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NAB 2012: Adobe Premiere Pro CS6

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Adobe® Premiere® Pro CS6の詳細

Adobe® Premiere® Pro CS6にはAdobe Encore® CS6 and Adobe Media Encoder CS6ソフトウェアが含まれます。CS6ではユーザーインターフェースの改良と他のアプリケーションとの連携の強化、Nvidiaグラフィックスと新しくAMDがサポートされた64ビットマーキュリープレイバックエンジン、ファイルベースワークフローの強化、ワープスタビライザー、ローリングシャッターの修復などのエフェクトの追加、 調整レイヤー、改良された3ウェイカラー補正、拡張されたマルチカムのサポートなど数多くの新機能と改良が行われています。

新しいユーザーインターフェース

新しいデフォルトのワークスペースは”2アップ”で、上部にソースモニターとプログラムモニターを配置したすっきりとしたレイアウトになっています。 プロジェクトパネル、メディアブラウザー、インフォパネル、エフェクトパネルは左下に、タイムライン、オーディオメーターなどは右下に配置されます。 ユーザーの好みでレイアウトをカスタマイズし保存することができます。

新しいモニターパネル

ソース、プログラムモニタパネルが新しくなりカスタマイズ可能になっています。 ボタンエディタを使用し頻繁に使うボタンを追加でき、プルダウンメニューが追加されていてディスプレイオプションに簡単にアクセスすることが出来ます。

再設計されたオーディオミキサー

Adobe Auditionのマルチチャンネルミキサーの機能と外観を受け継ぎました。メーターとフェーダーの2つの独立したレベルスケールを持ち、フェーダーをダブルクリックすることで0dBに戻すことが出来ます。

新しいマスターオーディオメーターパネル

再設計されたオーディオメーターパネルは簡単にサイズを変更することができます。オーディオメーターパネルには、各チャンネルのソロボタンと再生中のメーターが表示されます。

新しいプロジェクトパネル

プロジェクトパネル内に16:9のサイズ変更可能なサムネイルを表示し、簡単に表示ソートが出来ます。アイコンビューではクリップの再生ヘッドまたは一般的なJ K Lとスペースバーのキーボードショートカットやカーソルをホバーしてスクラブすることで、クリップの操作が可能です。パネルのサイズが変更されたときはサムネイルが自動的に収まるようにスケーリングします。プロジェクトパネルで直接クリップのインアウトポイントをマークすることができ、サムネイル上のアイコンで詳細とメディアの情報が表示されます。

新しいタイム ルーラー バー

ソース、プログラムモニタ、タイムラインパネルには、再設計されたタイム ルーラー バーが含まれています。再生ヘッド、イン点、アウト点、継続時間などのマーカーが新しくなっています。タイムコードと番号が簡単にオンオフで切り替えることができ、ズーム/スクロールコントロールは、タイムラインパネルの下部にあるズームバーに統合されています。

新しいマーカー

クリップマーカー、Encoreチャプターマーカー、WebリンクおよびFlash®のキューポイントのマーカーをクリップに追加することが出来ます。色で区別され、複雑なタイムラインでも一目で見つけることが出来ます。マーカーには継続時間を設定することが出来(以前はシーケンスマーカーのみ)コメントはマーカーの横に表示され、コメントが無い場合はマーカー名が表示されます。

新しいトリミング機能

リップル、ロール、およびトリムは マウスで編集ポイントをドラッグ、キーボードショートカットを使用、 テンキーを使用することでタイムラインで実行できます。 またはダイナミックトリミングモードに入り、JKLキーボードショートカットを使用して再生しながらトリムを実行します。プログラムモニタパネルでは新しいトリム?モードが利用できます。プログラムモニタでトリムモードに入る場合、2アップディスプレイの全体のサイズを維持したまま、トリミング機能を実行するためのいくつかのボタンが表示されます。

直感的でカスタマイズ可能なキーボードショートカットセット

エディタによってエディタのために設計された直感的なプリセットのキーボードレイアウトを提供します。自由にカスタマイズすることができ、望むように動作することができます。それに加え、 切り替えを素早く行うためのアップルのFinal Cut Pro7とAvid Media Composer 5スタイルのショートカットのプリセットを提供しています。

Mac上でジェスチャーコントロール

マジックパッドやラップトップでタイムラインやパネルのズームイン、アウトをピンチコントロールで使用できます。2本指スクロールとピンチズームを使用して、タイムラインとエフェクトコントロールパネルを操作できます。

