DaVinci Resolve 15 新機能 【 字幕とクローズドキャプション】

DaVinci Resolve 15 新機能 【 字幕とクローズドキャプション】

字幕とクローズドキャプション

 

字幕とクローズドキャプションをサポートする機能が追加されました。字幕ファイルのインポートとエクスポート、トラックとクリップレベルでの字幕編集とスタイリング、エクスポートオプションなどの機能で、簡単にプロジェクトに字幕とクローズドキャプションを追加できます。

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字幕とクローズドキャプションのサポート

 

字幕トラックと字幕ジェネレータを使い、プログラムに字幕を追加編集できます。各字幕トラックは1つの言語もしくは用途で使用し、トラックの内容を反映する字幕トラックの名前を変更できます。

字幕トラックはロック可能で、他のトラックと同様に自動選択のコントロールがあるためトラックを有効または無効にできます。さらに、字幕限定の特別なデスティネーションコントロールで、編集する字幕トラックを選択できます。また、他のクリップと同様に字幕クリップのサイズ変更や移動、編集、上書きが可能です。

 

字幕/キャプショントラックの表示

他の種類のトラックと字幕トラックの大きな違いは、一度に1つの字幕トラックしか表示できない点です。つまり、複数の言語の字幕トラックがある場合、1つの字幕トラックのコントロールを有効にすると、他のすべての字幕トラックは無効になります。

 

字幕とキャプションのインポート

 

タイムラインに字幕またはクローズドキャプションを追加するには、まず字幕ファイルをインポートする必要があります。現在、DaVinci Resolveでサポートされている字幕ファイルは.srt SubRip形式です。

.SRT形式の字幕またはクローズドキャプションファイルを読み込む:

メディアプールを開き、ビンリストまたはメディアプールブラウザの背景を右クリックし、「字幕のインポート」を選択します。

字幕のインポート

 

インポートする字幕ファイルを選択して開きます。

字幕ファイルは、メディアプール内に「字幕クリップ」として表示され、字幕クリップには「ST」バッジが表示されます。

 

タイムラインに字幕クリップを追加する:

読み込んだ字幕ファイルをビデオトラックの上部の未使用の部分にドラッグすると、字幕トラックが自動的に作成されて字幕が追加されます。

既に字幕トラックがある場合は、インポートした字幕ファイルを字幕トラックにドラッグします。

字幕クリップをドラッグすると、タイトルごとに分割され、タイムラインに追加されます。

インポートされた字幕の位置はプログラムの最初のフレームに配置されます。もし字幕の配置を誤った場合でも、他のクリップと同様にすべてを選択し前後にスライドすることができます。

新しい字幕トラックを追加した場合、対応する言語と国を識別するために名前を変更できます。字幕のトラック名は字幕を書き出しエンコードする際に使用されるため、エクスポート/配信する前にトラックの名前が適切であるかを確認してください。

 

追加した字幕のスタイルを変更する:

字幕トラックのヘッダーをクリックし、インスペクタを選択し字幕の「トラックスタイル」パネルを開きます。フォントを変更したり字幕の大きさを修正するなど、そのトラックの書式を変更できます。

 

字幕クリップのリストを表示する:

「インスペクタ」「キャプション」パネルを開きます。「キャプションパネル」にあるリストで、トラック内の字幕を「前」および「次」ボタンを使用し簡単に選択できます。インスペクタをフルハイトに設定すると字幕リストが広がります。

 

手動で字幕とキャプションを追加する

 

手動で字幕を作成する場合は、まず1つ以上の字幕トラックを追加します。トラックを作成したら、さまざまな方法で字幕ジェネレータを追加できます。例えば言語ごとに1つずつなど、必要な数の字幕トラックを追加します。

 

新しい字幕トラックを追加する:

現在開いているタイムラインのトラックヘッダーを右クリックし、「字幕トラックを追加」を選択すると、タイムラインの上部に空の字幕トラックが表示されます。

新しい字幕トラックを追加したら、トラックに対応する言語と国を識別するために名前を変更します。サブタイトルのトラック名は、字幕の書き出しやエンコードの際に使用されるためエクスポート/配信する前にトラックの名前が適切であるかを確認してください。

 

字幕トラックの表示と非表示:

字幕トラックの表示/非表示を切り替えるには、「タイムラインビューオプション」を開き「字幕ボタン」をクリックします。

 

個々の字幕を字幕トラックに追加する:

  1. 字幕を追加する前に字幕トラックのデフォルトのスタイルを調整したい場合、作業する字幕トラックのヘッダーをクリックし「インスペクタ」「トラックスタイル」パネルを開きトラックで使用する書式を選択します。
     
  2. 複数の字幕トラックがある場合は、追加したい字幕トラックのデスティネーションコントロールをクリックします。
     
  3. 再生ヘッドを字幕を開始するフレームに移動します。
     
  4. 新しい字幕クリップを追加するには、次のいずれかの操作を行います。
     
    「インスペクタ」「キャプション」パネルで「キャプションの作成」をクリックします。字幕トラックに既にキャプションが1つ以上ある場合は、キャプションリストにある「新規追加」ボタンをクリックします。
     
