【FCP X 使い方 Tips :6】 メディアの管理とバックアップ

 
ここではメディアの管理の仕方をまとめてみます。

イベントライブラリにディスクが表示されない。

現在、HFS+でフォーマットされたディスクしか認識しません。また、ネットワークで共有したボリュームファイル(NFS、AFP、SMBなどを含む)も認識しません。 この場合、外部HDDをHFS+でフォーマットしてください。


裏技としては、ディスクユーティリティで新規にディスクイメージを作り、マウントした場合にこのはんぺんのようなもの認識することができます。イメージディスク作成にスパースバンドルを使用することで指定容量サイズまでの可変サイズのディスクイメージを生成します。

ディスクイメージをNASやSAN上に置くことでファイルを共有することができます。 ?今までのNASやSANだと同じファイルにアクセスした場合スピード低下とコンフリクトの問題が必然的に起こります。ファイル処理を排他的にしたことから同時にアクセスができない代わりに安全性とスピードが上がることが予想されます。さらに、バックアップもディスクイメージごとバックアップすれば良いだけですからかなり楽と思います。
ディスクイメージを用いた運用はマニュアルに特に明記してありませんのでご使用は自己責任でお願いします。
 

メディアの管理

できる限り高速のメディアに保存した方がよいでしょう。イベントからプロジェクトにはファイルのコピーを伴うので同一ディスクにしておいた方が賢明です。また、外部ディスクには必ずボリュームの直下に2つのライブラリ保存します。直下にないと認識しなくなくなります。 起動ディスクのイベント、プロジェクトライブラリは特別で、ユーザーフォルダのムービーの中に作成されます。
Final Cut Pro Xではイベントライブラリとプロジェクトライブラリに作業環境が分割されています。基本的にオリジナル素材はイベントが管理し、レンダーファイルなどはプロジェクトライブラリが管理します。 プロジェクトはどれかのイベントに関連付いている必要があります。プロジェクトのインスペクタ>情報で参照イベントを変更できます。
 

 

1. プロジェクトを複製する

単純にプロジェクトを複製する場合プロジェクトライブラリを表示し(ショートカット:command+D)で複製できます。作業しているプロジェクトをもう一つ作りたい場合プロジェクトのみを複製を選択します。
 

 
イベントを含むプロジェクトを複製する場合もこのコマンドで操作します。
 

2. プロジェクトを移動する

「プロジェクトを移動コマンド」は別のディスクにプロジェクト(と参照イベント)を移動します。元のファイルは消去されるのでご注意ください。動作はバックグラウンドで行います。
 

3. イベントを結合する?

別の作業環境で作業をしていた場合、イベントを結合する必要が出てきます。そのときは複数イベントを(command+クリック)で選択し結合させます。(HDDを選択してしまうとコマンドが出ません)
 

4. プロジェクトメディアを統合?

もし、参照イベント以外の別のイベントからクリップを持ってきてしまったとき、プロジェクトメディアを統合する必要があります。もし、統合せずに別イベントのクリップを消去してしまった場合はオフラインになってしまいます。
 

5. プロジェクトのレンダリングファイルを削除?

現在のプロジェクトで使用していないレンダリングファイルを消去できます。これでディスク容量を稼ぐことができます。
 

6. プロジェクトファイルを整理?

取り込み時にファイルを『ファイルをFinalCueEventにコピー』 にしていない場合、イベントののオリジナルファイルはエイリアスです。このコマンドでFinalCueEvent内にオリジナルクリップをまとめてコピーすることができます。(元のエイリアス状態には戻せません。)
 

7. プロジェクトをゴミ箱に入れる?

ショートカット;command+Deleteでゴミ箱にいきます。間違って押してもゴミ箱にいきます。プロジェクトやイベントを右クリックからでもアクセスできます。
 

3 thoughts on “【FCP X 使い方 Tips :6】 メディアの管理とバックアップ

  1. @yaoki_dokidoki says:

    「プロジェクトを移動コマンド」は別のディスクにプロジェクト(と参照イベント)を移動します。元のファイルは消去されるのでご注意ください。動作はバックグラウンドで行います。」 / “【FCP X 使い方 Tips :6】 メディアの管…” http://t.co/9mrZbSWilf

@kanihiroki へ返信する コメントをキャンセル