2015年6月11日にAutodesk Smoke 2016がリリースされました。
Autodesk Smokeのパッケージ版の販売はは2015バージョンで終了しており、デスクトップサブスクリプションとして月単位もしくは年単位で契約し、オートデスクアカウントからダウンロードし使用することができます。合わせて体験版も2016バージョンに刷新されています。
Smoke 2016 体験版(英語サイト)
動作環境はこちら。
Autodesk Smoke 2016の新機能
このリリースでは、多くの新機能の追加、パフォーマンスとワークフローの強化、およびユーザーのリクエストによる改善が含まれます。
プロキシワークフローの新機能
この新しいオプションでは、ビュアーとブロードキャストモニタリングのスケーリングがなくなり、より柔軟なプロキシワークフローが提供されます。プロジェクトを作成するときにメディアのプロキシを生成している場合、プロキシ品質ボックスを使用して動的にフル解像度とプロキシ解像度を切り替えることができます。
プロキシ品質ボックスはプロキシに対応しているプロジェクトのビュアーでどこでも利用可能です。
次のオプションが利用可能です。
- Full Resolution: メディアをフル解像度で表示
- Proxy: メディアをプロキシ解像度で表示
- Proxy On Scrub: メディアはスクラブしている場合のみプロキシ解像度で表示
ヒント:Ctrl+ Pキー(Flame プロファイル)を使用し、フル解像度とプロキシを切り替えることができます。
プロキシ品質オプションで、システムのレスポンスを高めるために表示される画質の調整することができます。プロジェクトが進行したときに、エフェクトのパイプラインで重たい計算を必要とする場合に便利です。メニューからプロキシ解像度が選択された場合、メディアはフルフレームのサイズで表示されますが、少ないピクセルで表示されるため品質は低減します。
プロジェクトの移行と復元
プロキシを作成するオプションが改変されました。固定幅プロキシ、可変ビット深度プロキシ、およびビット深度の条件によるプロキシが使用できなくなり、プロキシサイズのオプションは1:2、1:4および1:8になります。
2016以前のプロジェクトを復元または移行する場合に、幾つかのシナリオがあります。固定幅プロキシ、可変ビット深度プロキシ、ビット深度、非標準のプロキシサイズ、またこれらの条件を組み合わせたプロキシがある場合には、アプリケーションの動作を示すメッセージが表示され、確認が求められます。
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固定幅プロキシ
- プロジェクトの移行:固定幅のプロキシを使用しているプロジェクトを移行する場合、サポートされていないプロキシが既にそのプロジェクトで生成されているため、移行が中止されます。この制限を回避するには、Smoke 2016に新しいプロジェクトを作成し、古いプロジェクトからメディアをWireで読み込むことで、サポートされているプロキシが新しいプロジェクトに生成されます。
- プロジェクトの復元:固定幅のプロキシを使用したプロジェクトのアーカイブを復元する場合は、プロキシは1:2解像度で再生成されます。
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可変ビット深度(Variable Bit Depth)プロキシ
- プロジェクトの移行:可変ビット深度プロキシでプロジェクトを移行する場合、既存の(可変ビット深度)プロキシが使用されます。
- プロジェクトの復元:可変ビット深度プロキシを使用したプロジェクトのアーカイブを復元する場合、プロキシは元のメディアのビット深度で再生成されます。
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条件付き(Conditional)ビット深度プロキシ
- プロジェクトの移行:ビット深度に条件付きのプロキシを使用たプロジェクトを移行する場合、既存の(可変ビット深度)プロキシが使用されます。
- プロジェクトの復元:ビット深度に条件付きのプロキシを使用したプロジェクトのアーカイブを復元する場合、プロキシはビット深度に関係なく再生成されます。
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非標準プロキシサイズ
- プロジェクトの移行:非標準プロキシサイズのプロジェクトを移行する場合、既存のプロキシが使用されています。
- プロジェクトの復元:非標準プロキシサイズのプロジェクトのアーカイブを復元する場合、プロキシがサポートされる最も近い解像度で再生成されます。(1:2、1:4、または1:8)。
プロジェクト管理の新機能
アプリケーション内の[Projects and User Settings]ウインドウからユーザーまたはプロジェクトを作成することができません。新しいユーザーまたは新しいプロジェクトを作成するには、起動画面から[New]をクリックする必要がありますが、アプリケーション内から既存のプロジェクトまたはユーザーを切り替えることができます。
32GB以上のRAMのあるシステムで、init.cfgファイルでMemoryApplicationトークンが無効になっている場合は、自動的にSmokeで使用可能なメモリの33%を使用します。これは推奨設定です。
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Smoke SetupアプリケーションでMemoryApplicationトークンを設定できますが、32GB以下の場合では挙動が異なります。
- インストールされているRAMが11.5GB以下の場合:ソフトウェアは自動的に3GBまでRAMの50%を使用します。
- インストールされているRAMが11.5GB以上、32GB以下の場合:ソフトウェアは自動的に4GBまでRAMの50%を使用します。
ディスプレイ構成の新機能
[Preferences]でメディアパネルに表示するUIを選択することができます。(Preferences>General>Media Panel)メディアパネルのデュアルパネル表示オプションでメディアパネルが全幅で表示されている場合のみボタンが表示されます。
デュアルモニタの設定
