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【FCP X 使い方 Tips :9】FCPXMLの変換ツール

FCPXMLの変換ソフトウェア

FCPXMLについての追加情報です。
バージョン10.0.1でXMLの出力が可能になりましたが、これは以前のXMLとは全く違う独自のXML形式です。
参照;
Final Cut Pro X XML Format(PDF)24 ページ
Final Cut Pro 7 XML Format(PDF)144 ページ
ページ数を見て解るようにFCPXのXMLは大幅に機能が削減されています。FCPXMLにはエフェクトやカラーのデータなどのパラメーターは含まれません。
正式にDaVinci Resolve 8.1とCatDV Pro9.0がこの新しいFCPXMLに対応しています。

DaVinci Resolve 8.1

DaVinci ResolveではFinal Cut Pro X のタイムラインをFCPXMLファイルフォーマットでインポート/エクスポートができ、ディゾルブやスピードの設定も保持されます。また、ラウンドトリップでFCP7との連携も可能になります。DaVinci Resolve 8.1 Liteでは読み込みのみ可能です。

DaVinci Resolve 8.1

CatDV Pro9.0

CatDVはメディアアセットマネージメントツールです。CatDV ProではFCP7のシーケンスデータを読み込みFCPXMLでエクスポートすることで、FCPXで簡単なカットシーケンスとして再現することが出来ます。また、FCPXからXMLをエクスポートしCatDVで読み込むことでデータを他の方法で転送できるようになります。
CatDV Pro9.0

Project X?7

Project X?7 (Project 10 to 7)はFCPXMLをFCP7のXMLに変換するソフトウェアです。変換後にFCP7のXMLとして利用できるアプリケーションに転送することが可能になります。このソフトはFCPXからFCP7への一方向でラウンドトリップはできません。
ProjectXto7
いずれの場合もFCPXMLでサポートしていない機能やコンパウンドクリップなど一部データが再現されない場合があります。変換できる機能の違いは各ソフトウェアごとに異なりますので、リファレンス等をご参照ください。FCPXを日本語環境で使用している場合FCPXML書き出し時にファイルパス等を自動でローカライズします。そのためソフトウェア側が対応していない場合はクリップを見失うことがあります。書き出し時に英語環境に変更すれば書き出す場合はローカライズされません。また、一部手動で作成した日本語のフォルダーやファイル名がある場合には、自動での変更処理はされないので同様に読み込めなくなる可能性があります。

Pro Export FCP5.0

Automatic Duck Pro Export FCP5.0がFree化されました。Automatic Duckの開発者がAdobeに招聘されたため、レガシーなソフトウェアを無償で公開することに決めたようです。このソフトウェアはxml書き出し機能が実装される以前に開発されたソフトウェアです。単独のアプリケーションで、FCPXのプロジェクトファイルをAAFもしくはOMFで書き出しが可能です。開発が終了しているため、今後FCPXのバージョンアップによってはソフトウェアが正常に機能しなくなる場合があるかもしれません。Pro Import AE 5.0、Pro Export FCP 4.0、Pro Import FCP 2.0も同様に無償公開されています。
Automatic Duck
この記事は2011年10月31日時点での情報です。
 
 
 

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