作成するにはメディアプールを右クリックして表示されるメニューから作成します。作成したタイムラインはメディアプールに他のクリップと同じように表示されます。

メディアプールでダブルクリックしたクリップがソースビューアに表示されます。タイムラインに編集するには、クリップをタイムラインかレコードビューアにドラッグ&ドロップします。

 

エフェクトライブラリブラウザ

エフェクトライブラリーには、編集で使用可能なトランジション、タイトルエフェクト、ジェネレーター、およびフィルターがあります。システム標準のツールを含む「ツールボックス」パネルとサードパーティー製のOpenFXプラグインとResolveFXを含む「OpenFX」パネル、FairlightFXとVSTを含む「オーディオFX」の3つのパネルがあります。

エフェクトをタイムラインのクリップの上にドラッグドロップするとエフェクトを適用できます。

ツールボックスの「タイトル」にあるFusionタイトルをタイムラインの新しいトラックにドラッグすると、モーションタイトルが追加されます。追加したタイトルの上に再生ヘッドを合わせてFusionページに行くと、カスタマイズ可能なグループとして表示されます。

 

インデックス

インデックスはタイムラインのイベントをEDLスタイルのリストビューで表示します。タイムラインで編集すると、変更内容が自動的に反映されます。インデックスの項目をクリックすると、再生ヘッドが移動します。

 

ソースビューアとタイムラインビューア

2画面の「デュアルビューアモード」と1画面の「シングルビューアモード」を選択できます。デュアルビューアモードでは左側にソースビューア、右側にタイムラインビューアが表示されます。フォーカスのあるビューアは名前がオレンジ色に変化します。

シングルビューアモードに変更するには「表示」> 「シングルビューアモード」を選択します。

  • ソースビューア
    メディアプールのクリップを表示します。再生ヘッドを操作してイン点とアウト点を設定します。ソースビューアからクリップをメディアプールにドラッグするとサブクリップが作成されます。
     
  • タイムラインビューア
    タイムラインの画像を表示します。再生ヘッドはタイムラインと連動しています。ソースビューアからクリップをタイムラインビューアにドラッグすると編集オーバーレイが表示され、再生ヘッドの位置でクリップが編集されます。

トランスポートコントロールの左側にオンスクリーンコントロールがあり、選択した操作を画面の上でコントロールできます。注釈は画面上に描画してマーカーとして利用する機能です。

 

インスペクタ

インスペクタはタイムラインにあるクリップの位置やサイズ、合成モードなどを調整できます。適用されたエフェクトやトランジション、タイトルのパラメータなどもここで編集できます。

 

ツールバー

タイムラインの上部のボタンは編集機能に関する様々なツールです。いくつかのボタンにはショートカットが割り当てられ、キーボードを使い素早く編集できます。ポインターをツールの上に置くとツールチップが表示されます。

 

タイムライン

プロジェクトを開始して、まだ何もない空のタイムラインウインドウに新しくクリップを追加するには、メディアプールからクリップをドラッグするだけです。クリップの設定に合わせて新しいタイムラインが自動的に作成されます。

他のアプリケーションのデータをインポートしたり、新しいタイムラインを作成した場合には、メディアプールのタイムラインをダブルクリックすると切り替わります。ツールバーの「タイムライン表示オプション」にある「スタック表示」を使用すると複数のタイムラインをタブで切り替えることができます。

タイムラインはオーディオとビデオトラックに分かれ、各トラックのヘッダーでトラックの操作が行えます。

 

Fusionページ

Fusionはノードベースの2D / 3D合成ソフトウェアです 。DaVinci Resolve 15で完全に統合され、ファイルをエクスポートしたり、再リンクすることなく編集ページからすぐに移動できます。

 

Fusionページ

 

編集ページからFusionページに移動すると、タイムラインの再生ヘッドの下にあるクリップがコンポジションとして自動的に設定されます。

クリップは「Mediain」としてノードエディタに表示され、各ノードのプロセスを経て「Mediout」で出力されて、編集ページとカラーページに表示されます。

作業領域の下半分に表示される「ノードエディタ」「スプラインエディタ」「キーフレームエディタ 」の3つのエディタを使いコンポジションを仕上げます。

 