Smokeでデュアルモニタ構成を実行できるようになりました。セカンダリモニタは以前のようなブロードキャストディスプレイだけでなく、メディアパネルの表示にも使用できます。
左右どちらかをプライマリモニタに設定し、プライマリではタイムラインやプレーヤーが表示され、セカンダにはメディアパネルが表示されます。
各モニターの設定をするには:
1 Mac OS Xのシステム環境設定を起動します。
2 ディスプレイを開きます。
3 [配置]タブを開きます。
4 プライマリに設定したいモニタにメニューバーをドラッグ&ドロップします。他のモニターはセカンダリモニタになります。
注:Smokeからセカンダリモニタにアクセスできなくなるため、Mac OS Xのシステム環境設定のミッションコントロールで、「ディスプレイごとに個別の操作スペース」オプションが無効になっていることを確認してください。この変更を有効にするにはログアウトする必要があります。
Smoke Setupアプリケーションからセカンダリモニタを無効にすることができます。
ソフトウェアでデュアルモニタのセットアップを設定している場合は、プライマリモニタのみ、または両方のモニタのいずれかで動作するようにWacomタブレットを設定する必要があります。
Wacomタブレットを設定する:
1 Mac OS Xのシステム環境設定を起動します。
2 ワコムタブレットを開きます。
3 表示切り替えタブを開きます。
4 希望の設定に基づき、モニター1、モニター2または両方を選択します。
注:Smokeからオプションを切り替えるには、 Alt+Shift+Tabキーボードショートカット(Flame プロファイル)を使用することができます。
メディアハブの新機能
新しいバージョンでは、メディアハブが改善されています。
- 一部のメディアファイル形式には、コンフォームで使用できるテープ名の規定があります。それ以外の場合でもメディアハブではテープ名の処理が改善されています。
- メディアハブからドラッグされるファイルの量を示すウィジェットが「99+」から最大値が「9999+」になります。
- サブディレクトリのスキャンが有効になっている場合はコンテキストメニューから[すべてを選択]することができます。
- リサイズを適用せずにメディアファイルのアスペクト比を変更することができます。GeneralタブのPixel Ratioに以下のオプションがあります。
- From Source(デフォルト設定):ファイルヘッダメタデータに定義されたアスペクト比を使用してインポートします。
- Square Pixels:ファイルヘッダメタデータをオーバーライドし、幅x高さを使用します。
メディアパネルの新機能
メディアパネルのメディアをタイル形式で表示することができます。
デュアルモードで全幅のメディアパネルにアクセス可能になりました。
メディアパネルのカラーコーディングに使用する4つの色が追加されました。(イエロー、ブライトグリーン、ライトグレー、ブラック)
メディアインポートの新機能
新しいパナソニックVARICAM 35とHSのサポートが追加され、以下のフォーマットをサポートしました:
- AVC-Intra 100
- AVC-Intra 2K 4:2:2、4:4:4
- AVC-Intra 4K 4:2:2、4:4:4
- AVC-Intra LongG 25、50
- Apple ProRes 422
注:映像がQuickTimeのProResとして記録されている場合は、(MXFとは対照的に) .mov ファイルはP2構造のCONTENTフォルダに表示されません。それらを表示するには、CONTENT/AVCLIP/を開く必要があります。
新しいCanon XF-AVCコーデックのサポートの追加:
- Canon XF-AVCクリップは、16ビットまたは24ビットの48 kHz LPCM オーディオを持つOP-1aクリップです。
- Canon XF-AVCメディアはフォルダ構造で記録され、SmokeではパナソニックP2メディアの処理と同様にメディアハブでオーディオとビデオトラックの両方を含むクリップとして解釈されます。
- IntraおよびLong GOPの両方をサポートしています。
ソニーカメラフォーマットのサポートの向上:
- Sony XAVC-Longフォーマット (PXW-Z100などソニー製のビデオカメラで記録されたOP-1a MXF long-GOPファイル)のサポートが追加されました。
- 新しいコーデックボード(CBK-55PD)の更新でSony PMW-F5 / F55カメラで生成されたDNxHDとAppleのProResファイルのサポート。
ARRIRAWメディアのサポートの向上:
- ARRIRAW SDK 5.0をサポートしています。
- SUP 11ファームウェアの更新によりALEXAで生成されたコンテンツをインポートすることができます。
- ARRI ALEXA 65のサポート。
- ALEXAカメラによって生成されたコンテンツの4×3クロッピングのサポート。
- オリエンテーションメタデータのサポート:
カメラ内の画像の向きを定義することが可能で、このメタデータをSmokeで読み取ることができます。デフォルトでは、[Camera](カメラ内でメタデータがセット可能)ですが、ユーザが画像の向きをフリップ、フロップもしくはフリップフロップで変更することができます。Lustreではセレクタ(トランスコードセクションのOrientationセレクション)を使用して、 この設定をコピーすることが可能です。 - 新しいADA-5 ディベイヤリング モードのサポート:
ADA-5 SWはデフォルトのディベイヤリングモードです。この新しいアルゴリズムは画像品質を改善し 、少ないエイリアシングで 赤と青のチャンネルでノイズが少なく、よりシャープで詳細なディテールをもたらす新たなパラメータで調整されます。ブルーやグリーンスクリーンをキーイングする場合に利点があります。
REDメディアのサポートの向上:
- RED SDK 5.3をサポートしています。
- 新しいDragon Enhanced Blackオプションがディベイヤリングメニューにあります。このオプションはローライト時の素材に対し赤色ノイズを除去するために使用します。フルもしくはハーフプレミアムディベイヤリング モードでのみ使用できます。
- RED Rocket XでのR3D モノクロームのサポート
