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Flame Premium 2016 Extension 1の新機能

アプリケーションインストールの新機能

セントラルインストール
セントラルインストールは複数のバージョンのFlameファミリーアプリケーションを単一のリポジトリでホストすることができるオプションのインストール方法です。このリポジトリは完全なシステム、ファイルサーバ、または互換性のあるデータドライブを格納することができます。プロセスが完了すると、ユーザーは任意の互換性のあるマシン上にインストールしたホストからリモートで直接Flameファミリーのアプリケーションを選択し起動できます。

プロジェクト管理の新機能

重要な構成の変更
重要:次のパラメータでデフォルト値を使用している場合に影響があります。これらの値を編集している場合、インストールプロセスで編集内容が上書きされることはありません。
SymlinkAcrossFilesystems
* /usr/discreet/sw/cfg/stone+wire.cfgにあります。
* ハードリンクを作成することができない場合にメディアをローカルにコピーするか、アプリケーションがシンボリックリンクを使用する際に使用されます。 
* 古いデフォルト値:true。アプリケーションはリモートサーバ上にあるメディアファイルのシンボリックリンクを作成します。
* 新しいデフォルト:false。アプリケーションのメディアコピーはシンボリックリンクに依存しません。

NumLocalSlaves
* /usr/discreet/wiretapgateway/cfg/wiretapgateway.cfgにあります。
* メディアファイルをデコードするためのワイヤータップゲートウェイのスレーブ数を決定します。
* 古いデフォルト値:4。ユーザがデコード性能を向上させるためには、この値を変更する必要があります。
* GPU対応システムのスレーブは0(注:一部のGPUでデコード制限があります)。
* 最低4もしくは3 GB RAM単位でスレーブあたりにCPU数/ 4が必要。

プロキシワークフローの新機能

オンデマンドプロキシ
プロキシワークフローが大幅に強化されました。プロキシの生成がより詳細になり、プロジェクトの作成時のデフォルトプロキシの生成に関係なく、個々のクリップで有効または無効にすることができます。
オンデマンドプロキシとコンフォーム
「Set Search Location」オプションを使用して、リンクメディアファイルとシーケンスをコンフォームする場合、Flameのシーケンスで作業する前に、コンフォームされたシーケンスでプロキシが生成されることを確認することが重要です。Lustreで必要とされる場合も同様で、Lustreのシーケンスをインポートする前に、プロキシが生成されることを確認します。
プロキシ クオリティ ワークフロー
プロキシ クオリティでメディアを再生する場合、ビュアーがタイムラインだけでなく、バ​​ッチでもオレンジ色で縁取られています。
クリップの詳細キャッシュステータス
クリップにキャッシュ操作の現在のステータスがより細かく表示されます。4つのキャッシュステータスがあり、リストビューの「Cached」コラムから参照できます。クリップアイコンは、キャッシュの状況に基づき変更されます。
* キャッシュされていない(Uncached):1フレームもキャッシュされていない状態です。このクリップのキャッシュ操作は何も要求されていません。
* 保留中(Pending):Backburnerにクリップのメディアをキャッシュするように求めていますが、まだキャッシュ処理を開始していません。
* キャッシュ中(Caching):クリップのメディアは、フレームバイフレームでキャッシュされています。
* キャッシュ済み(Cached):クリップのすべてのフレームがキャッシュされています。

SDIプレビューの新機能

AJA Kona 4 と AJA Kona 3G QuadのブロードキャストモニタタイミングがFlame Premium Linux ワークステーションでサポートされます
* RGB12ビットおよび10ビット 3G SDI シングルリンク(すべてのHD、2K DCI、UHDおよび4Kプレビュータイミングで30Pまで)。
* RGB12ビットSDI 1.5G デュアルリンクによる30pまでのHD と 2K DCI のプレビュータイミング。
注:Kona 3G QuadでUHD と 4Kプレビューする場合、12ビットSDI出力は正常に動作しません。
* SDIプレビュータイミングはプロジェクトに保存されます。
* フルレンジとノーマルレンジのオプションはAJA I / OおよびプレビューカードのSDIとHDMI出力の両方に適用されます。
ブロードキャスト設定を変更すると、DVIブロードキャスト出力はリセットされます。
注:アプリケーションを実行するために最新のAJAのファームウェアを実行する必要はありませんが、ブロードキャスト出力やビデオI / Oの特定の機能は正常に動作しない場合があります。

