【FCP X】Final Cut Pro X 10.0.8 アップデート

Final Cut Pro X 10.0.8がリリースされました。アップデートの前に最善なアップデート方法を参照し、プログラムとデータのバックアップを作成することが推奨されています。
 
Final Cut Pro X:最善なアップデート方法

Sony XAVC コーデック(最高解像度:4K)のサポート

「ProApps QuickTime コーデック v1.0.2」がリリースされ、 新しくXAVCコーデックがサポートされました。ソフトウェアアップデートから更新できるほか、サポートページからダウンロードも可能です。このアップデートは、Final Cut Pro X、Motion 5、および Compressor 4 のすべてのユーザに推奨されます。(OS X 10.5.6 以降、QuickTime 7.6 以降)
ProApps QuickTime コーデック v1.0.2
「Final Cut Pro X」と 「ProApps QuickTime コーデック」のアップデートだけではXAVC(XMF)の読み込みはできず、SonyのサイトからXAVC/XDCAM Plug-in for Apple (PDZK-LT2)をダウンロードしインストールする必要があります。
Sony Creative Software – ダウンロード: XAVC/XDCAM Plug-in for Apple (PDZK-LT2)
XAVC/XDCAMプラグイン(Ver.1.1.0)はXAVC、XDCAM、XDCAM/EX機器の素材を取り込み、再生するためのプラグインです。 XAVCを扱う場合はFinal Cut Pro V10.0.8以降、XDCAMを扱う場合はFinal Cut Pro V10.0.6以降が必要です。
このプラグインはSxSメモリのXCDAM/XDCAM EX機器に対応しており、光ディクスベースのXDCAM 機器には対応していません。 SxSメモリから直接読み込みを行う場合SxS Device Driver(Ver. 1.0.52020 以降)、SxS UDF Driverが必要です。(Ver. 1.0.2 以降)
HDDなどにコピーして使用する場合、ルートからのファイル構造を維持する必要があります。MXFファイルだけをコピーしても読み込むことは出来ません。
XAVCルートからのファイル構造
プラグイン導入以前ではグレーアウトして選択できなかったXAVC MXFファイルがクリップとして表示されるようになります。
XAVC MXFファイルがクリップとして表示
XAVCの読み込み、再生のサポートのみでXAVCを直接書き出すことは出来ません。
2013年1月に開催された三友株式会社『カメラレコーダー』内覧会のソニー CineAlta(シネアルタ)4K カメラ「F55」「F5」の素材を使用しています。
三友株式会社 ウェブサイト

ARRI ALEXAのProRes Log CファイルのRec.709表示オプションが追加

ARRI ALEXA カメラの ProRes Log C ファイルをスタンダード Rec.709 のカラー/コントラストレベルで表示するオプションが追加されました。
デフォルトでLog CからRec.709に自動的に変換表示されるようになっています。
オプションの場所は少し分かりづらい場所にあります。まず、イベントライブラリからクリップを選択します。インスペクタを表示し「情報」タブを選択します。左下の基本表示から設定表示に変更します。ログ処理のチェックボックスを外すことでオリジナルのLog Cの状態にすることが出来ます。
インスペクタの「情報」から設定表示

タイムラインのクリップのアピアランスを調整するキーコマンド

タイムラインのクリップのアピアランスを調整する時に、キーコマンドを使用できるようになりました。デフォルトではCommand+Option+1〜6です。以前のキーコマンドをカスタマイズしている場合は再度割り当てる必要があります。
左から(Cmd+Opt+)1-6で変更可能

その他の修正項目

一部の他社製のエフェクトのレンダリング時に緑色のフレームが生成される問題を解決。
一部のタイトルとエフェクトの使用時に起きるパフォーマンスの問題を解決。
逆再生のクリップをバックグラウンドでレンダリングで可能に。
ビデオファイルのタイムコードトラックに含まれるリール番号メタデータを表示。
サラウンドプロジェクト内のモノラルオーディオファイルが正しい音量レベルで書き出されます。
アプリケーションの再起動後にドロップゾーンがビデオの最初のフレームにリセットされなくなりました。
1つのクリップ内で複数の範囲を選択するときのパフォーマンスの問題を解決。
外部ビデオデバイスを使用し、一部のクリップで“折り返して再生”が正常に動作しない問題を解決。
Motion の5.0.7アップデート
一部の他社製のエフェクトのレンダリング時に緑色のフレームが生成される問題を解決。
一部のタイトルとエフェクトの使用時に起きるパフォーマンスの問題を解決。
タイムライン内でレイヤーを分割する場合の安定性の問題を解決。
チェックボックスを含むプラグインを複数回クリックしないと起動できない問題を解決。
CoreMelt プラグインの安定性の問題を解決。
Compressor Ver.4.0.7アップデート
Vimeo にアップロードするファイルサイズの上限(1 GB)が無くなりました。
一部の MPEG-2 ファイルを再生するときの安定性の問題を解決。
複数のジョブを処理するときの Qmaster の安定性の問題を解決。
 
 
 

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