- DragonファイルのOLPF(オプチカルローパスフィルター)のサポート。
- 新しいガンマおよびカラースペースのオプションが利用可能です。
- ACESカラースペース(16ビットハーフフロート)
- REDgamma4(ガンマカーブ)
- REDColor4(カラースペース)
- DRAGONColor2(カラースペース)
DNxHDファミリーのサポートの追加 :
- DNxHD 100ファミリーのサポート :
- DNxHD 100 (1080@29.97p)
- DNxHD 85 (1080@25p)
- DNxHD 80 (1080@29.97p)
- DNxHD 80 (1080@24p)
- インポートとエクスポートの両方でサポートされます。
- これらの新しいフォーマットをサポートするために、新しいムービー書き出しプリセットが作成ました。
- DNxHD 444ファミリーのサポート :
- DNxHD 350Xは350 Mbpsのデータレートです。
- インポートとエクスポートの両方でサポートされます。
- プロジェクト内のキャッシュまたはレンダリングされたメディアの圧縮された中間素材として利用できます。
- QuickTimeやMXFとして利用可能。
- これらの新しいフォーマットをサポートするために、新しいムービー書き出しプリセットが作成ました。
Apple QuickTime ProRes 4444 サポートの改善:
- Blackmagic Design URSAカメラによるカメラユーティリティ バージョン2で生成された、HDやUHDTVファイルのサポート。
- AJA CIONカメラの4Kファイルのサポート(ファームウェア1.1 2015年2月にリリース)
- ARRI ALEXA&ALEXA XT(3.2K)SUP 11カメラファームウェアで作成されたファイルのサポート。
MXFコンテナのLongGOPデコードの最適化:
以下のLongGOPフォーマットではQuickTimeと.mtsの再生やジョグシャトルで、より良い結果が得られます。
- Sony XDCAM
- Sony XAVC-Long
- Panasonic LongG
- Canon Mpeg 2
- Canon XF-AVC
CODEXレコーダーのサポート
- CODEXレコーダーから12ビットDPX(packed)をサポートしています。高品質の非圧縮メディアファイルを記録するCanon C500ユーザーによって使用されます。
- SmokeではCODEXレコーダーで使用される12ビットDPX(packed)を生成することができないため、 [Media Export] の[Linked to Media File] オプションは使用することができません。代わりにSmokeでは新しく12ビットアンパックDPXファイルを生成します。
その他の改良点:
- 高ダイナミックレンジのApple ProRes 4444 XQをインポート、エクスポート、メディアキャッシュ(中間素材)で使用することができます。
- Canon CシリーズのスパンされたMXFファイルをサポートしました。これらの長いクリップはこれまで連続クリップとして見ることができませんでした。
- DNxHDコーデックでエンコードされたRGBA QuickTimeファイルをインポート、エクスポートすることができます。
- OpenEXRの非RGBAチャンネルのサポートが強化され、チャネル階層のルートに位置する非RGBAチャンネル(Zパスなど)を読み取ることができるようになりました。
注:32ビット整数チャネルはMediaHubで12ビットのクリップとして表示されます。
エクスポートの新機能
新しくSony XAVC (MXF OP-1a)がエクスポートできるようになります。
- エクスポートではSonyと互換性のあるMXFファイルを生成します。
- XAVCムービー形式の新しいプリセットをエクスポートで使用することができます。
- これらのプリセットは、 XAVC Class 480 4K DCIからXAVC Class 50 1080pまで幅広くカバーされています。
- 独自のXAVC形式を作成するには、[Show Advanced Option]を有効にし、以下の利用可能なSony MXFムービー形式を設定します。
- Sony XAVC Class 50
- Sony XAVC Class 100
- Sony XAVC Class 200
- Sony XAVC Class 300
- Sony XAVC Class 480
その他のメディアのエクスポートの改良:
- 非圧縮のようなRGBのコーデックを使用したQuickTimeなどのコンテンツをエクスポートする場合に自動的にYUVのヘッドルームのオプションが無効になります。
- 以前のバージョンのアプリケーションで作成した、H.264またはMPEG-4コーデックのエクスポートプリセットが正しく動作します。
フォアグラウンドでエクスポートが可能:
- エクスポートダイアログボックスで[Export in the Foreground]を有効にすることで、フォアグラウンドでエクスポートができます。フォアグラウンドでエクスポートする場合、事前にTimelineFXをレンダリングする必要はありません。
- Smokeはフレームストア上に書き込むことなく、シーケンスファイルを直接コピー先にレンダリングするので、時間と容量の節約になります。例えば、RAWファイル(.R3D、.ari)をローカルのフレームストアに全く書き込むことなく、ストリーミングのようにProResなどにトランスコードすることができます。
- 注意:[Sequence Publish]のような書き出しの場合、 いくつかの要素はエクスポートされるタイムラインの構造に合わせレンダリングされる場合があります。
その他の改良点
- Apple Final Cut Pro 10.2 と DaVinci Resolve 11にインポート可能な Apple FCP X XMLとしてシーケンスパブリッシュが可能です。
- ミュートされたビデオトラックはエクスポートされません。
- パディングを定義するための数値トークンに ‘#’ を追加することができます。
とした場合、2桁のセグメントインデックスが表示されます。 - [Media Export]でイン/アウトマークに基づいて、クリップやシーケンスを書き出すことができます。
