映像匠塾~零~ Step3「キーイング トラッキング VFXの基礎」リポート

11月29日(土)に東京工芸大学 中野校舎で開催された、イマジカデジタルスケープ主催 映像匠塾~零~ Step3に行って来ました。 今回は「キーイング トラッキング VFXの基礎」のお話です。 まず東京工芸大学 木戸先生により、開催場所である中野キャンパスの4Kシアターの概要説明がありました。東京工芸大学の4Kシアターではデジタルシネマサーバー(DoremiおよびClipster)とBarcoの4Kデジタルシネマプロジェクター、立体音響のAuro 11.1chが採用されています。しっかりと設計され、温度湿度も管理されてるという事でシアター内は飲食禁止。当日は雨も降ってましたが、傘も中に持ち込めず徹底しています。 東京工芸大学 東京工芸大学はICAF(インターカレッジ・アニメーション・フェスティバル)幹事校でもあり、そのような催し物や、映像匠塾のよう企業協賛イベント、メーカーやプロダクション READ MORE

第9回映画の復元と保存に関するワークショップリポート 4

  なかなか更新する時間がないですが…ライトニングトーク の第3部です。 題名不詳玩具フィルムの調査 株式会社IMAGICA ウエスト 柴田 幹太氏 イマジカウェスト フィルムプロセス部の柴田氏は、大阪芸術大学から題名不詳の玩具フィルムの調査を依頼され、そのフィルムの調査を行っています。復元不可能ではないが、劣化変形した状態だったそうです。 フィルムの状態から35mm 可燃性ポジと判断できるくらいで、フィルムから読み取れる情報は赤く染められた船が炎上いる映像と、インタータイトルに記されたCINESの文字のみ。リワインダーに掛けコマ数を測定したのち、そこから紐解いていきます。 通常エッジコードからメーカーやフィルムの種類が判別できますが、古いフィルムはその資料も残されておらず、どこの物かもハッキリとしません。CINESの文字が中国向けを指すのか、フィルムメーカー名なのか製作社名なの READ MORE

第9回映画の復元と保存に関するワークショップリポート 3

  なかなか更新できませんでしたが、ライトニングトーク の第2部です。 以前の記事はこちら ワークショップリポート1 ワークショップリポート2 フィルム保管庫のご案内 共進倉庫株式会社 田澤 宏和氏 共進倉庫は角川大映スタジオや東映ラボ、日活撮影所など映画関連施設が数多くある東京都 調布市の飛田給にあり、25年前にフィルムの保管サービスを開始、フィルム専用の冷蔵保管庫の設備を持っています。 フィルムの保管で問題になるのが、ビネガーシンドローム。可燃性のナイトレートフィルムが不燃性のトリアセテートベースに変わり、寿命が100年と期待されましたが、適切な温度や湿度管理を行っていない場合、ビネガーシンドロームが発症し、それを待たずに劣化していく事が判明しています。 ビネガーシンドロームはベースに使われているアセチル基が水分、熱、酸によって酢酸を発生する事により起こります。発生した酢酸が READ MORE

第9回映画の復元と保存に関するワークショップリポート 2

  ライトニングトークの第1部です。 第9回映画の復元と保存に関するワークショップリポート1はこちら ライトニングトークとは 時間の決められた短い講演の事です。いわゆる「電光石火」。鐘が鳴ったらそこで終了です。言いたい事を短い時間に収めるので、とても濃い内容になります。 「フィルムの上映環境を確保するFシネマプロジェト」コミュニティシネマセンター 神田 麻実氏、西川 亜希氏 コミュニティシネマセンターは2009年4月に設立された一般社団法人で、映画祭運営組織や自主上映団体、美術館、博物館、フィルム・コミッションなどと連携をはかりながら、地域における映画・映像文化の振興に貢献しています。 国内外のインディーズ系映画や古典的な作品、短篇、学生映画、実験映像などを取り上げ、これまであまり上映される機会のなかった作品を特集し、専門的な知識を持った上映施設のあるシネマテークで上映・巡回する READ MORE

第9回映画の復元と保存に関するワークショップリポート1

2014年8月23日から25日に行われた、京都府京都文化博物館で行われた第9回映画の復元と保存に関するワークショップのリポートです。 主催は「映画の復元と保存に関するワークショップ」運営委員会。映画の復元と保存の意義、最新事情、今後の課題について理解を深め、参加者の交流により国内外のネットワークを強化することを目的としたワークショップで、今年で9回目を迎えます。講義が2日間、実習が1日と計三日のスケジュール。かなり内容の濃いワークショップでしたので、記事を数回に分けます。 映画保存協会(FPS) フィルムの復元作業にも多く関わり、運営委員会の代表として活動している大阪芸術大学 太田 米男教授は開会の言葉で、多くの無声映画やナイトレートなどフィルムが失われていることを杞憂し、アーカイブを充実して残して行こうという動きがあると同時に、デジタル化での問題など映画の復元と保存の問題は今後さらに重要 READ MORE

