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NAB 2012: Adobe SpeedGrade CS6

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新しくなったAdobe SpeedGrade CCの記事はこちら

SpeedGradeは2011年秋にAdobeによって買収されたIRIDAS社のカラーグレーディングソフトウェアツールです。ファイルベースのワークフロー向けに設計されたツールで、LumetriディープカラーエンジンとGPUアクセラレーションで動作するネイティブの64ビットアプリケーションです。RAW、HDR、および立体コンテンツを含む、幅広いフォーマットのサポートをサポートし、ARRI AlexaとREDなどのデジタルシネマカメラからの映像や、一般的なQuickTime、DPX、OpenEXRなどのポストプロダクション?インターチェンジ フォーマットが動作します。リアルタイムのパフォーマンスを得るにはアドビ認定グラフィックスカードが必要で、外部モニタリング環境をSDIで行う場合NvidiaのQuadro SDIが必要になります。Adobe CS6 Production PremiumかAdobe CS6 Master Collectionに同梱され、Adobe Creative Cloudでも使用することが出来ます。また、単体製品として131,250円で販売されます。
 

Lumetriディープカラーエンジン

Lumetriディープカラーエンジンは、スピードグレードCS6の心臓部である32ビット浮動小数点画像処理技術です。他のほとんどのグレーディングツールは、ポストプロダクション作業のためにRAWファイルをRGB形式にレンダリングする必要とするのに対し、最高のラティチュードを提供するRAWファイルを直接操作することができます。さらに、リニアとログの両方のカラースペースをサポートし、非破壊的に動作するのでいつでもオリジナルに戻ることが出来ます。
 

合理化されたユーザー?エクスペリエンス

デスクトップには強力な検索とフィルタツールがあり、別のプロジェクトを管理する複数のデスクトップを設定できます。 クリップ、シーケンス、またはEDLを探し、それらのサムネイルをダブルクリックすることでタイムラインに追加します。クリップがタイムライン上に読み込まれたら、デスクトップを隠し、モニターと切り替えることができます。コンテンツがロードされ、ルックタブをクリックしプライマリとセカンダリを適用しグレーディングを開始します。
 
典型的なワークフローは、黒と白のバランス、ガンマを調整するなどの基本的な色補正作業から始まります。これは単一のプライマリ色補正レイヤーで行い、より細かく制御するために新しいレイヤーを追加します。最初にプライマリレイヤー上で全体的な調整を行い、シャドウ、ミッドトーン、ハイライトの調整のために別のレイヤーを追加し、さらにセカンダリ用に追加のレイヤーを使用する場合があります。ショットのカラーバランスがマッチングしたらクリエイティブな色の作業に移行します。
 

強力なレイヤーベースのカラーグレーディング

スピードグレードCS6では、色補正、マスク、フィルタをレイヤーとして適用できます。追加、削除、結合、グレードやエフェクトの再配置や不透明度スライダを使用して各レイヤーの調整をすることができます。グレードの情報は、全てのレイヤーとセッティングを含む .Look ファイルとしてセーブでき、別のショットやプロジェクトで再利用や変更することができます。 ショットには多くの調整やエフェクトが適用され、複雑なグレードの処理は自動的にLumetriディープカラーエンジンで1つの処理にまとめられます。
 
グレーディング トラック
タイムライン上のトラックにマスク、グレーディングトランジションなどの要素や .Looksをグレーディングトラックとして適用することが出来ます。これにより、クリップ固有の色補正と並行して、シーンまたはプロジェクト全体ににわたって視覚的な連続性を提供します。
 
マスク
マスクはレイヤーの一部で、他のレイヤーと同じように簡単に配置でき、外側や内側に色補正が適用できます。フェザリングマスクのフォールオフは無限で、ストーリーを強調するようなビネットを適用することができます。
 

GPUアクセラレーション性能

64ビットLumetriディープカラーエンジンは、最適なグラフィックス性能のためにGPUの処理能力を利用します。解像度やフレームサイズ にかかわらず、映像をグレーディングしながらリアルタイムにフィードバックされます。ショットのサイズを変更したり、パンとスキャンなどはすべてリアルタイムで表示します。
リアルタイムのパフォーマンスを得るにはVRAM1GB以上のNVIDIA Quadro4000、5000、または6000等のアドビ認定グラフィックスカードが必要です。最新のシステムの仕様については、www.adobe.comを参照してください。
 

プロフェッショナルデザインのルックス、フィルタ、エフェクト

スピードグレードCS6は、 強力なカラー調整ツールに大きな加えてルックス、フィルムスタイルフィルタ、エフェクトが含まれています。 .Lookのプリセットは高度なカラーグレーディングに素早いエントリを提供します。プロジェクト全体またはショットにプリセットを適用すると、すべてのレイヤーがレイヤースタックに表示されます。 .Lookの構造がわかり、微調整することが出来ます。
 
