新機能 全体的な改善
DaVinci Resolve 19 には、DaVinci Neural Engine を使用したいくつかの新機能が含まれます。 Blackmagic Cloud のほか多数の一般的な改善が行われています。
- 新機能 全体的な改善
- DaVinci Neural Engine
- インテリトラックAIポイントトラッカー(スタジオ版のみ)
- 空間的ノイズ除去のAIベースUltraNRノイズリダクション(スタジオ版のみ)
- スピードワープの新しい高速オプション(スタジオ版のみ)
- テキストベースの編集で話者を検出するオプション(スタジオ版のみ)
- ファイルインスペクタのオーディオプロパティ
- Blackmagicクラウド
- Blackmagic Cloud Media Syncダイアログの改善
- サードパーティアプリケーション用Open FX DaVinci Resolve Rendererプラグイン
- ドイツ語・イタリア語のローカライズ
- ローカルプロジェクトライブラリの複製
- タイムラインバックアップを復元
- レンダリングジョブの特定のビデオトラックを無効にする
- レンダリング設定でオーディオのラウドネスとピークを最適化する
- WindowsでのHDRディスプレイのサポート
- データ焼き付けにおけるクリップのフラグとカラー
- IPアドレス接続によるDaVinciリモートモニタリング
- リゾルブクライアントの IP 接続によるリモートモニタリングの設定
- ユーザー指定のTURNサーバー経由のDaVinciリモートモニタリング
- コーデック
- スクリプトAPIの改良
DaVinci Resolve19の新機能 まとめ
DaVinci Resolve19の新機能のまとめ一覧はこちら
DaVinci Neural Engine
DaVinci Neural Engine(ダヴィンチ・ニューラル・エンジン)を活用した新機能や改良がソフトウェア全体にいくつか追加されています。これらの機能は、機械学習技術(AI)を使用して、手作業で繰り返しが必要だった作業を自動化して簡略化します。
インテリトラックAIポイントトラッカー(スタジオ版のみ)
DaVinci Neural Engineを活用した新しいインテリトラックポイントトラッカーは、DaVinci Resolve Studioのカラートラッカー、Fusionポイントトラッカー、FXトラッカーで利用できます。インテリトラック設定は一般的なトラッキングとスタビライゼーション両方に使用できます。
インテリトラックは、他のAIツールのように、決められたルールセットや一般的な手法を使用しません。その代わり、実世界の例でトレーニングされます。これにより、短時間の物体の背後にある被写体を追跡するような場面で失敗する可能性が低くなります。ほとんどの場合、通常のポイント・トラッカーよりも正確で確実です。
全てのインテリトラック解析は背後で行われ、インテリトラック設定を選択し、同じ動いている被写体の高いコントラストの部分に十字線を設定してから、トラッカーのコントロールボタンを押す以外にユーザーは何も入力は必要ありません。
インテリトラックポイントトラッカーは、画面上の物体をトラッキングしてFairlightのオーディオパンにも使用できます。
空間的ノイズ除去のAIベースUltraNRノイズリダクション(スタジオ版のみ)
UltraNRはAIベースのノイズリダクションオプションで、特定の数式に依存せず、現実世界のビデオノイズパターンから機械学習を用いて、インテリジェントに効果的なノイズリダクションを提供します。
このモードは、非常にノイズの多い映像に対して最良の結果をもたらし、通常のノイズリダクションでも良い結果をもたらします。必要なノイズの低減と、不要な部分のソフトネスで最適なバランスが得られるように設計されています。
UltraNRは、今まであったSpatialNR (空間的ノイズ除去)モードのドロップダウンメニューから選択するだけで適用できます。その後、[分析]ボタンをクリックすると、UltraNRは自動的にサンプリングした画像の平坦な領域を分析し、Luma/Chromaノイズレベルを検出し、LumaとChromaスライダを適切に設定します。
結果をさらに改善する必要がある場合は、[パッチを表示]アイコンを有効にします。
クリップ上に小さな白い輪郭の四角が表示され、AIが分析ポイントを配置した場所が示されます。その後、パッチを手動でドラッグして(またはハンドルをドラッグしてサイズを少し変えて)平坦な領域を囲み、Luma/Chromaノイズレベルを検出できます。
