オフライン編集とオンライン編集の違い

オンライン、オフラインと言うとネットワークに繋がっているかどうかをイメージする方も多いと思いますが、映像編集ではそれとはちょっと別の話だったりします。 撮影済みの素材をネイティブで扱える編集ソフトウェアも多くなり、オフライン編集とオンライン編集を区別なく行えるケースも増えてきました。 オフライン編集とは オフライン編集とはいわゆる「仮編集」のことです。 オフライン編集とは、カメラで撮影されたオリジナルのフィルムストックもしくはビデオテープに影響を与えることなく、生の素材をコピーし編集する映画制作やテレビ番組制作でのポストプロダクションプロセスの一部です。一度オフライン編集で仕上げられた編集は、オンライン編集ステージでオリジナルのメディアを使い組み上げます。 オフラインと云う用語は元々コンピューティングとテレコミュニケーションから発生し、「装置が他の装置の直接の影響下に無い状態」を示します。 READ MORE

波形モニターとベクトルスコープ

放送、映像業界で波形モニターといえば、テクトロニクスかリーダーといった感じ。(最近ではBlackmagicのUltraScopeを見る機会も多くなりましたが…)これらの波形モニターはハードウェアで構成され、入力された信号に対し正確に視覚化、数値化して表示します。(波形だけではなく、様々なデータを点描表示することからラスタライザと呼ばれることがあります。) テクトロニクス リーダー電子 最近ではアストロデザインからHDR対応の4K 波形モニターも出ています。 また、アプリケーション内で波形モニターを表示するソフトが増えてきまました(Adobe Premiere Pro CC 2015.2ではHDR波形がサポート!)。ちょっと古いですが、Smoke(Flame)のベクトルスコープと波形モニターのムービーです。 これらはソフトウェア内で処理する信号を計測しますが、外部出力された信号を監視するわけ READ MORE

4Kモニターの視聴距離

クライアントモニターとしてPanasonic VIERA TH-49CX800 (49インチ)を設置。   上位機種と比べるとDisplayPortが搭載されていなかったりしますが、HDCP2.2 / HDMI 2.0入力でHDR対応のファームウェアの更新もあり、次世代のTVモニターとしてはまずまず。HDR対応のファームウェアはこちら。 Amazon Prime ビデオの4Kコンテンツを視聴してみました。すると… あれれ?4Kってこんな感じだっけ?確かに綺麗だけど…。 49インチのCX800では画面の高さが604mm。4Kの場合の最適視聴距離が画面高の1.5倍ですから、906mm!…約1m弱です。 あまり離れすぎると解像感を感じられないんですよね。   部屋の大きさにもよりますが4K解像度を大人数で見る場合などは、なるべく大画面のモニターの方が良いです。   READ MORE

Flame Unleashed

Autodesk Flameファミリーは2016 エクステンション2から大幅にプランと料金体系が変わっています。 1. FlameとLustreにDesktop Subscription (期間契約)プランが加わりました。 2. Flameは新しくMac OSXがサポートされます。 2. Flame を所有していなくてもFlare及びFlame Assistが契約可能になりました。 3. ハードウェアを自身で購入可能になります。 オートデスクサブスクリプションはAutodesk IDと統合されています。Autodesk Smoke for Macは2015でパッケージ版永久ライセンスの販売は終了し、2016からはデスクトップサブスクリプション版のみ販売されます。また、Linux版のAutodesk Smoke Advancedも終了しFlameに統合されています。 2016年1月16日にオ READ MORE

Sony Catalyst Browseの機能紹介

Sony放送業務用機器のソフトウェアのダウンロードが一元化され、Sony Creative Softwareサイトからアクセスできます。有償のソフトウェアはアカウントを登録し購入可能です。 Sony Creative Software <aftware Sony Catalyst Browse Catalyst BrowseはWindowsおよびMacintoshで動作する無償のソフトウェアです。ソニーの主要なファイルベースメディアをサポートし、カメラやカードリーダー上のファイルをメタデータとともにプレビューすることができます。 色調整まで行え、Content BrowserとRAW Viewerのちょうど中間のような存在です。 個別または複数のファイルをソニープロフェッショナルディスクやNAS、ローカルハードドライブにコピーすることができ、イン点アウト点を打つことでコピー時に不要な READ MORE