?フィルムスタイルフィルタ
伝統的なフィルムストックに使用されるケミカルプロセスのエミュレーションです。これらは、ブリーチバイパス、デイフォーナイト、テクニカラー2ストリップ、テクニカラー3ストリップなどが含まれています。
?エフェクト
映像の外観を変更することができます。シャープ、ブラー、グローなどのエフェクトが含まれます。
?LUT
ディスプレイのキャリブレーションや色空間の変換などの目的に使用します。フィルムストックをエミュレートするような目的のためにLUTを使用することもできます。
 

.Looksファイル

フィルタ、エフェクト、LUTをプライマリとセカンダリのカラーコレクションとマスクを組み合わせて、.Looksを作成することができます。.Looksは、タイムライン上のグレーディングトラックやクリップに適用することができます。ルックファイルの一部は、他のツールで使用するためのLUTとしてエクスポートすることができます。
 

アドビのワークフローの統合

Adobe Photoshop、After Effects、Premiere Pro CS6と連携したワークフローで機能を拡張します。
 
Adobe Premiere Pro
編集を完了し、[ファイル] > [スピードグレードに送信]を選択します。このコマンドはシーケンス内の各クリップを10ビットDPXシーケンスでレンダリングし、タイムラインとオプションデータを含む .ircpファイルを作成します。SpeedGrade CS6でプロジェクトを開きグレーディングおよびフィニッシングが可能です。また、Adobe Premiere Proでオフラインをするためのプロキシを作成するためにスピードグレードCS6を使用することができます。この場合、編集の終了後にEDLを読み込みコンフォームします。
 
After EffectsおよびPhotoshop
スピードグレードCS6の .LookファイルはAfter EffectsとPhotoshopのLUTとして適用することができます。これは、カラーコレクションとクリエイティブなルックが動画、静止画同時に行えることを意味します。
 

幅広いファイルフォーマットのサポート

DPX、QuickTime、TARGA、TIFF、およびOpenEXRのようなポストプロダクションで一般的に使用されるファイル形式、およびALEXA、RED、ファントム、およびWeisscam含むRAW形式をサポートしています。XDCAMおよびAVCHDなどの放送形式を含む他のフォーマットは、Adobe Premiere Proを使用することで完成したシーケンスを送信することができます。
 

デイリーの作成

強力なカメラのサポートとメタデータのサポートが含まれており、クライアントやチームとのレビュー中に迅速にかつ効率的にデイリーを作成することができます。 簡単に .Looks を適用することで、誰もがプロセスの早い段階でそれを確認することができます。
 

ショットのマッチング

異なるソースの不揃いなガンマやカラーシフトをマッチングさせる必要があります。QuickTime出力では自動カラーキャリブレーションが提供されていて、オフラインやデイリーなどで有効です。 さらに、テストショットのマクベスカラーチャートをマッチングすることにより、自動的に異なるカメラで撮影した映像のカラースペースを一致させることができます。
 

立体視のツールセット

立体的なコンテンツを扱うための強力なツールが含まれています。ショット間のトランジションをスムーズにするために、深度を調整することができます。
 
簡単にステレオ3Dフレーム?シーケンスをロード
自動的にペアのステレオシーケンスをロードし、素材のフリップ、フロップが行えます。立体視のプロジェクトで時間を節約することができます。
 
複数の表示オプション
右眼と左眼のオフセットを補正するためにフレーム番号やタイムコードを並べて再生ができます。また、違いを発見するための差分マットや、比較のためのスプリットスクリーンの表示も可能です。
 
オートマチックジオメトリーとカラリメトリックコレクション
ステレオスコピックのカメラのずれ等の不具合を自動的に検出し修正します。また自動的に左右の色の違いを検出しマッチさせます。
 
ディスプレイサポート
ステレオスコピックの再生は、 アクティブシャッターやラインバイラインの偏光システムによるホームシアターシステムを含む、単一モニターかデュアルディスプレイで再生可能です。
 

グレーディングパネルをサポート

スピードグレードCS6は、一般的なマウスやトラックボールでも操作できますが、タンジェントWAVEやCP-200シリーズといったサーフェースコントロールを使用することが出来ます。
 

自動シーン検出とパン&スキャン

オートマチックシーンディテクション(自動シーン検出)で、アーカイブされたプロジェクトから自動的に編集点を検出することができます。パン&スキャンツールでリフレーミングが可能になります。タイムラインのトラックにパン&スキャンを追加し、キーフレームアニメーションやトランジションを含むフレームの再構成やリサイズを対話的に行うことが出来ます。

 
カラー補正、カラーグレーディング | Adobe SpeedGrade CS6
 
Adobe TV | SpeedGrade
 
IRIDAS – The Art of Moving Pictures

 
追記:Premiere Proからの送信の場合DPXですが、SpeedGrade CS6から書き出した場合、様々なフォーマットが利用可能なようです。
 
Adobe TV | Rendering With SpeedGrade CS6
 

 

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