マウスボタンを離すと、新しいボックス位置のLumaとChromaが計算されます。結果が理想的でない場合は、スライダを調整して分析されたLumaとクロマを少し変化させ、最初にLumaを調整し、次にChromaを調整します。結果に満足したら、パッチを隠すことができます。
空間ノイズ除去の新しいUltraNRモードは、[カラー]ページの[モーションエフェクト]>[空間的ノイズ除去]ペインとResolve FXノイズ除去エフェクトで使用できます。
*Luma(輝度:明るさ)Chroma(彩度:色の強さ、鮮やかさ)のことです。
スピードワープの新しい高速オプション(スタジオ版のみ)
Speed Warp Motion Estimation(スピード ワープ モーション エスティメーション)モードにFaster「スピード ワープ(速度優先)」設定が追加されました。これにより、DaVinci Neural Engineの利点である、クリップをリタイミングする際の歪みの低減と画像品質の向上が、より高速に実現されます。
元のSpeed Warp設定はSpeed Warp Better「スピード ワープ(画質優先)」に改名されましたが最高の出力が得られるはずです。
テキストベースの編集で話者を検出するオプション(スタジオ版のみ)
クリップを書き起こす際に個々の話者を検出し、特定のタイムコードと各話者のテキストを表示できるようになりました。
ファイルインスペクタのオーディオプロパティ
インスペクタの[ファイル]タブに[オーディオ設定]ペインが追加され、以前はメディアプールの[クリップ属性]で処理されていたタイプのオーディオアクションを処理できるようになりました(このオプションは引き続き使用できます)。
オーディオ設定ペインでは、オーディオクリップのトラック情報をより直感的で視覚的に変更できます。メディアプールやタイムラインのオーディオクリップをクリックし、ファイルインスペクタをクリックすると、このインターフェイスが表示されます。
このペインには、マルチチャンネルオーディオファイルのすべてのトラックのチャンネルごとの波形が表示されます。オーディオレコーダーでトラック名が付けられている場合、その名前もそれぞれのトラックの上に表示されます。
ペインの上部には、すべてのトラックの合成波形が表示され、各トラックのミュート状態によって更新されます。デフォルトでは、この合成波形は再生ボタンを押すと聞こえ、すべてのチャンネルが聞こえるようになっています。
フォーマットメニューでは、面倒な手動ルーティングをやり直すことなく、ソースオーディオファイルの一般的な設定を選択できます。カスタムルーティングが必要な時はドロップダウンでカスタムを選択し、一般的でない設定の場合は以前のクリップの属性が表示されます。
選択したソースやタイムラインクリップのオーディオは、波形に沿ってカーソルを動かして再生やスキミングができ、スキミングや再生時には特定のトラックがソロになります。また、再生中であっても、再生位置や試聴するトラックを動的に切り替えることもできます。
例えば、トラック1で再生を開始し、途中でトラック2をクリックすると、その位置でトラック2を再生し続けることができます。この操作によって、どのオーディオがどのトラックにあるかを素早く確認し調整することができます。
各トラックには、Enable/Disable(有効/無効)チェックボックスとMuteボタンがあります。
有効/無効: トラックを有効にすると、そのトラックを編集操作で使用できるようになります。
- トラックを無効にすると、そのトラックは編集操作で使用できません。たとえば、4 トラックあるオーディオファイルのトラック 2 を無効にすると、そのオーディオファイルをメディアプールからタイムラインにドラッグすると、3 トラック(1、3、4)だけが表示されます。
- この調整はメディアプールクリップに対してのみ可能で、すでにタイムラインにあるオーディオクリップには、このオプションが無効になります。
ミュート: このアイコンをクリックすると、トラックはミュートされて聞こえなくなりますが、編集操作で使用したりタイムラインにドラッグしたりするときは、実際のトラックをそのまま残します。
トラックレイアウトの下には、オーディオの再生ボタンと停止ボタンのシンプルなトランスポートコントロールがあります。
オーディオコンフィグレーションパネルの下部にグローバルレベルコントロールが表示される場合があります。このスライダーはクリップ全体のオーディオ出力レベルをコントロールし、トラック単位では機能しません。