- 新しい [Export Between Marks] オプションが利用可能です。
- イン、アウトマークを持っているコンテンツをエクスポートする場合、アウトマークは含まれずアウトに指定したフレームはエクスポートされません。
- クリップにイン、アウトマークいずれかしかない場合、インから最後もしくは最初からアウトまでが使用されます。
- シーケンスをエクスポートする場合、 [Media Export]にある新しい [Use Top Video Track] を使うことでエクスポートするビデオトラックを定義することができます。
- オプションを使用しない場合(デフォルト)、現在のプライマリビデオトラックの現在のバージョンが使用されます。
- オプションを有効にすると、最上位のビデオトラック上の現在バージョンが使用されます。
EDLの改善
EDLとしてシーケンスをエクスポートすると、不正なUnix文字のテープ名はテープ名エクステンションを使用しEDLに書き込まれます。
テープ名エクステンションは元の名前とサニタイズされたバージョンの両方を格納し、サードパーティのアプリケーションにインポートしたときサニタイズされた名前でEDLで正しくコンフォームできます。オートデスクのアプリケーションで再インポートするときには元の名前とサニタイズされた名前の両方が表示されます。
-
テープ名をサニタイズする方法:
- スペースはアンダースコアに置き換えられます:例えばTAPE 1はTAPE_1になります。
- 不正なUnixの文字はアンダースコアに置き換えられます :TAPE$1 は TAPE_1になります。
- 小文字は大文字に置き換えられます:tape1はTAPE1になります。
- CMX-3600で生成されたEDLをシーケンスとして(EDL ExportもしくはSequence Publishを使用して)エクスポートする場合、長いテープ名(最大52文字)を使用することができます。新しい[Use Long Tape Name]オプションがEDL書き出しダイアログにあり、この機能を有効にします。
- コンスタントタイムワープがより正確に記述されます。
- EDLをエクスポートするときにアニメーションされたタイムワープはコンスタントなタイムワープに書き換えられます。アニメーションされたタイムワープとオリジナルに使われるソースインとソースアウトがメディアの長さに合うようにEDLに書き込まれます。コンスタントなタイムワープのスピードはEDLに書き込むときにセグメントの持続時間に合うように計算されます。
パブリッシュの改善
- 新しいAAFパブリッシュ
- 非平坦化ビデオトラックを持つファイルAAF(アドバンスドオーサリング形式)としてパブリッシュが可能になりました。
- サードパーティのアプリケーションとシーケンスを共有したい場合にAAFエクスポートを使用してください。AAFエクスポートではクリエイティブな編集、色補正、メディア管理など、サードパーティのアプリケーションで使用することができるシンプルなシーケンスを生成します。
FCP XMLパブリッシュの改善
- XML for DaVinci Resolve for Source Grading (ProRes 422 and 24-bit WAVE)
- XML for DaVinci Resolve for Source Grading (Sequence-only)
- XML for DaVinci Resolve (ProRes 422 and 24-bit WAVE)
コンフォームの新機能
このリリースでは、Apple Final Cut Pro XとAvid Media Composerのサポートが改善されます。
アップル Final Cut Pro X 10.2のサポート:
- SmokeはFinal Cut Pro 10.2にインポート可能なXMLファイルを生成します。
- Final Cut Pro Xでは、MXFメディアファイルのネイティブサポートが追加されており、SmokeではそれらのMXFファイルを参照するFCP X XMLファイルでコンフォームが行えます。
Avid Media Composer 8.3 AAFのサポート:
- DNxHR中間素材を参照するMedia Composer 8.3のAAFでコンフォームが行えますが、SmokeではサポートされていないAvid DNxHRコーデックを使用する場合は注意してください。
- AAFシーケンスで使用されるRGBAメディアファイルをコンフォームすることができます。
コンフォームされたシーケンスはメディアハブのRGBAメディアに対するファイルクリップオプションに基づき、通常のセグメント(アルファチャンネルを無視するオプションを選択した場合)か、マットコンテナ(マットコンテナを作成するオプションを選択した場合)のいずれかで表示されます。また、すでにインポートされたクリップを使用し、そのクリップのステータス(通常もしくはマットコンテナ)を使用できます。AAFではマットキーエフェクトのセグメントとして表示されます。
- Media Composer 7.0(以降)からコンフォームされたカラーエフェクトのハンドリングが向上しました。
その他のコンフォームの改善
- Canon CシリーズのスパンされたMXF(MPEG-2)クリップを参照するAAFで、[Original Sources]メディアオプションと[Filename]一致条件の両方を使用して、コンフォームすることができます。
- AAFやXMLで[Link To Media Files]オプションを使用してファイルをインポートする場合、クリップを探しているプロセスの進行状況が表示されます。
- VTRキャプチャを実行するとき(ステレオペアのための)新しいSボタンの有効無効を切り替え、オーディオトラックのステータス(モノまたはステレオ)を定義することがでます。
- セグメントの名称変更(Rename)とコメント(Comment)を編集するためにコンテキストメニューを使用することができます。
- イベントリストに表示されるコラムの順序がアップデートされ、一番左の列に最も有用なメタデータが提示されます。
- コンフォームのイベントリストに以下の新しいコラムが利用できます。
- Event # (イベント番号)
- Segment #(セグメント番号)
- Record In and Record Out(レコードインとレコードアウト)
- Track (トラック)
