NAB 2013 : AVID 新製品情報

『Avid Everywhere』が提唱され、Interplay Sphereを中心としたオーディオ、ビデオ編集、コンテンツ配信、OAグラフィックス、アセット管理などの最新ソリューションを発表し、分散型のチームで、いかなる場所でも作業可能な制作環境の構築を提案しています。

Avid Media Composer 7発表

2013年4月7日、NAB 2013にてAvid Media Composer 7が発表されました。2013年6月27日よりAvid販売代理店およびオンラインAvid Storeにて$999 USDで発売予定です。(Interplayエディションは$1499 USDで販売。)
MediaComposer7

Media Composer 7の新機能

メディア管理とダイナミック メディア フォルダー
Avid Media Access (AMA)でリンクされたメディアに対しても、メディア管理が使用可能になり、コピー、コンソリデートやトランスコード等がバックグラウンドで使用可能になります。ダイナミック メディア フォルダーを使用し、フォルダーにドロップするだけで、ユーザーが設定したプロファイルに沿ったメディア管理タスクを実行することができます。
LUT(ルックアップテーブル)のサポート
ソースセッティングのカラーエンコーディングから1D、3D LUTを選択し、ITU709やリニアの状態で再生する事ができます。
FrameFlex ツール
HDマスタリングの場合、4KやREDの5Kなどのソースをクロッピングして使用するケースが多く発生します。HDのアスペクト比を維持したままトリミングし、キーフレームを打つ事ができリアルタイムで動作します。
Symphonyカラーコレクション
Symphonyカラーコレクションツールがオプションになり、Media Composer 7でも使用できるようになりました。マスタークリップを選択し、使われている同一素材に一度に同じカラーコレクションを施す事ができるようになります。
新しいオーディオツール
オーディオウェーブフォームがキャッシュされ、スムーズに動作します。
クリップゲインがポップアップで簡単に操作できるようになります。
マスターオーディオミキサーのカスタマイズが可能で、アイソトープのオゾンのようなマスタリング用のサードパーティープラグインが使用できます。
Interplay SphereでのMacサポート
Interplay SphereでMedia Composer 7のMac版がサポートされ、リモート環境でどこでもリアルタイムで編集が可能になります。 (Media Composer 7 Interplay Editionが必要)ISISにあるハイレゾリューションメディアから生成されたプロキシで編集が行え、コメントやメタデータがリンクします。
プレスリリース:Avid Media Composer 7:リアルタイム制作環境を拡張

Avid Media Composer 7 アップグレード

「古いシステムからMedia Composerにアップグレードする最後のチャンス」として期間限定(2013年6月14日まで)でスペシャル・オファーのキャンペーンが行われています。
Avid | 古いシステムからMedia Composerにアップグレードする最後のチャンス
6.5へのアップグレードですが、2013年4月7日(日本時間8日)以降にアップグレード版を購入登録している場合は、Media Composer7へのアップグレードが無償提供されます。

NAB 2013 Avid ワークフローオンラインセミナー

制作/ポストプロダクションとニュース/報道向けにオンラインセミナーが開催され、NAB 2013で発表された最新のAvid ワークフローが紹介されます。事前登録が必要です。(無料)
2013年5月9日(木)14:00~15:00
制作 / ポストプロダクション・ワークフロー
2013年5月10日(金)14:00~15:00
ブロードキャスト・ワークフロー
Avid Japan Video Blog: NAB 速報! Avid ワークフローオンラインセミナーのご案内

Avid Pro Tools 11を発表

2013年4月7日、NAB 2013にてAvid Pro Tools 11が発表されました。Pro Tools 11 と Pro Tools HD 11 は、2013年第2四半期後半にAvid 販売代理店およびオンライン Avid Store にて販売予定です。
ProTools11_Mac
64ビット・アーキテクチャ
メモリースペースが増え、バーチャル・インストゥルメントの同時使用可能数が増加しています。複雑なセッションの使用も可能になりました。(32bit版のプラグインは動作しません。)
新たなAvid オーディオ エンジン
ホストコンピュータのパワーを解放し、プラグインの処理能力が向上しています。
低レイテンシでのレコーディング
オーディオとMIDIレコーディングのバッファーが低レイテンシになり、レコーディング中にオートメーションが可能に。
オフライン バウンス
ミックス時間がリアルタイムより高速に動作し、Pro Tools内でGobblerへアップロードできます。
Avid ビデオ エンジン
Pro Tools内でAvid DNxHDの再生が可能になり、Media Composer のエンジンと同等になりました。AJAやBlackmagic等の機器から再生できるようになります。
拡張されたメーター機能
各チャンネルのダイナミックス・プラグインのゲイン・リダクションが表示され、メーターの基準値の種類がピーク、平均値、VU及びPPMなどに対応しています。
ワークスペース
新しい64bitのデータベースエンジンになり、ファイルの検索が早くなりました。セッションとワークスペースブラウザが一つのウインドウに統合されています。
プレスリリース:Avid Pro Tools 11がオーディオ制作に新たなスタンダードを確立
Pro Tools 11システム要件
Pro Tools 11 FAQ