GPUデコードの新機能

R3Dの再生パフォーマンスが最適化されました。複数のセグメントを持つシーケンス、レンダリングされていないタイムワープ効果を持つシーケンス、フォワード/バックワードの再生で最適化されています。
GPUデコーディングおよびWiretap Gatewayスレーブについて
GPUデコーディングの導入により、Wiretap Gatewayによるローカルデコーディングスレーブの概念が徐々に廃止されていきます。
スレーブ機能はR3DのCPUデコーディングの性能に大きく影響します。
「NumLocalSlaves」の値がゼロ以外の値に設定されていない限り(デフォルトではコメントアウト)、システムがデコードするGPU(Q6000など)を検出したときにR3Dをデコーディングする際にスレーブを使用することはありません。/usr/discreet/wiretapgateway/cfg/wiretapgateway.cfg ファイルの [Slaves] セクションに設定があります。
R3DファイルがColor Science 2.x もしくはHDRxを使用している場合には、GPUデコーディングすることはできません。その際には、NumLocalSlavesを設定する必要があります。

新しくサポートされたメディア形式

GPUによるRAWメディアのデコード
Flame PremiumはARRIRAWとREDファイルフォーマットのGPUによるRAWメディアのデコードをサポートし、高速にデコードできます。GPUによるRAWメディアのデコードは以下の条件が満たされた場合、デフォルトで有効になります。
* NVIDIA Quadro 6000、Quadro M6000またはQuadro K6000が必要です。
* 最新のDKUに更新する必要があります。
* ARRIRAWメディアの場合、ディベイヤリングはADA-SW5に設定する必要があります。(デフォルト設定)
* REDのカラーサイエンスは、バージョン3.xに設定する必要があります。(デフォルト設定)
OpenEXRサポートの改善(インポートとエクスポート)
バージョン2.2のOpenEXRフォーマットがサポートされました。
新しい圧縮のサポート
* DWAA: JPEGのような非可逆の圧縮フォーマットです。32スキャンラインで圧縮されます。
* DWAB: DWAAと同じですが、256スキャンラインのブロックで圧縮されます。
これらの新しい圧縮は、独自の書き出しプリセットがあります。
キヤノンXF-AVCサポートの改善(インポート):
XF-AVC 12-bit 444 MXF ファイルのサポート。
パナソニックVARICAMサポートの改善(インポート):
パナソニック Varicam 12-bit 444 MXFメディアファイルのサポート。
パフォーマンスの強化(インポート):
TIFFの復号化が高速化され、TIFFの再生のパフォーマンスが向上しています。
DPXサポートの改善
Blackmagic Design Resolveによって作成された 12ビット・パックドDPXがFlame Premiumに正しく読み込まれます。以前のバージョンでは、赤と青のチャンネルが反転していましたが、これはDPXメタデータではRGBエンコードでありながら、実際のファイルではBGRでエンコードされているためです。
ARRIRAW
ARRIRAWサポートの改善(インポートのみ):
* Flame PremiumではARRIRAW SDK 5.1をサポートしています。
ARRIRAW ADA-5 SWシャープコントロールのサポート。
* 既にあるディベイヤリングオプションボックスに加え、ADA-5 SWシャープコントロールのためのRGBスライダーがディベイヤリングメニューに追加されています。
この機能を追加するためにARRIRAWオプションに以下の変更が行われました。
* メタデータメニューに既にあるTape Name、Orientation とTimecode オプションに加え、 Clip Nameが提供されます。
* 新しいResolutionメニューでは、Resolution,、Aspect Ratio、Cropping Aspect 設定が提供されます。
* Lustreでは新しいADA-5 SWシャープコントロールはImage/Transcode/Format メニューにあります。セレクタを使用し、これらの設定をコピーすることができます。

MediaReactorのサポート

Drastic TechnologyのMediaReactorはオートデスク製品でサポートされていない複数のファイル形式の取り込みを可能にするワイヤータップゲートウェイ用の新しいインポートプラグインです。

Pixspanのサポート

Flame Premiumでは、メディアインポートおよびエクスポート時にPixspan圧縮をサポートしています。Pixspanは、元のメディアファイルを圧縮しながら、元のメディアコンテナとメタデータを保存する可逆圧縮アルゴリズムです。