- Source In and Source Out (ソースインとソースアウト)
- Comment (コメント)
- タイムラインで行われた変更は、同時にイベントリストを更新します。例えば、セグメントのスリップではイベントリストでハンドルが更新されます。
- イベントのソースイン、ソースアウトを簡単に編集することができます。ソースインもしくはソースアウトフィールドでクリックし左右にドラッグすることで数値を変更できます。また、フィールドをクリックし電卓を表示できます。
- もし選択したセグメントがアンリンクの場合には、ヘッドとテールに影響することなくイン、アウトを変更することができます。 AAFおよびXMLシーケンスのソースタイムコードの問題を修正する場合に特に便利です。
- 選択したセグメントがリンクしている場合は、スリップと同じように対話的に修正されます。ヘッドとテールはリンクされたメディアに基づきます。この場合、メディアの持つ範囲外のタイムコードには修正できない点に注意してください。
- 複数のイベントを選択し、コラム内のすべての内容を一度の操作で編集することができます。
- 複数選択されたコラムを編集する場合、一致しない文字のプレースホルダーとして*を使用することで、Smokeでは異なる文字列に一致するように最善の努力をします。
- ロックされたトラックは変更できません。
ビデオI/Oの新機能
- Blackmagic Designのドライバーのバージョン10.4のサポートが追加されました。
- 出力モニタ用のYUVデコーディングのUIオプションが追加されました。
新しいYCbCr Rec. 2020 4:2:2オプションは4Kブロードキャストタイミングが選択されている場合、[Broadcast Colour Space]メニューから利用可能です。
- AJA Io 4KでHDMIでの4Kモニタリングのサポートが追加されました。
アーカイブの新機能
この拡張機能では、アーカイブ処理のフィードバックと堅牢性が向上しています。
- 元の名前が既に使用されている場合、別の名前を使用しプロジェクトを復元することができます。
- アーカイブを復元するために必要なアーカイブセグメントが表示されます。
- 必要に応じアーカイブを復元するために必要なストレージスペースが算出されます。
- 保留されたアーカイブ素材をアーカイブするために十分なスペースがない場合は警告が表示されます。
- オーディオ素材をアーカイブするときのサイズの推定値がより正確になります。
- [Verify Source Media]が有効な場合、[Cancel]をクリックすると、アーカイブに戻ります。その後アーカイブをキャンセルできます。
- プロジェクトアーカイブをするときに、より多くのフィードバックがあります。
- アーカイブを復元するときに不要な項目が少なくなり、削除されたエントリは復元されず、復元されたときにはフォルダが折りたたまれています。
アーカイブに必要なスペースを見積もるために、Pythonのフックでアーカイブに関する新しいインターフェイスを使用することができます。[archiveSelectionUpdated]という名前で、開かれたアーカイブ内の現在選択されているエレメントに対する更新情報を呼び出すことができます。
カラーマネージメントの新機能
Smokeでは(SynColorとして知られる)Autodeskカラーマネージメントの最新バージョンを使用しています。
カラートランスフォームを反転
LUTエディタのカスタムモードを使用して、インポートされたカラートランスフォームを反転することができます。例えばこれを使用すると、ARRI LogCからコンバートされた素材とリニア、Rec. 709、ACESといった他のカラースペースを同一の空間で作業することができ、グレーディングとフィニッシングのためにARRI LogCに戻すことが可能になります。
インバート(反転)オプションは、以下で使用できます:
- メディアハブ(インポート、エクスポート)
- LUTエディタ
- ConnectFX(LUTエディタ、クリップ、ファイルの読み込み)
- LUTタイムラインFX
カラートランスフォームビルダーに[Invert]コラムが追加され、単純にチェーンで反転したい場合は[Invert]セルをクリックします。
LUTオプションを使用してコンテンツをインポートする場合、選択されたLUTもしくはカラートランスフォームオプションは[Preprocessing]オプションとなり、タイムラインFXエディタから編集することができます。
注:反転されたLUTもしくはカラートランスフォームは直接がディスプレイに適用できませんが、一つ以上の反転されたLUTもしくはカラートランスフォームを含むカスタムのカラートランスフォームファイルをロードしディスプレイに適用することができます。
いくつかの色変換は、完全に反転することは不可能です。 同じ出力色に複数の入力色をマッピングするときに発生し、大きなカラースペースから小さなカラースペースに変換するようなときに起こります。これは、12-bitの信号から 8 bits に変換し、データを失わず再び12-bitに変換することが難しい場合に似ています。このような場合、反転オプションは出力カラーを元の入力色のいずれかにマッピングしますが、逆変換によって必然的にいくつかの色が変更されます。
カラートランスフォームの反転とコピー
ConnectFXとモジュラーキーヤーでは、Shift + T +クリック(Flameプロファイル)キーコンビネーションを使い、反転オプションを切り替えながら1つのノードからカラートランスフォームの設定をコピーすることができます。
- 任意のノードに、カラーマネージメントをサポートしている属性を設定します。(Clipノード、LUTエディタなど)
- カラートランスフォームもしくは色変換されたカスタムチェーンが選択されていることを確認します。
- [Custom]が有効になっていることを確認してください。
- そうでない場合、カラーマネージメント属性をサポートするノードを追加します。
- 適用する側のノードを選択します。
- Shift + T (Flameプロファイル)を押しながらコピーしたいカラーマネージメント属性を持つノードをクリックします。
新しいビュートランスフォームのプリセット
