その1、その2はこちら。
サバ雄 :「ほらほら、さっさと繋げ」
風太 :「先輩〜今やってますよー、で何からやるんです?」
サバ雄 :(何からって…今やってると言ったのに…)「まずはドメインに参加しないとな…」
今回はActive DirectoryサーバーとクライアントのWindows7を接続します。
まずはDNSがきちんと稼働していて、ネームサーバーに接続できているかをnslookupなどで確認します。
(中略)
コントロールパネルのシステムを立ち上げ、「コンピューター名ドメイン、ワークグループの設定」の「設定の変更」をクリックします。
システムのプロパティからネットワークIDで設定します。
風太 :「これって下の『変更』じゃだめなんですか?」
サバ雄 :「『変更』でもできるがウィザードを使うことで簡単に設定できるんだ。」
風太 :「へー」
サバ雄 :「さあ、どんどんいくぞ!」
次に「このコンピューターはビジネスネットワークの一部です…」を選択します。
「ドメインを使用している」を選択します。
ここではクライアントコンピューター名はAIR、ドメイン名はSERVER.MOTIONWORKS.PRIVATEになります。サーバー側は(アドレス192.168.1.2)クライアント側は( アドレス192.168.1.3)です。
ドメインに参加するコンピュータ名を入力します。
風太 :「先輩、なんかエラーが出て進めませんよ…」
「(A)Hostまたは(AAAA)レコードが不足してるって…」
サバ雄 :「名前(ホスト名)から住所(アドレス)を判断できないってことか…」
風太 :「ところで(A)とか(AAAA)とかって何です?」
サバ雄 :「(A)はIPv4で(AAAA)はIPv6での名前解決のレコードだな」
風太 :「IPv4とかIPv6とかって何です?」
サバ雄 :「お前のアドレスの192.168.1.3とかがIPv4だ。」
「この世界ではIPv4が枯渇して来てIPv6に移行してきている。詳しくはWikipediaでも見ろ。」
サバ雄 :「まあ、俺がサーバー側で設定してこよう」
サーバー側のDNSで逆引き参照ゾーンに新しいゾーンを作成する必要があります。
サーバーマネージャーの逆引き参照ゾーンを選択し、操作>新しいゾーンを選びます。
新しいゾーンウィザードを開始します。
プライマリーゾーンを選択します。
このドメインのドメインコントローラー上で実行しているすべてのDNSサーバーを選択します。
逆引き参照ゾーンをIPv4に設定します。
逆引き参照ゾーン名を決定します。ここではプライベートネットワークの192.168.1.xを使うので192.168.1までを入力します。これは、使用するネットワークにあわせて変更します。
自動的に前方参照ゾーンにサーバーが追加されます。
HOST(A)をダブルクリックしプロパティを表示し、関連つけられたポインターレコードを更新するをチェックすることで、逆引き参照ゾーンに(PTR)として反映されます。
サバ雄 :「さて、風太のためにアカウントでも作っといてやるか。」
サーバーマネージャーの操作>新規作成>ユーザーでユーザーアカウントを作成することができます。
名前とユーザーログイン名を入力します。
作成したときと同じパスワードを使用する場合は次回ログイン時にパスワード変更が必要のチェックを外します。
サバ雄 :「ほら風太、アカウント作って来てやったぞ。」
風太 :「ありがとうございます!じゃあ、もう一度やってみますね。」
(中略)
風太 :「いけました!じゃあ、再起動してログインしてみますね。」
ログイン画面
風太 :「SERVER.MOTIONWORKS.PRIVATE?\fu-ta っと」
サバ雄 :「SERVER?\futa でもいけるぞ…」
風太 :「パスワードを入力っと……………………」
”サーバーのセキュリティ データベースにこのワークステーションの信頼関係に対するコンピュータアカウントがありません”
風太 :「入れないんですけど(泣)」
サバ雄 :「Windows7では時々あるみたいだな…」
サバ雄b:「ローカルでログインする必要があるな…ちょっと貸してみろ。」
風太 :「はい…」
サバ雄 :「 フルコンピューター名にDNSサフィックスが入っていないな…これを入れて再起動っと。」
サバ雄 :「どうだ?」
風太 :「ログインできました!(喜) 原因は何だったんでしょうね?」
サバ雄 :「さあな、きっと魔物でもいたんだろう。」
無事にログインできたようです。すると、遠くからリオンが駆け寄り、
リオン :『大変!たいへん〜!』
サバ雄 :「!!」
風太 :「!!」
いったいどうしたんでしょうか?
つづく…
Microsoft Windows Server 2008 R2 Standard (5 クライアント アクセス ライセンス付) SP1
コメント