メディアのエクスポート

* QuickTime Player 7を使用した場合、アプリケーションによってエクスポートたH.264ファイルはヘッダーに含まれる正しいフレームレートメタデータを表示します。(QuickTime Player 10では表示されません)
* ファイルシーケンスとしてパディングせず、単一のフレームのクリップをエクスポートする場合に発生した二重ドットの問題が解決されました。

コンフォームの新機能

コネクテッド コンフォーム
コネクテッド コンフォームは同じソースとコンテンツを共有するシーケンスをコンフォームするためのツールセットです。ソースシーケンスとショットシーケンスの2つの新しいタイプのシーケンスが、複数の書き出しを手助けするために提供されます。ソースシーケンスは一度の操作で複数のシーケンスをコンフォームするのに役立ち、ショットシーケンスはショットの共有とプロセスを統合する場合に役立ちます。コネクテッド コンフォームではソースメディアと構造が共有されている場合に有効ですが、以下の場合は有効ではありません。
* 様々な長さのもの
* 特殊効果やタイトル作成など様々な仕上げ作業を必要とするもの
* 同じメディアを使用するが、別の場所や異なる継続時間などメディアの違う場所を使用する場合
コネクテッド コンフォーム ツールでは以下の事ができます。
* インポートされたシーケンスグループを一度の操作でコンフォームできます。
* セグメントのメタデータと関連付けることで、メディアの取り込みとリンクを統合します。
* セントラルロケーションから動作することで、ショットを管理、割り当てる事が出来ます。
* インポートされたシーケンスの最終的な書き出しに対するショットの作業を統合します。
これらすべては、コネクテッド コンフォーム ツールを使用して実現することができます。
* ソースシーケンス:一回の操作で複数のシーケンスをコンフォームする特殊なシーケンス。
* ショットシーケンス:ショットの配布と処理​​を支援するための特別なシーケンス。
* 共有セグメント(Shared Segments):異なるシーケンス全体の関連セグメント間の情報を共有する概念。
* Reel Group と Sequences reel:コネクテッド コンフォーム ワークフローのための明確な場所が提供されます。
パス トランスレーションの改善
新しい設定ファイルでは、パス トランスレーションのいくつかのフォームを定義することができます。 AAFまたはFCP XMLファイルを使用しコンフォームする場合、または「Link to Media File」(メディアファイルへのリンク)を使用するときに、メディアのファイルの場所を変換し、Conform Viewで簡単にメディアファイルを見つけることができます。このメカニズムはLustreのパス変換機能に似ています。
その他コンフォームの改善
* Avid Media Composer 8.4のAAFでコンフォームとパブリッシュできます。
* Avid ProTools 12.2用のAAFをパブリッシュできます。
* AAF&XMLインポートオプションとEDLインポートオプションは「General 」や「Format Specific Options」のようにプロジェクトごとに保存されます。
* カラムの順序、カラムの大きさ、および列の可視性などのコンフォームリストの表示オプションはプロジェクトの保存(Ctrl + Sキー)で保存されるようになりました。
* コンフォームのプレビューパネルの幅を拡げることができます。
* プロキシレゾリューションカラムがコンフォーム イベント リストに追加されました。
* コンフォームで「Link Selected」に代わり「Link Sources」オプションがデフォルトになります。
* コンフォームとメディアハブでは「match criteria」をダイアログボックスで設定できます。選択した一致基準がプリセットになり、再ロードできます。最終的にコンフォームとメディアハブの「AAF & XML Import Options」の両方で、プリセットと現在選択している一致基準が共通します。
* 高いレベルの精度を保つために、AAFファイルからのアニメーションタイムワープはフレームごとに1つのキーフレームとして変換されます。

AAF&XML インポートオプション

メディアハブとインポートウィンドウで、「Link to Media Files 」と「Search and Import Files」オプションが順次実行されます。
1. Link to Media Files が有効になっている場合、Flame PremiumはXML / AAFで見つかったファイルパスと名前をベースにメディアファイルを検索します。
2. Search and Import Filesが有効で、メディアを発見できない場合、Flame Premiumはディレクトリアップフィールドで定義された場所からメディアファイルを検索し、「Match Criteria」の定義に基づきマッチしようと試みます。