クリップに合ったシーケンス設定の更新

クリップをタイムラインにドラッグし、シーケンス設定と一致しない場合は自動的に検出し通知するので、クリップと一致するシーケンス設定に変更することができます。

調整レイヤー

簡単かつ迅速に複数のクリップにエフェクトを適用できます。After EffectsとPhotoshopのものと同様の調整レイヤーを作成することができ、調整レイヤーに一度効果を適用すると基となるすべてのトラックを自動的に変更します。

柔軟なオーディオ?トラック

標準と呼ばれる新しいデフォルトのオーディオトラックタイプは、モノラルとステレオのパンを自由に組み合わせることができます。新しいマルチチャンネルマスターと追加されたトラック?タイプは柔軟なオーディオルーティングと簡単にマルチチャンネルにエクスポートができ、高度なオーディオワークフローを構築できます。

ワープスタビライザー

不均一なショットを安定化するためのワープスタビライザーが追加されました。Adobe After Effects CS5.5 にあった効果がAdobe Premiere Proで利用可能になりました。ワープスタビライザーは、カメラの動きを滑らかにするだけはなく、安定した後に残るモーションアーチファクトも削除します。ワープスタビライザーはバックグラウンドで動作するので、編集を継続しながらショットを分析することが出来ます。またGPUアクセラレーションに最適化されているため、NVIDIA GPUまたは特定のAMDグラフィックを搭載したMacBook Proコンピュータ等でさらに優れたパフォーマンスを発揮します。

ローリングシャッターの修復効果

ローリングシャッターの修復効果はワープスタビライザーの技術をを元に構築されており、レコーディング中のCMOSイメージセンサーのスキャン時に垂直または水平方向に動くこと起因した歪みのアーティファクトを修正することができます。

拡張されたマルチカム編集

Adobe Premiere Pro CS6ではマルチカメラのシーケンスを作成するプロセスが大幅に簡素化され、プロジェクトパネルでマルチカム用のクリップを選択し、選択した項目を右クリックし、コンテキストメニューからマルチカメラソースシーケンスの作成を選択するだけでマルチカム編集を開始できます。ダイアログボックスが表示され、シーケンスの名前、タイムコードの使用、同期ポイントとしてインポイントかアウトポイントかマーカーを使用するかを選びます。カメラの数で自動的にマルチカムグリッドを調整します。

強化された64ビットのマーキュリープレイバックエンジン

新しく 1GB VRAM 以上の OpenCLベースのAMD Radeon HD 6750M と AMD Radeon HD 6770Mグラフィックカードがサポートされました。 OS X 10.7で動作するApple MacBook Proで動作し、モバイルワークフローをもたらします。
新しいNVIDIA Maximus デュアルGPU構成のサポートは、要求の厳しいワークフローに対応するために、さらにすばらしいパフォーマンスを提供します。 NVIDIA Maximus 搭載ワークステーションは、NVIDIA Quadro®GPUの機能とNVIDIA GPUの驚異的なTesla並列処理能力を兼ね備えています。
Ultra キーヤーやブレンドモード、3Wayカラーコレクターや多くの他のエフェクトで高速に動作します。また、非常に大きなプロジェクトを迅速に開くことができ、さらに確実にロングフォーマットや、フォーマット混在シーケンスを再生できます。

サードパーティ製のI / Oハードウェアのサポートの拡大

Adobe Mercury Transmit でAJA, Black Magic Design, Bluefish444, Matrox, や MOTUといった Adobe I/O ハードウェアパートナーにマーキュリー?プレイバックエンジンへのダイレクトアクセスを提供しています。そのため、これまで以上に優れた再生パフォーマンスを発揮し、マーキュリー プレイバックエンジンのすべてのリアルタイムパフォーマンスの利点を活かしながら、外部モニタの使用ではフルスクリーンの再生が得られます。

新しくARRI Alexa, RED SCARLET-X, RED EPIC, Canon Cinema EOS C300 cameraをネイティブにサポート

Adobe Premiere Pro CS6は業界最高のファイルベースのワークフローと、ほぼすべての主要なビデオフォーマットの幅広いネイティブサポートを提供しています。頻繁に最新のカメラのファイル形式のサポートを更新し、このリリースではARRI Alexaのカメラで撮影した様々なフレームレートのHD(1920x1080p)と2K(2880×1680)に加え、ARRIRAWファイルのサポートが提供されています。また、REDではデジタルシネマワークフローのサポートを構築し、RED SCARLET-XおよびRED EPICカメラで撮影された5K解像度を含むRED R3DとRMDをネイティブでサポートします。RED R3Dソースの設定からホワイトバランスポイントを選択したり、クリップの赤、緑、青、RGB、または輝度値を調整するための5点の曲線のインタフェースと ヒストグラムを使用して直接RED メディアをコントロールできます。また、RMDファイルをインポート、保存でき、カスタムプリセットを作成することができます。

