NAB 2012: Autodesk Smoke for Mac 2013を発表


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Autodeskが NAB 2012において Autodesk Smoke for Mac 2013を発表しました。 Autodesk Smoke for Mac 2013はMac版のオールインワン エディトリアル フィニッシングソフトウェアで、完全に再設計されてリパッケージングされています。タイムライン内での強力なノードベースの合成と統一されたクリエイティブなワークフローを提供し価格は米国で$3,495で販売されます。日本では535,500 円(税込)です。
 

Autodesk Smoke 2013 の主な新機能

新しいUI:UIが一新されています。タブベースのレイアウトになり頻繁にアクセスする箇所に素早くアクセスできるようになっています。特にMediaHub、Conform、Timeline、Publishが下部にレイアウトされ切り替えを簡単にできるようになっていたり、ボタンがプルダウン形式になり省スペース化しています。
 
ConnectFX:待望のバッチ機能です。ノードベースのコンポジティングがタイムライン上で出来るようになります。合成結果にエフェクトを足したり、さらにそれをベースに複数コンポジティングすることが可能です。Flame Premium Timeline(旧 Linux版 Smoke Advance)ではPreとPostと2重のバッチ処理がありますがAutodesk Smoke for Mac 2013では ConnectFX一系統のようです。
 
クリエイティブ ツール:Actionでの真の3Dコンポジティングや、強力なColour Warper、Master Keyerなどのツールを内包しています。 リライティングツールが特に威力を発揮し、リカーシブエフェクトやFlameFXのようなエフェクトツールで特にプラグインを用意しなくても高度なエフェクトを構築できます。Actionでは3Dオブジェクトをそのままインポートできるのが大きな特徴です。動画ではAlembicもサポートしているように見えます。
 
MediaHub:今までのライブラリー管理やインジェスト、インポート、アウトプットなどのファイル管理、WireTapCentralなどの操作を一つにまとめた感じです。Redの素材のアクセスもMediaHubで行います。ディベイヤーなどの設定もここから行え、ドラッグアンドドロップでライブラリに追加できるようです。ファイル、プロジェクト、アーカイブなどの管理を簡素化しています。
 
Conform:EDL、AVID AFF、FCP7 XMLに加え、2012Ext2で実装されたFCPXのコンフォームもできるようです。フィニッシングのスタートラインに素早く立てることになります。
 
Thunderboltテクノロジー:AJA IoXTや PROMISE Pegasus Raidを使用することで最新のiMacやMacBook Pro等で動作することができます。
 

 
問題点:現状AutodeskSystem製品ではファイルブラウザで日本語が文字化けします。FCPXMLも日本語で使用する場合はファイルパス等が自動的にローカライズされるので問題が無いか心配です。また日米の価格差が気になります。日本もAutodeskのOnline Storeがあればいいんですけど…。あとサブスクリプションの扱いはどうなるんでしょうか。
 
2012年秋に発売される予定で、6月よりプレリリースのトライアルが使用できるようになるようです。
Smoke 2013 – Download Free Trial – Autodesk
NAB で発表された Smoke 2013 を紹介する「Autodesk After NAB」が 5月 18日(金)東京、5月 23 日(水)大阪、5月 30日(水)福岡で開催されます。
Autodesk After NAB 詳細
プレスリリース
オートデスク、NAB2012 で Autodesk Smoke の最新バージョン 2013 を発表
公式プロダクトサイト
Professional Video Editing Software for Mac – Smoke – Autodesk
YouTubeでAutodesk Smoke for Mac 2013の紹介ビデオが掲載されています。公式より高画質で見ることができます。
SmokeHowTos – YouTube
NAB期間中Autodesk Areaサイト内にてライブストリーミングを配信しています。(日本時間だと夜中からです)
Area :: NAB 2012

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