ノードエディタ

ノードエディタを使用してノードをツリー状に繋げコンポジションを構築します。作業で一番よく使う場所です。

ノードはエフェクトライブラリもしくはツールバーから選択し、MediainとMediaoutの間に処理の順番に繋ぎます。ノードには画像のぼかしや変形、ペイント、キーやマスクの作成、2D/3Dのテキスト、パーティクル、トラッキングツールなど様々なエフェクトがあります。

ノードは入れ替えや組み換えが自在にできます。フローチャートのように機能し、どのように処理されているかを確認できます。

 

スプラインエディタ

ノードのアニメーションをスプラインで操作するウインドウです。

 

キーフレームエディタ

ノードのパラメータのキーフレームを表示します。アニメーションの全体の長さを変えたり、キーフレームの位置を変える場合に使用します。

 

ビューア

デフォルトでは画面の上部に2つのビューアがあります。編集ページとは異なり、どちらがどのビューアかという決まりはありません。ノードエディタに表示されているノードをビューアにドラッグ&ドロップすると、そのノードの状態が表示されます。

ビューアには、タイムルーラとトランスポートコントロールがあります。 タイムルーラは編集ページから移動した時のクリップの持つ長さを示し、タイムラインのセグメントの長さがレンダリングされる範囲です。

2Dと3Dはそれぞれ表示が異なり、3Dの場合はCGソフトウェアのような4画面のクワッドビューで表示することもできます。

 

ツールバー

タイムルーラの下にツールバーがあります。よく使うツールが登録されていて、ツールをクリックするかドラッグしてノードエディタに追加します。ツールバー は6つのセクションに分かれ、ボタン上にポインタを置くとツールチップが表示されます。

 

エフェクトライブラリ

エフェクトライブラリにはシステム標準のエフェクトとResolveFX、サードパーティー製のOpenFXなどFusionページで使用できるすべてのノードとエフェクトが表示されます。

 

インスペクタ

選択しているノードのパラメータを表示して編集できます。通常「ツール」「モディファイア」の2つのパネルが表示され、「ツール」はノードのパラメータを表示し、「モディファイア」は追加されたアニメーションのコントロールまたはエクスプレッションを制御します。多くのノードでは複数のタブコントロールがあります。

 

サムネイルタイムライン

デフォルトでは非表示です。UIツールバーの「クリップ」をクリックするとノードエディタの下にタイムラインのクリップが表示されます。複数のコンポジションを操作したり切り替える事ができ、コンポジションのバージョンを管理できます。

 

メディアプール

メディアプールは各ページで共通です。FusionページではメディアプールからノードエディタにクリップをドラッグするとMediaInノードとして表示されます。

 

ステータスバー

Fusionページの下部のステータスバーにはポインターを置いたノードの情報を表示します。右側には使用されているRAMキャッシュの割合が表示され、右クリックでキャッシュを消去できます。

 

コンソール

コンソールはエラーやログ、スクリプトを表示し、FusionScriptの入力や出力ができます。メッセージがあるときはステータスバーにバッジが表示されます。他のページからもコンソールを起動して使用できます。

 

カラーページ

カラーページではカラーグレーディングが行えます。色やコントラストを調整しノイズを減らしたりセカンダリーの色補正を適用できます。

 

カラーページ

 

グレーディングの情報を様々な形で比較し、別のクリップに適用します。タイムラインで必要なクリップを見つけ、画面の下にあるパレットで調整してノードエディタで複数の調整を処理します。

ギャラリーやライトボックスを使いシーン間のバランスを整え、ルックを調整して映像を完成させます。

 

ビューア

ビューアはタイムラインの再生ヘッドの位置の画像を表示します。タイムライン名の部分はドロップダウンで他のタイムラインに切り替えできます。タイムコードの隣にはFusionページとカラーページの効果をバイパスするボタンがあります。

 

Fusionページとカラーページの効果をバイパスするボタン

 

タイトルバーの下のツールバーで、「イメージワイプ」、「分割スクリーン」、「ハイライト」表示を簡単に切り替える事ができます。

 

「イメージワイプ」、「分割スクリーン」、「ハイライト」表示を簡単に切り替え

 

ジョグバーで再生ヘッドを操作し、トランスポートコントロールで再生を制御します。左下のドロップダウンでクオリファイアやパワーウインドウ、イメージワイプ、ダスト除去、OpenFXなどのオンスクリーンコントロールを表示できます。

 

