【FCP X 使い方 Tips :7】Final Cut Pro Xアップデート(10.0.1)ロール機能

Final Cut Pro X(10.0.1)および、Compressor(4.0.1)、Motion(5.0.1)がアップデートされています。
アップデートはApp Storeの”アップデート”から行うことが出来、それぞれのファイルサイズは Final Cut Pro X 1.44GB、 Compressor 265.05MB、 Motion 1.16GBになります。
Final Cut Pro Xでは全体的な安定性とパフォーマンスが向上され、以下の機能が追加されています。
 

  • ロール機能を使用して、オーディオおよびビデオのステムを 1 つのマルチトラック QuickTime ムービーまたは個別のファイルとして書き出せます
  • 他社製のワークフローに対応するために、XML の読み込みと書き出しができます
  • 編集者間の共同作業を向上させるために、プロジェクトやイベントを Xsan 上に置くことができます
  • プロジェクトにカスタムの開始タイムコードを設定できます
  • 接続クリップに 1 回の操作でトランジションを追加できます
  • OS X Lion でフルスクリーン表示を有効にできます
  • GPU アクセラレーションをオンにした書き出しにより、配信速度を向上できます

 

ロール機能

ロール機能を使用することでクリップの一部および複数部分の切り分けが可能になりました。 これでやっとMotionに転送することが出来るようになりました。映像をプロジェクトに追加すると自動的に「ビデオ」に割り振られ、タイトルは「タイトル」音楽は「ミュージック」、サウンドエフェクトは「エフェクト」にそれぞれ割り振られます。(「ダイアログ」は不明)
タイムラインインデックスに「ロール」が表示され、選択することでタイムラインの表示を確認できます。

?メニュー>変更>ロールを編集でロールを新規作成や編集することができ、ロールエディターでロールの中にサブロールを作成することが可能です。

??Command+クリックで複数選択し、ロールもしくはサブロールを割り当てることが出来ます。

メニュー>共有>メディアを書き出し(Command+E)で個別のファイルとして書き出すことが出来ます。

ロールを個別のファイルにするを選択すると、「ロール」オプションが出現するので、サブロールを追加したり不要なロールを削除することが出来ます。

ロールでの書き出しは「メディアを書き出す」以外には対応していないので、静止画で書き出すことは出来ません。またクリップをレンダリングするので、Motion側でオリジナルのクリップの前後のテイルを引き延ばすことは出来ません。
ビデオコーデックをProres4444で書き出せばアルファ付きでタイトルなどを書き出すことも可能です。
  

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