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DaVinci Resolve 16 デリバーページ ファイルパネル

DaVinci Resolve 16 デリバー ページ デリバーページの使い方

デリバーページ ファイルパネルの詳細

デリバーページのファイルパネルではファイル名などの設定を行います。プリセットを使わずに他のアプリケーションのための書き出しをするには、個別に書き出し方法を指定する必要があります。

ファイル パネル

ファイルに関するパラメータです。主にファイル名と保存場所に関するパラメータが含まれます。

DaVinci Resolve 16 デリバーページ

ファイル名:

出力するメディアに自動的に名前を付ける設定です。「単一のクリップ」「個別のクリップ」で表示内容が変わります。

  • 「単一のクリップ」
    「ファイル名を設定」と「タイムライン名」を選択可能。 
  • 「個別のクリップ」
    「ファイル名を設定」と「ソース名」を選択可能。IMFでは「コンポジション名」を選択できます。

「ファイル名を設定」フィールド:

ファイル名をテキストで入力し「メタデータ変数」も使えます。

「メタデータ変数」はフィールドに「%」を入力するとメタデータから項目を選択できます。例えば、%sceneはシーン名のメタデータを抽出。クリップに「シーン名」メタデータがあると文字列が入力されます。

%scene_%shot_%takeのように間をアンダーバーで区切ると見やすく整理できます。

ファイルサフィックス:

直接文字を入力するか「メタデータ変数」を入力してファイル名の末尾に追加します。

固有のファイル名を使用:

「個別のクリップ」で「ファイル名を設定」を選択した場合に表示。これを有効にすると名前に特定の文字が追加され、同じ名前のクリップが上書きされるのを防ぎます。

固有のファイル名は、クリップのあるトラックとクリップ番号を追加。たとえば「A.mov」がV2トラックの25番目にあると「A_V2-0025.mov」になります。

この項目を有効にすると次のオプションが表示。

  • 固有名の追加方法 プレフィックス/サフィックス:
    「固有のファイル名」をファイル名の先頭か末尾に付けるかを選択します。 
  • ソースフレーム数をファイル名に追加:
    ファイル名の末尾にソースクリップのフレーム数を追加。 同じ名前のクリップが上書きされるのを防ぎます。

ファイルサブフォルダ:

レンダリング先のサブフォルダを指定します。フォルダがない場合は入力した名前でフォルダが作成されます。

X桁をファイル名に使用:

イメージシーケンスで使用する桁数を指定。デフォルトは8桁です。

クリップの開始フレーム

「個別のクリップ」で表示。VFXワークフローのための設定で、イメージシーケンスの開始フレームを「0」か「1」に設定。デフォルトは「1」です。

タイムラインタイムコードの開始位置:

「単一のクリップ」で表示。メディアに書き込むタイムコードを指定します。

DPXファイルはタイムコードをヘッダーに書き込み、ファイル名をフレームカウントとして使用。他のフォーマットでは概ねタイムコードはメタデータコンテナに書き込みます。

既存のファイルを置き換え:

「個別のクリップ」で画像シーケンスフォーマットを選択している場合に表示。このオプションを有効にすると、既存のハードリンクが削除されません。

別々のフォルダにクリップを保存:

「個別のクリップ」で表示。バージョンの違うクリップが同名で上書きされることを防ぎます。

このオプションは、VFXショットをレンダリングしてクリップを識別する際にも使用します。

ソースディレクトリ階層を維持

「個別のクリップ」で表示。ソースメディアのオリジナルのディレクトリ構造の深さを維持してレンダリング時に再生成します。

  • 階層数
    デフォルトは0でサブディレクトリは作成されません。ソースパスの階層数を指定し、指定した階層数のディレクトリを作成します。 
  • 上を除く/下から
    どのレベルから階層をカウントするかを指定します。 
  • 維持されるパス:
    保存パスのプレビューが表示されます。

コマーシャルワークフローを使用:

「個別のクリップ」で表示。「レンダリング無効」フラグがあるバージョンを除き、すべてのバージョンをレンダリングします。

このオプションは通常、VFX作業などでクリップの複数のバージョンをグレーディングし、別々のファイルで出力するときに使います。各シーンに2つ以上のグレードがある場合や放送用プログラムのレンダリングに使用します。出力に関する4つの設定が表示されます。

  • 代替パスオフセット:
    各バージョンに書き込むタイムコード値をオフセットします。

    たとえば、デフォルトのバージョンのタイムコードが01:00:20:00で「代替パスオフセット」に10分のオフセットを設定すると、2番目のバージョンは01:10:20:00、3番目は01:20:20:00から始まります。すべてのバージョンがレンダリングされるまで続きます。オフセット値は自由に設定できますが、オフセットの数値を編集者やVFXアーティストが把握している必要があり、10分間隔であることが分かっていると、単純にタイムコードを10分オフセットするだけで簡単にバージョンを差し替えることができます。 

  • リールを別々のフォルダに配置する:
    特定のリール名で出力したメディアを自動的に対応するフォルダに保存します。 
  • クリップを別々のフォルダに配置する:
    グレードの異なるクリップを別々のフォルダに自動的に保存します。 
  • フォルダにバージョン名を使用する:
    フォルダにバージョン名のラベルを付けます。

レンダリング速度:

レンダリング速度を調整します。通常はデフォルトの「最大」で問題ありません。ストレージエリアネットワーク(SAN)などの共有ストレージで十分な帯域幅が無い場合、レンダリング速度を調整し帯域幅を制限できます。

現在使用されているディスク容量:

使用可能なディスク容量を示します。

レンダリング後に使用されるディスク容量:

レンダリングで使うディスク量を表示します。

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