MediaHubの新機能

* MediaHubでは、Panasonic P2クリップなどのエッセンスモードの表示の有効無効や DPXファイルのClipオプションのシーケンス検出ボックス内のSequenceとFramesの切り替えを行う度に自動的に更新されます。
* 「Cache Source Media」「Alpha Channel Processing」「Generate Proxies」「Still Duration」などのメディアハブのGeneralオプションはプロジェクトごとに保存されます。
* マットコンテナのオプションは、すべてアルファチャンネルボックスに統合されます。
* 検索ツールを使用し、MediaHub内のPixspanでエンコードされたメディアファイルを検索することができます。
* MediaHubの設定はセッションごとではなく、プロジェクト設定に保存されます。以前は、常にセッションの最後の設定をアプリケーションがリロードしていました。

メディアパネルの新機能

* メディアパネル内にあるメディアにソートが無い場合、メディアパネルの上部にハイフン( – )が表示されソートが適用されていないことを知らせます。
* デフォルトの保存先ライブラリは、メディアパネルでアイコンの上に黄色の矢印が表示され簡単に識別することができます。
* メディアパネルとMediaHubのリストビューで「Sample Rate」を表示することができます。
デスクトップリールの新機能
* 「Add New Reel Under Cursor」(カーソルの下に新しいリールを追加)機能をキーボードショートカットを割り当てることができます。デフォルトでは割り当てられていません。
リールグループ
新しいコネクテッドコンフォームで動作するようにリールグループが拡張されています。すべての新しいリールグループにはシーケンスリールがあります。このリールは、AAF、EDL、またはXMLシーケンスをコンフォームするために、インポートされたシーケンスを格納するために使用されます。

ショットパブリッシュの新機能

* 「Rename Shot」「Rename」「Comment」ダイアログボックスで新しいトークンが使用できます。「Background Index」はバックグラウンド(トラック1)セグメントのタイムライン上に置かれたすべてのセグメントにShot Nameインデックスを伝えるために使用することができます。
* トークンは「Add Token」ボタンを使用し追加しますが、文字列の最後に追加されるのではなくテキストカーソルがある場所に挿入されます。
* エクスポートウィンドウのクリップオプションタブの「Output Path」でパブリッシュするメディアの場所を定義することができます。既存のシーケンスパブリッシュのデフォルトプリセットでは変更を反映するように更新されました。
* ショットパブリッシュを行う際にエクスポートウィンドウのクリップオプションタブからバッチグループを作成することができます。Create Groupを有効にした場合クリップオプションタブのユーザ定義により、作成されたバッチセットアップでクリップまたは書き込みファイルノードを表示することができます。

カラーマネージメントの新機能

*以下のカラートランスフォームが含まれます:
        *gamma/apply_PQ_encoding.ctf
        *gamma/remove_PQ_encoding.ctf
        * camera/VisionResearch/Phantom-Log2_to_scene-linear.ctf
*以下のカラートランスフォームファイル形式をサポートします。
    *Academy/ASC Common LUT format (.clf)
    * Panasonic VariCam 3D LUT format (.vlt)

タイムラインの新機能

*タイムラインタブの左側にあるポップアップボタンを使用し、別のシーケンスのサブセットを切り替えることができます。デフォルトでは、現在のグループからすべてのシーケンスリールが使用できます。他のリールグループのシーケンスリールは使用できません。「Other Sequences」と呼ばれるエントリーが使用可能で、これにはリールグループ内に無い開かれたすべてのシーケンスが含まれます。リールにオープンシーケンスが含まれている場合、現在のリールグループ内の「標準」リールがリストに表示されます。
*コンフォーム、タイムライン、ツールスタブで画面の下部にCtrl +スワイプを行うことにより、編集パネル領域を非表示にすることが可能になりました。そのため表示パネル(プレイヤー、ソース・シーケンス、トリプティック、フリーフォーム、デスクトップリール、コンフォームリスト)をフルハイトにすることができます。コンフォームリスト以外の表示パネルではメディアパネルが非表示の場合、フルスクリーンで表示することができます。
*タイムラインビューで画面の下部にCtrl + Shift+スワイプを行うことで、フルスクリーンに切り替えることができます。
*Ctrl+Shift+左または右にスワイプでメディアパネルを全幅に切り替えることができます。
*Preferences > Timeline > Editingにある「Keep Focus After Editing」設定を使用して、編集後のタイムラインのフォーカスを制御することができます。このオプションはデフォルトで無効になっています。
*キーボードショートカット(すべてのプロファイルに F5+Shiftキーを割り当て)でラージタイムラインビューが利用できるようになりました。ユーザーによって設定された現在のタイムラインの高さとラージタイムラインビューを切り替えます。Shiftキーを押しながら下にスワイプすることでも切り替えができます(Ctrl +スワイプは以前からあります)。
次のような状況で、シーケンス内のセグメントをコピーすることが可能になりました。
    *クリップがライブラリ内にあり、「Protect From Editing」が有効な場合。
    *クリップがロックされている場合。
    *クリップが共有ライブラリにあり、書き込みアクセス権を持っていない場合。
*(Timeline Optionsメニューで「Timeline Audio Meters」オプションが有効になっている場合)タイムラインのオーディオメータは、現在のクリップまたはシーケンスが少なくとも1つのオーディオトラックを持っている場合にのみ表示されます。
*FXパイプラインメニューの折り畳みと拡張で使用されるFXボタンがタイムラインのキャンバスの右上に配置されました。また、「Toggle FX Pipeline」ショートカットキー(デフォルトでスペースキー+ Tabに割り当て)を使用して切り替えることができます。

