DaVinci Resolve 15.2 メディアページ メディアプールへのメディアの追加

メディアページ メディアプールへのメディアの追加

 
編集やグレーディングを開始するには、まずプロジェクトのメディアプールにクリップを追加する必要があります。
 
XMLやAAFでコンフォームするときには、メディアを自動でインポートするオプションがありますが、自動でインポートされないクリップは新たにメディアページでファイルを見つけ、個別にインポートする必要があります。
 
メディアプールにインポートする前になるべくクリップを高速なストレージにコピーすることをお勧めします。読み込んだ全てのクリップは元のメディアに「リンク」している状態です。メディアプールにファイルを追加してもファイル自体が移動、コピー、トランスコードされる訳ではありません。
 
高速なストレージがない場合は、読み込み後にプロキシやトランスコード、キャッシュ、最適化メディアなどを用いてプロジェクトに最適化できます。
 
 
 
 
 
 DaVinci Resolve 15ではメニューが整理され、選択している場所によって右クリックで表示されるメニューが異なります。
 
 

メディアプールにクリップを追加

メディアプールにクリップを追加するには、まずメディアストレージブラウザでインポートするファイルを探し、右クリックで「メディアプールに追加」か、メディアプールのビンにドラッグします。Ctrl/CommandやShiftキーで複数のファイルを選択して一度に登録できます。
 
メディアプールに追加
 
macOSの場合はファインダーからメディアプールに直接ドラッグできます。
 
最初にクリップをインポートするときに、プロジェクトの設定を変更するダイアログが表示される場合があります。
 
「変更」をクリックするとインポートしたファイルに合わせプロジェクト設定が変更され「変更しない」をクリックすると、現在のプロジェクト設定の状態が維持されます。
 
注:一度クリップがメディアプールに登録されると、プロジェクトのフレームレートは変更できません。
 
 

フォルダからメディアプールにクリップを追加

メディアストレージブラウザのフォルダからメディアプールにクリップを追加する方法はいくつかあります。
 
まず、読み込み先のメディアプールのビンを選択し、メディアストレージブラウザでインポートするファイルを含むフォルダを右クリックします。
 
「フォルダをメディアプールに追加」を選択すると、サブフォルダを無視し、クリップのみを追加します。
 
「フォルダとサブフォルダをメディアプールに追加」を選択すると、選択したフォルダとその中にあるすべてのサブフォルダからクリップを追加します。
 
メディアプールにフォルダを追加
 
メディアストレージブラウザのフォルダをドラッグし、メディアプールのビンのブラウザ領域にドロップしても登録できます。
 
これらのコマンドはビンにフォルダを作らずフラットな状態でインポートします。ビンに自分で名前を付けて整理する場合に使います。
 
 

階層を維持してメディアプールにクリップを追加

カメラで収録された素材にフォルダの階層があり、リール名の元になる情報や日付などがある場合、その構造を維持したい時があります。
 
フォルダの階層を維持してメディアプールにクリップを追加するには、読み込み先のメディアプールのビンを選択し、メディアストレージブラウザでインポートするファイルを含むフォルダを右クリックします。
 
「フォルダとサブフォルダをメディアプールに追加(ビンを作成)」を選択すると、階層を維持してクリップとサブフォルダを追加します。
 
メディアストレージブラウザのフォルダをメディアプールのビンリスト上にドラッグしても、階層を維持してクリップとサブフォルダを追加できます。
 
 

空のフォルダを階層化して追加

フォルダにクリップが含まれない空の状態でも、階層化したフォルダをインポートすることができます。この場合、「階層を維持したインポート」と同じく、ビンリスト上にドラッグします。プリセットのビン構造として使用する場合に便利です。
 
 

サブクリップの追加

長いクリップではサブクリップを作成してからインポートしたい時があります。メディアプールに読み込む前にメディアストレージブラウザで直接サブクリップを作成できます。
 
メディアをサブクリップとして追加するには、メディアストレージブラウザのクリップをクリックしてビューアで開き、イン点とアウト点を設定し、クリップをビューアからメディアプールにドラッグします。
 
サブクリップの作成
 
ビューアのジョグバーを右クリックして「サブクリップの作成」でも登録できます。
 
メディアプールに登録されたサブクリップは右クリックで「サブクリップを編集」で長さを変更できます。
 
注:メディアストレージブラウザのクリップをビューアで表示する場合は、マーカーと注釈は利用できません。
 
 

 画像シーケンスから個別のフレームを追加

通常、静止画の連番は画像シーケンスとしてクリップの状態で表示されます。
 
メディアストレージブラウザのオプションメニューから「個々のフレームを表示」を選択すると、画像シーケンスは個別のフレームで表示され、必要なフレームだけを選択できます。
 
 個々のフレームを表示
 

EDLによるメディアの追加

EDLでコンフォームする際には、メディアプールに素材を登録しておく必要があります。
 
メディアストレージブラウザのフォルダを右クリックすると「EDLに基づいてフォルダをメディアプールに追加」「EDLに基づいてフォルダとサブフォルダをメディアプールに追加」の選択肢があります。
 