LTOによるコールドアーカイブの必要性

撮影したデータをLTOに保存する意味があるのかと聞かれることがあります。物理的問題でHDDは衝撃に弱く、テープは安全ということはよく言われますが、保存状態やメディアを移動する手段によっては同様に危険を伴います。今回は物理的な問題ではなく中身の問題です。 メディアのバックアップ 撮影されたメディアはオリジナルから完全に同一であることを確認した上(ハッシュチェック後)、編集処理される前に確実にLTOにバックアップする必要があります。テープメディアと違いファイルベースのシステムではデータメディアに撮影時のデータなど、目に見えないメタデータが多く含まれる事になります。変換やほんの少しの操作で失われる可能性があり、多くの場合は大元を辿らなければ完全に復元することは出来ません。 HDDの場合、電源を入れればすぐにアクセスできる状態です。ZipやTarで圧縮してあればそれらのファイルに直接アクセスするこ READ MORE

株式会社バスクにて4K内覧会、セミナーが開催されました。

8/28、29両日、株式会社 バスク(東京都 新宿区)にて4K内覧会とセミナーが開催されました。ドラマなどを多く手がけるバスクが新たに導入した4Kシステムとネットワークベースのサービスの展示です。4K映像制作ではXAVCが主流になるととらえ、4KとHDの比較でのデモンストレーションになります。今年のNABで発表された機器もメーカーのメインターゲットは30Pベース。60Pはまだまだといった感じです。そのような環境の中でバスクは4K 60P制作にチャレンジしています。 バスクでは4K映像制作環境としてSONY F55を4台とRED EPIC-Xを2台所持し、撮影からオフライン、カラーグレーディング、フィニッシング、MAまで一貫したワークフローを提供しています。さらに4Kを扱えるターンキーのAutodesk Flame Premium 2015やAdobe Premiere Pro CC(ビデオ READ MORE

映像制作とインターネット

iPhone5がもうすぐ発売です。   LTEとテザリングが話題になっていますが、少し様子をみようかと思います。回線スピードが上がれば転送量は増大します。   auの場合、月単位の7GBの制限の他に、エクストラオプションを支払った場合でも直近3日間に1GB以上の利用があった時は通信速度を終日制限するようです。うむむ…。   増大するデータ量 ThunderboltデバイスやRatinaの登場で、高速なコンピューティングによって動画もパーソナルな環境で制作できるようになりました。ファイルベースになり、そのほとんどはデータで保存されています。   ProResで作業する場合でもあっという間に数十GB、数百GBに膨れ上がります。個人向けのプロバイダーを利用しているクリエイターはそのデータをインターネットで転送する事が出来ません。   低価格な個人 READ MORE

第4回 映像・技術交流会が開催されました。

8/3に映像・技術交流会が行われ、業界から撮影、編集、システムなど多方面にわたる17人の方々が集まりご参加頂きました。   交流会では、ここ1年での技術的進化や4Kの課題と問題点、情報の公開と共有化などのディスカッションが行われ、主な内容は…   既存メディア以外での映像利用 今までは主に映画、テレビ、パッケージなどでしか映像が利用されませんでしたが、ARやサイネージ、ストリーミングなど既存メディア以外での映像利用が多くされるようになりました。撮影を縦で行う事も多くなり、その場合、編集はどうするのか、スチルとムービーの解像度の違いなど技術的問題点が話し合われました。   新技術への対応 USB 3.0やThunderboltテクノロジーなど新しい技術に対応するためにはどうするかという問題点が話し合われました。新製品が出た時の検証を分担し、情報を公開、共有する事 READ MORE

対談: DaVinci Resolve 8 マニュアル日本語翻訳者 高信氏

DaVinci Resolve 8.1 のマニュアルの日本語版がlindocで無償公開されています。   DaVinci Resolve 8.1 日本語マニュアル | Lindoc (閲覧には登録が必要です。)   今回、技術交流会繋がりで白組の鈴木氏のご紹介により、翻訳者のターミガンデザインズ 高信 行秀さんと お話しする機会を設けて頂きました。同席者はインターセプターの田巻さんです。いろいろとお伺いました。(敬称は略させて頂きます。)   対談   一同:はじめまして、よろしくお願いします。   鈴木:元々、自分達も去年の7月の技術交流会で「ファイルベースになって問題があるよね」ってことで集まったのがきっかけで、まだ会って1年くらいなんですよ。   高信:へぇー   鈴木:なんかずっと前から話してるような雰囲気もある READ MORE