複数のクリップの選択と調整:複数のオーディオクリップを選択し、オーディオ設定パネルでそのプロパティを調整できます。
例えば、オーディオファイルのグループを選択し、すべてのファイルからトラック2を一度に削除することができます。
複数のクリップを選択すると、オーディオ設定ペインのトラックレイアウトには最後に選択したクリップだけが表示されます。しかし、一番上のコンポジット波形には 「Multiple Clips 」と表示され、複数のクリップが選択されていることを知らせます。
ミュートやトラックの有効/無効などの調整は、選択されたすべてのクリップに一度に適用されます。
Blackmagicクラウド
Blackmagic Cloudには、特に大企業で利用する場合に向けて大きな改良が加えられています。
Blackmagic Cloudの組織プロファイルサポート Blackmagic Cloudを使用する大企業に向けて、組織アカウントを持ち、グループを設定して、ストレージ、プレゼンテーション、DaVinci Resolveプロジェクトを利用するためのユーザーアクセスを管理できるようになりました。
Blackmagic Cloud Media Syncダイアログの改善
Blackmagic CloudのMedia Syncダイアログのプロファイルエリアが拡張され、ストレージクォータ、使用量、ビジュアルインジケータ、より詳細なファイル同期/プロキシステータス情報が表示されるようになりました。
リングは、プロジェクトの占有容量と同期済み容量を示します。ファイル同期履歴にアクセスでき、プロファイルの下には、プラン全体の容量(クォータ)と使用量(オーナーの場合)が表示されます。
サードパーティアプリケーション用Open FX DaVinci Resolve Rendererプラグイン
新しいOpen FXプラグインDaVinci Resolve Rendererを使用すると、サードパーティのアプリケーションで、書き出したDRX静止画を使ってDaVinci Resolveのカラー変更を開き適用できます。
これは、DaVinci Resolveで作成したルックを維持したい場合に、様々なVFXオーサリングアプリケーションとラウンドトリップする際に便利です。
DRXスチルの書き出しには、単純なLUTよりもはるかに多くのグレードに関する情報が含まれています。DRXファイルには、すべてのネイティブカラーパレットやサイジングパレット、ギャラリースチルに保存したその他のアイテムなどのデータを含めることができます。これにより、カラリストが作成したグレードをVFXソフトウェアで正確に再現することができます。
現時点では、以下の属性がOpen FX DaVinci Resolve Rendererプラグイン経由で転送されます:
- すべてのネイティブカラーパレット(プライマリ、HDR、カーブなど)
- すべてのネイティブサイズパレット(入力、出力、ノードなど)
- ほとんどのResolve FX
- ほとんどの他社製オープンFX
現時点で以下のアトリビュートはOpen FX DaVinci Resolve Rendererプラグイン経由で転送されません:
- テンポラルベースのResolveおよびOpen FX
- マジックマスク
Open FX DaVinci Resolve Rendererプラグインを設定するには:
DaVinci Resolve Studioのインストール時に、プログラムのインストーラでプラグインオプションを選択します。
サードパーティアプリケーションでプラグインを適用し、目的のDRXスチルファイルを選択します。
Open FX DaVinci Resolve Rendererプラグインは、Autodesk FlameやThe FoundryのNukeなど、ほとんどのOpen FX対応VFXソフトウェアで動作します。
重要:プラグインを使用するには、サードパーティ製アプリケーションを実行しているシステムでDaVinci Resolve Studioのライセンスが必要です。
ドイツ語・イタリア語のローカライズ
DaVinci Resolveのメニューとユーザーインターフェイスがドイツ語・イタリア語で表示できるようになりました。言語設定は、環境設定 > ユーザー > UI設定 > 言語で変更できます。
ローカルプロジェクトライブラリの複製
ローカルプロジェクトライブラリでは、バックアップや反復利用目的のために、同じデータベースを複製できます。
