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DaVinci Resolve 10の新機能と方向性に関する質問 (DRUG-J)

DaVinci Resolve 10の新機能と方向性に関する質問 (DRUG-J)

2013年5月17日に開催されたブラックマジックデザインNAB2013新製品説明会において、DaVinci Resolve User Group Japan (DRUG-J)として、DaVinci Resolve 10の新機能と方向性について質問できる機会を特別に設けて頂きました。

Q. DaVinci Resolve 10で動作推奨環境は変わりますか?

A. DaVinci Resolve 10 の新しい機能に対応するには、より多くのGPUレーンが必要で、GPUのRAMは2GB以上が推奨されます。DaVinci Resolve 10の新しいコンフィグレーションガイドでは最低動作環境のGPU RAMが2GB以上になる予定です。

Q. 以前のバージョンで動作していても動かなくなる場合はありますか?

A. これまでの機能は動作しますが、新しい機能(例えば、新しいノイズリダクションの機能など)は動作が厳しくなります。

Q. ビデオ編集機能が強化されましたが、どのような狙いがありますか?

A. 編集に関しての機能向上の声が多く寄せられ、それに対応した形です。多くの優れた編集ソフ トウェアがありますが、DaVinci Resolveではデジタルシネマカメラのデータを快適にネイティブで扱うことができます。 例えばDaVinci ResolveでProResやDNxHDに変換し、他のソフトウェアで編集した後にデータ(XML,AAF,EDLなど)を読み込み、元のネイティブの素材からフィニッシングすることが出来ます。

Q. 新しいビデオ編集機能はLite版でも使えますか?

A. はい。同じ機能が使えます。

Q. 編集機能の追加で特に参考にしたソフトウェアはありますか?

A. 様々な編集ソフトウェアの優れた部分を参考にしています。

Q. タイトル機能についてです。日本語に対応していますか?また、XMLを使ったタイトルデータの受け渡しはできますか?

A. タイトルの日本語入力には対応しています。XMLの対応に関しては確認します。

Q. プラグインにOpenFXが採用されました。その狙いはどこにありますか?

A. DaVinci Resolveでエフェクト効果を求める声が多くあり、それに答えた形です。その中でオープンで開発しやすいOpenFXを選択しました。OepnFXは開発者が多く、ホストプログラムに依 存しません。 今年のNABに出展していた数社のプラグインメーカーはOpenFX対応のプラグインがありませんでしたが、DaVinci Resolve 10の発表後にOpenFXの対応を表明しています。この動きが更に広が っていくと期待しています。 カラーグレーディング、編集、エフェクト、デイリー、レンダリング、これらをDaVinci Resolve で完結でき、カラーグレーディングだけではなく様々な用途に活用できます。 ハリウッドのある場所では、50台のDaVinci Resolveシステムが使用されています。すべての部署にプレビュー用にiMacが設置され、DaVinci Resolveでグレーディングルームの作業を確認できるようになっています。 考えてみてください。DaVinci Resolveを使えることで1つのソフトウェアでプロダクション業務を運用できるのです。異なる場所やマシンを使っていてもDaVinci Resolveを使うことで連携できます。

Q. ウインドウのエッジにモーションブラーはかかりますか?

A. イメージ全体にモーションブラーをかけて、それをウインドウで切り抜くという仕組みになっています。

Q. オーディオの調整機能はどうなっていますか?

A. クリップ単位でレベルを調整をする機能はありますが、波形編集やキーフレームによるオーディオ調整機能はまだありません。

Q. 現在最も効率的なGPUは何ですか?

A. 現在もっとも効率的なGPUはGTX690です。GTX690はシングルで2つのGPUが動作し、とてもパワフルです。Titanは、GTX680とGTX690の中間ぐらいに位置すると考えています。

Q. GUI用のGPUは性能に大きく影響しますか?

A. プレイバックの速度には関係しませんが、GUI操作のレスポンスに影響があるので、より良いものをお奨めします。新しいコンフィグレーションではGUI用のカードが無い構成も用意する予定です。

Q. データベースが2種類(Disk、Postgre)ありますが、これはどのように使い分ければ良いですか?

A. 1台だけで使うならDisk形式で充分です。複数台を使用するなら必然的にPostgre形式のデータベースを使うことになります。MacMiniをデータベースサーバーとして構築するのも良いでしょう。

Q. Easy DCPと連携ができるようになりますが、DCP(デジタルシネマパッケージ)についてお伺いします。

オプションとしてのEasy DCPの選択はベストでは無いがベターだと思っています。XMLを書き出すようにEasy DCPへの書き出しを選択するだけで、タイムラインと全てのセットアップをEasy DCPに送る事が出来ます。 Easy DCPの利点はキーの発行とセキュアの機能で、インディペンデント系の認証に使用されると思っています。問題はEasy DCPの価格です。

XYZカラースペースですが、品質的にはXYZ Tiffでレンダリングを行うのが良いと考えています。 XYZのモニタリングはP3-XYZで行ない、それが出来ない場合709やD65のルックアップを当てます。理想的なことを言うとDVSのClipsterを使用することです。

Q. DaVinci Resolve 10のリリース時期はいつですか?

A. 9月の47日かな?…と言うのは冗談ですが、IBCに発表できるように頑張って開発しています。 お忙しい中、質問にお答えいただき誠にありがとうございます。 DaVinci Resolve User Group Japanは日本語でのコミュニケーションを基本としたユーザーグループです。ユーザー間の有益な情報の交換を主としております。 DaVinci Resolve Users Group Japan(DRUG-J) 投稿閲覧にはFacebookのアカウントが必要になります。

コメント

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