DaVinci Resolve 15 デリバーページ 「オーディオ のみ」の 書き出し

DaVinci Resolve 15 フェアライト ページ

「オーディオ のみ」で書き出し

通常、フェアライトぺージで作業したオーディオは、全ての作業が終了した後にビデオと共にレンダリングして出力します。その場合、マスターのフォーマットに合わせて調整した「バス」もしくは「タイムライントラック」のオーディオを選択し、ムービーとして出力します。

他の「メイン」バスや「サブ」バス、「Aux」「マルチトラック」バスなども出力として利用することができます。

「ラウンドトリップ」で他のアプリケーションとやり取りする場合は、「レンダープリセット」からアプリケーションごとの項目を選択するか、「カスタム」を使い手動で設定して書き出します。「カスタム」で設定した内容は「レンダープリセット」として新しく追加できます。

 

「レンダープリセット」として新しく追加

 

DaVinci Resolve 15では、オーディオと映像をムービーとして同時に出力する他に「オーディオのみ」を書き出すオプションがあり、出力するフォーマットとトラックを選択できます。

 

「オーディオ のみ」で書き出し

 

DaVinci Resolve 15 フェアライト ページ の 使い方

 

 

レンダープリセットの「オーディオのみ」出力

「レンダープリセット」の」「オーディオのみ」を選択すると、ビデオの書き出しが自動的に「オフ」になります。デフォルトではQuickTimeの16ビット リニアPCMを使用し、指定した出力トラックを単一クリップでレンダリングします。

 

単一のクリップと個別のクリップ

「単一のクリップ」は、指定した範囲やタイムライン全体をトラック毎に一本化して出力します。

「個別のクリップ」は編集のセグメント毎に分割して出力します。これは主に「デイリーの作成」や別のアプリケーションとの「ラウンドトリップ」に使用します。出力されたファイルにはタイムラインのどこで使用されているかの情報を含まないため、個別で使用しない限り、fcpxmlやAAFなどの編集情報のファイルと同時に使用する必要があります。

 

単一のクリップと個別のクリップ

 

「単一のクリップ」「個別のクリップ」では選択できるオプションが異なります。

「単一のクリップ」「出力トラック」を選択し、そのトラックをレンダリングして一本化します。一方「個別のクリップ」では「出力トラック」を選択できず、ソースの持つ有効なチャンネル数を指定してセグメント毎に個別にレンダリングします。

 

オーディオパネル

オーディオの書き出し

デリバーページのオーディオパネルには「オーディオの書き出し」のチェックボックスがあります。ビデオの有無に関わらず、オーディオを書き出す場合には、このチェックボックスを「オン」にする必要があります。

フォーマット

「ビデオ」パネルで「ビデオの書き出し」のチェックを外した場合だけ「オーディオのみ」で選択できるオーディオフォーマットオプションが有効になります。

 

オーディオフォーマットオプション

 

「オーディオのみ」のファイル形式をオプションから選択します。

  • MXF OP-Atom:
    SMPTE 390Mフォーマットに準拠したファイル交換用の MXFメディアファイルを生成します。OP-Atomは常にチャンネル毎に別々のファイルが生成されます。
    MXF OP-Atomは主にAvid製品とラウンドトリップする場合に使用します。
     
  • QuickTime:
    QuickTime形式でメディアを生成します。生成されたメディアは複数のトラックのマルチチャンネルを持つことができ「出力トラック」で複数の指定したトラックのフォーマットを維持したまま出力できます。
     
  • WAVE:
    WAVE形式のメディアを生成します。WAVEで出力されたチャンネルは全てモノラルトラックとして出力され、グループ情報は持たずパンの状態を含みません。
     
  • MP4:
    MPEG-4ファイル形式でメディアを生成します。生成されたメディアはマルチトラックでマルチチャンネルを持つことができます。コーデックはAACのみで適応(アダプティブ)タイプのマルチチャンネルには対応していません。

 

コーデック

リニアPCM(デフォルト)AACオーディオのどちらかを選択できます。 (AACはLinux版では使用できません)AACの場合、適応(アダプティブ)タイプのマルチチャンネルには対応していません。

 

品質

AACオーディオエンコードの際の速度と品質の設定です。

 

データレート

AACエンコードの最大データレートを選択できます。

 

ビット深度

ソースオーディオを出力するビット深度を指定します。

 

チャンネルごとに1つのトラック

Quicktime、MP4、WAVEの場合に選択できます。このチェックボックスを使用すると各トラックに含まれるチャンネルごとに1トラックになります。チャンネルごとに書き出されたトラックはモノラルになり、グループ情報を持たずパンの状態を含みません。

 

出力トラック

タイムラインで設定している「メイン」「サブ」ミックス、「Aux」「マルチトラック」(MT-Bus)を指定して選択できます。

「タイムライントラック」を選択すると、出力するトラック番号を指定してタイムラインのトラックを選択します。

 

 

右にあるプラスボタンで書き出すトラックを追加できます。

 

チャンネル

「個別のクリップ」を選択時は「出力トラック」は表示されず「チャンネル」が表示されます。

 

