Blackmagic DesignがCintelインターナショナルの資産を買収

2012年7月24日 Blackmagic Designはモーションピクチャ フィルムスキャナーの世界有数のメーカーの一つであるCintelインターナショナルの資産を買収したことを発表しました。
 
この買収を通じて、Cintelインターナショナルの清算後2012年の早い段階で、Blackmagic DesignはCintelの知的財産やフィルムスキャニング製品の資産すべてを取得します。これにはdiTTo、dataMillなどのデジタルスキャナーライン、URSA、C-Reality、DSX、ミレニアムなどのテレシネラインやimageMillなどのデータマネージメント製品等の名称とブランドの所有権、製品開発、IPなどそのすべてが含まれます。
 
”この買収はBlackmagic Designにとって非常にエキサイティングな買収です。Cintel製品はフィルムスキャンビジネスで最も信頼される名前で、信じられないほどのデザインと専門知識が一つ一つの製品に組み込まれており素晴らしい。 ”
Blackmagic Design 最高経営責任者(CEO)Grant Pettyは述べています。
 
”フィルム市場は大規模な変化の中にありフィルムがどう使われるかは日々変化しています。しかし、フィルムがイメージをキャプチャーするのに非常に創造的な方法であることに変わりはありません。この買収でBlackmagic Designは、世界中のフィルムをアーカイブ、リストアするより良い方法と、フィルムを効率的で手頃にデジタルワークフローに組み込む方法を得ることができ、フィルムを使用するアーティストに最高の技術を提供するCintelの技術と私たちのビジョンを統合することができるようになりました。”
 
既存のCintelの顧客に対するサービスとサポートは英国を拠点とするCine Solutions Ltdと米国を拠点とするCine Solutions Inc. によって処理されます。
 
どちらも、Blackmagic Designとは独立しており、以前にCintelインターナショナルによって製造供給された機器の、すべてのユーザーに対して常に専門的なエンジニアリング·サービスとメンテナンスのヘルプラインを提供し部品交換や修理を供給します。
 
Blackmagic Design: View Press Release
 
cintel International
 
DavinciがBMDに買収され、米イーストマン・コダックが経営破綻し、Cintelが買収ということはFilmの終焉が完全に訪れた気がします。後は残されたフィルム資産をどうデジタルでアーカイビングしていくかが焦点になりそうです。
 
 
 

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