オンスクリーンコントロールを表示

 

ビューア内を右クリックして「スチルを保存」(Ctrl/Command + Alt/Option + G)でスチルを保存できます。スチルには静止画とグレードの情報を含みます。

ビューアを全画面で表示するには、「シネマビューア」(Ctrl/Command + F)の他にカラーページでは「拡張ビューア」(Alt/Option + F)と「フルスクリーンビューア」(Shift+F)の2つのモードも使用できます。

 

ギャラリー

ギャラリーはビューアの左側にあります。保存されたスチルはギャラリーに表示されます。ギャラリーのスチル上をホバースクラブすると、選択しているクリップに適用した状態がプレビューされます。

スチルを使用してビューアのイメージワイプで比較したり、選択したクリップにグレードを適用できます。

左上にあるボタンは「スチルアルバム」「メモリー」です。

「スチルアルバム」のボタンを押すと、アルバムリストに「スチル」と書かれたアルバムと「パワーグレード」、「タイムライン」が表示されます。アルバムは自由に追加してカテゴリ別に管理できます。

「タイムラインアルバム」は、タイムラインにある全てのクリップの現在のグレードを表示し、クリップを右クリックして「グレードを適用」「ノードグラフを表示」できます。

 

 

「メモリー」を開くと黒いボックスが表示されます。これは未登録の状態で、ギャラリーからスチルをドラッグすると登録できます。登録したグレードはショートカットキーで素早くクリップに適用できます。

右上のボタンで大きなギャラリーウィンドウが別ウインドウで開きます。プリセットのDaVinci Resolveルックや他のデータベースのギャラリーや他のプロジェクトのギャラリー、タイムラインのグレードなどを利用できます。

 

LUT

Ver.15で新しくLUTブラウザが追加されました。インストールされているLUTがリスト化され、ギャラリーと同じくホバースクラブでライブプレビューできます。

 

メディアプール

メディアプールは各ページで共通です。カラーページではメディアプールからノードエディタにクリップをドラッグするとマットとして使用できます。

 

タイムライン

画面の中央にミニタイムラインを表示します。タイムラインは編集ページの内容を反映し、ヘッダーに表示されるV1やV2などをクリックすると不要なトラックを非表示にできます。タイムラインルーラーで再生ヘッドを移動し、目的のクリップを見つけます。

「カラー」メニュー>「アクティブ再生ヘッド」で4つまでの再生ヘッドを配置できます。

 

クリップ

ミニタイムラインの上にサムネイルが表示されます。各クリップが1フレームで表示され、選択しているクリップの輪郭がオレンジ色で強調表示されます。サムネイルの上下には情報が表示され、色調整済みのクリップにはカラーのアイコンがあります。

クリップを右クリックしてグループに追加したり、グレードのバージョンを変更できます。

UIツールバーのボタンの隣にあるドロップダウンメニューで特定の項目をフィルタリングして、そのクリップのみを表示できます。

 

ノード

ノードエディタはビューアの右側にあります。選択しているクリップ毎に1つのノードがあり、パレットで調整した項目が反映されます。ノードには適用しているパラメータのバッジが表示されます。

新しくノードを追加して、クオリファイアで特定のカラーを抽出して色を変更したり、パワーウインドウで切り分けて別々に色補正するといった事ができます。ノードを追加するには、ノードエディタを右クリックしてノードの種類を選択して追加します。

パレットの全ての調整項目を一つのノードに含む事ができますが、通常はノード毎に単体のパラメータを適用します。これは、ノードを自由に繋ぎ変えができ、順序を入れ替える事ができるためです。

「共有ノード」を使うと一度に複数のクリップに同じパラメータを適用できます。1回の操作で同じ共有ノードを使用しているクリップを同時に調整できます。

 

「共有ノード」

 

ノードはクリップだけではなく、タイムライン全体に適用する事もできます。タイムラインに適用する場合は「クリップ」と表示されている部分をクリックし「タイムライン」に変更します。

 

「タイムライン」に変更

 

OpenFX

カラーページでノードに適用できるResolveFXやサードパーティーのOpenFXのリストが表示されます。ライブラリからノードにエフェクトをドラッグすると、設定パネルが有効になり、パラメータを調整できます。

エフェクトを削除する場合はノードを右クリックして「OFXプラグインを削除」を選択します。

 