新しいプロジェクトを作成するとき、[Preferences > LUT > 3D LUT & Colour Transform]に含まれるカラートランスフォームが自動的に含まれます。
有効なキーボードショートカット(Flameプロファイル)
- Alt+Shift+1: transforms/tone-map/PhotoMap_LC.ctf
- Alt+Shift+2: gamma/apply_sRGB_encoding.ctf
- Alt+Shift+3: gamma/apply_2.40_gamma.ctf
リニアコンテンツを表示するためデフォルトのリニア表示オプションの代わりにPhotoMap_LCを使用することを検討してください。これはフォトグラフィックレスポンスのためのS字カーブを持つトーンマッピング変換です。
3D LUTサポートの強化
整数と浮動小数点値の両方で17×17×17よりも大きいキューブ 3D LUTファイルがサポートされました。3Dルックアップテーブルもしくはカラートランスフォームのいずれかとしてロードすることができます。
以下の製品で生成されたLUTが含まれます。
- Adobe After Effects (.cube)
- Adobe Speedgrade (.cube)
- Apple Color (.mga)
- Assimilate Scratch (.3dl)
- Blackmagic Design HDLink Pro (.3dl)
- Blackmagic DaVinci Resolve (.cube)
- Cine Tal (.3dl)
- Eyeon Fusion (.3dl)
- Filmlight Baselight (.cube)
- Pandora (.m3d)
- Pomfort SilverStack (.lut)
- The Foundry Nuke (.cube)
ブレンドモードとHDR値
Screen、Overlay、Softlight、Hardlight、 Exclusion、Pinlightなどのブレンドモードを使用する場合、これらすべてのツールはHDRカラー値による結果をより良くするために更新されています。 特に画像を劣化させず、可能な限り範囲外の色情報を保持します。これは以前に保存したプロジェクトの結果に影響を与える可能性があります。
タイムラインFXの新機能
- タイムラインのセグメントでコンプノードを使用して背景に合成している場合、正常にConnectFXでマット出力を出力します。これはクリップのトラック上にあるマットコンテナをConnectFXしたときに完全な白のフレームを出力ていた状態を修正します。
- ギャップを選択したときに[Opaque](不透明)ボタンは、使用できなくなりました。同じ機能がカラーソースのオプションを介して使用可能です。
- [Reveal Clip]オプションを使用して、メディアパネルでシーケンスを表示することができます。タイムラインタブのコンテキストメニューからアクセスできます。
- マッチワークフローがデスクトップリールとタイムライン間で一致するように改善されました。
- タイムライン検索機能で[Not Cached]オプションを使用してキャッシュされていないメディアを、セグメントのタイムラインから検索することが可能になりました。
- [Delete Mark](マークを削除)ボタンがキューマークタイムラインツールバーに追加されました。
- 次の変更がマットコンテナに適用されます。
- (通常のコンテナと同じように)ヘッドとテイルハンドルが自動的に拡張されます。
- マットメディアの長さがフロントの長さに等しい場合、マットセグメントはフロントセグメントの頭に位置します。
- マットメディアの長さがフロントの長さと異なる場合、マットセグメントはコンテナセグメントの頭に位置します。(黄色のマーク)
- 現在使用可能なモードに加え、[Select Backward / Forward](前方/後方を選択)の新しい編集モードが利用可能です。これには[Single Track Forward]、[Single Track Backward]、[All Tracks Forward]、[All Tracks Backward]の4つのモードがあります。タイムラインセグメント上でクリックした前後のセグメントを選択します。
- タイムラインFXエディタの[Timeline Range]オプションがセッションで維持されます。
- 次の変更がタイムワープ(タイムラインFX)に適用されます。
- タイムワープクイックメニューが再設計され、スピードと補間のパラメータは双方同じメニューで利用可能です。
- タイムラインFXの新しい[Duration]モードを使用してセグメントの長さを変更することが可能になりました。
- タイムラインFXのクイックメニューからレンダリングモードとフィールド補間の設定が使用できます。
- タイムラインFXのタイムワープでタイミングフィールドの情報を表示することが可能になりました。
ConnectFXの新機能
- [Context 1]と[Context 2]に加え、[Current Clip Node](現在のクリップノード)と[Current Node](現在のノード)の二つの新しいコンテキストビューがConnectFXで使用できます。
- Current Clip Node:
クリップを選択した場合、黄色の枠が表示されます。ノードの選択が有効になった場合はノードに黄色の枠が表示され、現在のクリップノードのまま最後に選択したクリップが淡いブルーの点線の枠線で表示されます。選択されているかどうかに関わらず、常に最後に選択したクリップのノードを表示する機能があります。 - Current Node:
クリップを選択した場合、黄色の枠が表示されます。最後に選択されたノードは現在のノードのままグレーの点線の境界線が表示されます。選択されているかどうかに関わらず、常に最後に選択したノードを表示する機能があります。
- ConnectFXで、T+クリック(Flameプロファイル)キーボードショートカットでノードに対しクリップの解像度を適用することができます。簡単にノードにクリップの持つ解像度でリサイズしたい場合はこのショートカットを使用できます。次のノードで使用することができます。 (Resize、Coloured Frame、Matchbox、Clip、Gateway Import、Gradient、Output、Export、Text.)