    字幕トラックの任意の場所を右クリックし「字幕の追加」を選択すると、現在の再生ヘッドの位置から開始する字幕クリップが追加されます。
     
  5. エフェクトライブラリを開き、タイトルカテゴリから字幕ジェネレータを字幕トラックにドラッグします。
     
  6. 必要に応じダイアログやサウンドに合わせたり、クリップを左右にドラッグしたり、クリップの先頭または最後をドラッグして継続時間を変更するなどクリップを編集できます。
     
  7. 作成した字幕クリップは「インスペクタ」「キャプションパネル」で字幕のテキストを入力できます。入力されたテキストは字幕クリップに表示されます。

 

作成した字幕のテキストを編集する

 

字幕を追加するたびに、「インスペクタ」「キャプションパネル」の下にある字幕リストにエントリが追加されます。このリストは「前」および「次」ボタンを使用して簡単に移動できます。

 

字幕とキャプションの編集

字幕クリップは、スリップやスライド、リサイズ、回転、リップル、トリムやレザーツールなどタイムラインの他のクリップと同じようにマウスやキーボードコマンドを使用して編集できます。また、ナッジやダイナミックトリミングなど編集点を選択した編集も行えます。

 

字幕とキャプションのスタイル設定

字幕テキストのスタイルは、「インスペクタ」「トラックスタイルパネル」で設定できます。

字幕トラックのスタイリングを変更する:

  1. 作業する字幕トラックのヘッダをクリックするか、字幕トラックまたは字幕トラックにあるクリップを選択します。
     
  2. 「インスペクタ」「トラックスタイルパネル」を開きます。
     
  3. 字幕およびクローズドキャプションのスタイルの設定に必要なパラメータを編集します。「トラックスタイルパネル」でフォントやフォントフェース、カラー、サイズ、ライン間隔、カーニング、アラインメント、位置、ズーム、不透明度およびテキストアンカーリングなど多くのオプションを調整できます。

さらに、その下にはトラックのすべてのテキストに追加されるドロップシャドウ、ストローク、およびバックグラウンドのコントロールグループがあります。

 

字幕をクリップにリンクする

1つまたは複数の字幕を付随するクリップにリンクすることで、それぞれの字幕をクリップとともに移動できます。これはクリップを並べ替えるときに便利です。(注:トリムの場合、リンクされているクリップも同時にトリムされます)

 

字幕を別のクリップにリンクする:

  1. クリップとサブタイトルを同時に選択します。
     
  2. 「クリップ」「リンククリップ(Option + Command + L)」を選択すると、リンクアイコンが表示され、字幕クリップがビデオ/オーディオクリップにリンクされます。

 

字幕とクローズドキャプションの書き出し

 

プログラムで1つ以上の字幕トラックを設定している場合、「デリバー」ページで字幕またはクローズドキャプションをタイムラインとともに出力できます。字幕のエクスポートに使用できるオプションは、「レンダリング設定」「ビデオパネル」の下にあります。

パネルには次のコントロールがあります。

 

  • 字幕のエクスポートチェックボックス
    字幕/クローズドキャプションの出力を有効または無効にします。
     
  • フォーマットポップアップ
    字幕/クローズドキャプションを出力するための4つのオプションがあります。
     
  • 別のファイルとして(As a separate file)
    選択した各字幕トラックを別のファイルとして出力します。チェックボックスで出力する字幕トラックを選択できます。
     
  • ビデオに焼き込み(Burn into video)
    選択されている字幕トラックをビデオに焼き込み、すべてのビデオをレンダリングします。
     
  • キャプションを埋め込む(As embedded captions)
    選択されている字幕トラックを、サポートされているメディアフォーマットのメタデータレイヤとして埋め込み出力します。現在、MXF OP1AおよびQuickTimeファイルのCEA-608クローズドキャプションがサポートされています。表示されるコーデックポップアップから字幕形式を選択できます。
     
  • エクスポート:(「別のファイルとして」の場合に使用可)
    出力先の字幕/字幕フォーマットを選択できます。オプションにはSRTとWebVTTがあります。
     
  • 書き出しに次の字幕トラックを含める:(「別のファイルとして」の場合に使用可)
    出力する字幕トラックをチェックボックスでオンにします。
     
  • コーデック:(「キャプションを埋め込む」の場合に使用可)
    クローズドキャプションを埋め込むフォーマットを選択できます。テキストとCEA-608が選択できます。

注:現時点では、アナログ(ライン21)またはデジタル(CEA-708)クローズドキャプションのDecklinkまたはUltraStudio経由で出力はサポートされていません。

 

字幕トラックの命名

 

字幕トラックに何が含まれているか(場所や言語など)を明確にするために名前に変更できます。

ワークフローとデリバーの仕様に応じ、ISO-639-1(2文字コード)やISO-639-2 / B(3文字コード)など、言語を識別するための既存の規則があります。これらのコードは、国際標準化機構のウェブサイトにあります。

いくつかの命名規則では、言語コードと国コードの両方が必要です。たとえばFacebookでは、“VideoFilename.[language code]_[country code].srt”という名前の形式のSubRip(.srt)ファイルが必要です。

 

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撮影助手→ポストプロダクションスタジオを経て、2000年からフリーランス。CM、PV、TVグラフィックなどAutodesk Flame Smokeによる映像合成編集。合成作業、特殊効果など撮影技術に関してのサポート、システム構築に関するアドバイスなども行っています。以前の作品はこちら

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