これらを使うと、EDLでのコンフォーム前に事前に必要な素材のみをインポートすることができ、必要のない素材を読み込むことなく、スムーズにコンフォームの作業に移ることができます。EDLは一度に複数選択できます。
 
EDLを使用する場合には「タイムコード」「リール名」が適切に設定されていることを確かめてください。リール名を設定していなかったり、同じリール名で重複するタイムコードがあるとコンフォームの際に素材を判別できません。
 
例えば民生機などの場合に一つのフォルダに00:00:00:00から始まる同じタイムコードの複数のクリップが含まれる場合があります。この場合、パス名やフォルダ名をリール名に設定すると不都合が生じます。
 
リール名を設定するには「プロジェクト設定」>「一般オプション」>「リール名を使用してアシスト」でリール名の抽出方法を選択します。DaVinci Resolveで作成したEDLにはクリップ名がコメントとして記述されるため「EDLコメントからリール名を抽出」をオンにすると、固有のクリップ名を「リール名」として動作させることができます。
 
EDLコメントからリール名を抽出
 
EDLで使用されているメディアのみをメディアプールに追加するには、メディアストレージブラウザでフォルダを右クリックし「EDLに基づいてフォルダをメディアプールに追加」もしくは「EDLに基づいてフォルダとサブフォルダをメディアプールに追加」コマンドを選択します。
 
ファイルダイアログで使用するEDLを選択します。「ファイル適合フレームレート」ダイアログが表示されたら、コンフォームに使用するフレームレートを選択し「OK」をクリックします。
 
「EDLに基づいてフォルダをメディアプールに追加」では単一の階層、「EDLに基づいてフォルダとサブフォルダをメディアプールに追加」ではサブフォルダを含む階層を検索します。
 
 

EDLでのクリップの分割

 EDLを使いメディアファイルを複数のクリップに分割してメディアプールに追加することができます。これは一本化されたマスターファイルを分割する手段としても使用できます。
 
EDLに基づきクリップを分割して追加するには、メディアストレージブラウザでフォルダを右クリックし「フォルダを分割してメディアプールに追加」もしくは「フォルダとサブフォルダを分割してメディアプールに追加」を選択します。
 
ファイルダイアログでEDLを選択し「開く」をクリックします。
 
「ファイル適合フレームレート」ダイアログで、クリップのコンフォームに使用するフレームレートを選択し「OK」をクリックします。
 
「分割用のハンドルサイズの入力」ダイアログで、ハンドルの長さをフレーム単位で入力し「分割して追加」をクリックすると、EDLで指定したクリップに分割されメディアプールに追加されます。
 
「未参照クリップの分割」チェックボックスをオンにすると、選択したEDLで参照されないファイルのセクションが自動的に分割され、メディアプールに個別に追加されます。
 
注:サブクリップとは異なり、読み込まれたクリップは指定したハンドルのサイズで切り取られます。
 
 

Final Cut Pro 7 XMLでメタデータ付きのクリップを読み込む

 
メディア資産管理(MAM)システムでのワークフローのサポートのために Final Cut Pro 7 XMLのメタデータ付きのクリップをインポートするワークフローをサポートしています。
 
Final Cut Pro 7のXMLのメタデータ付きのクリップを読み込むには、メディアプールの任意の場所を右クリックして「XMLからメディアをインポート」を選択しXMLファイルを選択します。
 
XMLからメディアをインポート
 
Mac OSのファインダーからFinal Cut Pro 7のXMLファイルをメディアプールにドラッグします。
 
XMLファイルのファイルパスにあるクリップが入力されたメタデータとともにメディアプールにインポートされます。ファイルパスが無効な場合はメディアのあるフォルダに移動するように求められます。
 
DaVinci Resolve 15ではFinal Cut Pro 7 XMLでのクリップマーカーのインポート、マーカーの色と継続時間マーカー、ビンの階層を保存などをサポートしています。
 
 

オフセットタイムコード付きのメディアを追加する

 ポストプロダクションの工程でミスが発生し、ソースメディアが誤ってオフセットされたタイムコードで作成されることがあります。「オフセット付きでフォルダを追加」コマンドでタイムコードにオフセットを設定したクリップとしてメディアプールに追加できます。
 
メディアストレージブラウザでフォルダを右クリックし「オフセット付きでフォルダを追加」もしくは「オフセット付きでフォルダとサブフォルダを追加」を選択します。
 
「フレームオフセットの変更」ダイアログでオフセットするフレーム数を選択し「適用」をクリックします。
 
フレームオフセットの変更
 
オフセットタイムコード付きのクリップとしてメディアプールにインポートされますが、ディスク上のクリップの元のソースタイムコードは変更されません。デリバーページでレンダリングされたすべてのメディアは、オフセットタイムコードを反映します。
 
 