- ライブラリを右クリックし、ドロップダウンメニューで複製を選択します。
- ファイルシステムブラウザで Resolve Database フォルダを選択します。このフォルダは、元のプロジェクトで使用しているものと同じものでも、新しいものでもかまいません。
- 開くボタンをクリックします。
- ライブラリのクローンダイアログで新しいライブラリの名前を変更します。
*プロジェクトライブラリは、プロジェクトマネージャー(Shfi+1キー)を開き、タブを表示してから選択できます。
タイムラインバックアップを復元
タイムラインをバックアップする設定にしてあれば、メディアプールにあるタイムラインを右クリックして表示される[削除されたタイムラインのバックアップ]を選択して、各タイムラインの利用可能なバックアップファイルを調べることができ、復元するバックアップを選択して復元することができます。
*タイムラインをバックアップするかどうかの設定は、「環境設定」>「ユーザー」>「プロジェクトの保存&ロード」にあります。
レンダリングジョブの特定のビデオトラックを無効にする
レンダー設定の詳細設定にある、「すべてのビデオトラックをレンダー」のチェックを外すと、最終出力から除外する特定のトラックを選択できます。
*複数のビデオトラックがない場合はグレーアウトして変更できません。
レンダリング設定でオーディオのラウドネスとピークを最適化する
デリバーページのオーディオレンダリング設定タブに、新しく「オーディオノーマライゼーション」が追加されました。チェックボックスを有効にすることで、選択したノーマライゼーションで書き出せます。
標準にノーマライズ(Normalize to standard):
ラウドネスまたはピーク(最初にしきい値を超えた方をスケーリング)でノーマライズします。
標準に最適化(Optimize to standard):
ラウドネスとピークを最適化(ラウドネスが希望する範囲を満たし、ピークがスレッショルドより低くなるように設定)します。
標準:
ラウドネスの基準となる最終納品出力に合った規格をドロップダウンから選択できます。(ターゲットレベルとターゲットラウドネス値は自動で設定されます。)
WindowsでのHDRディスプレイのサポート
Windowsシステムで、DaVinci ResolveのネイティブビューアをHDR表示できるようになりました。
この設定は、メインページビューア、シネマモード、フェアライトフローティングビューア、シーンカットダイアログ、ビデオクリーンフィードを含むすべてのDaVinci Resolveビューアに影響します。
HDR対応ディスプレイが必要で、Windowsのディスプレイ設定(システム>ディスプレイ>HDR)でHDRをオンにする必要があります。DaVinci Resolveの「環境設定」>「システム」>「一般」で[WindowsディスプレイのカラーマネジメントとビューアのHDRを使用する](Use Windows display color management and HDR for viewers)にチェックを入れる必要があります。
注:一般的なコントロール/UIおよびビューア以外のダイアログ(セカンダリスクリーン、プロジェクトマネージャ、フローティングメディアプールなど)は影響を受けません。
*HDRとはHigh Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略で、従来のSDR(スタンダードダイナミックレンジ)に比べて非常に明るく、高い諧調表現の幅を持たせるための技術です。
データ焼き付けにおけるクリップのフラグとカラー
クリップのフラグとカラーをデータ焼き付けのオプションとして追加できるようになりました。[ワークスペース] > [データ焼き付け]ダイアログでオンにできます。クリップの色は適切な色のドットで表示され、フラグは適切な色のフラグアイコンで表示されます。
IPアドレス接続によるDaVinciリモートモニタリング
Blackmagic Cloudにサインインするのではなく、通常のIPアドレス接続でリモートモニタリングを使用できるようになりました。ただし、ネットワークを適切に設定するためには技術的な知識が必要です。
ResolveホストでのIP接続によるリモートモニタリングの設定やホストグレーディングコンピュータを他の人がモニタリングできるように設定するには、以下の手順に従ってください。