Lightbox

タイムラインに適用されているグレードのサムネイルを一覧で表示します。同じシーンやシチュエーションのショットを比較する場合などに使用し、グループ分けしたクリップやフラグのあるクリップなどをフィルタリングできます。

グレードされていないクリップを見つける場合にも便利です。

「カラーコントロール」を使用するとLightboxの状態のまま調整できます。

 

レフトパレット

カラーページの画面に下部にある、色を調整するウインドウはパレットと呼ばれます。左側にあるウインドウがレフトパレット、画面の中央にあるウインドウがセンターパレットです。解像度が低いモニターで作業をしている場合は自動的にパレットが一つになります。

レフトパレットは主に一次的な色調整(プライマリ)に使い、カメラRaw(RAWメディアのパラメータ調整)、カラーマッチ(カラーチャートによる自動補正)、カラーホイール(マスターホイールやスライダによるYRGB Lift / Gamma / Gainの調整)、RGBミキサー(カラーチャンネルのミキシング)、モーションエフェクト(ノイズリダクションとモーションブラー)の調整ができます。

 

レフトパレット
ノードに適用しているツールには赤いドットがつきます。

 

センターパレット

センターパレットは特定の色を調整したり、キーを調整するといった二次的な調整(セカンダリー)です。

カーブ、クオリファイア、ウインドウ、トラッカー、ブラー、キー、サイズ調整、3Dがあります。

項目の中には複数の要素があり、例えば、トラッカーではウインドウ、スタビライザー、FXの3つの中から選択します。これらはパレットの上部に中央にある小さな点をクリックするか、右にあるドロップダウンメニューから項目を選択できます。

 

センターパレット

 

キーフレームエディタ

キーフレームエディタはカラーページのパラメータをアニメーションする場合に使用します。各ノードのパラメータを個別にアニメーションできます。

カラーページのアニメーションはダイナミクスと呼ばれます。「固定キーフレーム」(マーク)「可変キーフレーム」(ダイナミクス)に変換するにはキーフレームを右クリックして変換します。

固定キーフレームの場合、数値が瞬時に切り替わりますが、可変キーフレーム間の数値は徐々に変化します。

 

キーフレームエディタ

 

ビデオスコープ

パレットの右上にあるスコープボタンを押すと、スコープに切り替わります。スコープはビデオ信号を測定するためのモニターで、「ウェーブフォーム」、「パレード」、「ベクトルスコープ」、「ヒストグラム」の4種類の波形を表示します。

ビデオスコープは「ワークスペース」>「ビデオスコープ」で、メディア、編集、デリバーの各ページでも利用可能です。

 

フェアライトページ

Fairlightページでは、ビデオと同期した音声や音楽、効果音をミックスし、ステレオやサラウンドなど最終的なフォーマットに合わせ音場を作り、スムーズでバランスの取れたミックスを作成します。

 

フェアライトページ

 

オーディオタイムライン

編集ページのタイムラインと異なり、オーディオタイムラインのトラックは複数のレーンを表示します。各トラックの左側にあるヘッダーでトラックのコントロールができます。

オーディオレイヤーをサポートし、1つのトラックの中に複数のオーディオを重ねることができ、複数のテイクを録音する場合などに便利です。

 

ツールバー

中央のツールバーには、選択ツールやマーカーの配置などタイムラインの表示や操作に関するいくつかのボタンがあります。

 

メディアプール

メディアプールは各ページで共通です。フェアライトページでは専用のメディアプールプレビュープレーヤーがあります。

メディアプールからタイムラインにクリップをドラッグして新しいトラックを作成すると、そのメディアの持つトラックフォーマットで追加されます。トラックフォーマットは、右クリックで表示される「クリップ属性」で変更します。

 

エフェクトライブラリ

フェアライトページで利用可能なエフェクトを表示します。システム標準のFairlightFXとプラグインのエフェクトが別々に表示されます。

エフェクトはクリップだけでなく、トラックヘッダーやミキサーにも直接ドラッグして適用できます。

 

インデックス

インデックスはタイムラインのトラックとマーカーの情報を表示します。トラックパネルでは特定のトラックを表示/非表示にでき、マーカーパネルはタイムライン上のマーカーの情報を表示します。

 

サウンドライブラリー

サウンドライブラリはシステムもしくはローカルネットワーク上にあるにあるサウンドエフェクトをブラウズするために使用します。初期では何も表示されません。データベースにサウンドエフェクトを登録する必要があります。