キヤノン シネマ EOS C300で撮影した映像や、キヤノン XFの MPEG-2 50 mbpsフォーマットをネイティブでサポートしています。

また、ソニーは、CineAltaカメラF65のF65RAW素材を編集可能にする再生ソフトウェアを製品化し、2012年8月にリリースする予定です。

ネイティブサポートでは、カメラのストレージメディアから直接映像をインポートし、時間のかかるトランスコードや操作を実行しなくても、すぐに作業を開始することができます。

強力なカラーワークフロー

Adobe Premiere Pro CS6ではAdobeスピードグレードCS6 ソフトウェアと統合と、機能を新たに再設計した3ウェイカラー補正エフェクトなど、色の制御に関する強力なオプションを提供しています。

直感的な3ウェイカラー補正エフェクト

再設計された、3ウェイカラー補正は、以前より簡単で正確に色の作業を行います。エフェクトのインターフェースは強化され、再配置されています。3ウェイカラー補正エフェクトはGPUアクセラレーションに対応しNVIDIAやAMDのグラフィックスカードを使用するときは、リアルタイムで結果が表示されます。

Adobe SpeedGrade(別売) 強力なカラーグレーディング?ワークフロー

Adobe Premiere Pro CS6では、 Adobe SpeedGrade CS6(別売)のカラーグレーディングソフトウェアと統合する機能があります。(Adobe SpeedGrade CS6はAdobe Creative Cloudを利用するか、Adobe Creative Suite 6 Production PremiumかMaster Collectionに含まれます。)
新しい、SpeedGradeへ送信コマンドで SpeedGradeにシーケンスをダイレクトに送ることが出来ます。
Adobe SpeedGrade CS6はショットをマッチングし、シーン全体で一貫した色を作成するなどの技術的なグレーディングのタスクを処理することができます。GPUアクセラレーションと64ビットのLumetriディープ?カラー?エンジンで、 解像度やフレームサイズにかかわらず グレードされた映像のリアルタイム再生を実現します。 ファイルベースのワークフローをサポートし、RAWおよびHDRフッテージをサポートしています。SpeedGradeは Adobe Premiere Pro のシーケンスにフィルムスタイルのフィルタと一緒に、プライマリとセカンダリの補正を適用することができます。

効率的なロギング、インジェストAdobe Prelude(別売)との統合

Adobe Prelude CS6 ソフトウェア( Adobe Prelude CS6はAdobe Creative Cloudを利用するか、Adobe Creative Suite 6 Production PremiumかMaster Collectionに含まれます。)インジェスト、ロギング、およびメディアのコメントを作成を迅速かつ効率的に行えます。 Preludeではファイルベースで撮影された素材の一部もしくはすべてをメディアクリップを取り込んだり、取り込み作業中にコピーしたりトランスコードすることが可能で、インジェストダイアログボックスにはクリップのサムネイルが表示されます。映像を見ながらインポイントとアウトポイントをマークしてラフカットを作成し、マーカーやコメント、タグを追加することができます。Adobe Premiere Proにインポートする時にメタデータも転送されるので検索も簡単に行えます。

Adobe Dynamic Link

Adobe Dynamic Link を使うことで中間素材のレンダリングは必要なくなります。Adobe Premiere Proで行われた変更は自動的に他のプログラムに反映されます。?Adobe Creative Suite Production Premium以外でアプリケーションは個別に購入されたときAdobe Premiere ProとAfter Effectsの間でDynamic Linkが利用可能になりました。After Effectsとの密接な関係は クリップやタイムラインをドラッグアンドドロップしたりコピーして貼り付けることができます。 Dynamic Linkを使用してレンダリングなしでAfter Effectsでネストされたシーケンスを含む完全なプロジェクトを開くことができます。Adobe Premiere Proは他のCreative Suiteコンポーネントと密接に統合されているので Adobe Photoshop Extended, Adobe Illustrator, Adobe Audition, Adobe Prelude, と Adobe SpeedGradeの間でアセットを移動することが出来ます。