Avid Motion Graphics 2.5を発表

2013年4月7日、NAB 2013にてAvid Motion Graphics 2.5が発表されました。Avid Motion GraphicsはAvid Dekoシリーズに変わる2D 3D オンエア リアルタイム グラフィック製品です。Avid Motion Graphics 2.5 は現在発売中で、デュアル・チャンネルへのアップグレードは$12,500 USDから、Avid Motion Graphics エンジンはt $33,000 USDから、デュアル・チャンネルのターンキーシステムは$45,000 USDから販売されます。(日本での価格は販売代理店にお尋ねください。)
Avid_Motion_Graphics
デュアル・チャンネル オプション
デュアル・チャンネルをサポートし、 I/Oハードウェアを追加する事で2チャンネルでのグラフィックス送出を可能にします
Avid Motion Graphics エンジン
ローコストのオプションとして、送出エンジンが分離されました。グラフィックスの制作と送出を別々にする事ができ、Avid Motion Graphics エンジンではAvid Motion Graphicsと同等の強力なレンダリングエンジンを搭載します。
オペレーション・コンソール
1つのインターフェースから複数のAMG送出チャンネルの状態を監視できます。
 Avid Motion Graphicsには、既存のDekoからのファイルやテンプレートの変換や、アセットのインポート等の移行ツールが含まれます。
USのサイトからソフトウェアベースのAvid Motion Graphics(Ver.2.0)の30日間限定の体験版をダウンロードする事が出来ます。(Windows7)
Get Creative with Avid Motion Graphics
プレスリリース:Avid Motion Graphics 2.5:導入しやすい構成オプションを追加

Avid Interplay Production 3.0を発表

2013年4月7日、NAB 2013にてAvid Interplay Production 3.0が発表されました。Avid Interplay Productionはチームでの共同作業を行うワークグループソリューションです。Interplay SphereではISISとともにバックエンドで動作します。
InterplayProduction

Avid Interplay Production 3.0の新機能

64bit対応
64bitに対応しパフォーマンスが向上しました。
Interplay SphereでのMacサポート
Interplay SphereがMacをサポートし、最新のMedia Composerを使用してリアルタイムにリモート編集する事ができます。
マルチカム プロジェクトのサポート
マルチカム プロジェクトがサポートされ、ウェブベースのUIからロギングやシーケンスの作成が可能になります。
Interplay Centralの統合
シートライセンスにInterplay Centralが含まれ、ウェブベースのInterplay Centralを使うことで、どこからでもレビュー、注釈、ロギング、ショットリスト作成を行えます。
Deep Linkメッセージング機能
メンバーは直接編集デスクトップ上から、リンクや注釈をInterplay Productionのメッセージシステムを使い伝える事が出来ます。
マルチインスタンス トランスコード
最大4つののInterplay Transcodeのインスタンスを同じサーバー上で実行することができ、バックグラウンドでの変換やミックスダウンなど全体的なパフォーマンスが向上します。
プロジェクト シンク
Media ComposerのビンとInterplay Productionのディレクトリが密接に関係し、共有されたビンとプロジェクトが同じように動作します。
Interplay Pulse
オプションのInterplay Pulseでオンラインやモバイルなどへのコンテンツの配信を簡素化し、ワークフローのプロセスを自動化します。
中小規模向けのパッケージとして、Interplay Production x 5シート、ISIS 16TB、Media Composer x 3シートと導入サービス、ExpertPlusサポートを含めた形でも新たに提供される予定です。
その他AirSpeed 5000バージョン2.5などが発表されています。
 

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