- このリリースでは、ConnectFXにメディアを持ち込む際に自動的に適切なビット深度変換(複数可)を適用するアダプタを導入しています。これはミスマッチ(ノード上の赤い点)を低減し、特に何かを手動で変換する必要はありません。アダプタの表示は[ConnectFX Preferences]で有効無効を切り替えることができます。
- ConnectFXとモジュラーキーヤーのスケマティック接続で2つのノード間の接続の形式を変更できます(スケマティックを整理し、交差するリンクを避けるため)。
- 次のノードにスケマティックビューに追加のインジケータが表示されます。(ノードの下)
- MUX: タイミングオフセットの値とレンジ
- Clamp: クランプ モード
- Comp: ブレンディング モード
- Coloured Frame: モード
- Mono: チャンネル
注:これらのインジケータの表示は[ConnectFX Preferences]で有効無効を切り替えることができます。
- 以下の機能拡張がMUXノードに適用されます。
- 隠されたMUXリンクは、MUXノードが選択されているときに半透明で表示されます。
- MUXノードでタイミングオフセットフィールドがキーフレーミング可能になりました。
- [FX Range Live]オプションが[No Offset]に名称変更されています。
- CBlendとMBlendノードがConnectFXで使用できるようになりました。
- ConnectFXとモジュラーキーヤーのー中央(ツール)ノードビンはノードを数多く表示するためにプロジェクト/ユーザービンとマージされています。プロジェクト/ユーザービンに何かをドロップすると、名称変更のウィンドウが表示されます。
- [Explode History]と[Explode One]コンテキストメニューオプションが、該当する場合にクリップノードから利用可能になります。
アクションの新機能
アクションメディアリスト
アクションメディアリストの構造がConnectFX処理パイプラインに変換され、より良いパフォーマンスとより多くの機能を提供します。メディアリスト内のエフェクトとツールはアクションが処理する順序(左から右)に表示されます。
機能のハイライト:
- カラーワーパーとカラーコレクターはメディアリストに別々の効果として表示されます。
- メディアリストで特定のフレームでメディアをロックする新しいロックフィールドを使用することができます。
- [Shadow Softness]はメディアリストから削除され、[Shadow]メニューから直接操作でき、メディアではなくオブジェクトによって影の柔らかさを設定することができます。
- メディアリストのエフェクトのすべてのアニメーションされたチャンネルはConnectFXレベルで表示できます。(モジュラーキーヤーを除く)
アクションライト
アクションでのシェーディングコンセプトが[Scene Ambient](シーン アンビエント)と呼ばれる詳細なアンビエントライトシーンコンセプトに拡張されました。シーン アンビエントライティングはシーンに適用しているシェーディングでオフにすることができ、[Action Setup]メニューにある[Rendering]タブでから強度を調整できます。また、シーン アンビエントは特定のライトのメニューからオンオフを設定することができます。
その他のアクションライティングの改善
- アクション内のカメラと同様に、ライトをフリーまたはターゲットモードで設定できます。フリーに設定したライトは自由に向きが設定でき、ターゲットの場合はシーン内の注目点に基づいてターゲットオブジェクトに向きます。他の設定はライトモードの選択に基づきライトメニューから利用できます。
- ライトはオブジェクトビュー(F8)を利用できます。カメラのようにライトから見た視点でシーンを見ることができます。
- ライトで(アクションカメラで利用可能な)[Look At]リンクがサポートされました。スケマティックに[Look At]リンクを描き、オートキー機能を使用してアニメーション化することができ、目標の変化を作成されたキーフレームでフォローします。目標はアニメーションチャネルで変更できます。
- [Rays]メニュー内の新しいターゲットモードでは、親ライトのターゲット位置に基づいて、[Rays]のピボットポイントのオフセット位置を変更できます。
アクションカメラ
- カメラはオブジェクトビュー(F8)を利用でき、カメラをアクティブにせずにそのカメラから見た視点でシーンを見ることができます。
- カメラで(アクションライトのような)[Look At]リンクがサポートされました。スケマティックに[Look At]リンクを描き、オートキー機能を使用してアニメーション化することができ、目標の変化を作成されたキーフレームでフォローします。目標はアニメーションチャネルで変更できます。
ソースノードの変更点
アクションメディアリストとライティングモデルの更新でソースノードの変更が必要になりました。
- ソースノードはメディアリストエフェクトの前に適用されます。そのため、以前のリリースに比べ予期しない結果につながることがあります。例えばメディアレイヤー上のモジュラーキーヤーの効果は、ソースノードに適用されます。もしソースノードにモジュラーキーヤーの効果を適用したくない場合、ソースノードのアウトプットの新しいメディアレイヤーを作成する必要があります。
