メディアページ メタデータ変数とキーワード
クリップの管理に役立つ「メタデータ変数」と「キーワード」の使用方法です。
メタデータ変数の使用
「メタデータ変数」は、メディアプールの「クリップ名」などで利用できます。テキストフィールドに「%」を入力すると、利用できる変数のリストがスクロールダウンで表示されます。
英語環境の場合では、変数に含む文字を続けて入力すると「メタデータ変数」がフィルタリングされて、特定の変数をすばやく見つけることができます。入力された変数はグラフィックタグとして表示されます。
例えば、メディアプールの「クリップ名」を「%シーン_%ショット_%テイク」に設定すると、撮影したシーンが12、ショットがA、テイクが3の場合には「12_A_3」と表示されます。このように、他のメタデータ項目からデータを抽出して利用することができるようになります。
参照されたメタデータが空の場合は表示されません。
「メタデータ変数」は以下の場面で使用できます。
- メディアプールやクリップ属性の「クリップ名」 クリップのメタデータを使用して表示名を生成します。
- メタデータエディタの「メタデータフィールド」
他のフィールドのメタデータを参照できます。
- データ焼き付けの「カスタムテキスト」
変数を使いメタデータを表示して焼き込みます。
- デリバーページのレンダリング設定の「ファイル名」
クリップ名を変数を使い設定できます。個々のソースクリップをレンダリングするときに使うと便利です。
以下のデータが「メタデータ変数」として利用可能です。
- クリップメタデータ
(ファイル名、ディレクトリ、コーデック、データレベル、キーコード)
- メタデータエディタのほとんど全てのメタデータ
- メディアプールのメタデータ
(ファイル名、リール名、ファイルパス、コーデック、IDT、入力LUT、PAR、データレベル、説明、コメント、キーワード、ショット、シーン、テイク、ロール/カード、入力色空間、入力サイジングプリセット、開始キーコード、最適化メディア)
- カラーページのタイムラインメタデータ
(グループ)
- レガシーメタデータ
(EDLテープ番号、レンダリング解像度、EDLイベント番号、バージョン、目、リール番号、タイムラインインデックス)
キーワードの使用
メタデータエディタの「キーワード」の項目を使うと、スマートビンやスマートフィルターで特定のキーワードを検索できます。
「キーワード」に文字列を入力すると「メタデータ変数」と同じようにスクロールダウンで「キーワード」のリストが表示されます。
使用できるキーワードのリストは「キーワードディクショナリー」でユーザーが好みのキーワードを登録し、一貫したキーワードを設定できます。
キーワードを追加するには、クリップを選択してメタデータエディタの「キーワード」フィールドをクリックします。
キーワードの入力を開始すると、入力した文字列を基にスクロール可能なキーワードリストが表示され、上下矢印キーで使用するキーワードを選択できます。
特定のキーワードを見つけるには、そのキーワードに含む文字を入力すると「キーワードディクショナリー」に登録されている一致した語句が抽出されます。(登録していない語句を入力することもできます)
キーワードは「グラフィカルタグ」として表示されます。キーワードを再編集するには「キーワード」フィールドをクリックして編集します。キーワードを削除するには、キーワードをクリックしてDeleteキーを押します。
キーワードディクショナリー
キーワードは一貫性を持たせる必要があります。例えば、二人の人物が含まれる「2ショット」を指定するキーワードに「二人」と入力するか「2ショット」と入力するかで検索の精度が変わり、別の語句として認識されます。
「キーワードディクショナリー 」は、15.2で追加された「キーワード」で使用する語句を登録するためのウインドウです。「ワークスペース」>「Keyword Dictionary」で開きます。
撮影などで一般的に使われるキーワードがプリセットとして登録されています。それ以外にユーザーが自由にキーワードを登録することができます。
エクスポートされたユーザー辞書はテキストデータで書き出されます。
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