1 [環境設定] > [インターネットアカウント]で、Blackmagic Cloudからサインアウトしていることを確認します。
2 [環境設定] > [システム] > [一般]で[Blackmagic Cloudなしでリモートモニタリングを使用する]チェックボックスをオンにします。
3 [ワークスペース] > [リモートモニタリング]を選択します。
4 コーデックとビットレートのパラメータを調整し[セッションを開始]をクリックします。
5 ResolveホストのIPアドレスまたは設定済みのホスト名をクライアントと共有します。
コンピューター版とiOS版で、Blackmagic Cloud設定なしでリモートモニターを使用できます。
リゾルブクライアントの IP 接続によるリモートモニタリングの設定
以下の手順で、クライアントコンピュータがホストのワークステーションをモニタリングするように設定します。
1 DaVinci Remote Monitorアプリケーションを起動します。
2 Remote Monitorのセットアップダイアログで、「Use Remote Monitor without Blackmagic Cloud」を選択します。
3 iOSまたはiPadOS版のアプリで、iOS Settings > DaVinci Monitorに進み、「Use Remote Monitor without Blackmagic Cloud 」をオンに切り替えます。
4 HostフィールドにResolveホストのサーバーIPアドレスまたはホスト名を入力します。
5 [Join]をクリックします。
このモードを使用するには、ファイアウォール例外と適切なポート転送を手動で設定する必要があります。セッションを開始し、接続を受け付ける手順は変わりません。
このモードでは、各クライアントにTCPサーバー・ポート16410とTCP/UDPポート16411、16412などを使用します。
ユーザー指定のTURNサーバー経由のDaVinciリモートモニタリング
WebRTC STUNプロトコルを制限する複雑なネットワークセキュリティ設定全体で共同作業を行う場合、自分で設定したTURNサーバーまたはクラウドベースのTURNサーバーを使用して、モニタリングストリームをルーティングおよびリレーすることができます。
この機能を使用するには、[環境設定] > [システム] > [一般] > [リモートモニタリングにTURNサーバーを使用する]のチェックボックスをオンにします。次に、カスタムTURNサーバーのURLを追加します。
*TURNサーバーとは:通常、ルーターなどを経由してグローバルIPアドレスから端末にアドレスが割り振られていたり、ファイアーウオールなどを超えて外部からネットワークの中に入ることができません。これらの端末をTURNサーバーを経由することで、直接通信しているかのように見せることができます。
コーデック
DaVinci Resolveの各リリースと同様に、より多くのビデオおよびオーディオコーデックがサポートされ、既存のコーデックのパフォーマンスが向上しています。
- WindowsのStudio以外で、H.264とH.265のデコードが最大4倍高速化
- WindowsでのH.264およびH.265ネイティブエンコードが最大2倍高速化
- JPEG HT コンテンツを含む IMF パッケージのエンコードをサポート
- ZIP1 圧縮 OpenEXR シーケンスのデコードを最大 2 倍高速化
- アルファベースのHEICフォーマットをサポート
- FLACオーディオのエンコードをサポート
- Linux で 44.1 KHz およびその他のサンプルレートオーディオをサポート
- .movおよび.aviクリップの奇数解像度のレンダーをサポート
- iPhoneでキャプチャしたシネマティッククリップのデコードをサポート
- DaVinci IO EncodeプラグインSDKのオーディオ専用フォーマットのサポート
- ARRI Codex HDE SDK 5.2によるGPUアクセラレーションデコードのサポート(現時点ではNvidiaのみ)
スクリプトAPIの改良
以下のサポートが追加されました:
- クリップカラーグループの管理
- クリップのタイムラインとグループノードグラフのクエリ
- 指定されたノードで使用されているツールの列挙
- カラーキーフレームモードの設定と取得
- クリップ LUT の書き出し
- タイムラインALEとCDLの書き出し
- カスタムインポートオプションを使ったOpenTimelineIOタイムラインのインポート