Final Cut ProやAvidのソフトウェアとの相互運用性の向上

業界標準の交換形式であるXML, AAF, や OMFフォーマットのサポートの強化で、Final Cut Pro 7やMedia ComposerなどのAvidノンリニア編集システム、AvidのPro Toolsデジタルオーディオワークステーションの間でも相互運用性の向上をもたらします。

強化されたAdobeメディアエンコーダCS6

Adobe Media Encoder CS6では新しいプリセットブラウザ、バッチエンコーディングのパフォーマンスの改良、より多くの新しいプリセット、ユーザーインターフェイスの強化などが行われ素早く効率的に複数のフォーマットを出力できるようになります。新しいプリセットブラウザパネルでは必要なエンコーディングプリセットを見つけ表示するための便利な手段を提供しています。Adobe Media EncoderのCS6のプリセットは、エンコードされたファイルの配信方法(Webビデオ、ブロードキャスト等)や、視聴されるスクリーンタイプ(DVDおよびBlu-ray Disc、デスクトップ、デバイス等)のカテゴリとサブカテゴリで構成されます。
多数のプリセットが多くのデバイスをサポートするために追加され、 AndroidやiPhone、iPad、およびApple TVなどのエンコーディング設定やYouTubeやVimeoにPALなどに出力するプリセットが用意されています。また、必要に応じてカスタマイズしてグループ化できます。
キュー内のソースファイルに選択したプリセットをドラッグしてプリセットを適用すると、自動的にエンコードバッチを作成します。逆にプリセットブラウザパネル内のエンコーディングプリセット上にキュー内のソースファイルをドラッグすることも出来ます。

64ビットのAdobe EncoreのCS6(付属)で高速にDVDやBlu-rayディスク、Web DVDを作成

Adobe Encore CS6はAdobe Premiere Proに付属し、単一のプロジェクトからDVD, Blu-ray ディスクや Web DVDを作成することができます。Encoreはシステム内の利用可能なすべてのRAMを活用出来る完全なネイティブの64ビットアプリケーションです。プロジェクトを開いたり保存する際に高速になり、大容量のファイルやプロジェクトを処理する反応速度が向上します。新しくBlu-rayディスクのプロジェクトでDTS HDのファイルがインポート可能で、DTSマルチチャンネルオーディオがサポートされます。内部パフォーマンスも改善され MPEG-2 アセットのインポートも迅速になり、スライドショーを保存するために必要な時間も減らすことができます。

DVDおよびBlu-ray Discオーサリング機能強化

Encore CS6ではハイライトボタンの8ビットカラーをサポートしており、Photoshopで使用されているのと同じ強力なインデックスアルゴリズムを使用できます。また、99枚以上の写真のスライドショー作成をサポート。Encoreを使用したDVDオーサリングでは、上位フィールド優先のビデオがサポートされ、1080iのDVCPRO HDのような特定のHD形式のソースファイルのハンドリングが向上しています。

Adobe® Premiere® Pro CS6の登場でどう変わるのか?

今回のアップグレードは少なからずFCPXを意識しているように感じられます。特に新しいインターフェースの2アップや、スキミング、サムネイルでのインアウト、マーカーなどはFCPXで足りない部分の補完になっている気がします。限定的ですがMac Book Proでのマーキュリープレイバックエンジンのサポートやジェスチャーコントロールも大きな点です。さらに、NVIDIA Maximusでマシン構成によってはTeslaを有効利用できる可能性も出てきました。(Quantelの新しいPabloでもnVidia Maximus マルチGPUテクノロジーが使用されるようです。)今回、Production Premiumでは Adobe SpeedGradeと Adobe Preludeが追加された一方Flash Catalyst CS5.5とAdobe OnLocation CS5が除外されています。 Catalystはちょっと畑違いで、 OnLocationはPreludeに道を譲った感じでしょうか…?(OnLocationはうまく進化すれば面白かったんですけどね…Firewireベースだったのが難点だった気がします。)キャプチャーボードメーカーの対応が早かったのには少し驚きでした。CS6リリース前に既にAJA、BlackMagicは現行のドライバーでCS6の対応済みです。実際操作してみなければ解りませんが、バグも無く動作するのであれば、結構良さげなアップデートに感じます。CS vs Smoke、CS vs Resolveの様な図式になっていくような気もします。

 

 
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