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NAB 2012: Adobe Prelude CS6

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インジェストとロギングのインターフェースを提供し、ファイルベースのワークフローに最適化されています。ストレージに素材をコピーとトランスコードをしながら、すぐにロギングを開始し、検索可能なマーカーと一時的なメタデータを追加することができます。ラフカットを作成し、Adobe Premiere Pro CS6に流し込み、最終的な編集をします。 単体販売はされておらず、Adobe CS6 Production PremiumかAdobe CS6 Master Collectionに同梱され、Adobe Creative Cloudでも使用することが出来ます。

インジェスト

アドビ プレリュード CS6では、ファイルの取り込みを使用してプロジェクトをジャンプスタートすることができます。ビデオを撮影後、カメラから映像ファイルを取得し、ログに記録しポストプロダクションへ移行するための準備をする必要があります。映像を完全に取り込んだり、またその一部だけを取り込むことができ、好みのファイル形式に変換するオプションがあります。
 
完全な取り込み
完全な取り込みはハードドライブにビデオファイル全体を転送します。?インジェストパネルを開き、ファイルに移動し、ファイルの取り込みを選択し取り込みボタンをクリックします。
 
部分的な取り込み
クリップをプレビューし、その一部分だけを取り込むことが出来ます。インジェストパネルを開き、ファイルに移動し、ビデオのサムネイルをクリックします。ビデオを見ながら、再生ヘッドをドラッグし、インポイントを設定する” I ”キーを押します。再生ヘッドをアウトポイントにドラッグして、” O ”キーを押します。トランスコードオプションをクリックし、[取り込み]ボタンをクリックします。
 
取り込み時にトランスコード
取り込みと同時に編集形式に合ったトランスコードが選択可能です。トランスコードパネルのオプションでファイルの形式とプリセットが選択できます。トランスコードのエンジンはAdobe Media Encoder CS6で、バックグラウンド処理を行います。
 

キーボード操作によるロギング

直感的なキーボードによる操作でロギングができます。すべてのコントロールはキーボードからアクセスできるので、映像から目を離すことなく、メタデータを挿入したりコメントを追加しサブクリップを作成することができます。JKLキーを使って、ビデオプレーヤーのフルコントロールができ、キーボードショートカットはカスタマイズが可能です。
 

検索可能なマーカーとメタデータ

プレリュードを使用する一番大きな利点は、時間軸を持つマーカーを挿入できる点です。メタデータは、タイムコード精度で記録され、キーワード検索が可能なので、情報の整理とフッテージの迅速な検索が可能になります。検索フィールドは、タイムラインとプロジェクトパネルの両方で利用できます。
 
コメントマーカー
各コメントマーカーはビデオに追随して移動します。マーカーは検索が可能なので簡単に目的の映像を見つけることができます。
 
簡単にコメントマーカーを追加できます。ビデオを再生して、開始する場所に移動し、” I ”キーを押します。コメントマーカーを挿入するには” 2 “を押し、コメントを入力後、 [ファイル ] > [保存] で保存します。アウトポイントを” O “キーを押し設定します。
 
サブクリップマーカー
サブクリップマーカーを設定することで、重要な部分をマーキングすることできます。サブクリップはマーカーやコメントで指定されているだけなので、個別のファイルを作成する必要がありません。全てのサブクリップは元のビデオの一部で、特定のセクションを参照しているだけなので、ファイルを少なくすることができストレージを軽減します。サブクリップはラフカットを作成する場合に使用します。
 
簡単にサブクリップマーカーを追加できます。ビデオを開きサブクリップを開始する場所に移動し、” I ”キーを押します。次にサブクリップのマーカーを挿入するために” 1 “キーを押します。新しい名前を入力し、終了する場所に移動し、” O ”キーを押します。 [ファイル ] > [保存]することで サブクリップがプロジェクトパネルに表示されます。
 
インスペクタパネルでサブクリップマーカーの設定を変更することができます。また、サブクリップのマーカーのいずれかの端にあるハンドルをドラッグし、イン点とアウト点を変更することができます。
 
ラフカットをAdobe Premiere Pro CS6で開く
ラフカットでは、再生するクリップを順番に並べることで、素早く編集を開始できます。 ラフカットはストーリーボードのような役割を果たします。 トランジションやエフェクトなどは無く、マーカーとメタデータのみが表示されます。新しいラフカットを作成するには [ファイル] > [ラフカットを作成]を選択します。プロジェクトパネルのラフカットをダブルクリックし、始めは空なので、タイムライン上にサブクリップをドラッグして配置していきます。ラフカットは[エクスポート]でソースファイルと共に書き出すことができます。( Premiere Pro および Final Cut Pro 7)また、[ファイル] > [Premiere Proに送信]で直接Adobe Premiere Pro CS6へ送信できます。他のノンリニア編集システムへラフカットを送信する場合、メタデータは転送できません。
 