チャンネル

 

「ソースと同じ」を選択するとソースの持つチャンネル数で出力され、チャンネル数を指定すると強制的に設定したチャンネル数で出力されます。

 

注:「個別のクリップ」でレンダリングした場合、オーディオの効果は反映されません。また、「ソースと同じ」を選択すると、トラックのチャンネル設定は無効になり、ソースの持つチャンネル数が有効になります。(例えば、モノラルのトラックに「クリップ属性」で5.1のソースがある場合、6つのエンベデッドされたチャンネルを持つクリップが出力されます)

 

ファイルパネル

ファイル名を設定

ファイルパネルで「ファイル名を設定」を使用すると、任意のファイル名を設定できます。その際に入力欄に「%」と入力すると、使用できるメタデータのドロップダウンメニューが表示されます。

 

ファイル名を設定

 

使用できるデータは、DaVinci Resolveにある「メタデータウインドウ」から入力するるほとんどのメタデータです。「メタデータウインドウ」で表示されるカメラからの自動入力されたメタデータも反映できます。

 

注:ファイル名として使用できない文字を含む場合はレンダリングできず、未入力のメタデータがある場合は、空白になるので注意してください。

 

書き出し範囲の設定

「単一のクリップ」「個別のクリップ」どちらの場合も「タイムライン全体」「インアウトの範囲」で書き出し範囲の設定ができます。

デリバーページに表示されるタイムラインウインドウの上にあるレンダー項目のドロップダウンから「タイムライン全体」「インアウトの範囲」を選択できます。

 

書き出し範囲の設定

 

ただし、「単一のクリップ」「個別のクリップ」では「インアウトの範囲」の範囲指定法が異なります。

「単一のクリップ」では通常の編集と同じように好きな場所でイン点とアウト点を設定して範囲を決めることができるのに対し、「個別のクリップ」は選択しているセグメントが常に範囲の対象になります。

 

注:「タイムライン全体」を選択していてもイン点やアウト点の設定をすると、自動的に「インアウトの範囲」に変わります

 

イン点とアウト点の設定

編集でイン点とアウト点を設定するのと同じように「I」キーを押すとイン点、「O」キーを押すとアウト点が設定できます。

再生ヘッドのあるセグメントを選択するには、「X」キーを押すとそのクリップの範囲がイン点とアウト点に設定されます。

  • Altを押しながら、「I」キー「O」キーでイン点アウト点の削除
  • Altを押しながら、「I」キー「O」キーでイン点アウト点へ移動
  • Altを押しながら、「X」キーででイン点とアウト点を同時に削除

タイムラインを右クリックすると、「イン点をマーク」「アウト点をマーク」「タイムライン全体」が表示され選択できます。

 

「イン点をマーク」と「アウト点をマーク」

 

また、ビュアーの右下にある左右の矢印でもイン点とアウト点を設定できます。

 

クリップウインドウ

デリバーページの上部にある「クリップ」ボタンを押すと、タイムラインの上にクリップウインドウが開きます。

 

注:オーディオのみのクリップは表示されません。

 

「クリップ」ボタンの右にある下向きの矢印はドロップダウンメニューになっていて、いくつかの条件でフィルタリングして目的のクリップを素早く探すことができます。

 

「クリップ」のドロップダウンメニュー

 

「クリップ」のサムネイルを右クリックすると表示される「イン点をマーク」は、選択しているセグメントの頭にイン点を設定し、「アウト点をマーク」はセグメントの最後をアウト点としてマークします。

 

「クリップ」のサムネイルを右クリック

 

Tips:「クリップ」ウインドウで特定のクリップを見つけ出し、「X」キーを押すと素早くクリップが選択され、セグメントを再レンダリングする場合に便利です。

 

ソースクリップの混合オーディオトラックフォーマットのサポート

「単一のクリップ」「出力トラック」を複数選択すると、異なるトラックフォーマットを持った複数のチャンネルを持つ1つのQuicktime形式のファイルを作成することができます。

このmovファイルをメディアプールに読み込み、右クリックで表示される「クリップ属性」「音声」を見ると、書き出した状態のチャンネルフォーマットが複数表示され、ソースチャンネルのエンベデッドチャンネルが割り振られているのが解ります。

DaVinci Resolve 15では、異なる形式のチャンネルが埋め込まれた複数のオーディオトラックを持つメディアをサポートするようになりました。

このファイルを右クリックして、「選択したクリップで新規タイムラインを作成」を選択すると、「クリップ属性」のトラックの欄に書かれている順にトラックが並びます。

 

ソースクリップの混合オーディオトラックフォーマット

「クリップ属性」パネルでは上部にある「追加」ボタンで新しいフォーマットを追加して、エンベデッドされているチャンネルを割り振ったり、フォーマットを変更して再マッピングできます。

 

 

Tips:例えば、フェアライトぺージでマルチトラックバスに割り振ったモノラルトラックを、タイムラインの全体もしくは一部分から書き出し、マルチトラックを持つ一つの素材として再利用できます。

 

 

DaVinci Resolve 15 フェアライト ページ の 使い方

 

 

 

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