- ソース·ノードで作業する場合、シーンアンビエントライティングの効果はありません。ソースノードを追加すると、カメラノード接続されたライトノードが自動的にソースノードに接続されます。このライトはアンビエントタイプでカメラの位置と同じ場所 (0,0,0)に表示されます。
タイムライン上のアクション
タイムライン上でアクションの作業する場合、クイックメニューから直接複数のオブジェクトを操作できます。新しいオプションを使用すると、同じようなオブジェクト(例えば、複数のライトなど)や親子オブジェクトを選択することができます。
レンダリングの設定に加え、クイックメニューから次のオブジェクトが操作できます。
- Axis
- Surface
- Light
- Camera
- Lens Flare
- Lens Flare Textures
- Blooming
- Rays
- Shadow
- 3D Text
アクションタイムラインエフェクトから(デフォルトのカメラを除く)すべてのオブジェクトを削除することができます。
その他のアクションの改善
- [Resolution Mode]ボックスの[Same as Background]オプションを使用し、バックグラウンドのクリップでアクションの解像度を自動的に設定できるようになりました。
- [Premultiply]と[Unpremultiply]のオプションがアクションのブレンディングオペレーターで利用可能です。
- アクションのセーブ、ロードセットアップの操作で直接レイヤーがサポートされます。
マッチボックスの新機能
多くのマッチボックスの強化だけでなく、新しいプリセットがこのリリースで追加されています。新しいシェーダビルダーAPIガイド(PDF)がマッチボックス·エフェクトを作成するために利用可能です:
機能のハイライト:
- [matchbox_builder]ユーティリティは[shader_builder]に名称変更されました。
- カラーホイールやカーブなどのウィジェットがマッチボックスのメニューで利用可能です。
- マッチボックスのXMLスキーマはタイムラインFXかトランジション FXでデザインされたシェーダーであるかを判別するために異なるXMLタグがあります。
- [ShaderType]タグと[SoftwareVersion]タグはシェーダービルダースクリプトで自動的に追加されます。
- シェーダービルダースクリプトではマッチボックスパッケージから.xmlとサムネイルを抽出します。
- マッチボックスにシェーダがマットを提供するかしないかを設定することができる[MatteProvider]と呼ばれるXMLフラグが追加されました。[False]をセットすると、マッチボックスのアルファ処理は無視され、タイムラインのコンテキストでRGBAソースのアルファは処理せずにマッチボックスシェーダーを使用することが可能になります。フラグがない場合、(古いセットアップの動作を変更しないように)[True]として扱われ、この変更を有効にする場合既存のシェーダーをアップデートする必要があります。
その他の機能および拡張機能
- プルダウンと同等の設定をプレイヤー設定で行えるようになりました。
- プレーヤー:新しいサイドバイサイドオプションがプレイヤーの[Viewing Setting]の[Compare Mode / Stereo]から行えるようになりました。このモードでは、プライマリとセカンダリのトラックが並んで表示されます。
- テキストモードが[Move]に設定されている場合、テキストインタフェースの最初のレベルでアニメーションボタンが利用可能になりました。
- デフォルトフォントタイプのオプションがオートになり、フォントファイルブラウザがType 1に変わります。
- ディファレンシャルマットがツールタブから利用できます。
- アプリケーション全体のプリセットの場所が/usr/discreet/presets/<インストールされたアプリケーション>になります。
プリファレンスのアップデート
- メディアパネルの設定がPreferences > General > Media Panelに統合されました。以前はユーザーインターフェイスのタブにあったメディアパネルポジションボックス(左側/右側)もこちらに移動しています。
- [Protection Mode](プロテクションモード)設定に以下の動作が含まれます:ライブラリからライブラリにコンテンツを移動すると自動保存が開始されます。
キーボードショートカットの更新
- [Trim to Positioner](ポジショナーまでトリム)のショートカットがSmoke Classic ショートカットプロファイルの[P]に割り当てられています。
- [Fit in View](ビューにフィット)機能がSmoke ClassicプロファイルにデフォルトでShift-Homeが割り当てられています。
- Flameプロファイルでプロジェクト保存のショートカットとの競合を避けるために、[Scale Magnet](スケールマグネット)のショートカットがCtrl + SからAltキー+ Mに変更されています。
- Flameプロファイルでツールチップ表示のショートカットとの競合を避けるために、[Toggle View Widget Show All](Show All ウィジェットの表示トグル)ショートカットがCtrl+Alt+WからCtrl+Shift+Wに変更されています。
- 割り当てられていない項目に[Delete All Markers](すべてのマーカーを削除)が追加されました。
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