サムネイルスクラブ

サムネイルのスクラブを使用すると、すばやくビデオを確認することができます。インジェストパネルでは、ビデオのサムネイルをスクラブ(またはスキム)することができ、マウスをサムネイルの上に置き移動することで、ビデオが前後に移動します。
 

書き込みの確認

インジェストパネルの検証(ベリファイ)オプションでは、「ファイルサイズ」か「ファイルの内容」で書き込みをチェックできます。これらのオプションは、ハードドライブやリムーバブルメディア等から、ファイルの転送が成功したかを確認することができます。
 
ファイルサイズ
ファイルサイズはコピーされた各ファイルサイズを比較します。非常に簡単なチェックです。
 
ファイルの内容
より詳しくチェックします。コピーした後にソースとコピー先のファイルのバイナリ値を比較し、値が一致しない場合はエラーが表示されます。
 

スピーチ分析

Adobe Premiere Pro CS6とAdobe Audition CS6では、オーディオファイルやビデオファイルから音声を分析し、テキストに変換することができます。話し言葉で音声認識のマーカーを作成し、開始時刻と持続時間が割り当てられます。これらのマーカーは、プレリュードCS6で作成したマーカーと同じように、クリップのメタデータに追加されます。音声認識のマーカーが含まれているクリップをプレリュードにインポートすると、スピーチマーカーが表示されます。プレリュードCS6にもマーカータイプパネルに音声認識マーカーがあります。手動でAdobe Premiere Pro CS6または Audition CS6によって抽出されていない単語を挿入する場合、このマーカーを使用することができます。
 

Prelude CS6の連携とカスタマイズ †

プレリュード CS6を組織の既存のメディア資産管理システムへ統合することができます。プレリュードCS6は、XMPベースのオープンプラットフォームでデザインされ、サードパーティ製のテクノロジーで管理システムとの連携が可能になります。プレリュードCS6 SDK(アドビのテクノロジーパートナーが提供するSDK)では、メタデータのインポートをカスタマイズし、独自のカスタムマーカーの種類を作成し、メディアアセットマネージャーをプロジェクトパネルに表示、変更することができます。
 
カスタマイズ可能なマーカー
プレリュードCS6 SDKを使用して、 マーカータイプパネルにカスタムマーカーを追加することができます。プレリュードCS6が起動されると、これらのカスタムマーカーが自動的にマーカータイプパネルに追加されます。
 
カスタマイズ可能なメタデータのインポート
ビデオをインジェストする時には、特有の方法で特定のフィールドに情報を挿入する必要がある場合があります。この情報は静的なメタデータで、インジェストされたクリップに書き込まれます。プレリュードCS6の拡張機能(プレリュードSDK )では、インジェストボタンをクリックしたときにダイアログボックス内に表示されるカスタムフォームを作成することが可能になります。
 
プロジェクトパネルの置き換えと拡張性
メディアアセットマネージャー(MAM)の内容を表示するFlashアプリケーションを作成することによって、MAMとプレリュードを接続します。このFlashアプリケーションは、プレリュードにロードされ、プロジェクトパネルを置き換えます。ライブラリのAPIは、(プレリュードSDKから入手可能)プレリュードCS6と通信し、プレリュードとMAMの間でメタデータの交換を行います。
 
カスタムコンテンツパネルと拡張性
プレリュードCS6(およびAdobe Premiere Pro CS6)で、独自のFlashアプリケーションとして表示されるパネルを作成することができます。これらのカスタムパネルはAPIを呼び出すか簡単なユーザーのための追加情報が表示できます。
 

 
† Prelude CS6の連携とカスタマイズは、アドビのテクノロジーパートナーが提供するSDKを使用することで可能になります。
 

雑感

FCPXのスキミングやキーワード検索、キーボード操作など良い部分が採用されています。逆にFCPXのイン点やアウト点が記憶できなかったり、トランスコードがProres一択だったりする部分が改善されているように思えます。バグが無く、スピードに問題が無ければ映像制作のキラーアプリケーションになるのではないでしょうか? 個人的には、外部モニターやオーバーラップ、音声同期などのサポートがあれば…なんて思います。(そうしたら Premiere Proと差が無くなるという話もありますが…)あと、今後カメラメーカーがCS製品にどう対応してくるかも、ちょっとおもしろいかも知れません。

 
動画管理ソフト | Adobe Prelude
 
Adobe TV | Adobe Prelude
 

 

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