デジタルコンテンツ白書2014発刊セミナーリポート

城西国際大学(学校法人城西大学内)東京紀尾井町キャンパス 『3号館』B1多目的スタジオで開催された、一般財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)主催のデジタルコンテンツ白書2014発刊セミナーにいってきました。 2013年のデジタルコンテンツ産業の市場規模 2013年のデジタルコンテンツ産業の市場規模が報告され、日本国内での全てのコンテンツの売り上げの合計が11兆9094億円。それを静止画/テキスト、動画、ゲーム、音楽/音声と4つのコンテンツの区分にわけ、さらにメディア別として、パッケージ、放送、ネットワーク、劇場専用スペースに分類し統計しています。景気の浮き沈みに影響されますが、総計では10年間はほぼ横ばい。静止画/テキストおよび動画が圧倒的に多く、次いでゲーム、音楽/音声になっています。 市場規模で見るとパッケージが減りネットワークが増えている傾向にあるようです。市場のトップ10では READ MORE

InterBEE 2013 にて映像・技術交流会「技術交流カフェ」を展開

昨年に引き続き、日本エレクトロニクスショー協会様のご協力のもとInterBEE2013にて映像技術交流会が「技術交流カフェ」ブースを持つ事になりました。幕張メッセ正面入り口の右手、登録カウンター裏(ホール4 2F)になります。 温かいコーヒーをご用意してお待ちしておりますので、展示会の一休みにちょっとしたカフェとしてもご利用いただければと思います。 メーカーやユーザー、代理店や販売店などの垣根を越えたフラットなコミュニケーションが出来る場所を提供できればと考えています。日頃疑問に感じている事や実際の現場で困っている事などがあればどんどん投げてみてください。インターネットで情報がすぐに手に入る時代に人との交流で何か良いアイデアが生まれるかもしれません。 メンバー限定グッズも作成しています。 昨年とは色違いです。 「グレーディング基礎講座」 日時:11/13 16:00- 場所:技術交流カフェ READ MORE

DCCJ&SKJ主催シンポジウム2013 リポート

DCCJ&SKJ主催シンポジウム2013が『映像革新!4Kの世界から見える最新技術とそのビジネスに与えるインパクト』と題し、2013年5月22日(水)慶應義塾大学三田キャンパス 東館6階ホールにて開催されました。イベントの詳細は以下からご覧になれます。 DCCJ&SKJ主催 シンポジウム2013“映像革新!4Kの世界から見える最新技術とそのビジネスに与えるインパクト”NEWS Flash 「デジタルシネマとDCI規格認証の最新動向」慶應大学専任講師 金子 晋丈 氏 DMC研究センター 慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究センター(DMC研究センター)では早くから4Kデジタルシネマに取り組んでいます。2011年に三田キャンパスから移転した日吉キャンパスには4Kステレオ3D上映可能なスタジオ設備があり、他の上映施設と異なる点は、IT設備の充実で、4Kデジタルシネマでのリア READ MORE

リアルタイム プリビズ 体験セミナー リポート

2013年5月15日 一般社団法人日本映画テレビ技術協会 アニメーション部会主催のリアルタイムプリビズ体験セミナーに参加しました。西武鉄道池袋線 大泉学園駅から徒歩15分 東映デジタルセンター前、Mocap OZスタジオにて行われました。 プリビズってなに? 最近はハリウッドの大作映画でもプリビズの映像が公開されるケースが増えてきました。プリビズ(プレビズ:previz)とはプリビジュアライゼーションの略で「事前に映像化する」ことを意味します。 通常、脚本が完成した後スタッフ間でイメージの統一を行うために絵コンテが作成されます。演出上のイメージを絵に描いて、ストーリーボードを作成しますが、セットの大きさがどれくらいとか、何ミリのレンズを使う、どのくらいの照明が必要なのかといった技術的なアプローチはありません。撮影監督であったり、照明技師、美術などの各パートが経験と知識を基に絵コンテからイメ READ MORE

「サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ」上映交流研究会リポート

2013年5月13日に行われた、日本映画テレビ技術協会「映像プロセス部会」 、日本ビデオコミュニケーション協会(JAVCOM)「技術研究委員会」主催の「サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ」上映交流研究会に参加しました。今回のような両協会がジョイントして行うイベントは初めてだそうです。 「サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ」公式ページ 「サイド・バイ・サイド」はフィルムからデジタルシネマへの転換期を主題にしたドキュメンタリーで、キアヌ リーブスがハリウッドを中心に監督や映画に携わる様々な人物にインタビューをした作品です。 上映後の交流会では、情報が多すぎて整理ができない、結論が出ていないという意見もありました。フィルムとデジタルシネマのどちらが良いという話ではなく、様々な事象が複雑に絡み合った転換期の作品だと言えます。 映画とビデオ、 アナログとデジタル、 フ READ MORE