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DaVinci Resolve 16 フェアライト ページ の 基本編集(2)タイムラインの編集操作

DaVinci Resolve 16 Fairlight ページ Fairlightページの使い方

タイムラインの編集操作

フェアライトページでのタイムラインの主な編集操作は、クリップの長さを変えたり、コピーペーストや削除、フェードの作成などです。タイムラインのクリップにはオーディオ編集のために必要なドラッグ可能なハンドルがオーバーレイで表示されます。

フェアライトページのタイムラインの編集は、クリップの選択方法と一部の操作を除くと似ており、クリップの選択はCtrl/Command + Alt/Option 矢印のキーコンビネーションで迅速にオーディオ編集ができるようになっています。

クリップのイン点とアウト点の変更

クリップの最初または最後にポインタを合わせると、サイズ変更カーソルが現れます。

カーソルを左右にドラッグすると使用可能なメディアの波形が表示され、イン点とアウト点の位置を変更できます。

Note

現在、「レイヤーオーディオ編集」をオンにしている場合、レイヤーが下に位置するクリップのカーソルは隠れ表示されません。

先頭をトリムと末尾をトリム

「トリム」>「先頭をトリム」(Shift- [)と「末尾をトリム」(Shift-])コマンドを使用すると、再生ヘッドの位置にイン点またはアウト点を移動します。

再生ヘッド上にないクリップは影響しません。クリップを選択している場合、そのクリップのみに影響しますが、何も選択されていない場合は再生ヘッド上のクリップ全てが影響します。この操作から除外するにはトラックをロックします。

クリップの移動(スライド)と上書き

スライドとは、タイムラインのクリップを左右に移動して、クリップの位置を変更することです。

タイムラインでクリップをスライドするにはクリップをドラッグして移動します。別のクリップに重なるとクリップを上書きします。

キーボードを使用してクリップをナッジ(移動)できます。「トリムメニュー」>「ナッジ」

Tips

ナッジは「少しずつ動かす」動作です。

  • コンマキー(1フレーム左) 
  • ピリオドキー(1フレーム右) 
  • Shift + コンマキー(複数フレーム左:5フレーム) 
  • Shift + ピリオドキー(複数フレーム右:5フレーム)

選択したクリップを上下に移動するにはクリップをドラッグ(Shiftを押しながらだと左右の動きが制限されます)するか、Alt/Option キーを押しながら上下矢印を押します。

同期オフセットインジケータ

リンクされているビデオとの同期が外れると、赤い同期オフセットインジケータが表示されます

フェアライトページでは操作できませんが、編集ページで同期外れインジケータを右クリックして表示されるメニューで、同期位置に移動する事ができます。

編集ページの同期オフセットインジケータ

スリップ

クリップをスリップすると、クリップの位置は動かず、メディアの使用している部分をずらして変更します。現時点ではフェアライトページでサポートしていません。

クリップの無効化と有効化

クリップを削除せず無効化するには、選択部分を右クリックして「クリップを有効化」をクリックするか、「クリップ」メニュー>「クリップを有効化」(Dキー)を選択します。

無効化されていると出力されませんが、クリップはその場に残ります。

再度有効化するには、同じ操作で有効化します。

オーディオクリップの削除

「Delete」または「Backspace」キーを押すか、クリップを右クリックして「選択を削除」を選択すると、クリップまたは選択しているクリップの一部を削除できます。

フェアライトページでは、削除するとギャップが残りリップルはできません。

クリップの一部を削除するには、トラックを選択し「範囲選択ツール」で選択する必要があります。

カット、コピー、ペースト

フェアライトページではオーディオクリップの波形を表示する「ゴーストオーバーレイ」を使用してコピーペーストできます。

コピーペーストの作業はJKLとショートカットを使いキーボードから操作できます。

  • 「選択ツール」(Aキー)もしくは「範囲選択ツール」(Rキー)を選びます。クリップの一部を切り取る場合は、「範囲選択ツール」を使用します。 
  • コピーまたはカットするクリップがあるトラックを選択します。 選択したトラックがすでにある場合は、トラック選択のショートカットで上下に移動できます。(Ctrl / Command + Option 上下矢印キー) 
  • JKLとIキー(イン点)とOキー(アウト点)を使用して、タイムラインでクリップの範囲をマークします。 
  • リファレンスとなる再生ヘッドの位置を決定し、クリップをカットまたはコピーします。 
  • JKLもしくはマウスで再生ヘッドを移動すると、再生ヘッドに波形が表示され、再生ヘッドと同時に移動します。 
  • 貼り付け先のトラックを上下に移動する場合にはトラック選択のショートカットを使用できます。 
  • ショートカットで貼り付けます。(Ctrl/Command + V)

フェードとクロスフェード

フェードの作成

編集ページと同様にクリップ上にポインタを置くとクリップの右上と左上にフェーダーハンドルが表示されます。

フェードの作成

ハンドルを伸ばすと長さ分のフェードが作成され、ハンドルをドラッグするとカーブを調整できます。上下にドラッグするとカーブの角度が変わり、左右にドラッグするとカーブの形状が変わります。

ハンドルをダブルクリックするとリセットされます。

再生ヘッドにフェードイン/フェードアウト

「トリムメニュー」>「再生ヘッドにフェードイン」「再生ヘッドにフェードアウト」を使用すると、再生ヘッドを使いフェードイン/フェードアウトできます。

再生ヘッドにフェードイン/フェードアウト

このコマンドは、編集ページとフェアライトページの両方で使用できます。

クロスフェードの作成

クロスフェードは前のクリップがフェードアウトする間に次のクリップがフェードインする効果です。

フェアライトページでクロスフェードを作成するには「レイヤーオーディオ編集」を使用する必要があります。

「表示」> 「オーディオトラックレイヤーを表示」でレイヤー化されたトラックをタイムラインで表示できます。

クロスフェードを作成する部分が重なるようにクリップの前後を伸ばします。

レイヤー化されているクリップの先頭または最後のフェーダーハンドルをドラッグすると、クロスフェードが自動的に作成されます。

オーディオレイヤーが重なった状態で上のレイヤーをフェードアウトすると、下のレイヤーとのクロスフェードになります。
オーディオレイヤーが重なった状態で上のレイヤーをフェードアウトすると、下のレイヤーとのクロスフェードになります。
レイヤーオーディオ編集

(自動で作成するクリップが上のレイヤーに配置されている必要があります)

編集ページのクロスフェード

編集ページでクロスフェードを追加できますが、フェアライトページではトランジションとして表示されます。

編集ページのクロスフェード

メディアプールでのクリップの検索

タイムラインでクリップを右クリックし、「メディアプール内で検索」を選択すると、メディアプール内のクリップが選択されます。タイムラインの他の場所で使用したり再利用できます。

タイムラインのクリップカラーの変更

タイムライン上のクリップを右クリックし、クリップの色を変更できます。

オーディオサンプル編集

タイムライン上のオーディオクリップをズームインすると波形を構成するサンプルが表示され、コントロールポイントとして表示されます。

サンプルポイントは非破壊的に編集できて取り消しが可能です。問題のあるオーディオクリップをサンプルレベルで修正できます。

オーディオサンプルを表示するには

Ctrl/Command + (プラスキー)またはCtrl/Command -(マイナスキー)やスクロールホイールを使用してズームします。

オーディオサンプルを編集する:

オーディオサンプルをクリックしてドラッグし高さを変更します。

サンプルのセクションを編集する:

編集するサンプルをクリックし左右にドラッグして、波形を「再描画」します。

サンプルのセクションを編集

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