DaVinci Resolve 16 フェアライト ページで1kHzを作成する

DaVinci Resolve 16 Fairlight ページ

DaVinci Resolveで1kHz基準信号を作成する

前回サブブラックとスーパーホワイトのデータを保持して書き出す設定を書きましたが、Resolveを使ってカラーバーに乗せる1kHzをフェアライト ページで作成してみましょう。

DaVinci Resolve 15 サブブラックとスーパーホワイトを保持して書き出し

一般的なHD 1920×1080 5994iをベースに設定します。

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プロジェクトの設定

まず新規にプロジェクトを作成します。 「プロジェクト設定」から「タイムラインフォーマット」を設定。

タイムライン解像度で「1920×1080 HD」を選択し、タイムラインフレームレートを「29.97フレーム/秒」「ドロップフレームタイムコードを使用」にチェックを入れ、再生フレームレートに「29.97フレーム/秒」を入力します。

プロジェクト設定でタイムラインフォーマットを設定

 

注:プロジェクトに何かインポートしたり、新規タイムラインを作成した後にタイムラインフレームレートとドロップフレームタイムコードのチェックボックスは変更できません。

 

モニタリングで外部ビデオ(DecklinkやUltrastudioなど)を使用している場合はビデオモニタリングのビデオフォーマットをHD 1080i 59.94に設定します。(その他の項目は構成により変わるので、自分の環境に合わせて設定してください。)

 

新規タイムラインを作成

編集ページでメディアプールを右クリックしてタイムライン>新規タイムラインを作成(Ctrl+N)。

タイムライン>新規タイムラインを作成

開始タイムコードに 00:59:50:00 と入力しタイムラインを作成します。

新規タイムラインを作成

(ドロップフレームの場合、タイムコードの間の:が;になります) 後からタイムコードを変更する場合は、メディアプールのタイムラインクリップを右クリックし、「タイムライン」>「開始タイムコード」で変更できます。

「タイムライン」>「開始タイムコード」

エフェクトライブラリの「ツールボックス」>「ジェネレーター」から「SMPTEカラーバー」を選択しタイムラインにドロップします。

 

カラーバーの長さを変更する

カラーバーの長さを5秒に変更してみましょう。「標準ジェネレータの長さ」の’デフォルトが5秒になっている場合はそのままです。

タイムライン上に配置されたカラーバーをクリックし、Command(Ctrl)+Dでデュレーション(長さ)を変更します。

ここでは00:00:05:00(5秒)と入力してみましょう。 変更されたクリップの秒数とトータルのデュレーションがオーバーレイで表示されます。

 

カラーバーの長さを変更
「標準ジェネレータの長さ」を1秒にしていたので、そこから+04;00でトータルが05;00になります。

 

フェアライトページに移動します。

 

フェアライトページでビデオを表示する

フェアライトページに移動すると、「A1 オーディオ1」しか表示されていません。 エディットページで配置したビデオを見るには、「メーター」をクリックします。

配置したビデオを見るには、「メーター」をクリック

右端にビューアが現れ、下アイコンをクリックするとビューアが分離し「メーター」を閉じても表示し続けます。 タイムラインの中央上部にある「ビューオプション」「スクローラー」のアイコンをクリックすると、画面下にビデオのスクローラーが表示されます。

左の「スクローラー」のアイコンをクリック

(スクローラーを右クリックするとズームレベルを変更できます。)

ズームレベルを変更

 

1kHzを作成する

1kHzを作成を作成するには、Oscillator(オシレーター)を使用します。 オシレーターはFairlightメニューにある「Oscillator Setting」で設定できます。

FairlightメニューにあるOscillator Setting

Fraquencyに1Kを設定し、Levelにノブを使い-20に設定します。 これだけでは音が出ないため、これを「A1(オーディオ1)」に割り当て(パッチ)します。

 

オーディオのパッチ

Fairlightメニューの「Patch Input/Output」を選択します。

Fairlightメニューの「Patch Input/Output」

ドロップダウンでソースに「Oscillator」を選び、送信先(Destination)に「Track Input」を選択します。

ソースの「OCS」をクリックし、送信先の「オーディオ 1-L」と「オーディオ 1-R」をクリック

「OCS」をクリックし、送信先の「オーディオ 1-L」「オーディオ 1-R」をクリックします。 右下の「パッチ」をクリックすると、「OCS」「オーディオ1」に割り当てられます。

 

トラックにレコーディングする。

タイムラインの「A1(オーディオ1)」にある R(レコード)ボタンをクリックします。

R(レコーディング)ボタンをクリック

スピーカーやヘッドホンからは1kHzが聞こえますが、そのままトランスポートコントローラーの「録音ボタン」をクリックします。 丸が赤く変わり、レコーディングがスタートします。録音中にはオーディオ波形が表示されます。

トランスポートコントローラーの「録音ボタン」をクリック

スペースキーか停止ボタンを押すと録音が停止します。

録音された音は、プロジェクト設定の「デッキのキャプチャ再生」>「キャプチャ」にある「クリップを保存」で指定されたフォルダーに保存されます。

 

編集してクリップに合わせる

このままフェアライト ページで編集するか、編集ページでクリップに合わせてオーディオを編集します。

編集してクリップに合わせる

 

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