バッチおよびバッチFXの新機能

コンテキストビュー
Flame 2016 Ext1でコンテキストビューが新しくなりました。2から10個までのコンテキスト数に増え、オリジナルとコンテキストビューの2つの間を切り変える必要がなくなります。コンテキストビューはバッチ、バッチFXおよびモジュラーキーヤーで一度に設定使用でき、タイムラインからアクセスすることもできます。
OpenEXR圧縮
DL_OPENEXR_COMPRESSION環境変数を使用し、バッチのWrite File アウトプットで使用するOpenEXR圧縮を定義することが可能になりました。(「圧縮されたOpenEXRターゲットを使用する場合)
OpenEXRで利用できる圧縮は、次のとおりです。
* none
* RLE
* ZIP-multiscanline
* ZIP-scanline
* PIZ
* PXR24
* B44
* B44A
* DWAA
* DWAB
Write File ノードでPIZ OpenEXRファイルを生成する設定:
1.アプリケーションを終了します。
2.アプリケーションを起動したシェルで setenv DL_OPENEXR_COMPRESSION piz とタイプします。
3.同じシェルでアプリケーションを起動します。
4.バッチからWrite Fileノードでレンダリングし、OpenEXRが選択したファイル形式であることを確認します。
注:手動操作ではなく、この変数を定義する場合は、アプリケーションのホームにある.cshrcファイルにコマンドを追加します。この変更を使用するには、新しいシェルを開くか、source .cshrc コマンドを使用して.cshrcを適用できます。
その他のバッチとバッチFXの強化
*スケマティックビューのバックグラウンドでコンテキストメニューを開き、「Select All」オプションを選択することで、バッチ、バッチFXおよびモジュラーキーヤーのスケマティックビューですべてのノードを選択することができます。
*レンダリングリストメニューを開き、設定メニューが表示されている時にレンダリングノードをダブルクリックすることができます。レンダリングリストが表示されている場合にレンダリングノードをダブルクリックすると設定メニューが開きます。
*ノードのプロキシステータス(有効/無効)は持続します。MUXプロキシの表示とMUXの入力リンクの非表示で、異なる場所のスケマティックや既存のスケマティックでクリップの再利用のワークフローが容易になります。
*バッチスケマティックで既に使われているクリップをメディアパネルかデスクトップリールから削除した場合、スケマティックの空のクリップノードの名前が赤くラベルされます。これは誤って削除されたクリップを捕捉する場合に役立ちます。
*プロジェクトとユーザーカスタムビンはバッチ、バッチFXおよびモジュラーキーヤーの「All Nodes」ビンの隣にあります。
*バッチグループの名称変更がメディアパネルからのアクセスだけでなく、バ​​ッチビューから「Rename Batch」ウィンドウを使用して変更することが可能になりました。バッチビューから「Rename Batch」ウィンドウにアクセスするには、「Batch Iteration Name」フィールドをShiftキーを押しながらクリックします。
*イテレーションボタンの右側にある矢印をクリックしてアクセスできるイテレーション ドロップダウン リストは、メディアパネルのイテレーションの色を一致し色分けされます。
*メディアパネルのフルハイトオプションは、1920×1200よりも高い解像度のモニタで使用できるようになりました。
*バッチFXのスケマティックでパイプラインで無効な、バッチFXを終了することができない原因となるノードを強調表示します。
*ショットパブリッシュされたセグメントからのセットアップを保存する場合、完全なバッチノード/セットアップが保存されるようになりました。以前はWrite Fileノードに接続されたノードのみが保存されています。
* Save Under Curso rキーボードショートカット(Meta + S)では、現在のバッチグループの代わりに、現在のバッチイテレーションを宛先のライブラリに保存します。
*Save Under Curso rキーボードショートカットはSmoke Classicプロファイルにデフォルトで割り当てられていますが、FCPのプロファイルにはまだ割り当てられていません。
* 「Save Current Batch Group」(現在のバッチグループに保存)はMeta+ Wに割り当てられています。
*「Save Current Batch」(現在のバッチに保存)と「Batch FX Iteration」(バッチFXイテレーション)はキーストロークに割り当てられていません。
*Mimic LinkはバッチおよびバッチFXのカラーワーパーノードで正常に動作します。