タイムラインからメディアプールへのクリップの追加

 タイムラインのクリップをドラッグして複製し、メディアプールに戻すことができます。
 
メディアプールに複製されたクリップは元のクリップとは別のクリップとして動作し、独自のメタデータやマーカーを格納できます。またタイムラインで適用したエフェクトなどもクリップに適用された状態で複製されるので、再利用する場合に便利です。
 
このクリップはハンドルが無い状態でメディアプールに複製されます。ハンドルを有効な状態でタイムラインに挿入するには、メディアプールのクリップを右クリックして「」でインサートします。
 
タイムラインからメディアプールへ複製されたクリップは「強制コンフォーム」されたままの状態です。オリジナルのクリップをメディアプールから削除すると「オフライン」の状態になります。「強制コンフォーム」を解除して再リンクする事で調整できます。
 
 

編集ページとフェアライトページでのメディアの追加

 編集ページやフェアライトにもメディアプールがあり、連動しているため、ファインダーからドラッグしてメディアを追加したり、メディアプールで右クリックして「メディアのインポート」で追加することができます。
 
 

メディアプールでのメディアの削除

 メディアプールのメディアはクリップを選択してDeleteキーまたはBackspaceキーを押すか、右クリックで「選択したクリップの削除」を選択します。
 
ビン内の全てのクリップを削除するには、ビンを選択し「ビン内のすべてのクリップを削除」を選択します。
 
「プロジェクト設定」>「一般オプション」>「マスタータイムラインとメディアプールを自動的に一致させる」を選択しているとマスタータイムラインが有効な状態です。
 
マスタータイムラインは自動的に作成され、メディアプールにある全てのクリップを表示するため、他のタイムラインで使用しているメディアがあると、メディアプールからすべてのクリップを削除できません。
 
マスタータイムラインからクリップを削除するには、編集ページのメディアプールでクリップを右クリックし「マスタータイムラインから選択したクリップを削除」を選択します。
 
マスタータイムラインについて詳しくはこちら
 
 

外部マットの追加と削除

 外部マットを追加すると、グレーディングのキーソースとして利用したり、合成のために使用する事ができます。外部マットはメディアプールの特定のクリップに対して「クリップマット」として関連付けするか、読み込み時にマットとして読み込み「タイムラインマット」としてメディアプールに追加します。
 
DaVinci Reaolve 15ではアルファチャンネル(もしくはRGB個別のグレースケール)を持つクリップをそのままノードエディタに追加するだけで「外部マット」として使用できます。またOpenEXRの複数のマットパスを選択できます。
 
 
以下は従来の外部マットの適用方法です。
 

クリップマット

メディアプールのクリップに「クリップマット」を割り当てるには、まずマットを割り当てるクリップを選択します。
 
メディアストレージブラウザで外部マットファイルを選択して右クリックし「マットとしてメディアプールに追加」を選択します。
 
クリップにマットが関連付き「クリップマット」として登録されます。
 
メディアプールがアイコン表示の場合「クリップマット」のあるクリップはバッジ付きで表示されます。
 
リストビューではメディアプールのクリップの下に「クリップマット」の一覧が表示されます。
 
クリップから「クリップマット」を削除するにはリストビューで外部マットファイルを右クリックし「選択したクリップを削除」を選択するかDeleteキーで削除します。
 
外部マットを削除すると、カラーページで使用されている場合グレードからキーが削除され影響範囲を失います。ノードのカラーのパラメータは残るため色調整は画像全体に影響します。
 

タイムラインマット

 メディアプールに「タイムラインマット」として登録するには、メディアプールで「何も選択されていないこと」を確認します。
 
メディアストレージブラウザで外部マットファイルを選択して右クリックし「マットとしてメディアプールに追加」を選択します。
 
タイムラインマットは、どのクリップにもアタッチされていないため、メディアプールに単独のクリップとして表示されます。
 
 

オフライン参照ムービーの追加

 別のアプリケーションで編集されたデータをコンフォームする時に、低画質で一本化されたムービーを参照する場合があります。正しくコンフォームされているか、データでは再現できないサイズやエフェクト、可変速などのパラメータを目視して確認する場合に必要です。多くの場合はレコードとソースのタイムコードを焼き込みムービー化します。
 
このムービーをインポートし、編集ページでデュアルビューアで比較するか、カラーページでワイプの分割画面で比較します。
 
オフライン参照クリップとして追加するには、メディアストレージブラウザでクリップを右クリックして「オフライン参照クリップとして追加」を選択します。
 
オフライン参照クリップはメディアプールのアイコンにチェッカーボードのバッジが表示されます。
 
 

オーディオの抽出

メディアストレージブラウザのムービーから直接オーディオだけを抽出しメディアプールに追加できます。
 
メディアストレージブラウザでクリップを右クリックして「オーディオの抽出」を選択します。
 
「オーディオの抽出」ダイアログの「参照」ボタンをクリックして保存する場所を選択します。抽出したオーディオは.WAVファイルとして保存されます。作成されたファイルをプロジェクトで使用するにはメディアプールにインポートします。
 
 

コメントを残す