 

ADR

ADR(自動ダイアログ置換)はアフレコのための特別なインターフェイスで、台詞をキューリストで管理して素早く録音を開始できます。複数のテイクをレイヤー化されたトラックに録音し、星印のレーティングを使い最良のテイクを選択できます。カウントダウンやセリフのテキストを画面表示する機能もあります。

 

ミキサー

オーディオミキサーは画面の右側に表示されます。ミキサーはトラック毎にチャンネルストリップが表示され、入力の選択、6つまでのプラグイン、EQとダイナミクスとパン、AUXやバスへの割り当て、ミュートやソロの切り替え、レベルを調整するフェーダーがあります。フェーダーにはトラックのレーン数のメーターが表示されます。

初期状態では全てのトラックがメインバスに接続され、出力が環境設定で設定したオーディオのスピーカーセットから出力されます。

「Fairlightメニュー」からバスやAUXを追加し、パッチしてミキサーでミックス全体のレベルを調整できます。

 

メーター

画面の上部にメーター画面が表示されます。タイムラインに含まれるすべてのオーディオトラックメーターとバスメーター、モニター出力のコントロールルームメーターとビデオプレビューが表示されます。

ラウドネスの測定も可能で、下にあるメニューからスピーカーセットを選択できます。

 

メタデータ

クリップのメタデータを表示します。クリップが選択されていない場合は何も表示されません。メタデータは他のページと共通です。

 

インスペクタ

インスペクタは選択しているクリップのボリューム、ピッチ、EQおよびエフェクトが調整可能で、ボリュームはタイムライン上のボリュームコントロールと連動しています。

トラックを選択している場合は、トラックのボリュームと適用されているエフェクトが表示されます。ボリュームはミキサーのフェーダーと連動しています。

 

Fairlightメニュー

バスの追加や割り当て、リンクグループの設定、入力/出力のパッチ、オシレーターの設定などはFairlightメニューからアクセスします。

 

デリバーページ

デリバーページでは最終的に完成したタイムラインをファイルかテープに出力します。ファイルに出力する場合はレンダー設定を使用して出力形式を設定し、範囲を決めた後にレンダーキューに追加して書き出します。

 

レンダー設定

ファイルに出力する形式を指定します。プリセットがいくつかあり、デフォルトではカスタムが選択されています。

ビデオ、オーディオ、ファイルのパネルでそれぞれを設定します。詳細設定をクリックすると多くのオプションが利用できます。設定後にレンダーキューに追加を選択します。

 

 

H264、Youtube、Vimeoなどの出力が用意されている他、FinalCutPro、Premiere、AVIDとラウンドトリップする場合の設定があります。DCPやIMFといったデジタルシネマ用のデリバーフォーマットもあります。

よく使うフォーマットをユーザーがプリセットとして保存できます。

 

テープ

テープに出力するモードです。ビデオのIOがない場合は表示できません。リモート制御できる場合は、VTRを操作しインサート、アッセンブル編集ができます。

 

タイムライン

タイムラインを使いレンダリングする範囲を設定します。ドロップダウンで「タイムライン全体」「インアウトの範囲」を選択できます。

編集ページのタイムラインと似ていますが編集はできません。他のタイムラインと同じように再生ヘッドを操作して操作できる他、再生に関するショートカットキーが使用できます。タイムライン表示オプションでトラックの高さを変更できます。

レンダー設定の「単一のクリップ」はイン点とアウト点を設定して範囲を決定できますが「個別のクリップ」の場合、範囲の対象がセグメント単位になります。

 

クリップ

タイムラインの上にサムネイルを表示します。カラーページと同じように、UIツールバーのボタンの隣のドロップダウンメニューでフィルタリングできます。

 

ビューア

タイムラインの再生ヘッドに従い画像を表示します。ファイルベースの出力ではレンダリングの出力が表示され、テープに出力する場合はリモート操作が可能な場合に限り、VTRを操作できます。

 

レンダーキュー

レンダーキューはキューに追加したレンダリングのジョブリストです。キューリストに登録した異なるレンダリング設定や範囲、別のタイムラインなどの複数のキューを一度に実行できます。

複数プロジェク トのジョブを同時にレ ンダリングすることもできます。

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