アクションの新機能

Action GMaskに関する機能強化が行われました。
*新しいトレーサ設定を使用し、GMaskに位置ベースのキーイング操作を実行できます。トレーサーは関連するメディアに基づき各GMaskがキーを提供することができます。
* 新しいEdit Trackオプションは、GMask Vertices メニューで利用可能で、アニメーションのチャンネルに切り替えることなく、画像ウィンドウから直接データを追跡編集することができます。
*選択したGMask Verticesの接線を変更すると、頂点の選択が失われます。
*次のキーボードショートカットを使用してオンザフライでオートタンジェント機能を切り替えることができるようになりました。Alt+Ctrl (Smoke Classic とFlame プロファイル) もしくは Alt+G (Smoke (FCP 7) プロファイル)
*GMask Edit が拡張され、スプラインで選択した頂点に影響があります。ピボットを中心に移動と回転が可能になります。デフォルトでは、ピボットは選択した頂点の中心に位置しますが、別の場所に配置することもできます。
*新しいOffset Axisボタンを有効にすることで、GMaskシェープに独立したAxisを配置することができるようになりました。GMaskシェープの中心をAxis位置に戻すにはCentreをクリックします。注:ActionシーンにGMaskとAxisを追加する方法でAxisの初期位置が決定します。GMaskノードをダブルクリックするとシェープの中心にAxisが置かれます。スケマティックにGMaskノードをドラッグすると画面の中心にAxisが配置されます。画像ウィンドウに直接GMaskノードをドラッグすると、ドロップした位置が中心になります。
*新しいGMaskは Actionノードビンを使用せずに作成することができます。GMaskを使うには:Create NodeショートカットのAlt+Nを押し最初のポイントを追加するとDraw Shape モードに自動的に切り替わり、GMaskノードが自動的にスケマティックに追加されます。
*GMaskオブジェクトはアクションの解像度変更後に「Apply+Scale」操作が影響します。すべてのGMaskはスケールしないSurfaceにペアレントされない限りスケールされます。
*GMask EllipseとGMask Rectangle プリセットノードはデフォルトで終了しています。
*タイムライン上で作業する場合、クイックメニューから直接Action GMask 設定にアクセスできます。
その他アクションの機能強化
*サブスタンスエンジンが更新され .sbar フォーマットで作成されたサブスタンスアセットとより統合し、Substance Designer 5.0と互換性があります。新しいサブスタンスエンジンの性能はサブスタンス テクスチャ、レンズフレア、サブスタンス マテリアライズ、およびサブスタンス ノイズ、サブスタンス スプラッタ ノードなどで以前より向上し生産性を向上させます。サブスタンスマテリアライズエンジンはアップグレードされ(バージョン2.2)コントロールしやすくなり、ビットマップの入力から作成されたテクスチャはリアリズムを提供します。
*Surface VerticesメニューにあるEdit Track オプションはアニメーションチャンネルに切り替えることなく、画像ウィンドウから直接データを追跡編集することができます。
*Action SetupメニューのRenderingセクションにあったShading Active ボタンは、各ライトのBasicsタブで見つける事ができます。
* HelpLinkトークンは詳細情報を含むWebページへのリンクを定義することができ、LightboxとAction Matchboxシェーダで利用できるようになりました。
*Front Matte Offset Matchboxプリセットはプロポーショナル スケーリングの設定だけでなく、Front Matte Offset Matchboxノードの上階層にあるグローバル軸を含むように更新されました
*新しいライトボックスのプリセット/例:
GGXMaterial。この新しいシェーダは物理ベースのシェーディングアルゴリズムで、シーン内の各マテリアルからスペキュラー、メタリック、ラフネスの3つの全く別な値を使いシーンをレンダリングします。これらのコンポーネントは、ネイティブのマテリアル設定では使用できないため、GGXMaterial Lightboxシェーダーでは以下のようにマッピングされています。スペキュラーの値はSpecularのRedチャンネルの値、メタリックの値はSpecularのGreenチャンネルの値、Shineパラメーターはラフネスを定義します。
*IBL シリンダカルマップは正しいnon-distortedマップを表示します。
* FBX SDKはバージョン2016.1にアップグレードされました。

マスキングとロトスコープの新機能

新しいGMaskトレーサーと呼ばれるツールが、バッチバッチFX、モジュラーキーヤー、タイムライン、およびツールタブからで利用可能です。この新しいツールはマットを作成する手助けをし、すでに精通しているActionエコシステムをベースにしています。Action GMaskオブジェクト(新しいTracerタブからロケーションベースのキーイングが可能)を含むGMaskトレーサーの中に、幾つかのノードとツールがあります。GMaskノードは通常GMaskトレーサー内で使用するプライマリーノードです。GMaskを使用しGMaskトレーサーに入ると、ノードビンを使用することなくすぐに新しいGMaskを作ることができます。 Create NodeショートカットのAlt+Nを押すと自動的にDraw Shapeモードに切り替わり、最初のポイントを加えるとGMaskノードが自動的にスケマティックに追加されます。
新しいGMaskトレーサーはGMaskに比べ以下の利点があります。
*ブレンドモードを使用し複数のガベージマスクの簡単にブレンドできます。
*シェープトラッキングとパースペクティブ グリッドをサポートします。
*Edit Boxを使用して改善された操作
*柔軟なグラデーションコントロール
*複数の出力のサポート
*プライオリティーエディタを使用しGMaskのZ-順序を簡単に変更可能
* 3Dステレオサポート
*複数のカメラをサポートし、カメラの設定にアクセスできます
* 3Dトラッキングをサポート
*GMaskトレーサーとActionノード間でノードの情報をコピーペースト可能
注:(タイムラインクイックメニューでUse Matteオプション使用し)マットが接続されたタイムラインFXのGMaskトレーサー(及び既存のGMask)はコンプ結果を考慮し制御する必要があります。

ユーザーインターフェイスの新機能

*Flame、Flame Assist、およびFlareは正式に(アップルのRetinaディスプレイを含む)の高解像度モニタをサポートし、init.cfgファイルで、UI Magnification(UI倍率)トークンの値を変更することにより、アプリケーション内のボタンのサイズを調整することができます。
注:Mac上では最高のGUIの品質を確保するために、システム環境設定>ディスプレイ>ディスプレイ表示がベストに設定されていることを確認します。 「UI倍率」トークンを使用してGUIのサイズを微調整します。 GUIをスケーリングする表示設定を使用すると、アプリケーションで画像がぼけます。
*ツールチップのフォントサイズ、コンテキストメニューとセットアップアプリケーションを変更することができます。
フォントサイズを変更するには:
    1.KDEメインメニューからSettings>System Settings>Appearance>Fonts(設定/システムの設定/外観/フォント)に移動します。
    2.「Force fonts DPI」を120 DPIにセットします。
*「Coloured Frame」(カラードフレーム)の言及は、すべて「Colour Source」(色ソース)に標準化されています。
拡張ツールチップの紹介
Flame Premium 2016 Extension 1の拡張ツールチップとツールチップの紹介です。拡張ツールチップは、他の学習リソースへの画像、ビデオ、リンクを含む、より大きなツールチップです。拡張ツールチップで動画が表示されますが、これらのビデオは、非常に小さく、短い機能にフォーカスした内容です。その目的は隠れた機能の発見です。このリリースでは、Action GMaskのEdit Boxボタンなど10の拡張されたツールチップが含まれています。
次のUI要素に拡張ツールチップを見つけることができます:
* Insert Edit (インサート編集)ボタン(タイムラインビュー)
*Overwrite Edit(上書き編集)ボタン(タイムラインビュー)
*Replace Edit(リプレイス編集)ボタン(タイムラインビュー)
*Secondary Edit ボックス(タイムラインビュー)
*Link(リンク)ボタン(タイムラインビュー)
*Ripple(リップル)ボタン(タイムラインビュー)
*Keyframe Move Mode(キーフレームの移動モード)ボックス(タイムラインビュー)
*水平スクロールバー(タイムラインビュー)
*垂直スクロールバー(タイムラインビュー)
*Edit Box ボタン(Action GMask)

スパークスの新機能

HiDPIのサポートを受けるために、新しいsparkGetUIScaleFactor()メソッドを使用し、Sparksを開発することができます。
ここではいくつかのヒントがあります:
*このメソッドは現在のUIスケールの係数を返します。この係数は一定であると仮定されます。(動的には変更されない)スケール係数は通常、1.0f(スケーリングされない)で、アプリケーションがHi-DPIモニター上で実行する場合に大きくすることができます。
*一般的にSparkOverlay() メソッドを使用し、ビューア内のイメージの上に表示されるUIウィジェットのサイズを大きくします。
*/usr/discreet/presets/[Product Version]/sparks.内にあるsparkMotionKey.cとsparkWipe.cで、新しいsparkGetUIScaleFactor() メソッドの例を見つけることができます。
*注:あなたはスパークスAPI上に構築された任意のカスタムツールを使用している場合は、開発者がそれに応じてコードを変更し、アプリケーションを再コンパイルする必要があるかもしれません。

その他の機能および拡張機能

*プロジェクトの作成時に、アプリケーションを通しすべての解像度リストに対し、奇数カスタム解像度を設定することができるようになりました。
*デフォルトの解像度のリストはアプリケーションを通しすべての解像度で横幅順で見えます。
*アーカイブ時にArchive Rendersボックスでexclude rendersがセットされている時、Batch FXレンダーはアーカイブから除外されます。
*アーカイブからファイルをアーカイブまたはリストアする場合、Flame Premiumではプログレスバーが表示されます。
*クリップサムネイルのソースの種類を示すアイコンが、キャッシュされているか保留中であるかによって更新されます。
*計算機に値が入力された時に、ユーザーインターフェイスで別の数値フィールドをクリックすると、計算機に入力された値が適用されます。
*カラーピッカーでカラースライダーをクリックし、その色をサンプリングすることができます。
*プリセットファイルブラウザでマウスホイールを使用しスクロールすることができます。
* MediaHub(とLustreのワイヤータップゲートウェイブラウザ)でファイルをブラウズするときにユーザーの二次グループIDを使用します。
* 以下のビューでToggle Full Screen Area(フルスクリーン画面に切り替え)ショートカットを使用し、フルスクリーンに変更することができるようになりました。ショートカットはスペースキー+ ~ (FlameとSmoke Classicプロファイル )、Ctrl+F (Smoke FCPプロファイル)。
* Media Panel
* Timeline View
* Desktop Reels
* Thumbnail View
* Player
* Source – Sequence View
* Triptych View
* Trim View
* Conform List
*プレイヤーのオーバーレイの選択はセッションで保持されます。
*Meta + Oキーボードショートカットを使用して、プレーヤーのオーバーレイ(現在の選択とクイックオフ)の状態を切り替えることができます。

設定のアップデート

*Time Display ModeがFrameに設定されている場合でも、Force TC in Conform List(コンフォームリストのTCを強制)ボタンを押すことで、Timecode information(タイムコード情報)の表示に対しConform Tableを強制することができます。この設定は、Preferences > Timeline > User Interface > Time Display Modeで設定できます。これはデフォルトで有効になっています。
*Batch / BFX Actionボタンを使用し、バッチとバッチFXでActionノードをデフォルトでエキスパンドまたはコラップスするかどうかを選択することができます。この設定は、Preferences > TL FX/Batch/BFX > Batch/BFX Actionで設定でき、デフォルトでExpanded Nodeが設定されています。
*Keep Focus After Editing(編集後のフォーカスを維持)設定を使用し、タイムラインフォーカスをソースもしくはシーケンスに切り替えるかどうかを制御することができます。Preferences > Timeline > Editingにあり、このオプションはデフォルトで無効になっています。
*フレームストアの領域を解放するために、手動でバッチとバッチFXのキャッシュライブラリを消去することができます。また、キャッシュファイルのライフスパンを設定し、指定された値よりも古いキャッシュファイルが自動的に消去されるように設定することもできます。Preferences > Timeline FX/ Batch/ BFX内の BFX Cache Life Span、Batch Cache Life Span で設定できます。(Flush BFX Cache LibraryおよびFlush Batch Cache Libraryで現在あるキャッシュを消去します。)
WHAT’S NEW IN FLAME PREMIUM 2016 EXTENSION 1

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